東京11R クイーンC
◎6.メジャーエンブレム
○3.ロッテンマイヤー
▲13.サプルマインド
△10.コパノマリーン
△16.ルフォール
×7.ダイワドレッサー
×11.ビービーバーレル
メジャーエンブレムは斬れ味がないのだけが弱点で、アルテミスSのように上がりだけの競馬になると鋭さ負けもあるが、そこはルメールも心得ているだろうし、ここは他に行く馬もいるから極端に中だるみすることもないだろう。ビワハイジの孫で東京向きの斬れ味も兼備しているロッテンマイヤーが相手本線。
--------
クイーンCは回顧するまでもないようなメジャーエンブレムの圧勝で、とりあえず「重賞の見どころ」から再掲しときます
メジャーエンブレム
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2013105840/
メジャープレゼンスやメジャーステップの全妹で、母キャッチータイトルは芝中距離で5勝。3代母Her Ladyshipはピルサドスキーなどで成功した「Polish PrecedentとMill Reefのニックス」で仏オークス2着。母父オペラハウスはキングジョージ勝ち馬で、ダイワメジャー産駒はカレンブラックヒル(母父GrindstoneはKダービー馬)もコパノリチャード(母父トニービンは凱旋門賞馬)も、大物は地力のある中距離型を母父に持つ。全兄2頭はパワーが勝ちすぎているきらいはあるが、こちらは牝なので母系のナスキロ柔さもある体質で、大箱の芝マイルでも追って味がある。とはいえ東京で極端な上がり勝負になるとアルテミスSのような鋭さ負けはありうるので、阪神JFのように強気の先行で押してくるかどうかが一つポイント。
母系にPast ExampleとRed GodとWordenが入る「ダイワメジャー黄金配合」ですが、それに加えて母父オペラハウスがサドラー直仔のキングジョージ勝ち馬というのがポイント
「ダイワメジャー黄金配合」最新ver.2016
(1)ニアリーDroneな血(Sir IvorやCaerleonやPast ExampleやRed Godなど)をHaloに合わせてスピード機動力アップ
(2)「Hyperion+Donatello」やLe Fabuleux≒WordenをLady Angelaに合わせてPretty Pollyいじり
(3)Grindstone(Kダービー)、トニービン(凱旋門賞)、オペラハウス(Kジョージ)と、母父に本格派中距離馬の底力が入ると大物が←NEW!
(1)(2)でとりあえず上がれる手役になってオープンも狙えるのですが、大物をツモりたいのならば(3)も考慮すべきでしょう
牡のチャンピオン候補はディープインパクト×Orpen、牝のチャンピオン候補はダイワメジャー×オペラハウス、細身の中距離馬だったディープインパクトは母父マイラーから頑強さを補うことで大物を出し(ハーツクライも)、肉付きがよく1600~2000mで活躍したダイワメジャーは母父中距離型から底力を補うことで大物を出す
ダイワメジャーにナスキロ的斬れを重ねてダイワマッジョーレやエクセラントカーヴのように斬れるマイラーを狙う手も有効ではあるんですが、でもけっきょく大きなところを勝つのはパワーごり押し型ばかりで、マイルのHペースをパワーごり押しするには母父に底力が必要である、ということ
私は3歳では◎モーゼス○アストラエンブレム▲ボールライトニング△フェザリータッチと(POGや一口で)選びましたが、母父デヒアでは1400mの軽い重賞はフワッと勝てても、マイルG1では底力が少し足りなかった
「メジャーエンブレムはダイワスカーレットのイメージだ」と笠シショーがJFのときに書いてましたが、パワーも粘りも先行力もG1レベルだけど斬れ味だけは並、というキャラをルメールがよく理解しているのがこのコンビの強みでしょう
とはいえ、デビューからずっと手綱をとってきて手の内に入れているルメールにしても、アルテミスでは行きたがるのを引っ張りすぎてスローに落としすぎて差されてしまったわけで、あの惜敗はダスカのシンザン記念やチューリップ賞の惜敗と重なるものがあり、賞金加算しつつも次走への糧となるような“いい負け方”ができるかどうか、これもクラシック路線を勝ち抜く上では重要なポイント
まあそんなことは前にも書いたし、だから桜花賞前のステップレースでも極端なスローにはしないだろうと思ってましたが、それにしても46.1-46.4の猛ラップには恐れ入りました(^ ^;)
先ほど入稿しましたが、「No.1予想」では京都記念を、「馬券総合倶楽部」では共同通信杯と京都記念を予想していますので、日曜もよろしくお願いします
↧
クイーンCかんたん回顧~ダイワメジャー黄金配合ver.2016
↧