土曜8Rコアレスドラードで追い込みを決めた武豊ですが、芝2000m以上で勝ったのは昨年9/19美作特別シゲルリジチョウ以来のことで、その間の芝2000m以上の成績は[0.1.2.37]複回値11円、1〜3人気で[0.1.2.9]
ちなみにその前の5ヶ月間で調べてみると、[5.6.6.29]複回値85円でした
斑鳩で4頭横並びの叩き合いを制したルナキッズですが、前走石清水(内枠と逃げ馬で決着)では外枠を引いて外々を回らされるという1回京都の超インベタAコースでは死亡確実なパターンにはまっていて、日曜宇治川で巻き返したマイネルロガールやシルクロードで穴になったケンブリッジエルも「Aコースで外を回らされたにしてはソコソコきていましたよ」というところから着順を上げています
やはり石清水で外を回らされ4着のビッグスマイルは次走京都牝馬で際どい4着だったし、同日の逢坂山で外を回らされたのは2着レッドセインツと6着デンコウジュピターと7着ヴァンダライズでしたが、次走はレッドが1人気3着、ヴァンダが5人気1着
逆の例でいうと、新春でインベタで2着に流れ込んだトーホウシンバルは斑鳩ではワイズリーとサウンドバリアーに差されてしまったし、ま〜馬の実力もありますがシンザンで先行インベタ流れ込みで好走したマイネルアトラクトとプレミアムブルーは外差し優勢のきさらぎでは勝負になりませんでした
1/8許波多で◎にしたエーシンミラージュは外々を回らされながら際どい4着まで追い上げてきましたが、皿倉山では一頭違う脚で楽勝、許波多→皿倉山でのローレルクラシックやエクセルサスとの着順着差をみると、あの恐るべきAコースで外を回らされると2馬身以上損なのだということが実感できます
ま〜単純な出し入れなんですが、今週の京都もこの呼吸は忘れずに…と
エルフィン快勝のサンシャインは父がハーツクライに替わってワンカラットより小柄ですが伸びのあるLyphard的背長体型で、これもチャキチャキのマイラーという感じではなくて1800〜2000mで前受けしたほうがよさそうな
Lyphardというのは、体型的なことをいうと背中が長く出る血なんですよね〜
だから追ってストライドを伸ばしていくような走りにはあまりならないので、前受けして粘り強さを活かすほうがベターなのだ…というのが総論で、ディープインパクトやダンシングブレーヴはそういう総論から外れたところで突出した名馬なのです
デム弟が逃げたらこれまでの甘さが嘘のようなしぶとさをみせたクランモンタナは、母父にトニービンをもってきてLyphardをクロスしたことで、ディープというよりはハーツクライ的な粘着脚質になりました
日曜6Rの芝1600mの新馬は社台の良血馬が揃いましたが、内回りならHalo≒Boldnesian≒Sir Ivor3×4･4ダイワメジャー産駒ダイワマッジョーレと、イシノサンデー牝系のディープ産駒ローザボニータの機動力がモノを言ったというゴール前で、逆にオーファメイやシャイニータキオンなどは外1800mのほうがよさそうな走りっぷり
ダイワマッジョーレはオメガホームランに似た俊敏マイラーで、ダイワメジャーはナスキロを入れてHaloをニアリークロスするとこういう手堅いマイラーが出ますね〜
ワールドエースはパトロールでみると走りや重心がぜんぜんブレないで真っ直ぐ走ってますね〜
Hyperion的な体質になっているぶん追って父ほどストライドは伸びないのですが、あの安定感抜群のフォームはやっぱり斬れというより持続力を感じさせます
土曜小倉で未勝利勝ちしたセシリアは間にGiant's Causewayが入って“Storm BirdとBold Rulerが多いリルダヴァル”という配合で、やっぱり外マイルをタメ差しより小回り1800mを機動力で…のタイプ
日曜に未勝利勝ちのトーセンホマレボシはトーセンジョーダンの下でディープ×テースト×クラフティワイフですからヒストリカルと同血で、大外からまとめて面倒みましたがこちらはディープ×Secretariatのナスキロ柔さが出てヒストリカルより枝葉も長く、外回り2000mが合っていそう
あすなろは私の◎○2騎をエキストラエンドがアッサリ突き放してしまいましたが(^ ^;)、とはいえエーシングルーオンもグッドマイスターも今日のところは小回りでの反応の鋭さで譲ったぶんの負けで、兄姉と比較してもそんなに見劣らないというか血統の良さはちゃんと表現されている馬だとは思っていて、裏開催の少頭数ですが意外にハイレベル戦だった可能性も
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先週の雑感・京都＆小倉編
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