◆チョウサン
「オジュウチョウサンはようするにRoberto的なステイヤーだろう」とレース前に書きましたが、無駄肉のないシェイプされた体つきとダイナミックさの欠片もない燃費の良いフォームで、2600mをトボトボ走りつづけるさまは、やっぱりライスシャワーやトウカイトリックなんかと重なる部分があるかなあ…なんて思いながら観てました
福島競馬が盛り上がったことは何よりですが、ハードルで頂点を極めるような馬はやっぱりスタミナも半端ではないのだ、ということを平地競走でまざまざと実感できたという点でも、この挑戦は意味があったんじゃないかと思いますね
◆レコード大好き
マテラスカイは新馬戦や寒椿賞で◎で狙ったように配合はほめてきた馬ですが、デビュー当時はどちらかというとズブさのある差し馬やったのに、プロキオンは超高速馬場をまさにスピードで圧倒、スワンSみたいな勝ち時計で後続に影も踏ませず逃げ切ってしまいました
これでダ1200~1400mのレコードタイムは、以下のようにStorm Catがほぼ独占状態(ビクトリーテツニー以外は全てStorm Cat持ち)、ダ短高速戦におけるこの血の優秀さを改めて見せつけるレコード勝ちでしたね
2歳
1200…アイアムルビー(母父Sir Cat)
1300…ミスターメロディ(父Scat Daddy)
1400…アディラート(母母父Storm Cat)
3歳上
1200…ビクトリーテツニー
1300…サトノファンタシー(母父Tale of the Cat)
1400…マテラスカイ(父Speightstown)
唯一の非Storm CatのビクトリーテツニーはGone Westの直仔ですが、マテラスカイの父SpeightstownはGone West×Storm CatでSecrettame≒Terlinguaのニアリークロス2×3(Tom FoolとFirst Roseはニアリー)を持ちます
Speightstownの産駒はJRA出走19頭中15頭が勝ち馬、全39勝中35勝が1400m以下、2歳新馬戦[6-1-5-1]、ダ不[2-2-1-5]
ダ短距離もレコードが出るような超速馬場になると、「ボルキロ+Tom Fool」的な軽さ柔らかさがまずモノを言うのだということを、速くて早いSpeightstownは教えてくれます
インカンテーションが追走に苦しみながら2着に追い込んできたのにも驚かされましたが(私は1400の高速戦では行けずに揉まれ込んでAureole魂逆噴射とみていた)、この馬も以下のようにWeekend Surprise≒Past Example4×4、同じく「ボルキロ+Tom Fool」のニアリークロスを持ってますね
日曜の中京ではダートの番組は1400mが3つ1800mが2つ組まれてましたが、1400mのレースはキタノナシラ(父ヘニーヒューズ)、マコトモンジョワ(父ヘニーヒューズ)、そしてマテラスカイと、全てStorm Cat持ちが手中におさめたのです
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雑感18/7/12
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