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Channel: 血は水よりも濃し 望田潤の競馬blog
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土曜の重賞回顧〜うなりを上げる格上の脚

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中山11R ステイヤーズS
◎2.ビートブラック
○8.ビッグウィーク
▲5.ナムラクレセント
△9.マイネルキッツ
×3.イグアス
注11.エジソン
注16.ドリームセーリング
◎はブライアンズタイムが強いパワー型のステイヤーで距離もコースも道悪も歓迎だし、何よりアンカツさんが「バテない馬だからそれを活かす乗り方を」と手の内に入れているのが心強い。開幕週の内枠を利してのイン捲りでいけそうだ。○は菊花賞以後は上がりの競馬か距離不足かでスタミナを活かせるレースに出ていない。バゴ産駒だけに3歳で終わる馬ではないはずで、変わるならここだろう。▲は乗り難しいが和田とは手が合うし、内枠で馬場が渋ったほうが折り合いはつけやすいか。◎のロングスパートに乗じる捲り脚もある。

阪神11R 鳴尾記念
◎10.フレールジャック
○11.サダムパテック
▲13.レッドデイヴィス
△8.ヒットジャポット
×2.ショウナンマイティ
×5.カリバーン
注6.ミッキーパンプキン
◎はダノンシャンティと父系母系が同じでヘイローのクロスも同じで、距離は1800〜2000mが合っている。○もリーチザクラウンと似た配合形で、父がフジキセキならベストは2000mあたりだろう。どちらをとるかだが、道悪想定となると信用できるのは◎のほうか。▲は1800mがベストだし気性的に鉄砲はききそうでアッサリも。ショウナンもまだ伸びる3歳だが距離はもう少し欲しい。

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重賞その他のレースの詳しい回顧などはまた月曜以降にやるかもですが、しかし「みなさん若いもんから買ってるみたいやけど、ステイヤーズSでっせ?まずこのメンバーでステイヤーはどれかっちゅう話や、なあトウカイトリックはん」というマイネルキッツの勝ち方に、「お前らみんな走る馬やけど、俺はオルフェーヴルにガチで勝っとるんやで?悪いけどまだ顔やないで」というレッドデイヴィスの勝ち方でした

余裕残しの造りでしかも後ろからという不本意な形で、しかし直線抜け出すときの脚がもう他とは違ってうなりを上げていて、強い馬たちに混じっても一頭だけうなりを上げているというのが一流馬の証で、時計や着差だけでなく、あの十完歩ぐらいの際立った脚を強い馬に混じって使えるかどうかが競走馬の格というやつです

ようするにレッドデイヴィスは、ここでは格上でした

Halo≒Sir IvorとHyperionとFair Trialのクロスですから機動力と粘りがあって、配合的にも脚質的にもデムーロ向きの馬ですなあ…


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