東京11R 安田記念
◎1.スワーヴリチャード
○15.サングレーザー
△9.レッドファルクス
△10.モズアスコット
昨今のマイルG1は中距離馬が格で勝ちきるシーンも多い。スワーヴリチャードはバンドワゴンの下で、母母キャリアコレクションはBCJフィリーズ2着。ハーツクライでもマイルの高速戦の対応力はリスグラシューよりも高いだろうし、東京コースに替わるプラスがとにかく大きいから、中団ぐらいから差し切れるとみた。東京芝は相変わらず凄い時計が出ているので、31秒ソコソコの高速決着とみると1400m寄りのスピードがある5枠2頭に食指が伸びる。
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これから支度して出かけるので、回顧の下書きとして、NETKEIBAの特集で書いた全馬血統解説から1~5着を掲載しておきます
血統屋はこんなことを考えてましたということで…回顧本文は明日書きます
あとこの二つのエントリも
2018年最初は、Storm CatとFirst Rose≒Tom Fool≒Spring Runの話
https://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/4e1a38d2a4a084fe02894360523af490
第67回安田記念回顧~31秒台決戦、母父Storm Catが混戦に断
https://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/d6e63822581c55d98feb7763bfa9256e
アエロリット
ミッキーアイルのイトコ。3代母ステラマドリッドからはラッキーライラックなどが出る。テイエムジンソクとは父クロフネと牝系マイジュリエットが同じ。先行ゴリ押し脚質の活躍馬が出る北米A級牝系だ。アエロにしてもラッキーにしてもジンソクにしても、前走は好位で少し丁寧に乗りすぎてしまった部分はあったか。東京でもNHKマイルのように荒っぽく乗ってしまったほうが持ち味が活きるのでは。
サトノアレス
サトノフェラーリやサトノヒーローの全弟で、Storm Catやロイヤルアカデミーが出るCrimson Saintの牝系。ディープ×デインヒルはフィエロと同じ。フィエロと似たマイラーだが、こちらのほうが少し脚質が軽いというか、軽さ俊敏さに頼った差し方をする。京王杯では直線目につく鋭さで差のない3着。あれでゴール前でもうひと脚使えれば、もうひと沈みあればG1でも圏内だが。
サングレーザー
母母ウィッチフルシンキングはパッカーアップS(米G2・芝9F)勝ち馬で、産駒にメーデイアやロフティーエイムがいる。パワーと粘りに長けた牝系といえるが、本馬は父がディープインパクトでSir Gaylordのクロスを持つので、しなやかなストライドで斬れるタイプに出た。前の駆動がいいので、京都外マイルがベストコースで東京マイルはセカンドべスト。前走で高速決着にも自信を持って挑む。
スワーヴリチャード
バンドワゴンの下で、母母キャリアコレクションはBCJフィリーズ2着。母父Unbridled's Songはトーホウジャッカルやダノンプラチナの母父。大阪杯はペースが緩んだところで押し上げて持続力でねじ伏せたが、マイルのG1では差す形になるだろう。ハーツクライ産駒は芝1600mのG1で[1-3-2-22]、唯一の勝ちはジャスタウェイの不良馬場の安田記念。距離不足を格とコース適性で補いたいが、昨今のマイルG1は中距離馬が格で勝ちきるシーンも多い。
モズアスコット
母Indiaは米G2コティリオンBCH勝ち。イトコには北米G1勝ち馬To Honor and Serveなどがいる。母父ヘネシーは日本で成功しているStorm Cat系でミスエルテの母母父でもあり、本馬とミスエルテは父フランケルも同じで全体の配合パターンも似ている。母方のナスキロ柔さで走る大箱向きマイラーで、距離は1400mがベストだろうが、マイラーズCのようにジワリと先行できればマイルG1でも面白い。
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第68回安田記念回顧…は後ほど
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