Quantcast
Channel: 血は水よりも濃し 望田潤の競馬blog
Viewing all articles
Browse latest Browse all 4413

日曜の重賞回顧~捲ってから斬れるんジャー

$
0
0

中山11R 京成杯
◎7.ブラックバゴ
○1.クラージュシチー
▲14.ナスノセイカン
△17.ベルーフ
×3.オトコギイッポン
注10.フォワードカフェ
ブラックバゴのホープフルSは直線前がカベで満足に追えず。しかし4角インに潜り込むときの脚は機動力十分で、バゴ産駒でヘイロー≒レッドゴッド4・5×4だから東京より中山向きの中距離馬だろう。母がステイゴールド×ホリスキーだから地力のあるタイプだし、この鞍上ならば型どおりの捲りで勝ち負けになるとみたい。相手は中山内2000mで成績を上げてきたハービンジャーの2頭と、前走の勝ちっぷりに奥深さを感じたナスノセイカン、母母がヒズマジェスティ=グロースターク2×3で持続力だけならここでも最上位かもしれない。他ではキングヘイロー黄金配合で芝もいけそうな体質のオトコギイッポンと、まだ馬が緩くて素質を発揮できないが今週の坂路でやけに動いたフォワードカフェを少し。

京都11R 日経新春杯
◎4.アドマイヤデウス
○3.ホーカーテンペスト
▲11.ビービートレイター
△5.フーラブライド
△7.タマモベストプレイ
×9.サトノノブレス
注2.ハギノハイブリッド
注6.アドマイヤフライト
距離延長で軌道に乗ってきたホーカーテンペストや、マイネルキッツのようなチーフベアハートのステイヤーの雰囲気があるビービートレイターも気になる存在だが、ここはアドマイヤデウスの成長に一票。父アドマヤドンの母ベガはハイペリオン4・6・6×5、父父ティンバーカントリーの母フォールアスペンはハイペリオン3×4、母母アドマイヤラピスはハイペリオン5・5×5・7、母母父ビーマイゲストはハイペリオン4×4、母母母父エラマナムーはアリシドン4×5、代々ハイペリオンの強いクロスを持つ種牡馬や繁殖牝馬が重ねられてきた配合で、全兄アドマイヤケルソもここへきてステイヤーとして頭角を現しつつあるが、古馬になってもう一皮むけてスタミナや粘り強さを増してくる血統だ。この休養で腰に力がついて成長を感じるという陣営のコメント、これまでも鋭さ負けはあってもバテたことはない馬で、ここは持続戦も見込まれる組み合わせだけにいきなり狙ってみたい。

--------

10Rの芝1800m戦も12Rの芝2200m戦も外差し+外差しの決着で、今日の中山芝は外伸び優勢で機動力より持続力の比重が高いような馬場やったように思います

それだけに行く馬を行かせて、2角までにブラックバゴを中団の外に持ち出した蛯名のレースプランに狂いはなかったというべきですが(しかも外に出したそうなクラージュシチーをさりげなくブロック)、誤算だったのはそこから13.1-12.5-13.1と大きくペースダウンしたことで、馬群の中でも馬がかなり行きたがってしまいました

あれで直線追い出されてもうひと脚使ってるから強い2着でしたが、最後は大外からベルーフの斬れ味が優ってました

以下、NETKEIBA「重賞の見どころ」より再掲

ベルーフ
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2012104084/
母レクレドールはステイゴールドの全妹でローズS勝ち、近親にサッカーボーイ、ショウナンパンドラ、バランスオブゲーム、ドリームパスポートなどが出るロイヤルサッシュ~ダイナサッシュの分枝。父ハービンジャーはデインヒルにさかのぼる父系だから、ステイゴールド×デインヒルのニックス(ナカヤマフェスタやフェノーメノなど)を逆さまにしたような配合でもある。ハービンジャー産駒はパワー豊富なので、東京芝[1.2.4.25]に対し中山芝[4.3.3.21]、特に[3.2.1.6]の中山芝内2000mと[2.3.2.7]の阪神芝内2000mは得意コースだ。本馬も百日草特別ではルージュバックの斬れ味に手も足も出なかったが、阪神内2000mのエリカ賞ではインから力強く差し切って快勝。パワー馬場への適性の高さを見せつけた。

ハービンジャーはデインヒル系らしくパワー豊富なので、今のところ中山内2000mや阪神内2000mに良績があるようにスタンダードな産駒は平坦大回りより急坂小回り向きに向いたパワー型とみるべきで、そのあたりは下記エントリ「京成杯を捲るんジャー」も読んでいただきたいですが、ベルーフの場合は母がステイゴールドの全妹で、Beringとディクタスを通じるLe Fabuleux≒Worden6×5を持つので、脚長でナタのように斬れるところがいいですね~

┌Wild Risk
Le Fabuleux
└△
 └△
  └Sans Tares
┌Wild Risk
Worden
└Sans Tares

ちなみにフジキセキ×ステゴ牝系でもLe Fabuleux≒Wordenのニアリークロスになりますが、このパターンにはタマモ○○○プレイやドリームパスポートがいますから、これらが京都外で最も斬れるような質の斬れ味も兼備している、という見立てでいいのではないかと

百日草ではルージュバックの鋭敏さに手も足も出ませんでしたが、それでも東京でもソコソコ斬れる脚を使えるからこその2着確保でした

「気性的に危ういところがある」と陣営はコメントしていましたが、そのあたりはWild Risk的狂気をはらんだ馬なのかもしれません

あとハービンジャーの場合、母母父Shareef DancerがNorthern DancerとTom Foolとナスキロという日本の高速芝向きの資質をONにしやすい組み合わせで、ここをいじくることで高速馬場や速い上がりに対応できる産駒も出せるところが成功につながっているのだとも考えられます

勝ち馬はハービンジャー×ステイゴールド全妹、2着馬はバゴ×ステイゴールド、これってステイゴールド×デインヒルとか、ステイゴールド×メジロマックイーンの応用にすぎないのですよ…ということを、当ブログの読者の方ならばだいたい理解していただけるのではないかと

クルーガーはエリカ賞につづいてベルーフにはねじ伏せられてしまいましたが、母父ディクタットがウォーニング産駒の硬肉マイラーなので東京を鋭く差す脚はないものの、急坂小回りをパワーで立ち回るとなかなか渋く、配合も母母Asticaのところに独アウトサイダー血脈が強くて、文字通りの「3/4Northern Dancer、1/4独(1/4異系)」になっているのがいいですね

前走の内容からクルーガーがベルーフを、ソールインパクトがブラックバゴを逆転するのはかなり難しい…とみてどちらも無印でしたが、いずれも前走ぐらいは走ったと思うし、だから京成杯とエリカとホープフルは皐月賞路線におけるなかなか精度の高いモノサシレースといえるのではないかと

日経新春杯は津村タマモベストプレイが必殺の下りからのロンスパを仕掛けなかったので、上がり11.6-11.3-11.5のヨーイドン、アドマイヤデウスは最内に潜って叩き出した岩田の手腕が大きかったというべきですが、しかし直線のあのギュンとくる反応は3歳春にはなかったもの

このあたりが陣営が言う「トモに力がついて成長を感じる」という部分なのだろうし、それは父母から受けた濃厚なHyperionが順調に開花中ということでもあるでしょう
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011105911/

だから今日のところは岩田のイン差しが主な勝因というべきでしょうが、しかしこの感じならば、Hyperionを振り絞る持続戦ならば更に強い可能性もありますよ(・∀・)

終わってみれば昨年3着のフーラブライドが2着、昨年2着のアドマイヤフライトが3着、なのにサトノノブレスは何をやっとるんや…ということになりますが、いつも書くようにこの馬は上がり11.5-11.5では重賞レベルで馬券に絡んだことはないジリ脚で、昨年はそこを絶妙なペース配分の逃げでカバーしたルメールの静かなるスーパープレーだと大絶賛しましたが、ああ上手くはなかなかいきません

以下、NETKEIBA「重賞の見どころ」より再掲

サトノノブレス
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2010103602/
おなじみアンティックヴァリューの牝系だが本流のベガではなく、エクセラントカーヴやコレクターアイテムなどが出るオールドスタッフの分枝。ディープインパクト×トニービンはグルヴェイグやクランモンタナやコティリオンなどと同じ。母母父Always Run Luckyの母Big PuddlesがAlibhai3×4なので、斬れ味は並だがパワーと粘り強さに富む脚質で(Alibhaiは北米で成功したHyperion系でパワーに定評がある血)、雨の小倉記念を力強く捲り、不良の菊花賞でインに突っ込んで3着と、どちらかというとタフな馬場で良績をあげてきた。昨年の日経新春杯はルメールが絶妙な逃げで後続を封じ込めてしまったが、本来は京都の高速馬場では少しジリっぽいタイプだ。

あとフーラブライドは愛知杯のを再掲しておきますが、ダートの大物を出すゴールドアリュールの産駒でも、芝向きの血の部分(Reluctant Guest)をニアリークロスすれば芝向きの産駒が出やすい…というのは当然といえば当然

フーラブライド
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2009105546/
日経賞のランニングフリーなどが出る牝系。父ゴールドアリュールはダートの大物を出しているが、その母母Reluctant GuestはビヴァリーヒルズH(米G1・芝9F)勝ち馬。このReluctant Guestはマルゼンスキーと血脈構成がよく似ているので(Nijinsky、Princequillo、Count Fleet、La Troienneなどが共通)、ゴールドアリュールとマルゼンスキーを持つ牝馬との配合ではタケミカヅチ、トウカイパラダイス、トップカミング、そして本馬など芝向きのオープン馬が出ている。
昨年の愛知杯勝ち馬で、Nijinskyのクロス譲りの胴伸びのある体型で脚も長く重厚なストライドで走るので、中京や外回りなど広く直線が長いコースがベターの中距離馬。ただし一瞬の鋭い脚には欠けるので、ここでディアデラマドレに雪辱するには、緩みないペースで流れて持続力勝負になってほしいところ。

京成杯を捲るんジャー
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/d7e8af00c0e5d454cfc4acbc888acccf


Viewing all articles
Browse latest Browse all 4413

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>