今月号のキャロット会報「エクリプス」ではレギュラーのコラムに加えて、「血は水よりも濃し 拡大版」としてエネアドやダローネガなど11頭について来季の期待を込めて書いていますので、会員の方はご一読ください
あと来週ぐらいに発売になるのかな?発売になったらまたお知らせしますが、「サラブレ」1月号では有力馬の中山2500mの適性をジャッジするという内容で有馬記念攻略コラムを書いてますので、そちらもよろしくということで…
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シンコウラブリイが死にました
http://db.netkeiba.com/horse/ped/1989108586/
ヤマニンゼファー、ダイタクヘリオス、ニシノフラワーと個性的な血統の個性的なライバルに恵まれて名勝負を繰り広げましたが、血統は完璧で配合も満点で名門藤澤厩舎+名手岡部のコンビで、けなす材料がまったくない優等生キャラでしたね〜
母ハッピートレイルズは娘のハッピーパスやサンタフェトレイルなどを通じて牝系を伸ばしていますが、ForliとHigh TopとAureoleからHyperionとLady Juror-Son-in-Lawの組み合わせを受けていて、シンコウラブリイの実直でマジメな性格や粘り強い脚質はこの母譲りでしょう
ForliはFair Trial的Lady Juror的なマジメな性格を最も伝える血脈かもしれないですね〜
日本の古馬芝マイルG1は東京と京都外で行われるので、こういう小脚を使うタイプのマイラーには少し不利で、この馬も安田記念やマイルCSでは惜敗を繰り返し、引退レースとなった二度目のマイルCSでは泥んこ馬場を抜け出して悲願のG1制覇
たぶんベストは小回り1800mで、中山内1800mでやれば上にあげた3頭にも負けなかったんじゃないかと
主戦だった岡部さんは息子のロードクロノス(父トニービン)や3/4弟のタイキマーシャル(父ダンスオブライフ)でも重賞を勝っていますが、タイキシャトルの母はCaerleon×Thatchですからシンコウラブリイと似た血統で、他にもシンコウキングとかプレストシンボリとかあの当時の藤澤厩舎にはForliの血を引く実直マイラーがわんさかいて、岡部さんがガチッとハミかけて乗ると好位でもう痺れるような手応えで、引っかかる寸前のところで前向きで粘っこいレースをするんですよね〜
あの引っかかる寸前芸はやっぱり北宏に継承して欲しいと思うんですが、痺れる手応えで追い出しを待ちすぎて差されてしまう芸は継承してますな(^ ^;)
岡部さんがペルーサに跨ったら、やっぱり3番手で引っかかる寸前で痺れる馬にしようとするんだろうか…と、そんなことにも思いは巡ります
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シンコウラブリイと藤澤と岡部と、引っかかる寸前のForli
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