3月に発売された『パーフェクト種牡馬辞典 2018-2019』(自由国民社)の関連企画として、同書の編集を担当した競馬道OnLineのサイトにて、「栗山求、望田潤 今週のBLOOD穴ライズ!」という新コーナーがスタートしています
http://www.keibado.ne.jp/keibaguest/premiumservice/index_lp2.html
7/14,15は望田潤の担当。よろしければご覧ください(前夜18時に入稿します)
NETKEIBAの「厳選予想 ウマい馬券」も通常どおり、1日3Rアップします
http://yosov3.netkeiba.com/
--------
今週の新馬は、土中京5Rウインアミーリア(一口)、日函館5Rアフランシール(POG)、ディキシーナイト(一口)、アフランとディキシーは追い切り映像観ましたがまずまずじゃないでしょうか(・∀・)
競馬道OnLineプレミアム予想「今週のBLOOD穴ライズ!」7/14,15
土曜のボツ予想~急坂をパワーピッチで駆け上がるデインヒル
Hyperion4・5×6、Nearco4×5、Mahmoud≒Sun Princess5×5・6、そしてChop ChopとBeau Maxを通じるSir Gallahad=Bull DogとCommandoとSunstarのクロス
スカーレットブーケというのは大種牡馬ノーザンテーストのツボを全て押さえた配合といえるのですが、それ以上に重要なのがHyperionやNearcoやMumtaz Mahalと全く無縁な超アウトサイダーCrimson Satanで、これが文字どおり1/4異系として機能している点だろうと
スカブーの全姉妹、スカーレットブルーもスカーレットリボンもスカーレットローズも繁殖として有能で、それぞれ今に至るまで枝葉を伸ばしており、この全姉妹クロスを持つ活躍馬もいずれ出るでしょう
ただしスカーレットインクでもノーザンテースト以外を父とする娘たちは繁殖としてはあまりパッとしなくて、ノーザンテースト×Crimson Satan×Beau Max×Royal Charger×Alibhai×Mahmoudという、この代々の緊張と緩和のリズム、3/4と1/4の概念で構築された配合が素晴らしいのだと
現役時代は桜3着、樫5着、エリ女3着、大一番ではシスタートウショウやイソノルーブルやリンデンリリーの引き立て役に終わり、ノーザンドライバーやヤマノカサブランカにも競り負けつづけました
全きょうだいでも異なるタイプの競走馬がよく出るように、配合の良さが競走能力として100%表現されるかどうかは出たとこ勝負のガラガラポンという面はあるのですが、繁殖としてはそれが確率として現れますからね、5回打席に立ったらヒット3本、芯食えばホームランみたいなね
マレーシアは◎メイズオブオナー、愛知杯でも◎でしたが直線スペースがあればたぶん馬券になってました
初芝サトノティターンが未知の魅力を買われてますが、マチカネニホンバレの全弟で、母マチカネチコウヨレの産駒は芝[0-2-0-17]ダ[15-5-2-26]、シンボリクリスエスの長手体型とDeputy MinisterやAlydarのパワー体質で、芝で上がりだけの競馬になってギアが一気に上がるイメージはないです
中京のスローとなると急坂をパワーピッチで駆け上がる馬が有利で、◎同様デインヒルのパワーが表現されている○エンジニア、この馬単も泣けてくるほど安いので3単2→3→6で
湯浜は3強という売れ方ですが、ラドルクスは母がディープスカイの全妹で、こちらのダート適性が強いような硬い動きをします
◎スワーヴノートンは前走内を突く際にやや窮屈そうで、母がSecretariat4×3で自身はMr.Prospectorとナスペリオンのクロス、ストライドで走るルーラー産駒ですから少頭数で外を回したほうがスピードに乗れそうで、そして函館Bはわりと外差しになるとみているので、これと○ユウチェンジで
他のレースはこれから考えますが、競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」ではSTV杯と雄国沼特別と信夫山特別を予想していますので、今週もよろしくお願いします
日曜のボツ予想~待望の11頭立て、待望の外3
名鉄は◎マイティティー
典型的なエンパイアメーカーで、4角先頭だと[4-0-0-0]、前走平安も外3で追走してるうちはよかったんですが、ミツバの大捲りを食らうと早々とギブアップ、途中でヤル気をなくすと平気で3秒以上負けるので恐ろしい(^ ^;)
でも揉まれず気分よく最後まで走れれば、クイーンマンボにもリーゼントロックにもオールマンリバーにも勝ってますから能力は紛れもなく重賞級
ここは行く馬が意外に少ないので、7枠13番から和田の先行で外3で運べれば、出入りがないまま4角までこれれば面白いのでは
中京8は平場の牝馬限定ですが3歳の素質馬が激突、紫苑Sトライアルぐらいのサブタイをつけたくなります
“伝説の新馬戦”でオールフォーラヴと叩き合った◎アロハリリーはウインドインハー牝系のハーツ産駒らしく使われるごとに良化、前走も抜け出してからナスペリオン的に重厚に確り斬れていて、こういう濃ゆい脚を使うハーツはオープンまで追いかけたい
春クラシックで活躍したオルフェ産駒は母がフォーティナイナー系のマイラーでしたが、○アドラータの母アドアードはGalileo×Darshaan×LuthierでブルーウインドS(英G3・芝10F)勝ち、秋にはこういうオルフェも大舞台に駒を進めてくるのではないか、ということで相手一番手、前走の勝ちっぷりも着差以上に良かったです
バーデンバーデンは◎フミノムーン
春雷、オーシャン、シルクロードと、上がり1位をマークするも届かないというレースがつづいていますが、この馬13頭立て以下では[3-0-0-3]で、凡走したのは2000mの黄菊賞と超後傾ラップになったオパールSだけ(ちなみにオパールは上がり1位の32.6を叩き出したものの4角12番手から1頭しか差せず11着)
いっぽうで16頭立て以上のレースでは[1-0-3-11]で1着は新馬戦ですから、ようは多頭数だと捌ききれないから届かないのだと
16年にオープン入りしてからは10戦して[1-0-2-7]ですが、芝1200のオープン特別なんてだいたいフルゲートですからね
昨年のバーデンが9頭立て1着、キーンランドが13頭立て4着、捌ける頭数ならば圏内に差してきてるし、土曜の福島芝は外差し優勢、11頭立てのこのメンツなら連覇十分とみました
○タイセイプライドはフクノドリームの全弟の好配合馬で、牡のぶん姉よりもパワー型でいずれはダートにシフトするんじゃないかとみていますが、そんなタイプだけに夏場はいいし今の馬場ならこれが相手
他のレースはこれから考えますが、競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」とNETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」では函館記念とシンガポールTC賞と下北半島特別を予想していますので、日曜もよろしくお願いします
7/14,15の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報
『望田潤のPOG好配合馬リスト(2018)』で推奨したアフランシール(牝2歳)が日曜函館5Rの新馬戦(芝1800m)を勝ち上がりました。
◎アフランシール(牝・父ハーツクライ・母ルシュクル)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2016100625/
ブランボヌールの3/4妹でダコールの姪。母母アジアンミーティアはUnbridled's Songの全妹にあたる。母系にUnbridled's Songの血を引くハーツクライ産駒はJRAに10頭が出走してスワーヴリチャード、アダムバローズ、カレンケカリーナなど8頭が勝ち馬。ハーツにナスペリオンを重ね、間に合えばオークスTRでというタイプ。(望田)
『望田潤のPOG好配合馬リスト(2017)ハーツクライ編』で推奨したオーケストラ(牡3歳)が土曜福島3Rの未勝利戦(ダート1700m)を勝ち上がりました。
◎オーケストラ(牡・母オメガスピリット)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2015104271/
ヌーヴォレコルトの全弟。伯母にチューリップ賞2着ゴッドインチーフがいる。母父スピニングワールドはNureyev直仔の名マイラー。母母父Chief's Crownはベルラップの母系にも入るハーツクライと相性の良い血。母はNorthern Dancer3×4で芝1200mで3勝。ハーツクライ産駒の教科書的な好配合で、弟もクラシックロードを賑わせる存在になるだろう。(望田)
『ディープインパクト好配合リスト(2017)』で栗山求が推奨したブレイニーラン(牡3歳)が土曜中京7Rの未勝利戦(芝1600m)を勝ち上がりました。
ブレイニーラン(牡・母プチノワール)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2015104974/
シルクホースクラブで募集価格1億円。阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)を勝ったローブティサージュの半弟。母方に Machiavellian が入るディープインパクト産駒はヴィルシーナ(ヴィクトリアマイル2回)とヴィブロス(ドバイターフ、秋華賞)の姉妹などと同じ。本馬はそれだけでなく、Glorious Song、Sadler's Wells(≒Nureyev)を併せ持っているので前出の姉妹と血統構成がよく似ている。(栗山)
『望田潤のPOG好配合馬リスト(2017)ダイワメジャー編』で推奨したロジスカーレット(牡3歳)が日曜福島2Rの未勝利戦(芝1800m)を勝ち上がりました。
◎ロジスカーレット(牡・母メジロジェニファー)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2015104060/
メジロサンドラの甥で、3代母Two Ringsの産駒にチャンピオンSのNorthern Baby。ダイワメジャー×ホワイトマズルはトーセンベニザクラやダローネガと同じで、Halo≒DroneのニアリークロスとノーザンテーストとEla-Mana-Mouを通じるPretty Pollyいじりで、お手軽に黄金配合ができてしまう組み合わせ。ダローネガ臭がプンプンするが中距離で期待したい(笑)。(望田)
土曜函館11RSTV杯 ハウメア(POG・望田)
日曜函館8R500万下 バンパークロップ(一口・望田)
日曜福島9R種市特別 ダノンポピー(POG・望田)
--------
日曜函館5RにはPOG推奨のアフランシールと一口ピックのディキシーナイトが出てきて、追い切りやパドックを見た上で、血統表も実馬もこの2頭が上位だと書きました
とはいえ、タフな洋芝の小回り1800となると、ハーツクライ×サクラバクシンオー×Unbridled's Songらしいナスペリオン的ストライドで斬れそうなアフランよりも、同じダイワメジャー×ホワイトマズルのロジスカーレットが福島1800を粘り強く捲り差したように、いかにもダイワメジャー産駒っぽいディキシーナイトのほうが適性で上回るかなあ…というところで印は◎ディキシー○アフラン
レースはスローで流れたとはいえ、上がり11.5-11.7-11.6は今の馬場ではなかなか秀逸で、この上がりで差されては今日のところはアフランの斬れ味をほめるべきでしょう
ディキシーは知り合いが何人か持ってるので、「今日は(全兄の)ダローネガでも差されてたと思いますよ(^ ^;)」と慰めてましたが、さっさん会のネコマチさんも一口持ってて「うわあああ~さっさんの亡霊に差された!」
土曜の湯浜特別のラップと比較してもこちらのほうが内容は上といえるほどで、今年の新馬戦の中でもハイレベルなレースやったと思います
それにしてもハーツクライ×Unbridled's Song(アジアンミーティア)は、上のように高打率かつ飛距離も出る優良ニックスで、Unbridled's Songの母Trolley Songがトニービンと血脈構成が似るので、ハーツ産駒らしいナスペリ斬れを表現できる配合パターンといえます
一方でUnbridledはAspidistra4×4で、Aspidistraの父Better Selfはハーツの母系に入るBupersとニアリーなので、この北米パワーも受け継ぎハーツらしい若駒時の後駆の緩さはあまり伝わらない(つまり早期から動ける)、というのがPOG向きでもあるんですね
まあスワーヴリチャードの新馬のパドックは後ろゆるゆるでしたけどね、3歳春までゆるゆるなままダービー2着と言ってもいいぐらいで
さて、これからセレクションセールに出向きます
雑感18/7/19
セレクションセールで目にとまった馬、配合が面白い馬はいろいろいましたが、当ブログで一頭紹介するならこれですかね
母スターズアラインドはUrban Sea2×3(Sea the Stars≒Galileo1×2)とDanzig4×4(Green Desert≒デインヒル3×3)、そこにMr.ProspectorやBuckpasserを持たずNorthern Dancerについてアウトなダイワメジャーを配し、緊張→緩和で名血の凝縮が爆発するかもしれないという期待が
Miswakiの母は「Tom Fool+ナスキロ」だし、Allegrettaの母父はAcropolisのラインなので、「HaloのニアリークロスとPretty Pollyいじり」「母父が中距離本格派」というダイワメジャーのプラチナ配合でもあります
ディープスカイの笠松牧場さんらしい作品というべきで、3000万まで競り上がったように馬もなかなか良かったですよ(・∀・)
◆オルフェ黄金配合とは
「種牡馬オルフェーヴルは、非Northern Dancerクロス牝馬との配合で、NureyevやSadler's Wellsなどを使ってエレクトロアートとのニアリークロス(Northern DancerとLt.Stevens=ThongとHyperionの組み合わせのクロス)にするのが最も成功しやすいだろう」
というのが産駒デビュー前の私の予想で、オルフェ産駒はどんな配合がいいのか聞かれたときも「ひとまずエスティタートを範とすべきでしょう」といつもお答えしていました
TARGETによると、3歳のオルフェーヴル産駒で、母が非Northern DancerクロスかつSpecial血脈を持つ馬は、JRAには21頭が出走し、ラッキーライラック、モルフェオルフェ、ムーンレイカー、アドラータ、アプルーヴァル、シンハラージャ、サルーテ、レッドラフェスタの8頭が勝ち馬となっており、勝ち馬率38%で平均獲得賞金1482万円
3歳オルフェ産駒全体では128頭出走で33頭が勝ち馬、勝ち馬率26%で平均賞金724万円ですから、大きな輪郭というか方向性としては間違ってないのだろうとは思ってます
まあ私が種牡馬辞典でPOG推奨したアプルーヴァルは、期間内には勝ち上がれなかったんですがね(^ ^;)
◆中京芝
中京芝は内から5~6頭目ぐらいまでは明らかに芝がなくて荒れていて、スイーズドリームスやラベンダーヴァレイのように馬場のいい外に持ち出したディープ産駒が差してくるんですが、一方でパワーのある馬ならばあえて馬群の内に潜り込むという選択肢もある
逃げたレイリオン(父ダイワメジャー)の更に内をすくって差し切ったシャルドネゴールド(父ステイゴールド)が典型でしたが、最終のキーナンバーしかりタイランドのマルモレイナしかりで、荒れた内に突っ込んで好走した馬が軒並みノーザンテースト持ちやったのは偶然ではないと思うんですよね
競馬道OnLineプレミアム予想「今週のBLOOD穴ライズ!」7/21,22
3月に発売された『パーフェクト種牡馬辞典 2018-2019』(自由国民社)の関連企画として、同書の編集を担当した競馬道OnLineのサイトにて、「栗山求、望田潤 今週のBLOOD穴ライズ!」という新コーナーがスタートしています
http://www.keibado.ne.jp/keibaguest/premiumservice/index_lp2.html
7/21,22は望田潤の担当。よろしければご覧ください(前夜18時に入稿します)
NETKEIBAの「厳選予想 ウマい馬券」も通常どおり、1日3Rアップします
http://yosov3.netkeiba.com/
土曜中京1Rが私的には熱いメンバーが集ったので、すでに予想を入稿済です(・∀・)
--------
今週の新馬は土中京5マイサンシャイン(POG)と日函館5Rウィクトーリア(一口&POG)で、ゴルア×フラッテローザ(フリオーソ全妹)のマイサンシャインがまさかの芝デビューで驚いてますが、この時期はダ1800の新馬があまりないですからね~
ウィクトーリアは岩田を背に追い切った映像を見るとなかなか母親似で、イメージどおりの馬に見えるので楽しみです(・∀・)
土曜のボツ予想~ハーツ×Robertoを捲るハーツ×Roberto
ハーツクライ産駒といえども全部が全部トニービン的ナスペリオン的東京向きストライドで走るわけではなく、たとえば母系にRobertoが入ると、タイムフライヤーやグレイルのように内回りを捲る脚質にもなるのだ…ということは今春のクラシックロードでも力説してきました
いわきの◎レッドイグニス(母父Sri Pekan)と○トーホウアイレス(母母父ブライアンズタイム)もそんなタイプで、だからイグニスもアイレスも捲りのきく内回り小回りで狙ってきましたが、内が荒れてきた福島1800なら2頭の捲り合いに、メイショウサムソン×Miswaki(父スタミナ×母スピード)で小回り1800の先行ではまず崩れない△シャララ、◎○→◎○△で組みたいです
横津岳は◎コマノジャスパ
前走も狙いましたが夏リストらしい上昇ぶりで、私が見たなかでは一番ノヴェリストに一番似ているかな、あの勝ちっぷりならここでも
他のレースはこれから考えますが、競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」とNETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」では中京1Rと中京2歳Sと函館日刊スポーツ杯を予想していますので、今週もよろしくお願いします
日曜のボツ予想~イチゴにも△を
まずはお詫びと訂正から…函館2歳Sの予想はウマい馬券と競馬道OnLineに入稿済ですが、私のケアレスミスでイチゴミルフィーユの印がスコーンと抜けておりますm(_ _)m
函館の2歳短距離はあんまりレベル的にパッとしないし、ここなら配合も素質も上位にランクされる馬やと思うし、そしてこういうミスをやらかしたときはだいたい馬券に絡むもんで(^ ^;)、ここで追記しておきます
福島TVオープンは○タイセイサミットと▲テオドールが有力やと思うし△マサハヤドリームも外差しのきく平坦1800なら小倉大賞典ぐらい走るでしょうが、これらより1キロ重いのも承知の上で◎ダイワリベラルにひねってみたいです
ダイワメジャー×トニービンでノーザンテーストのクロスですから中京記念に出るフロンティアと似た配合ですが、この馬については「お尻が小さくてマイラー然としないし、母母スマイリングカットがBramalea≒Beautillionの3/4同血クロス3×4だから、ベストは小回り1800だろう」とずっと書いてきました
実際小回り内回りの1800は[1-2-1-0]とオール馬券内、小回り1800を最後に走ったのが15年スピカS(中山内1800)で、このときは先行してモーリスの2着でした
その後オープン入りしてからは中山マイルでたまに好走するという競走生活を2年半ほど送ってきましたが、Hyperion過多ともいえる配合でまだ衰えはないとみれば、タフな馬場の福島1800というのは待望の条件なので、7歳夏にしてベストパフォを叩き出す可能性はあるのでは
ちなみにダイワメジャーのノーザンテーストクロスはパワーに振れすぎるのかポメグラネイトやケイリンボスのようなダ短距離オープン馬が出ていますが、芝上級のフロンティア、ダイワリベラル、レッドオルバース(以上トニービン)、ラクアミ(テスコボーイ)、タガノカムイ(ダイナサッシュ)は、いずれも母系に有力なナスペリオンを持っているんですね
ダイワメジャーはナスキロ血脈を持たないので、ノーザンテーストのクロスでパワーに振れた体質をほぐすにはナスキロよりナスペリオンが有力なのかもしれません(ダイワメジャーの牝祖La Meninaがナスペリオン)
松前は◎レイエンダが素質上位すぎるし、ウインドインハーでもレディブロンドの分枝はTom Fool的機動力が強いので小回りOK
相手も○カリビアンゴールドはステゴ×Cape Crossで洋芝2000ズンドバだし、☆フリージングレインもレンの牝系らしいRoberto捌きで小回りなら機動力を存分に発揮するでしょうが、3着に塗りたいのが△エルリストン
マンカフェにNever Bendが入ってRibotのクロス、配合通りの立ち肩パワー体質で、ストライドが伸びないのでもともと小回り2000はいいんですが、そんなタイプですから夏馬でもあると思うのでね
他のレースはこれから考えますが、NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」では中京2Rと中京記念と函館2歳Sを予想していますので、日曜もよろしくお願いします
7/21,22の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報
『一口馬主好配合馬ピックアップ(2017)』と『望田潤のPOG好配合馬リスト(2018)』で望田潤が推奨したウィクトーリア(牝2歳)が日曜函館5Rの新馬戦(芝1800m)を勝ち上がりました。
★シルクホースクラブ
父ヴィクトワールピサ
母ブラックエンブレム(ウォーエンブレム)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2016104836/
牝 募集価格:2800万円
秋華賞馬ブラックエンブレムはOur Emblem≒ヘクタープロテクターのニアリークロス2×2が光る配合で、繁殖としても優秀とみてブライトエンブレムもアストラエンブレムもピックしてきました(ただしディープインパクトとの配合は、やや“軟”な方向へ振れすぎた気もしてピックしていません)。本馬は父がヴィクトワールピサに替り、Mr.Prospector~ナスフリートの継続クロス、Donatello~Pretty Polly=Mirandaの継続クロス、そしてAmbiorix≒My Babuのニアリークロスと、両親のツボを押さえた配合。牝馬なのでナスフリート的しなやかさが強い中距離馬でしょうが、この配合ならば非力なことはないでしょう。ヴィクトワールピサもフィリーサイアーな面があるだけに、期待を裏切ることはないとみました。(望田)
◎ウィクトーリア(牝・父ヴィクトワールピサ・母ブラックエンブレム)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2016104836/
兄のアストラエンブレムやブライトエンブレムにつづくPOG&一口ピックでのダブル推奨。ブラックエンブレムはOur Emblem≒ヘクタープロテクター2×2のニアリークロスを持ち、秋華賞を勝っただけでなく繁殖としても有能だ。ヴィクトワールピサとの配合も“ナスフリート”を基調とした成功パターンだから期待していいだろう。(望田)
土曜中京9R中京2歳S アドマイヤマーズ(POG・望田)
土曜福島10Rいわき特別 レッドイグニス(一口・栗山)
日曜中京7R500万下 レッドヴェイロン(一口・望田)
日曜中京11R中京記念2着 ロジクライ(POG・望田)
--------
アドマイヤマーズが新馬を勝ったときに「メジャーエンブレムと似た輪郭のダイワメジャープラチナ配合で、上がり2F特化(10.7-11.0)で大苦戦というのもなるほどメジャーエンブレムっぽい」と書きましたが、中京2歳は47.2-47.5と緩まず流れたので大楽勝でした
メジャーエンブレムはドスローの上がり11.1-11.2のアルテミスSでデンコウアンジュにビュンと差されてしまい、つづくJFは46.9-47.6と流れて4角先頭で圧勝、これとアドマイヤマーズの新馬辛勝→中京2歳楽勝は重なるものがありますよね
直線半ばからストライド全開で後続を突き放したように、大跳びなので大箱ワンターン向きでもあるでしょうが、距離は2000までOKと私はみています
これで母ヴィアメディチの名繁殖ぶりも明らかになったといえますが、それは母系に入るMachiavellianの優秀さとも言え、Haloは日本ではサンデーサイレンスの父として専ら認知されていますが、実は繁殖牝馬の父として母系に入って極めて優秀な血でもあるのです
「今年の2歳はヴィクトワールピサ牝駒の当たり年や!」と宣言してPOG書籍ではピサ牝馬を4頭もリストイン、ところがフタを開けてみると牡ばかりポンポン勝ち上がるので心中複雑やったんですが、ひとまずウィクトーリアは期待どおりの勝ちっぷりでした(・∀・)これまでの産駒の中では、最もブラックエンブレムに似ているんじゃないですかね
ヴィクトワールピサ産駒としてもブラックエンブレム産駒としても合格点レベルの配合やと思っていますが、ただ一つ不満をいえば、ブラックエンブレムが持つ魅惑のニアリークロス、Our Emblem≒ヘクタープロテクター2×2を最大限に活かすという意味では、これまで配されてきた種牡馬たちはいずれもベストの相手とまではいえないかなと
ようするにこのニアリークロスの最大のキモであるNumbered Account=プレイメイトの全姉妹クロス(名繁殖の3/4同血クロスを持つ名繁殖の全姉妹クロス)を活かすという点においては、ヴィクトワールピサでもネオユニヴァースでもダイワメジャーでもディープインパクトでも十分とはいえないと思うのです
これまでの産駒では父オルフェーヴルのマルーンエンブレムが唯一「War AdmiralとLa Troienne」のクロスを継続した配合になっていますが…どうなんですかね、社台SSならキンカメ系とかハービンジャーとかモーリスとか、非SS系の種馬のほうが合うようにも思いますが
唯一の懸念材料は逃げて楽勝してしまったことで、母系にVaguely Nobleの血を引き、兄のアストラエンブレムもブライトエンブレムもちょっと馬群を嫌がるようなところは見受けられるだけに、馬群に入るとAureole魂逆噴射の可能性はあるかもです
雑感18/7/24
「シルクのピックはいつですか?」という問い合わせが多いのですが、私は土曜のツアーに参加するので、それを見てから月曜(7/30)夕方までにピックしたいと思っていますので、よろしくお願いします
◆ジャスタウェイ
アウィルアウェイが芝1200で新馬勝ちを決めた日は社台系クラブのツアーに参加していて、「さっそく新馬勝ち!ジャスタウェイ産駒が登場です」のアナウンスに「いやいや…アウィルアウェイは8割ぐらいウィルパワーの手柄でしょう」とブツブツ突っ込んでたんですが、アドマイヤジャスタとアドマイヤポラリスの牡2頭は、デビューしたジャスタ産駒の中ではかなり父似じゃないかと思いますね
私があちこちで見せてもらったジャスタ産駒は、全体に体の線がきれいで、ボリューム的にはもう一つという印象を残すんですが、それはジャスタウェイの長所はある程度の確率で伝わっているということでもある
アウィルアウェイはトキオリアリティー系の牝馬らしく短距離でうなっていて、エイシンゾーンはセントルイスガールの孫でStorm Catが強いマイラー、勝ち上がったジャスタ牝駒は母系のスピードが表現されているように見えます
ラブミーファインも母ヤマノラヴは道営デビューでラベンダー賞に殴り込み3着、体型や動きからこちらの影響も強いとみれば、函館の芝短距離2歳戦は全体に低レベルで推移したと思われるだけに、1800組の短縮に注目できるのではないか、とレース前にもコメントしておきました
ディープ産駒が人気になった日曜中京の新馬も、配合的にはハーツクライ×Unbridled's Songの黄金ニックスを持つアドマイヤポラリスが注目だと書いておきましたが、惜敗でしたが芝2000でそれらしいレースぶりでした
つまりですね、中距離配合の牡はちゃんと父親似で芝中距離でそれらしく斬れて、母マイラーの牝はそちらの資質も強く短距離~マイルに難なく対応していて、そういう意味で新種牡馬ジャスタウェイ思ったよりやるなあ…というのがここまでの印象ですね
あとラブミーファインはChief's Crownとフジキセキとテスコボーイ、アウィルアウェイはNureyevとMill Reef、アドマイヤジャスタはFairy King、有力なナスペリオンをもってくるのはやはり有効手といえそうです
競馬道OnLineプレミアム予想「今週のBLOOD穴ライズ!」7/28,29
3月に発売された『パーフェクト種牡馬辞典 2018-2019』(自由国民社)の関連企画として、同書の編集を担当した競馬道OnLineのサイトにて、「栗山求、望田潤 今週のBLOOD穴ライズ!」という新コーナーがスタートしています
http://www.keibado.ne.jp/keibaguest/premiumservice/index_lp2.html
7/28,29は栗山求の担当。よろしければご覧ください(前夜18時に入稿します)
NETKEIBAの「厳選予想 ウマい馬券」は通常どおり、1日3Rアップします
http://yosov3.netkeiba.com/
今週の新馬は土曜新潟5Rグレイシア(POG)、土曜札幌5Rアルママ(POG)、日曜札幌5Rシェーングランツ(POG)、レッドヴィータ(POG)、日曜札幌は現地観戦なので楽しみす(・∀・)
ちなみに同じレースにいるレッドエンヴィーは東サラですが、レッドヴィータは紅露純氏名義で東サラではなく、ただしレッドヴィータの姉レッドミュールは東サラでした(や…ややこし)
昨夜アルママの追い切り映像が流れてましたが、この動きなら新馬ぐらい勝てるんやないかと思いましたよ(・∀・)
土曜はシルクのツアーに参加するので、たぶんボツ予想は休みます
日曜はシルク民たちと競馬場で打つので、札幌のレースだけ一生懸命予想します(^ ^;)あ、重賞二つは金曜のうちにシッカリ予想しときますよ
Justifyは天性のスピードで圧倒しつづけていた馬で、タフネスでも群を抜いていたAmerican Pharoahとは違って、スピードで押し切れないレースでは脆さも見せたはずで、戦績に傷をつけないまま種牡馬入りできたのは幸運というべきかなあ…と
天性のスピードと魅惑のニアリークロスは種牡馬としても魅力で、Tapitの娘との配合ではYarn=Preach≒Voodoo LadyをPulpit4×3という無理のない濃さのクロスで累進できるわけで、競走馬としてより種馬として“出るべくして出た”配合だろうと思います
土曜のボツ予想~母父父Lear Fanの機動力
TVhは有力馬が外枠を引いたので、ノリがインで立ち回りそうな◎ショウナンマルシェで
戦歴を見てのとおり中団あたりから差すケイバもできるし、母父LabeebはLear Fan産駒でハリウッドダービー(米G1・芝9F)勝ち、小回りはきくほうです
小倉7は◎クルークヴァール
逃げ馬としてならしたクィーンズバーンの息子で、どうも馬群に入るとよくないように見えるので、この大外枠から揉まれず先行なら力は出せるかと
NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」では羊ケ丘特別、北海道150年記念、国東特別、あと日曜のアイビスサマーダッシュとクイーンSの予想も入稿していますので、今週もよろしくお願いします
さてこれから支度してシルクのツアーへ
日曜のボツ予想~真夏のBest in Show
土曜はシルクのツアーヤリがエゲツなすぎて、バスの中では移動のたびに歓声と拍手が湧き上がってましたが(^ ^;)、ピックは月曜にやりますのでよろしくお願いします
事前に血統表や動画を見てチェック入れてたのはだいたい実馬も良かったし、最近はそこらへんの乖離は少なくなってきてるなあ…とは思いますね(精度が上がったとは言ってません)
今日はこれから札幌競馬場に出向くので、ボツ予想はポプラ特別だけ
ヴォカツィオーネはカジノドライヴ×キングカメハメハでBest in Showの牝馬クロス4×7、このクロスを持つカジノドライヴ産駒は以下のように高確率で走っていますが、月別成績を見てのとおり夏場に非常に良績があります
ヴォカツィオーネは典型的なラトロ肩で、こういう前駆のつくりになりやすいので夏場の成績が良い、という解釈は可能で、太目残りを叩き、外枠もいいと思うのでここから
NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」ではアイビスサマーダッシュとクイーンSと道新スポーツ賞を予想していますので、日曜もよろしくお願いします
シルクのピック、取り急ぎラインナップだけ先に
ツアーで実馬も見せてもらって、シルクの一口ピックがやっと決定、今年は望田だけで14頭のピックになります
ただしこれから支度して出かけなければならず、推奨コメントを書く時間がすぐにはとれないので、「シルクホースクラブ(望田潤ピック暫定版)」と題して、取り急ぎ14頭のラインナップだけ先にアップしてあります
今夜には推奨理由も追記しますので、お待たせして申し訳ないですがよろしくお願いしますm(_ _)m
「一口好配合馬ピック」シルクから計19頭ピック
おかげさまで本年も好評をいただいている「一口馬主好配合馬ピックアップ(2018)」、シルクホースクラブから栗山求が8頭、望田潤が14頭ピックし、ダブルピックが3頭なので計19頭のピックとなります
今年のシルク募集馬はツアーにも参加してジックリ見せてもらいましたが、全体にオープン級や上級が粒ぞろいという印象で、けっきょく14頭もピックすることになりましたがこれ以上は削れないです
現在シルク(19)、東サラ(7)、ジーワン(6)、ユニオン(3)、ラフィアン(3)、ウイン(2)、友駿(1)から計41頭ピックしています
http://www.miesque.com/c00052.html
栗山求・望田潤の「一口馬主好配合馬ピックアップ(2018)」
https://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/08dafcc45ec8de908733613184a62875
7/28,29日の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報
『望田潤のPOG好配合馬リスト(2018)』で推奨したグレイシア(牝2歳)が土曜新潟5Rの新馬戦(芝1400m)を勝ち上がりました。
グレイシア(牝・父ダイワメジャー・母クーデグレイス)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2016104465/
母クーデグレイスはローズS3着。ダイワメジャー×ホワイトマズルはトーセンベニザクラやダローネガと同じで、Halo≒Droneのニアリークロスに加えLady AngelaとEla-Mana-Mouが「HyperionとSwynfordとPretty Polly」で脈絡する黄金配合。本馬は母母父がトニービンなのもいい。(望田)
『ディープインパクト好配合リスト(2018)』で栗山求が推奨したコントラチェック(牝2歳)が土曜札幌1Rの未勝利戦(芝1800m)を勝ち上がりました。
コントラチェック(牝・母リッチダンサー)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2016104880/
キャロットクラブで募集価格6000万円。バウンスシャッセ(重賞3勝)、フロアクラフト(オークス-5着)の4分の3妹。母リッチダンサーは日本で産んだ7頭中6頭が勝ち上がっており、確実性と大物感を兼ね備えた優れた繁殖牝馬。これだけの実績を残しているにもかかわらずディープインパクトと交配するのは今回が初めて。母方にFairy Kingを持つディープインパクト産駒はこれまで14頭がデビューして11頭が勝ち上がり、ハープスター(桜花賞など重賞4勝)、ジュールポレール(ヴィクトリアマイル-3着)、ファタモルガーナ(ステイヤーズS-2着3回)、トーセンブレス(フラワーC-2着)などコンスタントに活躍馬が出ている。芝中距離で大きなところを狙える器だろう。(栗山)
『望田潤のPOG好配合馬リスト(2017)キングカメハメハ編』で望田潤が推奨したローズベリル(牝3歳)が日曜小倉4Rの未勝利戦(ダート1700m)を勝ち上がりました。
ローズベリル(牝・母モルガナイト)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2015105038/
ブラックスピネルやモーヴサファイアの半妹で、ダンビュライトやラブラドライトの姪で、名繁殖クリソプレーズも近親のキャサリーンパーの牝系。ラブラドライトとは父も同じ3/4同血の間柄。Mr.ProspectorとMill Reef≒Rivermanのクロスで、ストライドで走る方向にまとめた配合もよい。外1800mで斬れるタイプ。
日曜新潟4R障害未勝利 アヴニールマルシェ(ディープ・栗山)
日曜新潟8R500万下 モクレレ(ディープ・栗山)
--------
グレイシアは社台オーナーズで、募集馬見学ツアーに同行した馬主さんにもススメた馬です
こないだダイワリベラルを狙ったときのボツ予想でも書いたように、ダイワメジャー産駒におけるノーザンテーストのクロスはパワーに振れすぎるのか、ポメグラネイトやケイリンボスのようなダ短距離オープン馬が出ていて、芝上級のフロンティア、ダイワリベラル、レッドオルバース(以上トニービン)、ラクアミ(テスコボーイ)、タガノカムイ(ダイナサッシュ)なんかは、いずれも母系に有力なナスペリオンを持っているんですね
ダイワメジャーはナスキロ血脈を全く持たないので、ノーザンテースト的なパワー体質をほぐしてやるには、ナスキロよりナスペリオンが有力なのだろう、という仮説は成り立つかと(上のようにダイワメジャーの牝祖La Meninaがナスペリオン)
グレイシアもノーザンテーストが強い体型ではあるんですが、フロンティアと似てナスペリ柔さも感じられる体質で、体型のわりにストライドで走れるのがいいのではないかと
それと「ダイワメジャー×ホワイトマズルは前で受けて味がある血統や」とダローネガが走るたびに口を酸っぱくして言いつづけてきた私としては、気の張ったレースで先行したのもなかなか好感で、でもまあタイプとしてはフィリーズレビューでしょうね
競馬道OnLineプレミアム予想「今週のBLOOD穴ライズ!」8/4,5
3月に発売された『パーフェクト種牡馬辞典 2018-2019』(自由国民社)の関連企画として、同書の編集を担当した競馬道OnLineのサイトにて、「栗山求、望田潤 今週のBLOOD穴ライズ!」という新コーナーがスタートしています
http://www.keibado.ne.jp/keibaguest/premiumservice/index_lp2.html
8/4,5は栗山求の担当。よろしければご覧ください(前夜18時に入稿します)
NETKEIBAの「厳選予想 ウマい馬券」は通常どおり、1日3Rアップします
http://yosov3.netkeiba.com/
今週の新馬は土曜新潟5Rソルドラード(一口&POG)、日曜新潟5Rドナアトラエンテ(ディープ)、日曜小倉5Rサトノバリオス(ディープ)、我ながら良血のディープ&カナロアばかりですが(^ ^;)、ソルドラードとサトノバリオスはさっき追い切りの映像見ましたがさすがの動きやったんじゃないですかね
ただし明日から羊蹄山でキャンプ(すでに自家製ベーコン仕込み完了)、その足で日曜はレイクヴィラさんちにお邪魔して馬見せてもらうので、土日ともレースはリアルタイムではあんまり見れないと思います
かんたんボツ予想二つ
札幌日経オープンは穴人気してますが◎ヴォージュ、ナカヤマフェスタ牡駒は長丁場に出てきていきなり穴をあけることが多いし、走りなんかをみても長いところは合いそうなイメージなんですよね
信濃川はルメデムの騎乗馬がややジリ脚で高速新潟のスローでは鋭さ負けしそうなイメージなので、3歳になって上昇してきた3/4Northern Dancerクロスのオルフェ産駒で、なるほどレーヴドスカーやんというストライドで走る◎レーヴドリーブが好位から抜け出すとみました
▲ロードプレミアムはダノンプレミアムの全兄ですが、デインヒルのプリケツを引いた弟とは対照的にこちらはHabitat的後駆で前輪駆動気味な走りで、だから平坦コースではいつもヒモ穴に狙いたくなる
NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」では札幌2Rとダリア賞と十勝岳特別、あと日曜の重賞二つもすでに入稿済ですので、今週もよろしくお願いします
今日はこれから支度してキャンプにいくので日曜のボツ予想はお休み、日曜はその足でレイクヴィラさんちにお邪魔して馬見せてもらったりするので、レースもリアルタイムではほぼ見れないと思います
8/4,5の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報
『ディープインパクト好配合リスト(2018)』で望田潤と栗山求がダブル推奨したドナアトラエンテ(牝2歳)が日曜新潟5Rの新馬戦(芝1800m)を勝ち上がりました。
ドナアトラエンテ(牝・母ドナブリーニ)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2016104808/
ジェンティルドンナやドナウブルーの全妹で、母ドナブリーニはチェヴァリーパークS(英G1・芝6F)勝ち馬。「母父がDanzig系のスピード型で、母がNorthern Dancerのクロス」というのは、ディープ産駒でPOGで最も狙いやすいパターンだ。ディープ×ドナブリーニはジェンティル以降は不振というべきだが、牝のほうが走る配合なので今年は評価を上げてみたい。(望田)
ドナアトラエンテ(牝・母ドナブリーニ)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2016104808/
サンデーサラブレッドクラブで募集価格7000万円。ジェンティルドンナ(ジャパンC2連覇、ドバイシーマクラシック、有馬記念、牝馬三冠など)、ドナウブルー(関屋記念、京都牝馬S)の全妹。母は Danzig を経た Northern Dancer 3×4という好パターン。Alydar、My Bupers を併せ持つのでミッキーアイルに似ており、「Danzig×Alydar」の母の父 Bertolini はサトノダイヤモンドが持つ Lure と同じ組み合わせ。ドナブリーニの子は前出の姉妹以来鳴りを潜めているが、配合的には申し分なく、馬体重は440kg台と十分。(栗山)
『ディープインパクト好配合リスト(2018)』で栗山求が推奨したミディオーサ(牝2歳)が土曜新潟1Rの未勝利戦(芝1600m)を勝ち上がりました。
ミディオーサ(牝・母ミスエーニョ)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2016104633/
サンデーサラブレッドクラブで募集価格7000万円。ファンタジーS(G3)を勝ったミスエルテ(父 Frankel)の半妹、現3歳500万下ミカリーニョ(父ハーツクライ)の4分の3妹。母ミスエーニョはデルマーデビュタントS(米G1・AW7f)の勝ち馬。2代母 Madcap Escapade はアシュランドS(米G1・ダ8.5f)の勝ち馬で、その半妹にバレリーナS(米G1・ダ7f)を勝った Dubai Escapade がいる。母方の近い世代に A.P.Indy、Mr.Prospector、Storm Cat を抱えているのでハートレー(ホープフルS)と配合構成が似ている。芝中距離タイプで仕上がりは早そう。(栗山)
『一口馬主好配合馬ピックアップ(2016)』と『ディープインパクト好配合リスト(2017)』で栗山求がダブル推奨したセンティフォリア(牝3歳)が土曜小倉4Rの未勝利戦(芝1800m)を勝ち上がりました。
★ユニオンオーナーズクラブ
父ディープインパクト
母メイデイローズ(Rockport Harbor)
牝 募集価格:4800万円
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2015106298/
1歳上の全兄は14年のセレクトセール当歳でカタール人馬主に6600万円(税込)で落札されました。馬体と血統が高評価されたということでしょう。現在イギリスに渡ってデビューを待っています。母はサンタイサベルS(米G3・ダ8.5f)など重賞2勝。母の父 Rockport Harbor は11歳の若さで死亡したため産駒数は多くないものの、日本に輸入されたラインアンジュが芝短距離で準OPまで出世するなど悪くない成績を残しました。父とニックスの関係にある Unbridled を持ち、2代母の「Danzig+Alydar」はジェンティルドンナやサトノダイヤモンドにも見られる配合構成。2代母 May Day Bluff は近い世代に Danzig、Alydar だけでなく、Halo と Hoist the Flag を持っています。これはサトノダイヤモンドの母の父 Orpen と酷似しています。予想馬体重が450~470kgと大きめなのもいいですね。仕上がりの早いスピードタイプで、これだけの血統ですから4800万円も高いとは感じません。(栗山)
センティフォリア(牝・母メイデイローズ)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2015106298/
ユニオンオーナーズクラブで募集価格4800万円。1歳上の全兄は14年のセレクトセール当歳でカタール人馬主に6600万円(税込)で落札されイギリスへ渡った。母メイデイローズはサンタイサベルS(米G3・ダ8.5f)など重賞2勝。母の父 Rockport Harbor は11歳の若さで死亡したため産駒数は多くないものの、日本に輸入されたラインアンジュが芝短距離で準OPまで出世するなど悪くない成績を残した。父とニックスの関係にある Unbridled を持ち、2代母 May Day Bluff の「Danzig+Alydar」はジェンティルドンナやサトノダイヤモンドにも見られる配合構成。それに加えて Halo と Hoist the Flag を抱えているのでサトノダイヤモンドの母の父 Orpen と酷似している。仕上がりの早いスピードタイプで桜花賞向き。(栗山)
土曜新潟8Rダリア賞 アウィルアウェイ(POG・望田)
土曜新潟12R500万下 ゴライアス(POG・望田)
日曜小倉11R青島特別 サラキア(ディープ・栗山)
--------
土曜は真狩村でキャンプ、翌日はレイクヴィラさんちにお邪魔してきました
この日に向けてビッシリ仕上げた自家製ベーコンも活躍
子供たちが寝ついたあとは大人のオツマミが続々と…
暗闇でトントロキムチを作成するDJちけぞう
ドーベルはまだまだ見た目が若いし、今も繁殖群といっしょに放牧されているとのことで、Hyperion基調の配合だけに長生きしてくれるでしょう
吉田豊を背に唸りながら走っていた現役時の面影は全くなく、今やすっかり穏やかなオバアチャンです
これはみなさま注目のメジロルバート17(父オルフェーヴル、母母メジロラモーヌ)、シルクの募集前なので寸評は控えます
アウィルアウェイは父ジャスタウェイがNorthern Dancer≒Icecapade5×3、母父キングカメハメハがNorthern Dancer4×4・6、そして母母トキオリアリティーのところだけはNorthern DancerはおろかNearcoすらなし
これはヴェロックスの母母SchwarzachがNorthern Dancer4×4で、母父MonsunはNorthern DancerゼロでNearcoのクロスすら持たないのと構造的には同じで、ジャスタウェイ産駒はこのように3/4Northern Dancerクロスにしつつハッキリと1/4異系を取り込む配合形が、最もオーソドックスで成功しやすいだろう、というのが配合史的根幹論です
トキオリアリティー(Eight Thirty≒War Relic4×5・5の名繁殖)やMonsun(Kaiserkrone=Kaiseradler4×4の名種牡馬)のような非Northern Dancer非サンデーサイレンスでNearcoのクロスすら持たない良質のアウトサイダー血脈というのは実に貴重で、こういう良質の傍系の血を1/4異系に使うことでNorthern Dancerやサンデーサイレンスのような名種は生み出されてきたわけで、金子さんはついに非ディープ非キンカメで大きな手役をツモッたかもですね
アウィルアウェイはNureyevとMill Reef、ヴェロックスはChief's Crownと、ハーツクライとの配合でよく成功する有力なナスペリオン血脈を持つ点も共通し、ジャスタウェイの配合のキモはトニービンとWild Againのニックス(根拠はHornbeamとBushel-N-Peckを通じるナスペリオン的なニアリークロス)にあるのでそれも当然ですよね
真っ当な配合で真っ当に走る馬が出ているということは、ジャスタウェイは真っ当に優秀な種牡馬だということです
Pacallaさんにて、サマープレミアムの注目配合馬を取り上げています
「ファンと牧場をつなぐサイト」パカラPacallaにて、8/20サマープレミアムセール上場予定馬からの注目の配合馬を2頭取り上げていますので、よろしければご覧ください
https://pacalla.com/article/article-1718/
パカラでは前谷牧場の生産馬はよく取り上げているので、あんまりひいきにしていると思われるのもアレなんで最近はやや遠慮してたんですが(^ ^;)、このミラクルベリー17は配合はもちろん馬の出来もいいと思いますよ(・∀・)
8/21から所用で東京入りすることになったので、今年はサマーセールは残念ながら不参加、20日のプレミアムセールだけ顔出そうかというスケジュールを組んでます
先ほど発表になりましたが、シルクはピック馬14頭のうち、アドマイヤセプター、ウルトラブレンド、シーイズトウショウ、ベッラレイア、リアアントニア、プチノワール、ローマンエンプレス、シャトーブランシュ、ピラミマ、エンプレスティアラの10頭は満口になりましたので公表します
ローマンエンプレスは実馬を見るとなかなか良かったし、ツアーで人気急上昇になったクチですかね
私と三輪さんは「5歳で愛知杯勝ちそうなカナロアやん」と評してましたがさて(・∀・)