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Channel: 血は水よりも濃し 望田潤の競馬blog
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「2歳勝ち馬評価」先週ぶんを更新&雑感

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先ほど「望田潤の2歳勝ち馬評価」先週ぶんを3頭更新しました~

◆ナスキロ柔い牝馬はお手のもの
ノボリディアーナは脚長でナスキロ柔いので3歳の白百合Sで◎にしたときから外1800mベスト説でしたが、さすがにもうオープン特別ならなんとか…という先行馬で終わるのかと思っていて、ここで大外一気を決めるとはビックリでした(揉まれなかったのもよかったか)
母スターリーロマンスはフジキセキの全妹ですから、カネヒキリやミラクルレジェンドでおなじみ「フジキセキ×Deputy Minister」の黄金配合でもありますが、フジキセキとフレンチデピュティの組み合わせはBold RulerとPrincequilloのクロスにもなるので、カラフルデイズのように芝もいけるナスキロ柔さを兼ね備えていることが多いのです
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2010103780/
Rivermanを引く牝馬がスローで斬れまくるフランス競馬において腕を磨いてきたわけですから、こういうナスキロ柔く斬れる牝馬で大箱を差すのはフレンチの鉄人にとってはお手のもの
ルメールとRivermanといえばJC史上に燦然と輝くウオッカの名騎乗、スローの中距離重賞を勝ちまくったペリエとワコーチカコ(父リヴリア)の名コンビも忘れがたいですが、クイーンズリング(母がRiverman4×3)も新馬-特別はブノワで連勝してるんですね
そのルメールが外回り向きだと言うのだから、エリ女はもういっちょタッチングスピーチ(母母父Irish River)でいってやろうかどうか思案中です

◆サクラメガワンダーのように
紫菊賞をうなりを上げて抜け出してきたシルバーステートの長所は主にパワーと俊敏さにあり、それはゲートが開いた直後の踏ん張ってピッチでササッと出ていく挙動をみれば明らかで、たとえばリアルスティールなんかもそうですがあそこの動きが俊敏な馬は俊敏なのです
母シルヴァースカヤはロワイヨモン賞(仏G3・芝2400m)勝ち馬でシックスセンスの叔母にあたりますが、RobertoとRibotですからブライアンズタイムやグラスワンダー的で、RobertoとRidanですからLear Fan的で、いずれにしても京都外をしなやかにストライドで差すというよりは阪神内をパワーとピッチで捲るイメージの血統
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2013105903/
もちろんディープ産駒ですからコテコテのパワー型ではないんですが、グラスワンダー的パワーで走るけれどHalo的脚捌きで高速馬場にもシャカシャカ対応しまっせというあたりが、イメージとしてサクラメガワンダーが近いのかなあ…と
メガワンのベストパフォは宝塚2着やと思ってるし、シックスセンスのベストパフォも皐月賞2着と神戸新聞2着(ともに内2000mで勝ち馬はディープインパクト)やと私は思ってます

◆ドリームジャーニー×Nureyev
土曜新潟でドリームジャーニー×タイキシャトルのフリームーヴメントが未勝利を勝ち、これで勝ち上がったドリームジャーニー産駒5頭のうち、エスティタート(Nureyev)、プリンセスオーラ(Nureyev)、フリームーヴメント(タイキシャトルの母Welsh Muffin)の3頭が「Northern Dancer+Special」を持っています(つまりエレクトロアートのニアリークロス)

 ┌Northern Dancer
┌○
エレクトロアート
│ ┌Nantallah
│┌Lt.Stevens
└△└Rough Shod
 │  ┌Hyperion
 └△┌○
  └△
┌Northern Dancer
Nureyev
│  ┌Hyperion
│ ┌○
│┌○
└△┌Nantallah
 └Thong
  └Rough Shod

しかもドリームジャーニー産駒はこれまで17頭が中央でデビューしていますが、そのうち母系に「Northern Dancer+Special」を持つのは上記3頭だけ、つまりエレクトロアート≒Nureyevとかエレクトロアート≒Welsh Muffinのニアリークロスはオール勝ち上がりで、これはオルフェーヴル産駒の配合を考える上でも参考になるデータだろうと

◆ウォーエン牡駒の息の長さ
信越は9歳ダノンプログラマーが追い込んで7勝目、シビルウォーは8歳で名古屋大賞典に勝ち、キングスエンブレムは8歳で佐賀記念3着、ウォーエンブレムの代表牡駒3頭はいずれも高齢まで活躍していますが、ミスプロ系といってもDamascusにRibotにBrigadier GerardにHerbagerにStar Kingdomと傍系異系の血が強いアウトブリードで、産駒の息が長いのも納得

JRAの発表によると新潟芝は「8月中旬以降の低温と日照不足によって十分な生育が見られず、全体的にコースの内側に蹄跡が残った状態」とのことで、しかも開幕週のエアレーション効いた馬場ですからいきなりタフなコンディション
だから内回りのレースは連対馬12頭中6頭がRoberto持ちで、あとニンジャ、ダンツプリウス、ブルックデイル、シルクリバー、マイネルツィールとRibotのクロス馬の好走が目立ちました
しかし初っ端からビップレボルシオンやトレジャーマップやオンタケハートやジョーアラタのパワー持続差しがバンバン決まる光景を見せられると、「エアレーション開幕週やから、ハービンジャーやサムライハートやアドマイヤマックスの追い込みが届くだろう」なんて発想がふつうになってくるんでしょうか(^ ^;)

◆直千のヨハネス
あと先日「ヨハネスブルグ産駒って直千競馬よく走るよね~」という話を書いたら、先週もレッドキャンティー(7人気1着)にタカラジェンヌ(7人気2着)と2鞍とも美味しい絡み方をしており、タカラジェンヌは“直千の村田”なのでアッと思ってPAT画面を開いたらもう締め切りやったんです…
これでヨハネスブルグ産駒の直千成績は[5.5.2.12]で連対率41.7%単回値143複回値136、全芝が連対率15.6%単回値53複回値71、芝1200mが[25.17.23.186]連対率16.7%単回値51複回値86


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