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Channel: 血は水よりも濃し 望田潤の競馬blog
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第65回宝塚記念回顧~エピファのステイヤー、雨の京都を下る

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京都11R宝塚記念
◎2.ジャスティンパレス
○12.ブローザホーン
▲9.ソールオリエンス
△10.ローシャムパーク
△13.ルージュエヴァイユ
×5.ディープボンド
×7.プラダリア
京都は土曜メインの頃にはもう降り出していたが、これから日曜朝までかなりの雨量で、しかもメインまで降りつづくという予報どおりだと、しっかり重馬場は避けられない状況だろう。京都Dコースはインが荒れてきて、みんなそこを避けて走っているし内回りも外回りも外伸び優勢。このバイアスが道悪になってどうなるかだが、今降っていて滑る馬場だと、むしろ芝のないところのほうが走りやすいかもしれない。
ドウデュースは道悪が大きな割り引きとは思わないが、ピッチで一気に爆発して決めてしまうのが勝ちパターンだから、大回りのタフな馬場でダラダラ流れるレースで本領を発揮できるかどうか。いつでもどこでも同じぐらい強い馬なんていないのだから、ここはドウデュースを買うレースではないということで潔く無印でいってみる。
ジャスティンパレスはヌレイエフ的なナタのストライドでズドーンズドーンと走るので、春秋の天皇賞を見てのとおり大箱がベターには違いない。陣営は馬場が悪すぎるとどうかというニュアンスだが、ヌレイエフだからこなすし我慢するとみた。ディープボンドは京都の下りが上手いのでここもロンスパでくるだろうが、ルメールは好位につけてそれに呼応するスパートでくるはず。
ブローザホーンは生粋のステイヤーなので良の2200では根本的にスピードが足りないが、重馬場で前半ゆっくり入っての後半ロンスパならばTT質でも対応できる。京都外は競走中止を除けば[2-1-0-0]で、エピファ産駒らしく下るのも上手い。
ソールオリエンスは重の皐月賞を大外一気で勝ったが、キャラとしてはストライド系で、大阪杯も中山記念も有馬も内回りで差しにくそうに見える。雨の京都外2200で、ここでいいところがないようでは成長に疑問符を付けざるをえないが、血統的にはむしろ古馬になってからの馬だ。
ルージュエヴァイユは胴も脚も長いジャスタウェイ産駒で器用さは全くないが、コーナリングが悪いからこそ大阪杯もエリ女もコーナー加速できないまま最内を突いて持続力と底力で伸びてきた。雨でもう内も外も同じというバイアスならば、ここもみんなが外に膨れるところをショートカットする手はある。
ベラジオオペラは道悪実績はあるが、アイドリームドアドリーム牝系だから内回りの中距離が鬼で、京都外で長く脚を使うレースではローシャムパークやプラダリアのほうが先着するだろうという読みで。

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例によってNETKEIBAの全頭血統解説から1~3着を

ブローザホーン
デザートスネークの甥で、母オートクレールはJRA4勝(芝ダ1200~1600)。ダイヤモンドS2着ジョーヤマトも近親。母父デュランダルはマイルCSやスプリンターズSの勝ち馬。牝系はスタミナ十分で、母父にスピードが入ってエピファネイア産駒としてもバランスの良い配合になった。2400以上[4-1-1-1]、前走時424キロの小柄なステイヤー。前駆がいい走りのエピファ産駒だから、実績どおり京都外回りも合う。時計や上がりが速いと苦しいので渋ってスローなら。(距離○スピード○底力◎コース◎)



ソールオリエンス
ヴァンドギャルドの3/4同血の弟で、母スキアはフィユドレール賞(仏G3・芝2100m)勝ち馬。英オークス馬Loveも同牝系。母父Motivatorは英ダービー馬でタイトルホルダーの母父でもある。父キタサンブラックは年度代表馬で本馬やイクイノックスを出し成功。重厚で奥深い中距離血統で、クラシック三冠[1-1-1-0]と活躍したが、古馬になっての成長も見込めるはず。未だにコーナリングはイマイチなので、京都外2200で一雨あれば差しやすい状況に。(距離◎スピード○底力◎コース○)



ベラジオオペラ
エアアンセムやサトノヘリオスの甥。牝祖エアデジャヴーはオークス2着で、エアメサイアやエアシェイディの母でエアスピネルやエアウィンザーの母母。父ロードカナロアは世界の短距離王だが、中距離型の繁殖との間にアーモンドアイやパンサラッサなど中距離チャンピオンを出している。本馬も母父ハービンジャーが強い中距離馬で、この牝系らしく機動力に富み重賞勝ちは全て内回り。カナロア産駒だからスピードはここでも上位で、また前残りを目論む。(距離○スピード◎底力◎コース○)



前夜から降りつづいて馬場状態は終日重、京都芝Dコースは連続開催で見た目にインが荒れていて、その荒れたところをみんな避けて走っていて、宝塚においても3~4角であえてインを狙ったカラテ、ヒートオンビート、シュトルーヴェは枕を並べて大敗

典型的な逃げ馬が不在で、ディープボンドかベラジオオペラが逃げるのかと思いきや、川田ルージュエヴァイユが果敢にハナを奪うと12秒台後半にペースダウンし、前後半のラップは61.0-12.9-58.1、ゆっくり入って坂の下りから速くなる後半4Fロンスパに

上の解説でも書いたとおり、428キロのステイヤーのブローザホーンにとって中距離のスピードを要求されるレースになると苦しく、NETKEIBAのMahmoudさんとの対談でも「雨が降ってなおかつ前半スローならば、ステイヤーのブローザホーンにも好走の目が出てくる」と言っていたんですが、まさにそのゾーンのレースになりました

エピファ産駒らしい前駆のいいフォームで京都外を下るのはお手のもの、4角~直線で惰性で勢いがついて、斜めに外に出しながら伸びてくるときの脚は人馬一体で、いつかG1を勝つだろうとは思っていましたが菅原くんおめでとう

「弱い4歳世代」最大の戦犯のように言われていたソールオリエンスですが、あの重馬場の皐月賞を大外一気で勝ってしまったのがね、あれはたとえばテイエムオペラオーの皐月賞の勝ち方なんかと似ていて、中山内回りをコーナリング能力で勝ったレースでは全くなかったわけで、そもそも京成杯で思いっきり膨れてた馬ですからね(^ ^;)

ベラジオオペラとは勝ったり負けたりで何度も鎬を削ってきてまさに同期のライバルですが、けっきょくのところ大箱(宝塚とダービー)ではソールがベラジオに先着しているわけで、ストライドで差すタイプだし、内回りでコーナーで脚を使うよりは外回りで構えて差したほうが味がある馬なんじゃないかと

だから内回りの大阪杯と中山記念と有馬記念で差しにくかったのを「ベラジオオペラに比べると成長していない」と言われてしまうのはちょっとかわいそうやなと、キタサンブラック×Motivatorが成長しないわけがないのでね

ドウデュースについては未だにマイラーなのか中距離馬なのかという議論が持ち上がるわけですが、Mahmoudさんとの対談でもあれこれ語ったように、マイラー質の凄い爆発力を中距離で発揮できる稀有な存在で、そういう馬に友道メソッドでつくりあげられてきたというイメージです

ようは前半はタメるだけタメて、どの区間で爆発させるか、それが中山阪神の内回りだと一気の捲りという形になるわけで、京都外回りならばダービーのように直線爆発の絵でユタカは乗ってたんじゃないかと思います

いずれにしてもハマッたときの爆発力は現役ナンバーワンなのですが、そのゾーンがあまり広くないというね、それが通算[6-1-1-5]という競走成績にも現れているかと

今日ゾーンにハマらなかったのは、川田がスローで逃げたのでうなってしまったこと、うなったところで落ち着かせようとしたが外に菅原・戸崎・武史がいて、周りに馬がいる形でなだめることができなかったこと(ダービーで途中ポツンと1頭になったシーンを思い出します)、なだめているうちに外に出すタイミングを逸し内に行くしかなかったことで、馬群の中でうなってしまうと点火しないのはドバイや秋天と同じでした

パドックを見て「最も良く見えるのは+12キロのベラジオオペラで、次がジャスティンパレス」とコメントしておきましたが、ベラジオは大阪杯より更に筋肉の張りが目立ちまさに充実期、同じような条件下だった京都記念で負けたプラダリアに競り勝ったわけで、この数ヶ月間でもたしかに成長していると思わせるし、阪神内2200ならこの馬が勝ってたかもしれないですね

ジャスティンパレスはフォトパでは余裕残しに見えたんですが、当日のパドックの雰囲気はよかったと思うし、こんなに動けないとはさすがに驚きで、思った以上に道悪が苦手だったのか…と言うしかないですね

ブローザホーンはMixed Marriageと同じPersian Maidに辿り着く牝系で、そこにAssertのスタミナが入ったこのアサーティンの枝からはダイヤモンドS2着ジョーヤマトなどが出ており、重厚なスタミナ牝系のエピファネイア産駒となると重々しすぎるぐらいですが、母オートクレールはデュランダル×フォーティナイナーで1200~1600で4勝をあげたマイラーでした

中距離馬やステイヤーにもスピードが必要なのは言うまでもないことで、特にエピファネイアのような2400超で強かった種牡馬こそ、デアリングハートやケイティーズファーストといったマイラー質の血を「1/4マイラー」の形で取り込んだり、トップデサイル(BCJフィリーズ2着)やオートクレールのようなマイラー質の繁殖と配合しなければならない

いっぽうベラジオオペラの父、世界の短距離王ロードカナロアはというと、代表産駒の母父はMontjeuにスペシャルウィークにハービンジャーで、女傑アーモンドアイの母はエリザベス女王杯のフサイチパンドラ

ロードカナロア×サクラバクシンオーが短距離で大成功しているという事実もあるのですが、エピファネイアにマイラーのスピードを入れ、ロードカナロアに中距離のスタミナを入れる、シンプルでオーソドックスな考え方こそが配合論のイロハのイなのです


6/22~26の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報

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■『一口馬主好配合馬ピックアップ(2020)』と『望田潤のPOG好配合馬リスト(2021)』で望田潤が推奨したキングズソード(牡4歳)が水曜大井11R帝王賞(Jpn1・ダ2000m)を勝ちました。

★ユニオンオーナーズクラブ
父シニスターミニスター
母キングスベリー(キングヘイロー)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2019103943/
牡 募集価格:1800万円
キングズガードの全弟で、母キングスベリーはNorthern Dancer4×4・5とSquander4×4を持ちJRAで3勝をあげました。シニスターミニスターは強いクロスを持たないので、強いクロスを持つ繁殖との配合が成功しやすく、インカンテーションの母はNative Dancer4・5×5、ヤマニンアンプリメの母はTurn-to4×4、マイネルバサラの母はNorthern Dancer3×4です。またSquanderと3/4同血のPast Exampleはインカンテーションの母系にも入るので、シニスター産駒としても信頼度の高い配合といえます。全兄より長いところに向きそうなイメージですが、これも馬の出来はいいので、ダ1800で上級~オープンは計算できるでしょう。(望田)

キングズソード(牡・父シニスターミニスター・母キングスベリー)
キングズガードの全弟で、母キングスベリー(JRA3勝)はNorthern Dancer4×4・5とSquander4×4。シニスターミニスターは強いクロスを持たないので、強いクロスをもつ繁殖との配合が成功しやすい。インカンテーションの母はNative Dancer4・5×5、ヤマニンアンプリメの母はTurn-to4×4だ。全兄より長いところに向きそうなイメージだが、馬の出来はこれもいいです。(望田)

■『POG種牡馬別好配合馬リスト(2024)』で栗山求が推奨したサトノカルナバル(牡2歳)が土曜東京5Rの新馬戦(芝1400m)を勝ち上がりました。

サトノカルナバル(牡・父キタサンブラック、母リアリサトリス)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2022105128/
ジャスティンスカイ(オープンクラス)の全弟。母リアリサトリスはNumber≒Nureyev2×3という大胆な配合構成で、その効果か、出走した7頭の産駒のうち6頭が勝ち上がっている。母の父Numerousは本邦輸入種牡馬ジェイドロバリーの全弟で、日本に輸入されたもう1頭の繁殖牝馬ベルアリュールIIも、アドマイヤリード、アドマイヤベル、ベルクレスタなどの活躍馬を出しており成功している。日本競馬に高い適性を示している。本馬の母方に入るNureyev、Blushing Groomは父との相性が良好。(栗山)

■『POG種牡馬別好配合馬リスト(2024)』で栗山求が推奨したエリキング(牡2歳)が日曜京都5Rの新馬戦(芝1800m)を勝ち上がりました。

エリキング(牡・父キズナ、母ヤングスター)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2022105099/
躍進した現3歳のキズナ産駒は、ジャスティンミラノ、シックスペンス、ライトバック、サンライズジパングと、母方にDanzigを持つものが目立つ。本馬は2代母の父がデインヒルで、その父がDanzig。母は重厚な欧州血統で構成され、芝2200mの豪G1クイーンズランドオークスを勝った。皐月賞馬ジャスティンミラノの母マーゴットディドと、本馬の母ヤングスターは、近い世代にデインヒル、Darshaan、Northern Dancerが共通しており、配合構成がきわめてよく似ている。また、桜花賞3着馬ライトバックの母インザスポットライトと、ヤングスターは、デインヒル、Darshaan、Sadler's Wellsが共通している。かなりの器だろう。3代母ユーザーフレンドリーは欧州年度代表馬に輝いた女傑。底力あふれる血統構成なのでクラシックで期待できる。

■土曜東京9R清里特別 エストレヤデベレン(一口&POG・望田)
■土曜東京11R江の島S マイネルモーント(一口・栗山)



サトノカルナバルはジャスティンスカイの全弟でダニーデン(父リアルスティール)の3/4弟、母リアリサトリスはNumber≒Nureyevの3/4同血クロス2×3をもつ優秀な繁殖で、特にディープインパクト=ブラックタイドの父系との配合で成功していますが、ウインドインハーヘアとグルームダンサーは血脈構成が似ているのでニックスなんですよね

父系にウインドインハーヘアをもつ馬…出走6484勝馬2522、勝馬率38.9%平均賞金2047万円
母系にグルームダンサーをもつ馬…出走568勝馬211、勝馬率37.1%平均賞金1572万円
父系にウインドインハーヘアをもち母系にグルームダンサーをもつ馬…出走59勝馬36、勝馬率61.0%平均賞金3555万円※下表参照



先週の新馬はエリキングもジョリーレーヌも勝ちっぷりはよかったですが、ジョリーレーヌはモーリス×ロードカナロアでSadler's Wells≒Nureyevの3/4同血クロス4×6

キャロット会報次号のネタと重複しますが、種牡馬ロードカナロアはサートゥルナーリア(母母父Sadler's Wells)やパンサラッサ(母父Montjeu)など、Nureyev≒Sadler's Wellsの3/4同血クロスで大物を出しているだけに、この逆パターンも母父カナロアからみて有効ではないかと

母父ロードカナロアのSadler's Wells≒Nureyevのクロスは、JRAに6頭が出走し3頭が勝ち馬、現役3勝ドットクルー(父ディーマジェスティ)などが出ており、モーリス×カナロア、エピファネイア×カナロア、あとLiable≒Kingmamboのニアリークロスになるナダル×カナロアなんかも面白いのでは

土曜のボツ予想~ターシャズスターの娘

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函館4Rプロトアステールは砂の名繁殖ターシャズスターの娘で、エスメラルディーナやコンシリエーレの半妹
In Reality5×4・6で身のこなしもダートっぽいし、この初ダは狙い打ちたいところ



NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」ではTVh杯と北海HCを予想していますので、今週もよろしくお願いします(競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」は栗山さんの担当)


http://yoso.netkeiba.com/?pid=yosoka_profile&id=24&rf=umatop
http://www.keibado.ne.jp

土曜は2鞍、日曜に重賞二つと函館から2鞍で計4鞍予想します
というのも日曜早朝から函館競馬場へ出発し、翌日は青森にわたって火曜の八戸セリも見学して帰札…という弾丸ツアーを敢行するので、コリコリのイカを食らうためにも日曜の函館競馬は負けられない戦なのです

日曜のボツ予想~雨の洋芝でGreen Desert

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立待岬はまたマンビア仔(スイミーユニバンス)がユタカで差し切りかもですが、アルデバラン肌と同じくマクフィ肌も優秀だろうと言いつづけていて、オウバイドオリは見るからにGreen Desert(母父マクフィの母父)が強いパワースプリンターで、洋芝1200で雨予報なら面白い
…とみる人は多いようで、えらい人気になってますな(^ ^;)



今日はこれから函館競馬場に向かうので、コメント等は書き込めないし対応できないですm(_ _)m
NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」ではラジオNIKKEI賞と北九州記念と巴賞と函館8Rを予想していますので、日曜もよろしくお願いします(競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」は栗山さんの担当)


http://yoso.netkeiba.com/?pid=yosoka_profile&id=24&rf=umatop
http://www.keibado.ne.jp

6/29,30の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報

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■『一口馬主好配合馬ピックアップ(2023)』で栗山求が推奨したヴァリアントマーチ(牝2歳)が土曜福島5Rの新馬戦(芝1200m)を勝ち上がりました。

★ジーワンサラブレッドクラブ
父ビッグアーサー
母ヴィクトリーマーチ(アグネスタキオン)
牝 募集価格:1600万円
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2022105689/
ビーオンザマーチ(3勝クラス/父モーリス)、サトノファイター(2勝クラス/父キングカメハメハ)の半妹。父ビッグアーサーはブトンドール(函館2歳S)、トウシンマカオ(京阪杯)を出し、短距離路線で頭角を現しています。ビッグアーサー産駒はNijinsky-Caerleonのラインと好相性を示しており、前記の代表産駒2頭もこのパターンから誕生しています。本馬は2代母の父がCaerleonで、その父がNijinsky。直球勝負のニックス配合です。1600万円というお手頃価格だけに楽しめそうです。(栗山)

■『一口馬主好配合馬ピックアップ(2022)』で望田潤と栗山求がダブル推奨し、『POG種牡馬別好配合馬リスト(2023)』で望田潤と栗山求がダブル推奨したプルーヴンウィナー(牝3歳)が日曜函館2Rの未勝利戦(ダ1700m)を勝ち上がりました。

★ジーワンサラブレッドクラブ
父キズナ
母ブラインドラック(Pollard's Vision)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021104780/
牝 募集価格:4000万円
母ブラインドラックはケンタッキーオークスなど北米G1を勝ちまくったエクリプス賞3歳牝馬チャンピオン。キズナとの配合はStorm Bird≒Nijinsky、Sir Gaylord≒Secretariat、Eight Thirty≒Good Exampleなどのクロスで、Storm Catの血脈構成を増幅したキズナ産駒の走るパターンになるので、両親の能力の高さがうまく伝わるとみました。実馬もアカイイトのような力強い中距離馬のイメージでいいと思います。(望田)
【6月16日追記】
母ブラインドラックは現役時代、ケンタッキーオークス(米G1・ダ9f)、アラバマS(米G1・ダ10f)など6つのG1を制し、米3歳牝馬チャンピオンに選出された名牝。アメリカ繋養時代には、アルマクトゥームチャレンジラウンド3(首G1・ダ2000m)4着馬Kafoo(父Curlin)を産んでいます。本馬は日本における初仔。母の父Pollard's Visionは「Carson City×Dixieland Band+His Majesty」なので、現在3戦全勝のハピ(父キズナ)の3代母Absolute Nectar(Carson City×Dixieland Band+Graustark)と配合構成が酷似しています。ハピはダート向きですが、同馬に施されているパワフルなStorm Catクロスを本馬は持たず、キズナの牝馬は基本的に芝向きなので、芝で活躍する可能性も十分あるでしょう。中距離タイプ。(栗山)

プルーヴンウィナー(牝・父キズナ・母ブラインドラック)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021104780/
母ブラインドラックはケンタッキーオークスなどG1を勝ちまくった北米3歳女王。キズナとの配合はStorm Bird≒Nijinsky、Sir Gaylord≒Secretariat、Eight Thirty≒Good Exampleなどのクロスで、Storm Catの血脈構成を増幅した成功パターンになる。両親の能力の高さがうまく伝わるだろう。実馬を見てもアカイイトのような力強い中距離馬のイメージ。(望田)

プルーヴンウィナー(牝・父キズナ、母ブラインドラック)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021104780/
母ブラインドラックは現役時代、ケンタッキーオークス(米G1・ダ9f)、アラバマS(米G1・ダ10f)など6つのG1を制し、米3歳牝馬チャンピオンに選出された名牝。アメリカ繋養時代には、アルマクトゥームチャレンジラウンド3(首G1・ダ2000m)4着馬 Kafoo(父Curlin)を産んでいる。本馬は日本における初仔。母の父Pollard's Visionは「Carson City×Dixieland Band+His Majesty」なので、ハピ(シリウスS-2着、チャンピオンS-3着)の3代母 Absolute Nectar(Carson City×Dixieland Band+Graustark)と配合構成が酷似している。ハピはダート向きだが、同馬に施されているパワフルなStorm Catクロスを本馬は持たず、キズナの牝馬は基本的に芝向きなので、芝で活躍する可能性も十分あるだろう。剥離骨折が判明したので少し遅れるが素質は高い。(栗山)

■日曜函館9R竜飛先特別 ダノンボレロ(POG・栗山)



日曜早朝に札幌を発ちいざ函館競馬場へ、最終まで打って夜はコリコリのイカ(今年も不漁)を食らい、月曜は朝イチのフェリーで青森に上陸

荒谷牧場さんに立ち寄ってウインバリアシオンとオールブラッシュを見せていただいて八戸入り、火曜はみんな大好きヒラメの漬け丼を食らった後、八戸市場を見学して帰路に(フェリーの座礁事故で帰りも函館回りになってしまったため、セリの最後までは見れなかったのですが…)


※ウインバリアシオンはデカい、緩い

アルデバラン肌推しの私としては、17年から青森で供用されているので肌で残っているのかどうかが気になりますね、ハーツクライ系らしい緩さが特長のウインバリアシオンにもアルデバラン肌は合いそうに思うのでね

朝6時半に出発しても函館2Rには全く間に合わなかったのですが、プルーヴンウィナーは近3走を見るとこれはダートかなあ~と思わせるところはあったので、間に合えばなんか馬券にしたのになあ~ぐぬぬぬ…と車中で歯ぎしり



福島ではアムールブリエの仔デルアヴァーが新馬勝ち、見るからにナスペリオン&ナスキロなストライドで、福島ではスピードに乗ったのはゴール前という差し方でしたが、きれいに「3/4Northern Dancerクロス」でまとまってるという意味で、今までのアムールブリエ仔の中では配合も最高点じゃないですかね

オフトレイルの配合は未勝利勝ったときからずっとほめていてずっと◎やったんですが、これもシンプルな「3/4Northern Dancerクロス」で残りの1/4、GonbardaのところがBirkhahn5・5×4・5・5で全くの1/4異系=1/4ドイツになってるんですよね

日曜のボツ予想~オイロパ賞勝ち馬を1/4異系に
https://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/9de7d071c28d23cb5ae8998ec15b8472



父FarhhはチャンピオンS(英G1・芝10F)とロッキンジS(英G1・芝8F)の勝ち馬で、代表産駒のKing of Change(G1クインエリザベス二世S勝ち、英2000ギニー2着)も母はNorthern Dancer4・5×5・5ですね

ウインバリアシオンもNorthern Dancer5×3・5なので、代表産駒はドスハーツもカミノホウオーもオタクインパクトも「3/4Northern Dancerクロス」なんですよね、そこは一つポイントかなと



あとオフトレイルの牝祖Fille d'EtoileにはAureoleの全妹Angel Brightのニアリークロスがあり、勝つときはいつも一番外からの差し切りなのでAureole魂疑惑はあり、出遅れて最後方から大外捲り差しになったのも結果的にはオーライやった部分はあるかと

土曜のボツ予想~ナダル×カナロアが初陣

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愛ダービーは英ダービー3着のCamelot産駒Los Angelesが快勝
Kingmambo3×3、デインヒル4×3という強力な父母相似配合で、Camelotの代表産駒は

Luxembourg(デインヒル4×3:コロネーションC、タタソールズゴールドC他)
イーヴンソー(デインヒル4×2:愛オークス)
Sammarco(Sadler's Wells3×4:独ダービー、バイエリシェスツフトレンネン)
Santa Barbara(デインヒル4×2:ビヴァリーディS他)
Sir Dragonet(Sadler's Wells3×3:コックスプレート他)、
Russian Camelot(Sadler's Wells3×3、サウスオーストラリアンダービー、アンダーウッドS)

と、ほとんどがSadler's Wellsかデインヒルの強力なクロスをもっています



この煮詰まったヌレサドデインヒルを次どうするか…となると、今現在ではひとまずJustifyやBlue Pointということなんですね



函館の新馬に一口ピック馬ルージュアマリアが出てきますが、母アルモニカは420キロデビューのロードカナロア×ディープインパクト
カナロア肌もディープ肌もサイズ面が問題になることが多く、だからアルモニカみたいな牝馬にナダルを配してサイズアップ&パワーアップを推奨してきたので本馬には注目してます

NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」ではマリーンSと潮騒特別と西部スポニチ賞を、競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」では西部スポニチ賞を予想していますので、今週もよろしくお願いします


http://yoso.netkeiba.com/?pid=yosoka_profile&id=24&rf=umatop
http://www.keibado.ne.jp

日曜のボツ予想~好配合、ついにオープン入りへ

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五稜郭は◎ホウオウスーペリア
母母Baize(シンハリーズの母でもある)がNorthern DancerもHail to ReasonもMr.Prospectorも、それどころかNasrullah≒Royal Chargerすらもたないという超アウトサイダー血統で、そこにNorthern Dancer4×4とHail to Reason4×4のスクリーンヒーローを配したのがよく、種牡馬辞典でPOG推奨としたぐらい配合は評価してる馬です



Haloクロスらしい脚捌きで戦績どおり機動力抜群、道悪実績も十分で、充実の4歳夏についにオープン入りかと

○タシットは母がバーディバーディの全妹でGraustark=His Majesty3×4、そこにブラックタイドですからパワーと機動力の中距離血統で、近走はマイル戦で好走がつづきますが、中山1800でインザオベーションの2着があり血統や走りからしても小回り1800がベストっぽいし、マイルを使ってきた後だけに前々で立ち回れそう





穴は▲アスクドゥポルテ、見るからにデインヒル3×3が強い馬で、洋芝と短縮で変わり身があるのではと

NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」では七夕賞を、競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」では七夕賞とプロキオンSと横津岳特別を予想していますので、日曜もよろしくお願いします


http://yoso.netkeiba.com/?pid=yosoka_profile&id=24&rf=umatop
http://www.keibado.ne.jp

7/6,7の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報&ラフィアンから望田が2頭ピック

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今期もスタートした「一口馬主好配合馬ピックアップ」、先ほどラフィアンターフマンクラブから望田が2頭ピックしました(栗山のピックはもう少しお待ちを)
「一口馬主好配合馬ピックアップ(2024~2025)」がスタート
https://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/45ec6c6634cd3a48c26a5bf34c3a7758

■『一口馬主好配合馬ピックアップ(2022)』で望田潤が推奨したレザンクレール(牝3歳)が土曜小倉6Rの未勝利戦(芝1200m)を勝ち上がりました。

★キャロットクラブ
父キズナ
母マンビア(アルデバラン)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021105794
牝 募集価格:3000万円
母マンビアはカルヴァドス賞(仏G3・芝1400m)勝ち馬。ダノンジャスティス(JRA4勝)やサンテローズ(JRA3勝)など、出走産駒4頭全てJRA勝ち馬となっており、4頭の父が異なるのも繁殖としての優秀さを示すものです。キズナとの配合も兄姉に劣らず良いし、アルデバランは肌に回って面白いと書いてきた筆者としては、サイズ面で嫌われるようならばむしろ拾っておきたい馬です。確信はないですが、成長力に富む血統だけに、小柄でもしぶとい中距離馬に完成しそうな予感はあります。(望田)

■土曜小倉10R西部スポニチ賞 メリオーレム(一口・望田&栗山、POG・望田&栗山)
■日曜福島11R七夕賞3着 ノッキングポイント(POG・望田&栗山)

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セレクトセールは月曜だけ顔出してきましたが、まあ良い馬たくさん見れるだけで勉強になるし、あと配合を考案した馬をデビューするまでの間に生で見れる機会もそうそうないのでね、中間の答え合わせという意味でも面白かったです
再来週のセレクションセールも配合馬がけっこう出るので、初日のプレミアムだけ行くことにしました



ハルーワソング≒Noverre3×3のメリオーレムはシュヴァルグラン産駒としてはベストに近い配合やと思ってるし、さすが父も手がけた友道厩舎という成長過程でステイヤー寄りに完成しつつあるので、何とか菊花賞に駒を進めて欲しいですね

レザンクレールやマンビアやアルデバラン肌の話はキャロット会報(8月号)に書きました


土曜のボツ予想~セクシーな3/4同血クロス

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湯浜は◎セクシーブーケ、デビュー戦から配合をほめて狙ってきた馬で、前走が向正面で押し上げそのまま余力十分に押し切る強い内容





Liam's Map&Not This Timeの兄弟は種牡馬として期待してましたがともにG1馬を出して成功、なんといっても母母Yada YadaがもつTa Wee2×3の名牝クロスが光り、Liam's MapはCharedi≒Taweeの3/4同血クロス4×4・5

 ┌Intentionally
┌○
Charedi
└△
 └Aspidistra
┌Intentionally
Ta Wee
└Aspidistra

セクシーブーケはそれをUnbridled3×4と累進していて、牝馬ながら締りが強い体質と手先が強い走りはこのクロスの影響を強く感じさせるもの

NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」では函館2歳Sとかもめ島特別と不知火特別を予想していますので、今週もよろしくお願いします(競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」は栗山さんの担当)


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日曜のボツ予想~緩和サイアー×緊張メア

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Porta Fortunaが7/12ファルマスS(英G1・芝8F)、Whitebeamが7/13ダイアナS(米G1・芝9F)に勝ち、カラヴァッジオ産駒頑張ってます
カラヴァッジオの母Mekko HokteはIntentionally4×4とThe Axe4×4という傍系の血のクロスをもちかつ非Northern Dancerなので、カラヴァッジオがNorthern Dancer系のクロスが強い繁殖との配合で成功しているのは順当of順当





Porta Fortunaは母がデインヒルとSadler's Wells経由のNorthern Dancer4・4×4・5なのでアグリと似た配合パターン、Whitebeamは母がDanzig3×5とMill Reef4×4ですね

湯の川は大人気なのでボツ予想としましたが◎リジル
ダノンレジェンドも父が非Northern Dancerの北米アウトサイダーMacho Unoなので、カラヴァッジオと同じ理屈でクロスがうるさい繁殖との配合が成功しやすいのですが、母ロイヤルスピリッツはHalo=Royal Matchの全きょうだいクロス3×4、Northern Dancer5×3



NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」では函館記念、福島テレビOP、青島特別を予想していますので、日曜もよろしくお願いします(競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」は栗山さんの担当)


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「一口好配合ピック」望田がユニオンから5頭ピック

7/13,14の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報

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■『POG種牡馬別好配合馬リスト(2024)』で栗山求が推奨したサトノカルナバル(牡2歳)が土曜函館11Rの函館2歳S(G3・芝1200m)を勝ちました。

サトノカルナバル(牡・父キタサンブラック、母リアリサトリス)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2022105128/
ジャスティンスカイ(オープンクラス)の全弟。母リアリサトリスはNumber≒Nureyev2×3という大胆な配合構成で、その効果か、出走した7頭の産駒のうち6頭が勝ち上がっている。母の父Numerousは本邦輸入種牡馬ジェイドロバリーの全弟で、日本に輸入されたもう1頭の繁殖牝馬ベルアリュールIIも、アドマイヤリード、アドマイヤベル、ベルクレスタなどの活躍馬を出しており成功している。日本競馬に高い適性を示している。本馬の母方に入るNureyev、Blushing Groomは父との相性が良好。(栗山)

■『一口馬主好配合馬ピックアップ(2023)』で栗山求が推奨したアメリカンビキニ(牝2歳)が土曜小倉1Rの未勝利戦(ダ1000m)を勝ち上がりました。

★シルクホースクラブ
父American Pharoah
母パリスビキニ(Bernardini)
牝 募集価格:5000万円
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2022104957/
CCAオークス(米G1・ダ9f)を勝ったParis Lightsの半妹。父American Pharoahは米三冠とブリーダーズCクラシック(米G1)などを制した名馬。欧米の産駒成績を見ると芝・ダート兼用タイプですが、わが国では芝6勝、ダート40勝という成績で、カフェファラオ(フェブラリーS2回、マイルCS南部杯)、ダノンファラオ(ジャパンダートダービー)、ペルアア(マリーンC)といったダートの大物が出現しています。「American Pharoah×Bernardini」の組み合わせは、現2勝クラスのコンクパールと同じ。UnbridledとQuiet Americanの組み合わせは好ましく、2代母LucadenaのNureyev≒Sadler's Wells 2×2という重厚な血統構成は、大レース向きの底力を付与する上で効果的でしょう。昨年、二度にわたるOCD除去手術を受けていますが、問題はないと判断します。ダート中距離で大仕事が期待できます。(栗山)

■『POG種牡馬別好配合馬リスト(2023)』で望田潤が推奨したシャドウルパン(牡3歳)が土曜福島3Rの未勝利戦(ダ1700m)を勝ち上がりました。

シャドウルパン(牡・父シニスターミニスター・母リアリゾンルレーヴ)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021104797/
母リアリゾンルレーヴはJRA1勝(ダ1200)。母母Arrested DreamsはメイトロンS(米G1・ダ8F)2着。その母Moment to Buyはハリウッドオークス(米G1・ダ9F)に勝った。この牝系にシニスターミニスターだから北米ダート血統のド真ん中で、血統表を見てのとおりA.P.Indy≒Charming Lassieの3/4同血クロス3×3が光る。東京マイルをストライドでズドーンと。(望田)

■『POG種牡馬別好配合馬リスト(2023)』で望田潤が推奨したアウトドライブ(牡3歳)が土曜小倉4Rの未勝利戦(ダ1700m)を勝ち上がりました。

アウトドライブ(牡・父デクラレーションオブウォー・母キティ)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021100868/
セレクトセール当歳3960万円で落札。インティの半弟で、母キティもJRA4勝の活躍馬。父デクラレーションオブウォーは日本での初年度産駒からトップナイフやタマモブラックタイを出しているが、ともに母系にNureyevの血を引くという共通点がある。Secrettame≒Venetian Jester≒TerlinguaやTamerett~Mixed MarriageのクロスでGone Westを活かしているのは兄と同じ。(望田)

■『POG種牡馬別好配合馬リスト(2023)』で栗山求が推奨したエヴァンスウィート(牝3歳)が日曜函館3Rの未勝利戦(芝1200m)を勝ち上がりました。

エヴァンスウィート(牝・父スワーヴリチャード、母ハルーワスウィート)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021105689/
G1を勝ったヴィルシーナ、ヴィブロス、シュヴァルグランの半妹。母ハルーワスウィートは「Machiavellian×Nureyev×Blushing Groom」と最上級の名血を重ね、Machiavellian を介した Halo クロスを持つという配合構成も素晴らしい。母が20歳時の産駒である点がどうかだが、稀代の名牝に年齢は関係ない。(栗山)

■『一口馬主好配合馬ピックアップ(2022)』で望田潤が推奨したプリュノワール(牝3歳)が日曜福島7Rの未勝利戦(芝1200m)を勝ち上がりました。

★シルクホースクラブ
父ロードカナロア
母プチノワール(Singspiel)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021105747/
牝 募集価格:5000万円
ローブティサージュ、ブランノワール、ヴァンタブラック、ノワールドゥジェ、デュードメールにつづくピックです。プチノワールはアサクサデンエンと同血で、素晴らしい繁殖になるだろうと初仔から期待してきました。ロードカナロアとの配合もNureyev≒Sadler's Wellsの3/4同血クロスとなり文句なし。馬の出来も全姉ブランノワールを凌ぐものがあるように思うので、この募集価格ですがピックします。母方の重厚さもわりと表現されていて、カナロア牝駒でも距離がもつタイプでしょう。(望田)

■土曜小倉9R雲仙特別 ハンベルジャイト(一口&POG・望田)
■日曜函館11R函館記念2着 グランディア(一口・望田&栗山、POG・望田)



函館2歳Sを快勝したサトノカルナバルはCCだそうで、もし全兄ジャスティンスカイもCCだとしたら、兄のようにこれから首がもりもり太くなって更にスプリンター然としてくるかもしれませんね

ジャスティンスカイを2000で連勝させて青葉賞に出した友道、サトノカルナバルをデビュー2戦目にさっさと1200の重賞に使った堀、まあ全く同じ馬ではないのですがこの対比は面白い



シャドウルパンは必殺のA.P.Indy≒Charming Lassieの3/4同血クロス3×3、サトノカルナバルの母リアリサトリスはNumber≒Nureyevの3/4同血クロス2×3、アメリカンビキニの母母LacadenaはNureyev≒Sadler's Wells2×2、あとホウオウビスケッツの母ホウオウサブリナはマンファス3×2

「直仔や孫曾孫にG1勝ち馬や大種牡馬や名繁殖が続出するような名繁殖の血を含む全きょうだいクロスや3/4同血クロス」がいつの時代も成功してきたのは、Sadler's WellsやA.P.IndyよりもSpecialやWeekend Surpriseのほうが優れた繁殖だからに他ならない、からです

土曜のボツ予想~キタサン×ポインテッドパス

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昨夜は我々世代にとってはレジェンドというべき方と一席設けていただき楽しい宴でした(・∀・)今日はこれから札幌競馬場に出向くので終日コメントは書き込めないです



そんなわけで有料予想もボツ予想も札幌から、5R新馬はPOG推奨で会員にもすすめた◎モレポブラーノに注目
母ハラペーニョペパーはレッドチリペッパーの娘でマイニング≒Unbridled3×2が光る好配合で、初仔のカルネアサーダからプッシュしてますがマインドユアビスケッツでも悪くない配合かと…調教映像は見れてないんですが本数のわりに時計は出てます



8Rは◎ドレミファニー、シビルウォーが出るダート牝系のドレフォン牝駒、ゴールドアリュール肌らしく馬群に難があるタイプで、少頭数でハナか番手で運べそうなここは穴気配

新馬戦といえば校長も取り上げていた追い切り快走ピコチャンブラック、サンデー3×3がどうかですが、母父ネオユニヴァースなので「3/4Northern Dancerクロス」ではまとまっていて、あといつも書くようにキタサンブラック産駒はBustedとWordenとTehranのトライアングルが配合のキーですから、Mixed MarriageとWordenとDonatelloで構成されているポインテッドパスとはとても合うでしょう



ちなみに母系にポインテッドパスをもつキタサンブラック産駒は、JRAに3頭が出走し、ヴェールランス(母父ヴィクトワールピサ、現役3勝)、パシフィックハイ(母父ヴィクトワールピサ、現役1勝)、キーパフォーマー(母父ネオユニヴァース、現役1勝)と全て勝ち馬

NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」ではTVh賞と北辰特別と釧路湿原特別を、競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」ではTVh賞を予想していますので、今週もよろしくお願いします(あと日曜の中京記念もすでにアップ済み)


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日曜のボツ予想~Sadler's Wells=Fairy King3×3

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7/20の愛オークスを勝ったのはYou Got to Me、血統表を見てのとおりSadler's Wells=Fairy Kingの全きょうだいクロス3×3





NathanielはSadler's Wellsの強力なクロスをもつ牝駒が実によく走っていて、女傑Enable(凱旋門賞など)がSadler's Wells3×2なのは有名ですが、Channel(仏オークス)はSadler's Wells3×4、Poptronic(BCフィリー&メアターフ)はSadler's Wells3×4・5、Mutamakina(EPテイラーS)はSadler's Wells3×3です

今日は家でシルク動画見ながらまったり打ちますが、NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」では中京記念としらかばSと札幌12Rを、競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」では中京記念を予想していますので、日曜もよろしくお願いします


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7/20,21の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報

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■『POG種牡馬別好配合馬リスト(2023)』で望田潤が推奨しドルフィンスルー(牝3歳)が土曜福島3Rの未勝利戦(芝2000m)を勝ち上がりました。

ドルフィンスルー(牝・父ドゥラメンテ・母イルーシヴウェーヴ)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021105401/
アドマイヤビルゴやサトノソロモンの半妹で、母イルーシヴウェーヴは仏1000ギニー馬。母父Elusive Cityはモルニ賞(仏G1・芝1200m)に勝ったGone West系で、母系にGone Westが入るのはタイトルホルダーやリバティアイランドなどドゥラメンテ産駒の成功パターンだ。Nureyev≒Niniskiのニアリークロス5×4も好感。3/4同血のエバーハピネスも素質を見せている。(望田)

■『POG種牡馬別好配合馬リスト(2023)』で栗山求が推奨したオメガインペリアル(牡3歳)が土曜札幌6Rの未勝利戦(芝1800m)を勝ち上がりました。

オメガインペリアル(牡・Kingman、母Nuove Record)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021110078/
全姉イングランドアイズは、新馬戦を勝ったあとクイーンC4着、フローラS4着。重賞でも上位入線を果たしている。母ヌーヴォレコルトはオークスをはじめ4つの重賞を制覇した名牝。日本で繁殖入りした後、ロードカナロアを種付けしてイギリスへ渡り、2年目以降はイギリスの種牡馬と交配している。父Kingmanは、現役時代に欧州年度代表馬に選出された名マイラー。種牡馬としても大成功し、日本ではシュネルマイスター(NHKマイルC)の父として知られている。高速馬場を苦にしないスピードの持ち主で、スタミナ型のヌーヴォレコルトとはいかにも合いそうな組み合わせ。この血統らしくサイズはあまり大きくはないが、小さすぎることもないので問題なく走れるだろう。(栗山)

■『一口馬主好配合馬ピックアップ(2022)』で望田潤が推奨したレーウィン(セン3歳)が日曜小倉6Rの未勝利戦(ダ1700m)を勝ち上がりました。

★ノルマンディーオーナーズクラブ
父ヘニーヒューズ
母フジインザスカイ(ディープスカイ)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021100734/
牡 募集価格:2640万円
21年セレクトセール当歳で1980万円で落札。母フジインザスカイはJRA3勝(ダ1700~1800)。母母ホーマンキュートは交流重賞名古屋優駿に勝ちました。そこにヘニーヒューズで、いかにもダートマイルで上級~オープンを狙えそうな出来栄えの馬だと思います。母父ディープスカイの父アグネスタキオンはヘニーヒューズと相性抜群(ワイドファラオなど)だし、また母母父ジョリーズヘイローの母系に入るFleet Nasrullahもヘニーヒューズとの相性は良好(この血を母系にもつヘニーヒューズ産駒はヘニーハウンドやクイーンズテソーロなどJRA勝ち馬率63%)。配合的なバックボーンも十分なので、この募集価格ですがピックさせてもらいます。(望田)

■日曜札幌12R1勝クラス ルージュイストリア(一口・栗山)



ヘネシー~ヘニーヒューズのラインとアグネスタキオンは昔からニックスで、内国産のヘネシー父系全体の成績は1287頭出走518頭勝ち馬で勝ち馬率40.2%平均賞金1398万円ですが、母方2~3代目にアグネスタキオンをもつ場合は65頭出走33頭が勝ち馬、勝ち馬率50.8%で平均賞金1886万円、ネロの代表産駒ニシノレヴナントなんかもこのパターンすね





というわけでヘネシー系種牡馬×ディープスカイ牝馬も上のように高確率で走ってます

シルクのピックは明日土曜中にはやります…昨日ツアーに参加して、もうあらかた固まってはいるのですが


土曜のボツ予想~多忙につき

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やることが多くて、ボツ予想やる時間がとれませんでしたm(_ _)m 新馬はパドック見て何か予想します
シルクのピックは今日中を目標に、先にコメントなしでピック馬だけアップするかも…

NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」では関越SとSTV賞と摩周湖特別を予想していますので、今週もよろしくお願いします(競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」は栗山さんの担当)


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日曜のボツ予想~○○は道悪が巧い

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ザ・キングジョージというべきタフなレースを制したのは、一頭だけ疲れず追走していたGoliath、Monsunが直線で外に持ち出した時点で勝負アリでした



さかのぼると凱旋門賞馬Gold Riverなどが出るフランス牝系で、母GouacheはRiverman5×5、母父Shamardalは仏ダービー馬、父AdlerflugはMill Reef4×4、こういう斬れで差し切るスミヨンは今でもカッチョイイですなあ

札幌8Rは重の芝1200戦、◎ジョーメッドヴィンが人気ですが、このSudden Flashにさかのぼる牝系はKnown FactにTom Rolfeですから道悪は巧い
○ニシノクラウンは長欠明けですがいきなり動きそうな気性で、母父オルフェーヴルは道悪は巧い
▲シンデレラスマイルはキンシャサノキセキ産駒ながら渋った馬場に良績があり、母父Pivotalも道悪は巧い
△レディーエンジェルはGraustark=His Majesty6×4・5、いかにも道悪で浮上しそうな脚元で穴っぽい

NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」ではクイーンS、アイビスSD、阿寒湖特別を予想していますので、日曜もよろしくお願いします(競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」は栗山さんの担当)


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「一口好配合ピック」望田がシルクから12頭ピック

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おかげさまで今期も好評をいただいております「一口馬主好配合馬ピックアップ」、本日シルクHCから望田が12頭ピックしましたのでよろしくお願いいたします(栗山のピックはもう少しお待ちを)
次はターファイトとウインが来週締切ですかね、他の仕事にも追われているのですがぼちぼちチェックしていきます

「一口馬主好配合馬ピックアップ(2024~2025)」がスタート
https://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/45ec6c6634cd3a48c26a5bf34c3a7758

7/27,28の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報

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■『POG種牡馬別好配合馬リスト(2024)』で栗山求が推奨したファイアンクランツ(牡2歳)が日曜札幌5Rの新馬戦(芝1800m)を勝ち上がりました。

ファイアンクランツ(牡・父ドゥラメンテ、母カラフルブラッサム)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2022104720/
リレーションシップ(阪急杯-4着/父ルーラーシップ)、コスタノヴァ(ダートオープン/父ロードカナロア)の4分の3弟。上の2頭と同じくキングカメハメハ系種牡馬を父に持つ。父ドゥラメンテはタイトルホルダー、リバティアイランド、スターズオンナース、ドゥレッツァなどの父。「ドゥラメンテ×ハーツクライ」は毎日杯(G3)を勝ったシーズンリッチと同じで、アドマイヤグルーヴ≒ハーツクライ2×2という大胆な組み合わせのクロスを持つ。芝中距離向き。(栗山)

■『POG種牡馬別好配合馬リスト(2024)』で望田潤と栗山求がダブル推奨したディアナザール(牡2歳)が日曜新潟5Rの新馬戦(芝1800m)を勝ち上がりました。

ディアナザール(牡、父ロードカナロア、母ドナウブルー)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2022104933/
ドナウデルタの全弟でジェラルディーナのイトコ。母ドナウブルーはジェンティルドンナの全姉で関屋記念と京都牝馬Sに勝った。ロードカナロア×ディープインパクト×母母にDanzigという配合パターンは、JRAに22頭が出走し13頭が勝ち馬となっており、ファンタジスト=ボンボヤージ=アスクワンタイムやサトノファビュラスが出ている。(望田)

ディアナザール(牡・父ロードカナロア、母ドナウブルー)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2022104933/
阪神牝馬S(G2)3着馬ドナウデルタの全弟。「ロードカナロア×ディープインパクト」はそこまで成功しているわけではないが、母ドナウブルーは重賞2勝馬で、女傑ジェンティルドンナの全姉。それなりに走ってくる可能性は高いだろう。(栗山)

■土曜新潟12R出雲崎特別 エランティス(一口・栗山)
■日曜札幌11RクイーンS2着 ボンドガール(POG・栗山)



ファイアンクランツはドゥラメンテ×ハーツクライでサンデーサイレンス3×3とトニービン4×4ですから、やってることはシーズンリッチ(ドゥラメンテ×エバーシャルマン)と近いですが重馬場も巧そうなタイプですね(カラフルブラッサムも渋った馬場はオール馬券内でした)



プロクレイアは牝馬がよく走るエピファネイア×キングカメハメハ、母母ライラプスがマイル質なので配合バランスも良好で、同牝系のビザンチンドリームはエピファネイア×ジャングルポケットですが、これもグリッターカーラが「1/4マイラー」



サセックスS(英G1・芝8F)を勝ったのは英2000ギニー馬Notable Speech
父がDubawiで母Swift RoseはUAEオークス2着、血統表を見てのとおり、Seeking the Gold3×4とダンシングブレーヴ4×5、しかもColorado DancerとGreen DesertはNorthern DancerとSir IvorとIron Reward≒Tulleが共通するニアリーな関係で、ようするに絵に描いたような父母相似配合になっとります



DubawiとGreen Desertといえばマクフィやラッキーナインを思い出しますが、今年の愛1000ギニーを勝ったFallen AngelはToo Darn Hot×Lawman、先日新馬戦を快勝した3億円馬スターウェーブはKingman×Dubawi、3歳ではInvincible Spirit×Dubawiのコーティアスマナーとスピリットガイドが短距離で活躍しており、Dubawi×Green Desertが短距離~マイルで気になる今日このごろです

土曜のボツ予想~今年も必見の新馬か

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新潟3R新馬はPOG推奨ジャナドリア(40口推奨でもある)が除外でガックリも、OBSマーチセールの高馬シンビリーブが現在1人気、他にもクラリネットソナタとレイナデアルシーラのナダル勢、Moon Glitter=Relaunch4×4をもつTapit産駒チムニートップス、そしてダ1800戦を待ち焦がれてきたルヴァンスレーヴ産駒もいて、今年もなかなか楽しみなメンツが揃いました

夏の新潟ダ1800新馬は東西の期待のダート馬たちが狙ってくるので、ミトノオー、コンシリエーレ、ビヨンドザファザー、ゴールドレガシー、タガノビューティー、サルサレイア、ルヴァンスレーヴ、エピカリスと、過去13戦の勝ち馬のうち8頭がオープン馬(美浦5勝,栗東8勝)、今年もパドック必見でしょう



月岡温泉は大箱芝中距離向きの馬が揃いましたが、現在ブービー人気◎ヴェンチュラムーンが人気ほど差はないというか圏内十分ではないかと
母ラスヴェンチュラスはWild Riskクロスのナタのストライドで、全4勝を大箱ワンターン1800~2000であげました
そこにエピファネイアが配されて、胴も脚も長く前走時438キロの細身のヴェンチュラムーンが産まれたのは順当といえるかと
ずっと短距離中心に使われてきましたが、前走は東京2000を後方からストライドで追い込み、折り合いがつくようになった今は大箱2400以上が向くTT質エピファに完成してきたように見えます
ここは少頭数でタガノカイの単騎ですからスロー濃厚で、それはTT質のこの馬にとってはむしろプラスではないか…とも考えられるのでね

NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」では札幌日経OPと新潟日報賞と旭川特別を、競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」では札幌日経OPを予想していますので、今週もよろしくお願いします


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