千歳は◎ホクラニミサ
ディーマジェスティの全姉でディープインパクト×ブライアンズタイム、「ディープインパクト×Robertoは本当にアンチニックスなのだろうか?」ってな話を、来月発売のサラブレ「ラッ血対談」(今回は趣を異にしてIK×血統屋の「血統×血統対談」)でやってますが、母系にRobertoの血を引くディープインパクト産駒は、これまでJRAに131頭が出走し73頭が勝ち馬となっています
これを牡牝で分けてみると
牡:出走68頭、勝ち馬48頭、2勝以上31頭、オープン馬=ディーマジェスティ、ステファノス、サトノラーゼン、マウントロブソン、モンドインテロ、ゼーヴェント、シャイニングレイ、ポルトドートウィユ、ニューダイナスティ
牝:出走63頭、勝ち馬24頭、2勝以上9頭、オープン馬=ディープジュエリー
このように勝ち馬率においても2勝馬率においてもオープン馬率においても、極端なセックスバイアスが認められるのは動かしがたい事実
そもそもRoberto系というのはブライアンズタイムもリアルシャダイも、シンボリクリスエスも掻き込み親父も、圧倒的に牡駒のほうが走る男性的な父系なのです
だから小柄で細身でしなやかな体質をよく伝え、斬れ味のある牝馬がよく走るディープインパクト産駒のそれも牝においては、Roberto系の特長である男性的なパワーが良型で表現されにくいので成功しにくい、という見方はできるかと
というわけで、ディープ×Robertoの牝馬なのに2勝してクラシックロードに乗りかけたという時点で、ホクラニミサの全弟の大成功は約束されていたのだ…という後付け(・∀・)
そんなホクラニミサですが、母がRoberto×Sadler's Wellsのパワーを強く伝えるのでディープ牝駒にしては斬れ味は並で、昨暮の中京戦のように時計や上がりがかかったときに好走するマイラーで、半分Roberto的な走法なので小回りもきくタイプで、中山内1800mのデイジー賞でハツガツオを差し切ったときが上がり12.1-12.2
札幌1500特有の緩みないペースで流れてゴール前が12秒かかるようならば、蛯名ダンスとともにインから捲り差せるのではないか…という予想で
ちょっと多忙なのでボツ予想はこの一つで m(__)m 今日は競馬見ながら、日曜の重賞予想とキャロット募集馬のチェックをすすめたい
「No.1予想」ではワールドオールスタージョッキーズ第2戦を、「厳選予想 ウマい馬券」ではワールドオールスタージョッキーズの第1戦と第2戦を予想していますので、今週もよろしくお願いします
土曜のボツ予想~札幌1500mを捲るアンチニックス
日曜のボツ予想~ウィルソンと永森の捲りが見たいのう(・∀・)
WASJ第3戦は洋芝1200[2-0-0-0]のGreen Desert系○イッテツと、クロペリオン牝馬らしい粘り腰がある▲オウケンビリーヴも有力でしょうが、ここは◎クロムレックをちょっと狙ってみたい
ブレイクランアウトとは父Smart Strikeと母母キューが共通する3/4同血の間柄ですが、キューの芝向きのナスキロ柔いストライドで走ったブレイクとはタイプが違って、こちらは母方のRobertoやフレンチデピュティのパワーが強いとデビュー当初から書いてきました
弟グランシルクにしても妹クードラパンにしても、東京でストライドで斬れるというよりは中山でピッチで捲る脚質で、それこそがルシルクが伝えるもの
母方のパワーで走るスプリンターということはハッキリしましたが、一方で芝1200mは走ったことがないわけで、ここはビュンビュン逃げそうな馬がいないし、番おじが前々で運べば面白い
WASJ第4戦は◎ルグランパントル
栗子と隅田川で◎にしたときにも書きましたが、マツリダゴッホ×フサイチコンコルドの配合どおりの機動力型で小回り1800の捲りが本領、前走は1500が少し忙しくて捲りきれませんでしたが内容は良かった
昨年のWASJ最終戦はターナーがお手本のような捲りを決めて拍手喝采、ここはカナダのごついオバチャンの捲りが見たいのう(・∀・)
○メイクアップはいつも書くように母母父Vaguely Nobleなので、前走のように馬群に入ったままだとあんまりよろしくない
ここは幸い外枠を引けたので、高知の永森大智の捲りが見たいのう(・∀・)
鳥栖は◎ホットファイヤー
小倉芝は外伸びで時計も上がりもかかるのであまり速い脚は必要なく、だから中距離はハービンジャー産駒のダラッとした捲り差しが面白いように届きます
先週日曜から今週土曜まで、小倉芝1800m以上に出たハービンジャー産駒は[4-2-1-2]、単回値274複回値173ですから人気でも逆らいにくい
ちなみに勝った4頭の上がり3Fは35.4、36.3、35.3、35.3、35.3ならホットファイヤーでも出せそうですね
小倉日経OPも俊敏な機動力は要らない、11.8-11.8-11.8-11.8-12.0のダラッとしたロンスパ戦を押し切れる持続力、ということで考えると◎ウインフルブルーム○テイエムイナズマに
「No.1予想」では新潟2歳Sを、「厳選予想 ウマい馬券」では新潟2歳SとキーンランドCを予想していますので、日曜もよろしくお願いします
昨夜は「第1回札幌ナスペリ会」と題して、プロフェッショナルなホースマン二人と、じゃこキャベツ炒めが美味い店で飲んだくれてましたが、今日も客人が内外から来るのでこれから競馬場へ…重賞回顧は月曜になると思います
第36回新潟2歳S回顧~牝系の粘着力で、抜け出してからも危なげなし
新潟11R 新潟2歳S
◎13.クイントゥープル
○3.イブキ
▲14.マイネルバールマン
☆9.サンライズソア
△6.アンジュシャルマン
△10.ヴゼットジョリー
今年はロードクエストのように抜けた馬がおらず、混戦模様でなかなか難しいが、これだけ人気がないのならば◎で振り回してみたい。拙著「パーフェクト種牡馬辞典」のPOGコーナーで推奨したように、アイルハヴアナザー産駒としてはなかなかの好配合馬。父の母父アーチと母母母父イージーゴアのA級米血を活かした配合になっているのがポイントで、パワーで走るマイラーだから新潟外回りの斬れ味勝負向きとはいえない部分はあるのだが、ワンターンで直線が長いマイル戦の新潟2歳Sは年末の大一番や来春のクラシックにもつながる舞台だから、パワーマイラーとしての資質や奥行きに期待してみたい。イブキは好走は間違いないと思うが、この牝系はコンスタントに上級が出るわりに重賞に一つのカベがあるだけに、ここでアッサリ突き抜けるかどうか。マイネルバールマンはカーリアンとシアトルスルーとセクレタリアトのナスキロ柔さで走るマイラーだから、内1400→外1600でプラスアルファはあるはず。
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60.7-33.6というレースラップは新潟2歳Sとしても中だるみ気味と言ってよく、今日の馬場でこれぐらい緩めば、上がり32秒でバキューンと突き抜ける馬が出てほしかった
そういう意味ではやはり今年はロードクエスト級は不在だったけれど、これまで新潟2歳で上がり32秒台を叩き出したのはロードクエスト、ハープスター、モンストール、ジャスタウェイ、シンメイフジの5頭だけですから、32.9で追い込んだ岩部オーバースペックはそれなりに評価したい
ローエングリン×サンデーサイレンスはHalo4×3のクロスになり、ローエングリン自身はMill Reef5×3でわりとしなやかさ柔らかさで走るタイプで(ローエングリンが血統も体質も中距離なのにマイルが主戦場となったのは、多分に一本気な気性に因る)、だからローエングリン×サンデーサイレンスという組み合わせはちょっと柔らかさしなやかさが勝ちすぎた配合というべきで、それ以外の部分でパワーの要素を補うことで成功しやすい、という話はロゴタイプがクラシック路線で活躍している頃によく書いてました
ロゴタイプは自身がSadler's Wells≒Nureyev4×4、ゴットフリートは母母がBuckpasser3×3にBusanda≒Striking=Mr.Busher5・5×5・5、Haloのクロス以外のところでこういうことをやって、体質を“締める”必要がある
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2010103783/
ヴゼットジョリーの場合は、母母父Saumarez(凱旋門賞)が
Nasrullah4×4
All Moonshine≒Hyperion6・7×3・6・7
Tudor Minstrel5×4
と「HyperionとNasrullahとFair Trial」の組み合わせをクロスしていて、これがSadler's Wellsの母母Specialと脈絡するので、ようするにSadler's Wellsとフェンジーを通じるNorthern DancerのクロスとSpecial≒Saumarezのニアリークロスになっているので、ロゴタイプほど鮮やかなクロスではないですがやってることは似ています
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2014105655/
ヴゼットジョリーは抜群に俊敏なわけでも美しくストライドが伸びるわけでもなく、しかし牝馬にしては馬格があってHyperion的な頑強さや粘り強さを兼ね備えているのが最大の長所でしょう
半姉ベルルミエールもスウェプトオーヴァーボード産駒の短距離型なんですが、1200mの快速馬というよりも1400mで粘り強いというタイプ、その母フレンチビキニもサンデー牝駒ながら専ら粘着力で走ってるようなダートの逃げ馬だったし、フレンチビキニの全姉フレンチアイディアも小倉芝2000mを上がり36秒台の好位差しで勝つような馬で、そうしたSaumarez譲りの粘着力こそがこのフェンジーの牝系の持ち味でしょう
だから同じく祐一のお手馬だったジェルミナル、ブエナビスタ世代の名関脇であれもなかなかHyperion的な脚質でしたが、あんなイメージの牝馬かなと
ちなみにフェンジー牝系の馬はJRAで7頭が16勝をあげていますが、それを脚質別にみると
逃げ先行[12-10-6-44]
差し追い込み[4-4-3-75]
ベルルミエールの阪神牝馬2着が通過順3-2、NZT3着が2-3-3、フレンチアイディアの忘れな草2着は4-6-6-1、フレンチビキニの4勝目は東京ダ1600mを逃げ切り
だからSaumarezのハイインローを絞り出すような意識で、祐一が乗れるかどうかが今後のポイントでしょう…と、
ここまで書いて競馬ブックを買いに行ったら、「持続力がセールスポイントで、ある程度の位置から流れ込む競馬が合っている」というレース後の談話が載ってました
イブキは道中は好位のインで、直線で追い出しながら斜めに外に持ち出すという昨年のロードクエストのようなコース取りで、でも追ってからロードクエストほどは弾けなかった…というのはちょっと酷ですが、近親にミリオンディスクやモノポールやリクエストソングやエルカミーノやワイドサファイアやヴァーゲンザイルやハッピーリクエストなどが出るこの牝系は、やっぱり芝良の重賞を勝ちきるには少し爆発力が足りないところがあるのです
土曜のナスペリ会でも「猛烈なピッチ走法のアピールバイオは福島1800なら◎やけど、超スローなら新潟外マイルでも見せ場があるかも」という話はしていたんですが、パワーと機動力特化の配合で、前肢が出ないピッチ走法で、でも能力は見せた
アイルハヴアナザー産駒のクイントゥープルは上がり11.3-10.6-11.7の斬れ味勝負では反応できなかったというべきで、実際10.6のところで見た目に置かれてしまいましたが、そこからゴールまでジワジワ盛り返してはいて、これもAlthea≒Easy Goerのパワーが活きる舞台ならば見直せる馬やと思いました
マイネルバールマンは本来内1400より外1600のほうが合っている馬やと思いますが、今日は前にカベをつくれず、ちょっと気分よく行かせすぎた感はありましたかね
キーンランドの回顧は後ほど「雑感」で…木曜からずっと痛飲がつづいているので今日は休肝日、これからキャロットのDVDを観ます
8/27,28の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報
■『ディープインパクト好配合リスト(2012)』で栗山求が推奨したタイセイドリーム(牡6歳)が土曜新潟8R新潟ジャンプS(J・G3・芝3250m)を勝ちました。
○タイセイドリーム(牡・母モアザンベスト)
母は芝短距離で4勝を挙げた。父は基本的にこうしたタイプと相性がよく、ニックスの関係にあるRahyが入るのも好ましい。「ディープ×Giant's Causeway」といえばグロット賞(仏G3・芝1600m)を勝ったBeauty Parlourと同じ。それに比べると本馬はスピード方面に傾いた配合構成だ。手堅く走り、なおかつ大レースでも信頼できる。(栗山)
■『望田潤のPOG好配合馬リスト(2016)キングカメハメハ編』で望田潤が推奨したヴァナヘイム(牡2歳)が日曜小倉5Rの新馬戦(芝1800m)を勝ち上がりました。
○ヴァナヘイム(牡、母グルヴェイグ)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2014105907/
ドゥラメンテ=アドマイヤセプター(キングカメハメハ×サンデーサイレンス×エアグルーヴ)と7/8同血で、ルーラーシップ(キングカメハメハ×エアグルーヴ)と3/4同血。キングカメハメハ×エアグルーヴはHornbeam≒パロクサイドのニアリークロスになり、そこにSpecialとMill Reefも絡んでナスペリオン的な野太い斬れを表現する。(望田)
■『ディープインパクト好配合リスト(2015)』で望田潤と栗山求がダブル推奨したアフェクテューズ(牡3歳)が土曜新潟6R3歳未勝利戦(芝1800m)を勝ち上がりました。
◎アフェクテューズ(牡・母オールウェイズウィリング)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2013100321/
全姉ショウナンアデラは昨年◎推奨。母オールウェイズウィリングは Anabaa(Treve やクイーンズリングの母父)の姪で、Northern Dancer4×4、Sir Gaylord5×5、Searching≒Better Self6×6など密な父母相似配合。母父Elusive QualityはRossini(サトノクラウンの母父)の3/4兄でGone West系ながら底力も秘める。Gone Westが強いマイラー体型だが、大型でパワー体質で非力さは微塵も感じない。(望田)
◎アフェクテューズ(牡・母オールウェイズウィリング)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2013100321/
阪神ジュベナイルフィリーズを制して2歳牝馬チャンピオンに輝いたショウナンアデラの全弟。同馬に続いて2年連続の指名となる。2代母Always Loyalは仏1000ギニーの勝ち馬、3代母Balbonellaはロベールパパン賞の勝ち馬と、代々フランスの大レースを制してきた名牝系。Always Loyalの半兄Anabaaは全欧チャンピオンスプリンターで、Goldikovaの父としても知られている。Anabaaの半兄Key of Luckは本邦輸入種牡馬アラムシャーの父。活力のあるファミリーだ。本馬の母オールェイズウィリングは父と相性のいいMr.ProspectorとNureyevの組み合わせに加え、Vaguely Nobleを持っている。Alzao≒Touch of Greatness3×3もおもしろい。姉は脚部不安に悩まされているが、弟にはこの懸念がないことを祈りたい。(栗山)
■土曜札幌8R500万下 マイネルプロンプト(一口・望田&栗山)
■土曜小倉11R釜山S グレナディアーズ(一口・栗山)
小倉の新馬はPOG推奨の2頭の馬連だけ買ってましたが、ヴァナヘイムはたしかにまだ緩いけれど身のこなしはパドックでも一頭だけ別次元で、しかし字面の血統のイメージほど重厚雄大なストライドではなく、第一印象はラブリーデイをしなやかにしたイメージかな(これなら小倉でおろしたのもわりと納得)
アスタークライも向正では馬群を気にしてましたが、バラけてからはいいフォームで伸びていて、しかしその2馬身前を“しなやかラブリーデイ”が馬ナリで駆け抜けてました
「一口馬主好配合ピック」望田がキャロットから6頭ピック
おかげさまで本年も好評をいただいている「一口馬主好配合馬ピックアップ(2016)」、本日望田がキャロットクラブから6頭、栗山がグリーンファーム愛馬会から1頭ピックしました(栗山のキャロットのピックはもうしばらくお待ちください)
これで現在ウインから3頭、キャロットから6頭、グリーンから2頭、ジーワンから9頭、東サラから6頭(ダブル推奨1)、ユニオンから5頭、ラフィアンから3頭、ロードから4頭ピックしています
http://miesque.com/c00037.html
今年のキャロットはディープとキンカメから1頭ずつ、あとは募集価格2000万前後のこそばゆいのを4頭ピックしました(・∀・)
もう一頭、これはすぐには埋まらないだろうというのを保留中で、配合はなかなか面白いんですがちょっと緩さが気になるのでしばし様子見しようかなと
今日の札幌は台風接近のせいか本州のような蒸し暑さで、ランチはスモークチキンとサラダの冷製パスタに…これから次号のラッ血対談の文字起こしと校正です
「2歳勝ち馬評価」更新&重賞回顧&雑感
先ほど「望田潤の2歳勝ち馬評価」先週ぶんを3頭更新しました
◆キーンランドC回顧
札幌11R キーンランドC
◎1.セカンドテーブル
○4.シュウジ
▲14.ブランボヌール
☆5.ソルヴェイグ
△6.オメガヴェンデッタ
△7.サドンストーム
×3.エポワス
注11.オデュッセウス
シュウジは1200の前走でも前半うなりながら走っていて、モレイラがあそこをなだめられれば有力。この枠順だとセカンドテーブルは行ききるしかないが、ソルヴェイグは番手でOKだし他に主張してくる馬はいないだろうからハナは切れるだろう。トワイニング≒クリミナルタイプ1×3のニアリークロスが光る配合で、日本中でこのニアリークロスを持つ馬はセカンドテーブルとノンコノユメしかいないのだから凄い。北米血脈のパワーを伝えるニアリークロスだから短距離とダートのオープン馬が出たのは順当といえるが、そんな配合だけに高速馬場よりは洋芝向きだし、UHB賞も最後止まったというよりは瞬発力のある馬に差されたという3着だったから、少々ペースが速くてもガンガン行って上がりのかかる決着に持ち込んだほうがもっと粘れそうなイメージもある。土曜の札幌芝はちょっとタフな馬場だったので狙ってみたい。
--------
モレイラの最も凄いところは戸崎もビックリの体の柔らかさで馬にへばりついて乗れるところやと思うんですが、つまるところジョッキーの理想とは馬と一体になることなわけで、ベターッとへばりついているというのは一体に限りなく近づいているわけで、まず馬に負担がかからないし、馬上での微妙な重心移動も思うがままですよね
だから馬群の中で厳しいマークを受けても、「お、斜め前のルメールの人気馬がポジション上げてったな…これについていけば4角まで一頭ぶん道はできるな」「ありゃりゃ、ルメールの手応えが怪しくなってきたな…もう一頭ぶん外に出たほうがいいかな」なんてことが事もなげにできるのだろうと
ここのシュウジも引っかかる寸前のギリギリの集中で、34.1-34.5で逃げて差されたのですからまあ仕方ないんですが、欲をいえばラップがあまりにも絶妙すぎたというか、母方のパワーで短距離をガリガリ走るシュウジにとっては、もっと他馬の斬れ味を殺ぐようなペースで押し切ろうとしたほうがよかったかもしれません
3/4兄のツルマルレオンも、北九州記念勝ちが32.2-34.5の前傾ラップを力任せに追い込んだという勝ち方でしたからね~
というわけで、洋芝1200mでも直線の斬れ味がモノを言うような競馬となり、ゴール前は牝馬たちが一斉に差してきましたが、最も斬れたのはダコールと3/4同血のディープインパクト牝馬で、函館2歳Sの覇者でもあったブランボヌール
昨秋にファンタジーSで復帰したときが442キロ(かかり気味に先行し僅差3着)、そこから使われるごとに馬体が減ってNHKマイルは418キロ、半分出がらしのような体でそれでもコンマ3秒しか負けてなかった
それから一息入れて、今回は札幌滞在で+20の438キロ、鞍上は牝馬の斬れを引き出す手腕に定評がある戸崎、2人気に支持されるのが当然というべきで、復活のお膳立ては整ってました
ブランボヌールでもシュウジでも折り合いに苦労していた岩田は、レッツゴードンキを中団で何とかなだめて3着にもってきて意地をみせましたが、でもこの馬は今でも、典型的なスプリンターの加速ではないように私には見えるなあ…
◆ワールドオールスター
最終戦は私も「永森いいいいいっ!」と絶叫でしたが、9Rニセコ特別のカノヤプレジデントですでに挨拶代わりの一撃、胸躍るような捲りを見せてましたよね
スローで前がもうひと脚使ったので届かなかったけれど、さすが高知の名手やというコーナーでの動かし方で、あれなら馬群を嫌うメイクアップで大外捲りの絵が描けました
ウィリアムスも相変わらずシワクチャで、相変わらず逃げるとしぶとく、相変わらずジャングルポケットのHyperionを絞り出してました(・∀・)
◆スクリーンヒーロー×Never Bend
2歳世代もJRA出走14頭中5頭勝ち上がりとまずまず走っているスクリーンヒーロー産駒ですが、勝ち上がった5頭のうち4頭は母系にNever Bend≒Bold Reasonの血を引いており、日曜札幌で新馬勝ちのサリーバットマンも母母父がNever Bend系、これはもうニックスと認定していいでしょう
ちなみにモーリスの母父カーネギーはBold Reason≒Never Bend3×3、ミュゼエイリアンの母エールスタンスはBold Reason≒Never Bend4×4です
土曜のボツ予想~教頭先生のアフリート魂予想
昨日をもって50歳になりましたが、しかし子供のときは、50歳ってとてつもないオッサンに見えましたよね~
学園ドラマに出てくるバーコード&チョビ髭の教頭先生、校長先生にゴマをする穂積隆信、というイメージ
ひとまず自家製スモークチキンで祝いましたが(まあ私が仕込みから全部やったんですけどね)、そうかあ…ついに教頭先生になってしまったのかあ…という感慨しかないです(^ ^;)
今日はメタボ博士たちと競馬場へ、布袋のザンギに並んで待ってるそうなんで、新馬戦のパドックまでには出かけようかと(・∀・)というわけでまずは札幌の特別から
札幌スポニチは◎ペイシャフェリシタ
3/4姉のペイシャフェリスは朱鷺Sをうなりながら勝ちましたが、相手がスペシャルウィークでもハーツクライでも、Green Desert譲りの大きなお尻に敷いてしまうプレザントケイプはさしずめ“ひだか町のビールジャント”
この馬は姉以上にGreen Desert的な体型体質で、今季もサドンストームやらイッテツやらシェアザジョイフルやらGreen Desert的スプリンターを函館札幌で狙ってきましたが、この馬も洋芝1200mならベストパフォを叩き出す可能性は多分にあるはず
外枠ならメジャータイフーンでいく手もあったんですが、フルゲートの内枠だとまたもAureole魂逆噴射でズルズル後退のシーンしか浮かんでこない…
日高は◎バティスティーニと○ハナズレジェンド、どちらもまだまだ上を狙える3歳馬で、どちらも小回り2000の捲りが合っているタイプ
▲エニグマバリエートは洋芝でもスローだとジリ脚が露わになってしまうハーツクライですが、タフな馬場は合っているので立ち回りの巧さで一角を崩したい
ラヴィエベールはディープ×Gone West×Caerleon×フランス牝系、斬れ×斬れ×斬れみたいな配合で細身で脚長で、ルメール向きの差し馬ですが札幌向きとは言いがたいので、叩いた△フォワードカフェの先行まで
弥彦は柴山ヤマトの単騎なら外1800のスロー、プランスシャルマンは鋭さ負けとみて、母方のマイラーっぽさが出て明らかに2000mより1800mのほうが反応が良い◎ロッカフェスタで
母父がRoberto系でわりとパワー&ピッチな加速なので、外回りのスローでこの鞍上なら残り400mから最速ラップを叩き出せる
○トーセンデュークは前走◎にしたときにも書きましたが、ラトロ肩なので直線長いコースならスロー希望
あと▲ラインハーディーもいつでもどこでも2着のようでいて東京で流れると3着にもこないように、一瞬脚で勝負するのでこれも外回りならスローベターで、昨夏は外1800のスローでシュンドルボンやレッドオリヴィアと接戦の2着
玄海は◎スズカビスタ
スプリングマンボ≒ジェイドロバリー2×3のメイショウマンボが典型ですが、スズカマンボ産駒は名繁殖スプリングマンボの血を増幅する配合が成功していて、本馬はMr.Prospector4×3、Nureyev≒Fairy King5×3、そしてPasadoble≒Alleged5×4
配合どおりのパワー&持続型でタフな馬場は合っているし、陣営も馬群を嫌がると言っているアフリート魂ホース、前走を踏まえて太宰が外々を追い上げていけば持続力で差せるのではないかと
相手は前走ひと捲りの○ジャズファンク、上がり35秒の外差しが間に合う小倉ではハービンジャー産駒は水を得た魚状態
▲エクストレミティーも母系にAureoleを引く馬群を嫌がるところがあり、前走は内に突っ込んだのが失敗でこの大外枠はありがたい
アフリート魂のスズカビスタもAureole魂のエクストレミティーも中京でイン差しで好走したことがあるんですが、映像を見てもらうとわかりますがどちらも各馬が内を避けて回ってくるところをインに潜り込んだもので、周囲に全く馬がいない状況だったんですよね
「No.1予想」では札幌2歳Sを、「厳選予想 ウマい馬券」では札幌2歳Sと小倉2Rを予想していますので、今週もよろしくお願いします
今週の新馬は土曜新潟5Rバブルウィズジョイ(POG)、日曜新潟6Rシュエットヌーベル(一口)、日曜小倉5Rクリデュクール(POG)
シュエットヌーベルはVaguely Noble4・6×5のスマートファルコン産駒、陣営からは早々と逃げ宣言が出ておりますが(^ ^;)、JRAに出走したスマファル産駒でハナ切った馬はまだ一頭もいないのでそこを楽しみにしてます
限りなくプラチナに近いトラ(小倉2歳ボツ予想)
「産駒の獲得賞金上位5頭はいずれもミスプロのクロスを持っており、うち4頭は母系にニジンスキーを持っている。この配合パターンが鉄板」(『パーフェクト種牡馬辞典』プリサイスエンドの「血統チェック」より抜粋)
カフジテイク=テイムエイムとロラパルーザ=ラローザブル全兄弟は、母系にNijinskyとMr.Prospectorが入る「プリサイスエンド黄金配合」なのですが、もう一つ共通点があって、それは母系にLady Be Goodを血を引くこと
カフジテイク=テイムエイムは母母父がラシアンルーブルで、ロラパルーザ=ラローザブルは母母父がZilzalです
Lady Be Good(Better Self)
├Discipline(Princequillo)
│└Squander(Buckpasser)
│ ├Pound Foolish(Sir Ivor)
│ │└グッバイヘイロー(Halo)
│ │ └キングヘイロー(ダンシングブレーヴ)
│ └ラシアンルーブル(Nijinsky)
├Bold Example(ボールドラッド)
│├Past Example(Buckpasser)
││└Polish Precedent(Danzig)
│├Highest Regard(Gallant Romeo)
││ └オウインスパイアリング(Slew o'Gold)
│└French Charmer(Le Fabuleux)
│ └Zilzal(Nureyev)
├In Hot Pursuit(Bold Ruler)
│└ポッセ(Forli)
├Impish(Majestic Prince)
│└I Pass(Buckpasser)
│ └マイニング(Mr.Prospector)
└Uncommitted(Buckpasser)
└Wavering Monarch(Majestic Light)
プリサイスエンドの牝系を辿ると名繁殖Shy Dancerに辿り着きますが、このShy DancerとLady Be GoodはともにEight ThirtyとBimelechとMan o'Warの組み合わせで、つまりShy Dancer≒Lady Be Goodの名繁殖ニアリークロスがこのニックスの根拠
┌Eight Thirty
┌○
Shy Dancer
│┌Bimelech
└△┌Man o'War
└△
┌Bimelech
│ ┌Man o'War
┌○┌○
│└△
Lady Be Good
│┌Eight Thirty
└△
そしてTARGETで母系にLady Be Goodの血を引くプリサイスエンド産駒を検索してみると、出走14頭中10頭が勝ち馬という高率でした
つまり「母系にNijinskyとMr.Prospectorと、そしてLady Be Goodを引く」のがプリサイスエンドのプラチナ配合で、まあこれに当てはまるのは上記全きょうだい4頭しかいないんですが、4頭とも4勝以上をあげているわけですな
牝系図を見てのとおり、キングヘイローもLady Be Goodにさかのぼる牝系の出なので、プリサイスエンド×キングヘイローはこれまでJRAに3頭が出走しスズカプリオール、メイショウユキチ、シゲルベンガルトラとオール勝ち馬
シゲルベンガルトラは母系にNijinskyは入るもののMr.Prospectorがないのでプラチナ配合とは言えないのですが、しかしこの配合の面白いのは、母がキングヘイロー×ロイヤルアカデミー×オウインスパイアリングでLady Be Good6×6を持つこと
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2014100080/
もっといえば、AldonzaとPound FoolishとBold Exampleを通じる「ボルキロとShy Dancer≒Lady Be Good」の組み合わせのクロスになっている点が面白い
というわけでプリサイスエンド産駒としてはかなりプラチナに近い配合というべきで、だからゆくゆくはカフジテイクやラローザブルぐらい出世して不思議ないと思ってます
ちなみにプリサイスエンド×Lady Be Goodはダ[21-15-10-84]芝[3-5-3-22]とパワーを増すだけにダートは鬼なんですが、それだけに芝だとタフな馬場がベターなのはトラの戦績を見てのとおり、ただ土曜の小倉芝はここ数週では最も速くわりと内も残ってました
とりあえずこれからの雨量や馬場バイアスもにらみながら軸を決めたいですが、内からウインズサリナ、シゲルベンガルトラ、ドゥモワゼル、メイソンジュニア、ブラックランナー、キョウヘイ、この6頭で組みたいとは思ってます
ドゥモワゼルは牝祖ダイナフェザーがダイナカールの全妹で、この「ナスペリオンとPretty Polly」を活かした配合になってるのがまず好感で、ショウナンカンプ×エアグルーヴ牝系というのはなかなか実現は難しいでしょうがなかなか妙味ある組み合わせ
また母父に非Northern Dancerのサンデー系をもってきて「3/4Northern Dancerクロス」にするのはショウナンアチーヴと同じでこれも好形といえますが、まあこれも時計や上がりはかかってほしいかな
メイソンジュニアはこの父系にしてはSir Gaylord的な柔らかさがあるので案外平坦向きのスプリンターじゃないかと思ってるんですが、母母にゲイメセン3×4、そして新馬戦が逃げ切りとなると、ハナに行けなかったらズルズル後退の可能性も…
ブラックランナーはホエールキャプチャと同血でクロペリオン&クロマサコの好配合ですが、クロフネサプライズを小倉2歳で◎にして熊沢の騎乗に泣き出しそうになった私から言わせると、クロペリオンは芝では牝のほうが成功しやすく牡はダートに寄る傾向があり、ブラックランナーは芝もいけそうな脚捌きではあるんですがホエールキャプチャほどはBlushing Groom的に優雅にしならない
ひとまず重賞と2歳戦の予想だけ先にやったので、他のボツ予想はこれから考えますが、「No.1予想」では新潟記念を、「厳選予想 ウマい馬券」では新潟記念とすずらん賞を予想していますので、日曜もよろしくお願いします
日曜のボツ予想~まずはW5レースから
ボケボケ教頭先生は最近W5を買い忘れることが多いので、まずW5対象レースから予想しました
丹頂はもういっちょ○ジャングルクルーズとも思ったんですが、前走の負けはコーナー加速力の差という気もしたし、“更にジリ脚のジャガーメイル”というイメージの馬ですから、やっぱりベストパフォは東京2400~2500かなと
◎カフジプリンスはハーツクライ産駒としては母にNorthern Dancerクロスがないので遅咲きになりやすい配合で、ナスペリオンのクロスを持たないのでジリ脚になりがちな配合でもありますが、母がシンボリクリスエス産駒でOccupy=Draeh5×5を持つのが面白くてちょっとエピファネイア的な軽さ俊敏さは見て取れるので、長い距離ならわりとスイスイ捲れるタイプやと思います
W5オーラスの電光は◎ワラッチャオ
新潟直千で戸崎が7~8枠に入ったときは、[4-1-3-1]単回値485複回値244
奥さん、戸崎でこんなに美味しい条件は今どきありまへんで(・∀・)
他のボツ予想はここに追記しますが、「No.1予想」では新潟記念を、「厳選予想 ウマい馬券」では新潟記念とすずらん賞を予想していますので、日曜もよろしくお願いします
追記
飯豊は◎ブロワ
Storm Cat≒ロジンスキーのニアリークロス3×3が面白い配合で、平坦芝1200ではナックビーナスとキーナンバーにしか負けていないし、△ハッピーノリチャンは番手でも勝ってるのでここは主張すればハナに行けそう
函館では不利の連続だった▲ワンダフルラッシュも食指が伸びますが3人気ですか…
追記2
若戸大橋は◎オールドクラシック
ダノンシャンティ産駒ですがフジキセキ×Deputy Ministerの砂黄金配合なのでわりとパワー体質に出ていて、東京ではマサノヒロインにナデ斬られましたが、小回り1800で立ち回りで勝負したほうが味があるタイプでしょう
先週の重賞回顧~夏の2歳重賞、キャリアも大事
自家製ベーコンをつくるようになってからランチのパスタ率が更に上昇しておりますが、スーパーで113円で安売りしてる豚バラで、よく札幌の百貨店で展示販売してる小樽のやつ、あんなんと遜色ないのができますよ(・∀・)
土曜は競馬場でメタボ博士たちと打ってたんですが、八幡特別を検討していて
「またスカイパッション出てますよ」
「もうえらい人気やんか…でもどうせ、外枠の外差しできまるんやろな~」
ところがレースは
「ありゃ外から何もこないな~」
「スカイパッションまた凄い脚!でも内枠の先行馬ばっかり残った…」
もう内も外も同じぐらい荒れてきたのか、土曜の小倉芝は先週までとは違ってイン残りも目についたし、しかも日曜は更に時計が速くなり、8R古馬500万下(芝1200m)の勝ち時計1.07.9にはビックリ
マイネルエテルネルがレースレコードの1.07.9で勝った2012年の同日500万下が1.08.0ですから、ここ数年でも最も速い馬場で行われた小倉2歳Sということになり、1.08.0で走破して楽勝したレーヌミノルはエテルネルと同レベルの内容だったといえるでしょうが、他の馬が外を回らされたり高速決着に対応できなかったりで、6馬身という大差がついたようにも見えます
2着3着には終始勝ち馬の直後のラチ沿いを進んだ2枠両馬、4着キョウヘイも直線は外に出して目につく伸びでしたが4角まではインベタで、まるで開幕週のような小倉2歳Sでした
いつも書くように「ダイワメジャー黄金配合」の二本柱は
(1)ニアリーDroneな血(Sir IvorやCaerleonやPast ExampleやRed Godなど)をHaloに合わせてスピード&機動力アップ
(2)「Hyperion+Donatello」やLe Fabuleux≒WordenなどをLady Angelaに合わせてPretty Pollyいじり
レーヌミノルは母父タイキシャトル(その父Caerleon)でHalo3×4なので(1)は満たしますが(2)は満たさず、だからスピードの違いで圧倒できるようなレースでは強いけれど、メジャーエンブレムやソルヴェイグのようにHペースで後続に脚を使わせてもうひと踏ん張りという芸当ができるかどうか、そこが今後のポイントじゃないかと思いますね
http://db.netkeiba.com/horse/2014105043/
母ダイワエンジェルも同じ馬主さんとはいえ、レーヌミノルまで5年連続でダイワメジャーが付けられて、スイートピー3着ダイワストリームなど5頭ともJRAで勝ち馬になっているというのは、毎年馬の出来も良かったのでしょう(ちなみに5頭とも新馬戦で連対しているので、ダイワメジャー×ダイワエンジェルは新馬戦[2-3-0-0])
母母プリンセススキーはロイヤルスキー×テスコボーイでNasrullah4・5×4、秋の阪神でデビューすると未勝利-3歳牝馬S(現JF)を連勝した早熟なマイラー
翌年のシンザン記念で大敗した後長い休養に入り、復帰後は現1000万下で入着どまりでしたが、当時はロイヤルスキー産駒といえば3歳春までは神童みたいな早熟マイラーが多く、アグネスレディーの娘アグネスフローラが桜花賞を勝つまでは、ロイヤルスキー産駒=早熟&トライアルまで、という見方が支配的でした
そんなロイヤルスキー産駒プリンセススキーにタイキシャトル、ダイワメジャーが配されたレーヌミノルは、きょうだいの中でもタイキシャトルとプリンセススキーのスピードが最も表現されているのはたしかでしょう
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札幌11R 札幌2歳S
◎9.コリエドール
○10.ディープウォーリア
▲8.タガノアシュラ
△3.インヴィクタ
コリエドールはクロフネ牡駒とは思えないしなやかな身のこなしがパドックで目についた。つまり牝系の良さが表現されているし、配合も極めてオーソドックスだが悪いところは一つもない。素質や将来性はここでも一番とみる。
新馬を勝ったばかりの馬が上位人気を占めた札幌2歳Sは、キャリア3戦のトラストが61.6-48.3で楽々と逃げ切り、これでスクリーンヒーロー産駒としては、モーリス、ゴールドアクター、ミュゼエイリアン、グァンチャーレにつづく5頭目の重賞勝ち馬となりました
スクリーンヒーロー産駒をTARGETで検索すると、獲得賞金ベスト10の産駒の母父がカーネギー、キョウワアリシバ、Nureyev、エルコンドルパサー、ホワイトマズル、サンデーウェル、ディアブロ、アドマイヤベガ、チーフベアハート、そしてエイシンサンディというのはなかなかすごい(^ ^;)
ステイゴールドに負けず劣らずのブス専(失礼)種牡馬で、まあスクリーンヒーローはNorthern Dancer4×4とHail to Reason4×4を併せ持つだけに、それらとは無縁の血、フィディオンとかセダンとかメジロテイターンといったフランスのアウトサイダー血脈を取り込むのは一つ有効手ではあります
ちなみにトラストの母グローリサンディはムーティエ≒スノッブの3/4同血クロス5×4を持ちますが、このPrince Bio~Sicambre系の血はモーリスやゴールドアクターの母にも入るんですね
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2014100465/
トラストは全兄ウインオスカーとも似たマイラーっぽい体型でこれは母父エイシンサンディ~エイシンウィザードの影響も強いのでしょうが、ベスト距離は1600~1800m、モーリスやグァンチャーレと近い距離適性じゃないかと思います
競馬場内のパドック解説でブラックオニキスの馬主の岡田牧雄さんが「小さな牝馬なのに使いすぎだと怒られるんですが、馬はほんとに元気なんですよ(笑)」と話されてましたが、終わってみればクローバー賞の1着2着が入れ替わっただけで、ここは岡田兄弟の大勝利
このオニキスが何とキャリア5戦、トラストが川崎デビューでキャリア3戦、4着エトルディーニュも5着フラワープレミアも6着ジャコマルも未勝利勝ちのキャリア2~3戦組で、新馬勝ちの人気馬が揃って撃沈したのと明暗がハッキリ分かれました
小倉2歳もキャリア最多の3戦馬が内々をそつなく立ち回って2着3着ですから、両レースとも豊富な実戦経験がモノを言った部分はあります
コリエドールはパドックでも返し馬でも身のこなしや動きが一頭だけ抜けていて、こんな大敗を喫するとは今でも信じられないんですが、堀厩舎でこの素材ならば巻き返してくるのは間違いないにしても、今回に関してはこの手ぬるい追い切りでは過信できなかったのかと…
競馬が終わってからはパドックでスクリーンヒーローのお目見え、息子の重賞勝ちに触発されたか気合十分に周回しているのをボーッとみてたら
「あの馬これから走るの?」
「いやいや走らない、種馬だからもう」
というバカップルの会話が耳に入ってきて、振り向いたらメタボ博士の彼女でした…怖い怖い(^ ^;)
長くなったので新潟記念の回顧は「雑感」でやります
「2歳勝ち馬評価」更新&新潟記念回顧&雑感
先ほど「望田潤の2歳勝ち馬評価」先週ぶんを3頭更新しました
◆新潟記念回顧
メイショウナルトが後続を離して逃げ、離れた番手のダコールとクランモンタナが1000m標識を通過したのが60秒ちょうどぐらいかな、つまりナルト以外は60秒-57秒5の競馬をしていたわけです
2番手以降はペースが速くないので一団、新潟芝は内3頭ぶんぐらいが荒れていてみんなその外を走りたがるのですが、外2000mだと3角までは内を避け、3~4角のコーナリングでは少し内に寄せて、直線は斜めに外に出しながら追うという、一団の馬群がみんな同じことをやるので、直線は横一線に広がっての追い比べ
アデイインザライフは京成杯も弥生賞も◎にしたように素質は高く評価してきた馬ですが、ディープ産駒ながら550キロ級の大型馬、しかし決して力馬ではなくて、母父サクラバクシンオー譲りの柔らかさが主に緩さとして表現されていて、骨格の大きさと体の柔らかさを利したストライドで走るんですが、一気に回転を上げるような力強さや俊敏さに欠けるのが弱点だとも書いてきました
今年に入って1000万下と1600万下を連勝し、ようやく大器が軌道に乗ってきた感はありましたが、前走常総Sにしても田辺が3角から大外を回して、鋭くというよりは持続力、いや持続力というよりは惰性力で、ストライドロスなく惰性をつけて差し切ったという勝ち方
こないだのラッ血対談で「(母父サクラバクシンオーの)キタサンブラックはPrincely Gift的な前駆の良さで、下る力で京都や阪神の4角からスパートしているんじゃないか」というような話をしてて、「下りのスパートは馬の大きさを利してるとみるべきじゃないか」とそこらへんはMahmoudさんはあんまり乗ってこなかったんですが(^ ^;)、アデイインザライフとキタサンブラックは脚質は全然違うけれど、スピードの乗り方というか、前駆の駆動の良さでジワジワとスピードに乗っていくところは似たものがあると私は思います
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011103692/
「器用ではないので、エンジンをかけながら、何の不利もなく末脚を伸ばしていきたいと思っていました。思ったところを通ってこれました」とノリはコメントしていますが、道中は後方でギリギリ馬場のいいところを走らせ、直線は斜めに一番外まで出しながら追い出して、残り400mからはほとんどラチ沿い
ノリも田辺も、ブレーキを踏むことなく、ストライドロスなく早めに惰性をつけることを優先したのは同じで、どちらも大きくて緩いアデイインザライフの持ち味を活かしきった騎乗といえます
アルバートドックは枠順と馬場バイアスを考慮して差しに回ったのだと思いますが、七夕賞の回顧で書いたようにワールドエース的な脚質のディープ産駒ですから、直線先頭に立ってから抜かせない粘りが最大の長所
残り400mではロンギングダンサーもベルーフもアルバートの直後に取りついていて、でもそこから同じ脚色で伸びつづけて決して抜かせなかった、あの頑張りにHyperionらしさは見せました
◆直千専科
土曜新潟7Rの直千をアドマイヤオーラ×スピニングワールドのメープルパールが勝ちましたが、スピードワールドを母父に持つ馬はJRAに24頭が出走し10頭が勝ち馬となっており、先週終了時点で全[14-15-18-160]単回値46複回値72
これをコース別にみると、新潟直千[6-5-4-13]単回値105複回値117だけが突出していて(次に良績があるのが福島芝1200mで[2-0-2-10])、これ24頭全てスピードファームさんのオーナーブリードですから、直千だけは従業員総出で馬券買いまくっとるんやないかと(^ ^;)
今年の夏は[1-1-1-1]、メープルパールが5人気2着、アロハスピリットが11人気3着
ちなみに2011年以降の直千馬主ランキングはスピードファーム[7-8-9-47]、玉腰勇吉[6-2-1-10]、ミルファーム[5-6-7-146]、ミルファームの出走数164も図抜けてます(・∀・)
◆賢弟を釣り上げたい
弥彦特別で4勝目をあげたトーセンデュークの配合のいいところは、母系にBold Lad(IRE)が入ってBurghclere≒Fair Alyciaのニアリークロスになる点で、「ディープ産駒のBurghclereのニアリークロスは牡のほうが成功しやすい」とよく書いていますが、母系にFair Alyciaを持つ場合も
牡:出走6頭全て勝ち馬、マカヒキ、ミッキーアイル、フィエロ、ニューダイナスティ、トーセンデューク(4勝)、ストーンヘンジ(2勝)
牝:出走8頭中5頭勝ち馬、賞金上位はウリウリ、エンドレスノット、ローズノーブル
こないだ書いたようにディープ×Robertoも圧倒的に牡のほうが走るんですが、このように「牡のほうが走る配合パターンなのに良績を残している牝の全弟」という狙いで、ウリウリを餌にマカヒキを、ホクラニミサを餌にディーマジェスティを釣り上げることはできたのではないか…というお話
◆ディアデラ、モテモテ
土曜札幌の新馬はヤマカツエース(父キングカメハメハ)の半妹ヤマカツグレース(父ハービンジャー)が人気に応えて楽勝
「キングカメハメハとの配合で走る仔を産んだ繁殖は、キンカメが持つNorthern Dancer4×4・6を緩和することで成功した可能性が高い(つまり自身はNorthern Dancerのクロスを持たない可能性が高い)から、Northern Dancer4・6×4・5のハービンジャーとも成功する可能性が高いだろう」と前に書きましたが、このように重賞勝ちのキングカメハメハ産駒を兄姉に持つハービンジャー産駒は
ディアデラマドレ…ドレッドノータス=サンマルティン
コディーノ=チェッキーノ…カービングパス
リオンディーズ(弟)…クローディオ
ヒラボクキング…パワーウーマン
これまで4組5頭いて、いずれも勝ち馬となっていますから、上がキンカメで走ってるハービンジャー産駒はまあ安心と言えるのではないかと…ただし兄姉を超えたといえる馬がいないのも事実ですが(^ ^;)
というわけで、キングカメハメハにもハービンジャーにも、ワークフォースにもルーラーシップにも、毎年ディアデラ姉さんはモテモテなわけですね(・∀・)
◆ついに1着
もう一度札幌2歳のVTRを観ていて、ふと思いついたので札幌2歳Sが芝1800mになってからの馬主別成績を出してみたら
岡田繁幸[1-1-1-0]…トラスト、イグゼキュティヴ、イクスキューズ
来年総帥が吠えたら、黙って買い目に入れときます(^ ^;)
土曜のボツ予想~ディープ×Storm Catのように
中山開幕週はエアレーションがきいてて少しソフトなので差し追い込みがききやすいと言われますが、ここ2年の9月中山開幕週の芝レースの種牡馬成績を出してみると
マンハッタンカフェ[2-1-1-5]
ネオユニヴァース[1-4-1-7]
ゼンノロブロイ[1-3-0-3]
ハービンジャー[1-1-0-1]
チチカステナンゴ[1-1-0-3]
ブラックタイド[1-0-2-1]
ここらの成績が良くて、ディープインパクトが[1-2-2-14](人気は[5-2-1-11])と不振なのに留意したい
野分は相手弱化&距離延長プラスの◎ノガロに逆らいようがなく、大箱のほうがいい○タイセイクルーズがユタカで逃げそうでこれを相手に
エニフは配合をほめつづけてきた◎キングズガード、ただA.P.Indy系らしく直線で加速するタイプでコーナー加速力はイマイチ
いつものように直線半ばから凄い脚で伸びはじめるパターンだと、○ラテンロックの前残りが相手本線だろうと
母がFusaichi Pegasus産駒でDanzig3×4、母父Boundaryのタイセイファントム(阪神ダ1400[1-3-1-1])が典型ですが、昔からこのコースはDanzig的パワーが優勢です
阪神最終はいつも前が詰まる▲ビップライブリーが最内を引いて今度こそ差すか今度も詰まるか、○プルメリアスターも直線が長いほうが差しやすそうですが、◎ナーウルはブラックタイド×トウカイテイオー×Storm Catでディープ×Storm Catのマイラーのような斬れ方をする
和田向きのタイプかというと少し微妙ですが、外マイルでこそ狙いたい馬ではあります
サトノユニコーンやカジノブギやダノンスパークは直線は長くないほうがいいでしょう
「No.1予想」ではアスター賞を、「厳選予想 ウマい馬券」では紫苑Sとアスター賞を予想していますので、今週もよろしくお願いします
日曜のボツ予想~近3年で逃げ馬[2-0-0-1]
毎年8月と9月では週末のアクセス数が500IPぐらい違うんですが、G1になるとそこから更に500ぐらい増えるので、やっぱり夏競馬はやらないとか、大レースだけ買うとか、そういう層って意外にいるんやなあ…と
土曜の芝レースは中山=外差し優勢、阪神=インベタ、まあここ数年の秋競馬の開幕週と同じような傾向
ここ3年のセントウルは15年がアクティブミノル逃げ切り、13年がハクサンムーン逃げ切り、14年はハクサンムーンが番手流れ込みで2着
◎ビッグアーサーは左回りがベターなのかもしれませんが、母がNureyev≒Sadler's Wells3×2でこのパワーと粘りで走るので、Hペースを好位追走でねじ伏せる競馬が合っているのもたしか
高松宮勝ちがレースラップ32.7-34.0を通過順4-4、オパール圧勝が32.9-33.8を通過順6-4、前傾ラップで負けてるのは差しに回ってしまったシルクロードと北九州だけ
となると、昨年のように後傾ラップ(34.0-33.8)だとちょっと危ういのですが、スタートの巧い祐一ならばここも好位インは間違いないところで、直千競馬を使ってきた○ネロが33.5-34.0ぐらいで逃げればこれを目標にねじ伏せやすい
ダンスディレクターとウリウリはずっと1400ベスト説で、1200の高速戦だとポジションがとれないので、むしろ☆エイシンブルズアイのほうが出していけば◎の直後のインが有望ではないかと
阪神最終はフロリットアレーがRoberto走法で外回りだと乗り方が難しいので、ロゼカラーの娘で外回り向きのストライドで走る◎ヴィンテージローズ、ロゼカラーの孫で外回り向きのストライドで走る☆ローズウィスパー、母がナスキロのクロスでダイワメジャーにしてはストライドで走る○クリノラホール、母方のA.P.Indyの影響が強い長手の体型で大箱中距離が向く▲ミエノサクシード
この4頭の絡みで、ポジションを取れそうな順に評価しました
「No.1予想」では京成杯AHを、「厳選予想 ウマい馬券」では京成杯AHと木更津特別を予想していますので、日曜もよろしくお願いします
先週の重賞回顧~非サンデーの短距離王、前傾ラップでうなりをあげる
中山11R 京成杯AH
◎3.カフェブリリアント
○11.ダンスアミーガ
▲5.ダノンプラチナ
△10.ロードクエスト
×1.ダイワリベラル
×7.ピークトラム
注13.トウショウドラフタ
カフェブリリアントはサウンドオブハートの半妹で、内回りの阪神牝馬Sで姉妹制覇を達成。母ミネルバサウンドもローカルダ1700mで勝ち鞍を重ねたように、この牝系は小回り向きの小脚のきいたスピードが本領だ。ヴィクトリアマイルは初ブリンカーが効きすぎてガツンと引っかかってしまったが、G1レベルのレースで引っかかるのは脚がある証拠でもある。戸崎とのコンビで折り合って差す形ならば一変しそうだ。ターコイズSは超スローで上がりが速すぎたのが敗因で、本来中山マイルはピッタリの舞台といえる。
中山11R 紫苑S
◎2.フロンテアクイーン
○10.パールコード
▲4.ギモーヴ
△9.ヴィブロス
△18.ビッシュ
×11.パーシーズベスト
×16.エンジェルフェイス
注1.ゲッカコウ
エアレーションがかかった開幕週で差し追い込みが有利なレースで、オークス3着のビッシュをはじめ、ヴィブロス、パールコードと差し馬が人気になっている。フロンテアクイーンはオークスでもフローラSでもそんなに負けていないのだが、パワー型で東京だとどう乗っても斬れ負けしてしまう。中山で上がりがかかったほうが差しやすいタイプだから蛯名が差しに回ってくれば五分だろう。メイショウサムソン産駒で母母父ブレイヴェストローマン。サムソン牝駒は母系にネヴァーベンドの血が入るのが成功パターンで、デンコウアンジュ、ハピネスダンサー、イルミナティは母系にネヴァーベンド、トーセンアルニカはサドラーズウェルズ3×4で賞金上位はみんなこのパターンだ。ギモーヴから入る手も考えたが、この馬はあまり馬群に入らないほうがいいと思う。
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セントウルは見てのとおりで、「俺はピュアスプリンターじゃあああっ!」とうなりながら33.1-34.5の前傾ラップで逃げ切り、祐一は自画自賛するだけあってほんとにスタートは巧い(・∀・)
短距離王が良馬場の1200mで然るべきペースを刻めば、予想コメントにも書いたように、1200mもこなす1400型というべきダンスディレクターやウリウリはポジションが後方になってしまうのでなかなか追い込めないです
芝1200mを67秒で走破するには、33秒-34秒で行くか34秒-33秒で差すかのだいたい二択になるわけで、一流のスプリンターならどちらもできるものですが、これが34.0-34.0のぬるぬるスプリンターズSになると、サクラゴスペルやウキヨノカゼのような1400型にもチャンスが出てくる
エイシンヒカリやマカヒキなど「1/4サンデー」(父父か母父がサンデーサイレンス)の中距離馬が世界の檜舞台で大活躍し、「1/8サンデー」(父の母父がサンデーサイレンス)のモーリスがマイル王に君臨し、非サンデーのビッグアーサーが1200mでうなりをあげる2016年
カフェブリリアントは+18キロで良すぎるぐらいの体つきでしたが、これぐらいのほうが気持ちにゆとりがあるという陣営の言葉どおりの好気配
内枠でレース運びが難しいところを戸崎が絶妙に運んで身上の機動力を活かしきって、G1級2頭の一角を崩したのですから文句ないです
あとこれもよく書くことですが、「G1レベルのレースで祐一が引っかかる馬は高性能」という格言に則っての◎でもありました(・∀・)
ロードクエストもダノンプラチナも配合どおりナスキロ柔いストライドで走るんですが、母系にRobertoが入るぶん中山でのコーナー加速力は少しロードのほうが上で、斤量差も3キロあったし、しかもダノンプラチナは-18キロで見た目に腹が巻き上がっていて、今日のところはそのぶんの明暗という感じはしました
オータムHを見てのとおりエアレーション開幕週の中山は外差しが決まりやすく、紫苑Sは59.6-60.1と緩みないペースで流れたので、紫ディープ×ドイツ牝系のビッシュが持続力あるストライドで大外を悠然と捲り上げて完勝
ただし3角でキリシマオジョウが急激にバテて下がったために後続は玉突き事故が多発、ヴィブロスやギモーヴは大きな不利を受けたし、フロンテアクイーンやパールコードなども引っ張るロスはありました
高速馬場の秋華賞となると、ヴィルシーナの全妹でマーティンボロやフレールジャックと3/4同血で、Halo3×4・5らしい機動力があるヴィブロスが逆転の目も十分でしょう
9/10,11の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報
■『望田潤のPOG好配合馬リスト(2016)キングカメハメハ編』で推奨したハウメア(牝2歳)が土曜中山2R未勝利戦(芝1600m)を勝ち上がりました。
◎ハウメア(牝、母ダイヤモンドディーバ)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2014106012/
母ダイヤモンドディーバはキャッシュコールマイルS(米G2・芝8F)勝ち。トライマイベスト=El Gran Senor4×4が目に付くが、この全きょうだいクロスを持つキンカメ産駒は中央に6頭が出走しナサニエルなど4頭が勝ち上がり。パワーに振れやすいクロスだが、本馬の場合はHis Majesty=GraustarkやNijinskyなどもクロスし、競走能力の高い両親の父母相似配合になっている。レディアルバローザ=エンジェルフェイスのようなタイプだろう。(望田)
■『ディープインパクト好配合リスト(2015)』で望田潤が推奨したラヴアンドドラゴン(牝3歳)が日曜阪神6R3歳未勝利戦(芝1600m)を勝ち上がりました。
○ラヴアンドドラゴン(牝、母ラヴアンドバブルズ)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2013104939/
ディープブリランテ、ハブルバブル、ゼウスバローズ、パピーラヴの全妹で、ザッツザプレンティやショウナンパントルなどが出るおなじみバブルプロスペクターの牝系。やや尻すぼみ傾向にあるディープ×ラヴアンドバブルズだが、Lyphard4×5にNureyev+Never BendのLoup Sauvageが絡み、ダービーを勝つぐらいの説得力はある配合だけに、そろそろまたオープン級が出て不思議ない。(望田)
■土曜中山11R紫苑S(G3)2着 ヴィブロス(ディープ・栗山&望田)
■土曜中山9Rアスター賞 ディバインコード(一口・望田)
これまでは一口でもPOGでも、母がNorthern Dancerのクロスを4×4以上の濃さで持つキングカメハメハ産駒は推奨してませんでしたが、リオンディーズとレッツゴードンキが出てから「母が高い競走能力の持ち主で、かつNorthern Dancer系のクロスをNureyev≒Sadler's WellsとかNijinsky≒The Minstrelのように累進した父母相似配合になっている場合に限ってはOK」と一部ルール変更したので、この世代からはハウメアみたいな配合は(特に早期完成重視のPOGでは)推奨するようにしてます
ハウメアはだいたいイメージどおりの馬で、レディアルバローザ的なパワー型で東京より中山向き、距離はもうちょっとあってもいいかと
ディバインコードはワンスインナムーンの半弟ですが、牡のぶんとヘクターが強く出ているぶん、折り合えばこの中山マイルがベストでしょう
牝祖ベルシェリーが持つDonatello≒Donatellaの3/4同血クロス4×4がまず光る配合で、ここがハッキリと1/4異系になっているのでツーデイズノーチスは繁殖としても優秀なのだ、というのが私の考え
本日9/13(火)発売『サラブレ』『UMAJIN』10月号
本日9/13(火)発売『サラブレ』10月号、特集は「凱旋門賞を獲る!」「我が血統馬券術」
http://www.enterbrain.co.jp/sarabure/book/
私はMahmoudさんとの「ラッ血対談」、今号は血統馬券術特集ということで、ラッ血もいつもと趣を変えて「血統×血統対談」、「I理論×笠理論で秋の注目馬たちを斬る!」という対談になっていますのでぜひご一読を
ハナズレジェンド、カフジプリンス、ナスノセイカン、ソウルスターリング、ウムブルフ、ディーマジェスティ、メラグラーナ、レガーロを取り上げてます
同じく本日9/13(火)発売『UMAJIN』10月号、特集は「マカヒキは買いか消しか!? 海外馬券ガイド実践編」「藤田伸二が競馬界の裏のウラまで“ざっくばらん”に語りつくす」など
http://www.uma-jin.jp/
私は連載「血統駆け込み寺」にて、秋の中山・阪神の血統馬券狙いどころをいくつか(すでに日曜に「パサパサの阪神ダ1200mのサウスヴィグラス」ワンツーが炸裂してしまいましたが…)、あと凱旋門賞のかんたんな展望も書いていますので、こちらもよろしくお願いします
あと先ほど「望田潤の2歳勝ち馬評価」先週ぶんを2頭更新しました
これから関西へミニ出張、木曜に帰札しますが今夜はさっさん会で飲んだくれてきます(・∀・)
牡だからこそ伝わる、Burghclereのスタミナ、Robertoのパワー
ディープインパクト牡駒が芝中距離の大レースを勝つには、Burghclereのニアリークロス(Hyperion、Donatello、Fair Trial~Son-in-Lawの組み合わせのクロス)が不可欠なのだ、ということは毎年ダービーの予想なんかでも書いてます
しかし牝駒の場合はそうでもなくて、ジェンティルドンナもショウナンパンドラも、ミックークイーンもラキシスもシンハライトもBurghclereのニアリークロスは持っていません(むしろマルセリーナやショウナンアデラなど、Burghclereのニアリークロスを持つほうがマイラーに寄っているのが面白い)
内外の平地G1を勝ったディープインパクト牡駒は以下の12頭ですが、それをBurghclereのニアリークロスの有無で分類してみるとなかなか興味深い結果が出てきます
エイシンヒカリ…母母父Key to the Mint→Flower Bowl
キズナ…母系にFiji(DonatelloとHyperionとDark Ronald)
ダノンシャーク…なし
ダノンプラチナ…なし
ディープブリランテ…母系にLoup Solitaire→Alcoa
ディーマジェスティ…母系にブライアンズタイム→Flower Bowl
トーセンラー=スピルバーグ…母系にVaguely Noble→Aureole
マカヒキ…母系にBold Lad→Fair Alycia
ミッキーアイル…母系にデインヒル→Flower Bowl、Bold Lad→Fair Alycia
リアルインパクト…なし
リアルスティール…母系にGraustark→Flower Bowl
Flower Bowl(Graustark=His Majesty全兄弟の母)は父AlibhaiがHyperion直仔で母父Beau PereがSon-in-Lawの直仔なので典型的なハイインロー血脈ですが、その母母BoudoirはDonatelloと同じBlenheim×Clarissimusの組み合わせ
┌Blenheim
┌○
Boudoir
│┌Clarissimus
└△
┌Blenheim
Donatello
│┌Clarissimus
└△
だからFlower BowlはBurghclereやAureoleやFair Alyciaなど「ハイインロー+Donatello」の組み合わせと相性が良く、たとえばブライアンズタイム(母父Graustark)がAureoleやPetingoやPacific Princessやスイフトスワローを持つ牝馬との配合で次々と大物を出したのもこの理屈で説明できます
マヤノトップガン
http://db.netkeiba.com/horse/ped/1992102988/
ディープブリランテの母父Loup Sauvageの3代母AlcoaはAlycidon×Fair Trialの組み合わせで、これはBold Ladの母母Fair Alyciaと同じ
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2009105084/
┌Donatello
┌Alycidon
││┌Hyperion
│└△
Alcoa
│ ┌Fair Trial
│ ││┌Son-in-Law
│┌○└△
└△
というわけで、ディープ牡駒のG1勝ち馬は、12頭中9頭が母系にAureoleかFair AlyciaかAlcoaかFlower Bowlを持っており、Burghclereのニアリークロスを持っている
そしてBurghclereのニアリークロスを持たない3頭、ダノンシャーク、ダノンプラチナ、リアルインパクトは、いずれもマイルG1の勝ち馬なのです
やはりディープ牡駒が中距離の大レースを勝つには、Burghclereのニアリークロスは不可欠なのだろうと言わざるとえず、ミッキーアイルを中山記念に使ってほしいと言いつづけているのもこれが根拠の一つではあります
もちろんBurghclereのニアリークロスがあれば2400mOK、という単純なものではなくて、たとえばミッキーアイルは体型はロックオブジブラルタルの影響が強いとか、他の部分にどんな血が入って何が伝わっているのかも精査しなければならないのですが、「Burghclereのニアリークロスのスタミナは、牡のほうが伝わりやすい」というデータや、前に書いた「ディープ×Robertoの組み合わせは、牡に活躍馬が極端に偏る」というデータをもってすれば、ホクラニミサ=ディーマジェスティ全姉弟の違いをそれこそ配合論で説明できる
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2013104704/
ブライアンズタイムは父がRobertoで母父がGraustark、だからディープインパクト×ブライアンズタイムは牡は走って当然だけど牝はそうでもない、と後付けできるわけで、牡は出走9頭中8頭が勝ち馬、ディーマジェスティにゼーヴィントにモンドインテロとオープン馬3頭ですから、ディープ産駒としても屈指のニックスと言えるもの
一方で牝は出走13頭中勝ち馬はたった4頭、オープン馬はゼロで、2勝したのもパッシフローラとホクラニミサだけです
このパッシフローラは母がブライアンズタイム×Sadler's Wellsなのでホクラニミサと非常に似た配合をしておりますが、ディープ牝駒ながら札幌2600mで2勝目をあげたのはブライアンズタイムやSadler's Wellsのスタミナとパワーを受けていたからと考えられます
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2009106220/
しかしこれはかなり稀有な例で、時計のかかる馬場向きのマイラーとして完成したホクラニミサを見ても、Burghclere≒Flower Bowlのニアリークロスのスタミナや母系に入るRobertoのパワーは、ディープ牝駒にはハッキリ伝わりにくいといえるでしょう
そんな視点でみると、セントライトに出てくるディープ牡駒5頭は、マウントロブソン以外の4頭がBurghclereのニアリークロス持ちで、ピースマインド以外の4頭がRoberto持ちなんですね(・∀・)
13日発売のサラブレでもそんな話をMahmoudさんとしてますが、このように配合パターンとセックスバイアスをリンクさせるようなアプローチはもっと体系立てて考えていくべきテーマだろうと、ディーマジェスティやゼーヴィントの追い切りを見ながらそんなことを考えてました
土曜のボツ予想~エアレーション中山を◎捲○捲で
白井は◎アップウォーク
ストレンジクォークの半弟でTom FoolとBold RulerとSir Ivor≒Haloの機動力で走るので、小回り1800のコーナー加速力にも秀でた脚質です
だからラジオNIKKEIで◎にしたのですが、コーナーで全く加速できないポジョションに居たので脚を余し気味、戸崎なら捌きながらどこかで外に出してくるはずで、そんな競馬ができる馬
○ラディウスはマンハッタンカフェ×フォーティナイナー×リトルオードリーですから「父中距離×母マイラー」
Tom Rolfeのクロスで少し肩が立っていて、Halo≒Red God≒Up Spiritsのニアリークロスで柔無駄ない動き、これもいつも後方からになりますが小回り1800で機動力を発揮できるタイプ
小回り1800は[0-0-0-2]で前走藻岩山5着と14年ラジオNIKKEI5着、どちらも4着がオウケンブラックなら現級で足りる内容です
前走藻岩山は超スローを後方から大外捲りではさすがに追い込めませんでしたが、外伸び優勢エアレーション中山ならば、◎の動きに呼応して差せるとみてこれが相手
他のレースはこれから考えますが、「No.1予想」では野路菊Sを、「厳選予想 ウマい馬券」では野路菊Sと瀬戸内海特別を予想していますので、今週もよろしくお願いします
日曜のボツ予想~雨の阪神、Ribotのパワーが気になる
阪神は夜半からかなり降ったようで、これからも降りつづくようですが芝はすでに重
重のローズSといえばデニムアンドルビーとシャトーブランシュで決まった13年を思い起こしますが、あの日8Rの芝マイルで大穴(13人気1着)をあけた◎スリーカーニバルが仲秋に出てきます
今期も時計がかかるとしぶとく入着してまだ衰えは見られず、特に稍重のTVhがアワヤの4着
マンハッタンカフェ×KingmamboでAlleged≒Pasadobleのニアリークロスを持つパワー型、待望の道悪で中3年での激走に期待したい…と思ったら意外に穴人気なのですね(^ ^;)
道悪ならヴェステルキングは消して○ブラヴィッシモ本線、▲セウアズールは内1400mがズンドバなイメージで道悪をこなせばこれも面白い
能勢は◎サンマルティン
ドレッドノータスの全兄ですが、潜在能力はこちらのほうが上ではないかと今でも思っていて、去勢効果で軌道に乗った今ならばここも突破とみました
道悪実績はないですが、もともとポトリザリスの牝系は牡は道悪OKのパワー型に出るのでOKでしょう
タイセイアプローズは道悪が巧くないので、相手本線は○エイシンハドソンと☆アドマイヤキズナ、そしてタフな馬場ならアグネスレディー4×4、Graustark5×5の▲アグネスヒーロー再び(・∀・)
他のレースはこれから考えますが、「No.1予想」ではローズSを、「厳選予想 ウマい馬券」ではセントライト記念とローズSを予想していますので、日曜もよろしくお願いします
日曜の重賞回顧~Robertoを捲るRoberto
中山11R セントライト記念
◎4.ディーマジェスティ
○10.ゼーヴィント
▲1.メートルダール
△3.プロフェット
ディーマジェスティは母がブライアンズタイム×サドラーズウェルズでマルガレーゼンにさかのぼる名牝系で、この母方のパワーと持続力が強く表現されている。だからディープ産駒でも急坂のある中山のほうが追い込みやすいタイプだと書いてきた。高速上がりのダービーでも伸びたのは一流馬の証。先行馬が揃ったので2200mで緩みないペースを想定すれば、ディープ産駒でも母系に◎○ほどスタミナの裏付けがないマウントロブソンは下げたい。◎と同じディープ×ブライアンズタイムでキズナと同じディープ×パシフィックプリンセスのゼーヴィント、母がロベルト×サドラーズウェルズでこれも中山向きの差し方をするメートルダール、母がロベルト×ヌレイエフ×フェアリードールで中山で機動力と粘りを発揮したプロフェット、似たような血脈構成の◎○▲△でまとめてみた。
阪神11R ローズS
◎11.フォールインラブ
○7.シンハライト
▲6.ジュエラー
△1.クロコスミア
×12.デンコウアンジュ
×15.ラベンダーヴァレイ
注4.アットザシーサイド
注13.アドマイヤリード
チューリップ賞~桜花賞の再戦となったが、ジュエラーもシンハライトもマイラーではなく中距離馬だから1600mより1800mがベター。ただジュエラーは馬群の中で揉まれ込んだときの不安はまだ残る。スローで上がりだけの競馬を想定するならアドマイヤリードの一瞬の斬れでいく手はあるが、日曜の阪神は早朝からあいにくの雨で道悪。となると、好配合のダノンシャンティ産駒で、ダルシャーンとゴールドネイエフ譲りの野太いナタの斬れで差すフォールインラブが、直線の長い1800mで上がりのかかる決着なら差し込める可能性が出てきた。昨年のタッチングスピーチほど自信はないが、現在11番人気、ここまで人気がないのなら馬券はここから。
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金曜の朝にセントライトの追い切りを見ていたら、ふと書いておきたいことが浮かんできたので、下記エントリを立ち上げておきました
牡だからこそ伝わる、Burghclereのスタミナ、Robertoのパワー
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/f9de7dd75ace81eb2abbf1321021d90b
要約すると、「ディープインパクト産駒において、母系に入るRobertoのパワーは牡にこそ伝わりやすく、Burghclereのニアリークロスのスタミナも牡にこそ伝わりやすい」
13日発売の『サラブレ』でのMahmoudさんとの対談でも、「ディープインパクト×Roberto系がアンチニックスと言われるのは単に牝が走ってないだけで、そしてたまたまこれまで牡に好配合馬がいなかっただけで、だからディーマジェスティ、ゼーヴィント、モンドインテロと、今年になって母父ブライアンズタイムから立てつづけにオープン馬が出たのは不思議でもなんでもないのだ」という話をしています
中山2200mのセントライト記念においても、パワーと持続力の勝負になれば、Robertoを持ちBurghclereのニアリークロスを持つディープ牡駒が優位だろうという予想はできたし、そして両方持つのはディーマジェスティとゼーヴィントだけだったのです
直線ではプロヴィガルサンが外から伸びかかっておおっと思わせましたが、最後の急坂にさしかかったところで苦しくなってフワッとしてしまい、そこから母父ブライアンズタイムの2頭がパワーとスタミナをむき出しにしたのは圧巻でした
公式ラップは上がり11.7-11.7-11.5-12.2、RobertoをRobertoが捲ったのが手に取るようにわかるラップ(・∀・)
たとえば「父がディープインパクトだから」というだけでは血統表の情報の50%しか押さえていないわけで、もちろんそれが血統予想の入り口であり基本なのですが、私は母系も配合も見て血統表の100%で予想したいし、それと馬体や走りや気性などもリンクさせて予想したい
それこそが血統屋の血統予想やと思ってるし、笠雄二郎の教えを乞うた者の血統予想やと思ってます
それにしてもディーマジェスティの捲りはまさに王者の捲りで、昔は有馬記念をこんなブライアンズタイムが捲っていたよなあ…とオールドファンが遠い目になる捲りでした
ブログのコメント欄でゆーなさんが「プロフェットはAureole魂のハービンジャーではないか」と指摘されてましたが、萩Sでも1番枠で最内に突っ込んだら前を交わすのを嫌がっているように見えたし、たしかに今日の敗因は馬群の中で揉まれたことが大きそう(性格はマッサビエルなんかと似てるかも)
阪神は前夜から降りつづいて芝は終日重、とはいえ10R仲秋Sが行った行ったで、9R能勢特別もプリメラアスールの逃げ切りで、先週同様阪神芝はイン伸び優勢
ローズSもクロスコミアが中だるみで逃げ、それをイン好位からカイザーバルが追いかけてこれで決まりそうになったところへ、一頭だけ外からグイグイ伸びてきたのが1番人気のオークス馬、+14キロの好馬体でパドックを周回していたシンハライトでした
ジュエラーはこの牝系特有の馬群を怖がる気性を春から指摘してきましたが、今日はイン伸び馬場なのでいつもの大外一気では間に合わないとみたのか、ミルコはいつもより出していく競馬
ただし直線外に出してからも反応しておらず、これは馬場の影響が多分にあったかと…ヴィクトワールピサ産駒ですが母方のフレンチな斬れで走るタイプですからね
いずれにしても、骨折明けでもあったし、トライアルらしい乗り方ではあったかなと思います
クロコスミアはステイゴールド産駒の成功パターンの配合(Vice RegentやHeight of Fashionなどを使ってノーザンテースト増幅)をしていて、『サラブレ』でもオークスの穴馬としてプッシュした経緯があったし、だから前走フローラSでも◎でいったんですが、出し殻のような馬体で直線沈んでいきました
今日は+14と聞いてパドックを楽しみにしていたのですが、14キロ増えてもこんなもんかいな…という体つきに私には見えたし、しかしここで走られたのはちょっと悔しいですね…
フォールインラブも同じ特集でオークスの穴馬に推した馬で、今日はイン伸び馬場で中だるみになったらあんなもんとしか言いようがないですが、他ではデンコウアンジュが春はもっとマイラーっぽい形やったのに体型に伸びが出たように見えました
これから出かけるので回顧はこんなもんで、まあディーマジェスティもシンハライトも配合解説は春にみっちりやってますので、そちらを読んでくださいということで