おかげさまで今年も好評をいただいている「一口馬主好配合馬ピックアップ(2022~23)」ですが、先ほどロードサラブレッドオーナーズ(追加募集)から望田が1頭ピックしましたのでよろしくお願いします(栗山のピックはもう少しお待ちを)
この後はシルクとキャロの追加募集、もちろん締切までにやりますのでよろしくお願いしますm(_ _)m
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■『一口馬主好配合馬ピックアップ(2020)』で望田潤と栗山求がダブル推奨したイクイノックス(牡4歳)が日曜ドバイ8Rドバイシーマクラシック(G1・芝2410m)を勝ちました。
★シルクホースクラブ
父キタサンブラック
母シャトーブランシュ(キングヘイロー)
牡 募集価格:4000万円
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2019105219/
母シャトーブランシュはマーメイドS勝ち馬で、トニービンやAllegedやNureyev譲りのナタの斬れを武器とした重厚な差し馬でした。そこにキタサンブラックだとやや重すぎるきらいはあるのですが、母父がマイラーのキングヘイローなので全体の配合形やバランスは良いです。Lyphard5・5×4とHalo4×4のクロスで、母父のスピードで先行し父と牝系のスタミナで粘る中距離馬にうまく出たのではないかと思います。父同様の成長曲線にも期待できるので、古馬になって更に楽しめる馬でもあります。(望田)
【8月2日追記】
母シャトーブランシュは現役時代にマーメイドS(G3)を勝ったほか、ローズS(G2)でも2着と健闘しました。ディープインパクトとダンシングブレーヴはニックスですが、これはディープインパクトの母の父Alzaoとダンシングブレーヴが相似な血であることが理由です。母の父キングヘイローはDrone≒Halo≒Sir Ivor3×2・3という異様な凝縮を持っており、父の父ブラックタイドはHalo≒Sir Ivor2×4。血統構成はかなり近いので、両者が2~4代目ぐらいの適度な距離に配置されたとき、最大の効果を発揮するのではないかと思います。本馬はその条件にあてはまり、なおかつ、ブラックタイドとキングヘイロー以外の部分が異系色の強い血で構成されているので好ましいでしょう。さらに、サクラバクシンオーとキングヘイローの組み合わせも実績十分(ローレルベローチェ、キタサンミカヅキなど)。芝向きの中距離タイプ。(栗山)
■土曜阪神11R毎日杯2着 ノッキングポイント(POG・望田&栗山)
■土曜中山11R日経賞3着 ディアスティマ(ディープ・栗山)
■日曜阪神8R1勝クラス ワンダフルトゥデイ(一口&POG・望田)
■日曜中山8R2勝クラス トーセンリョウ(ディープ・望田)
■日曜阪神10R御堂筋S ゼッフィーロ(ディープ・望田)
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ワンダフルトゥデイは前走好発を決めてハナに行ったのはWild Againやから正解か…と思ったら、A.P.Indy系らしいストライドなので例によって阪神の3~4角のコーナリングがイマイチで、そこで2~3番手の馬に捲られてしまい苦しい形に
やっぱり外を回したほうがいいのだろうということで、ミッチェルさんも同じ轍は踏まないという外捲り、あれでもコーナーでは置かれ気味で伸びてるのは直線に入ってからなんですが、ストライドロスがないので勢いはつけやすいんですよね
Mahmoud校長が中山記念のときに「ダノンザキッドは1番枠とはいえ、3~4角をずっと最内で走らせるとは思わなかったな。コーナーで加速するのが難しい馬なのに」とコメントしてましたが、たとえばコントレイルも先行したホープフルより大外回した皐月賞のほうが強かったですからね
ストライドvsピッチといえばいつものオールドなたとえですが、宝塚で先行したNijinskyストライドのスペシャルウィークはRobertoピッチのグラスワンダーにグシャッと捲りつぶされてしまい、有馬で雪辱に燃えるユタカは「内回りでグラスワンダーに勝つには、グラスワンダーの後ろからグラスワンダーの外を回してストライドロスなく差すしかない」という騎乗で、それでも大接戦の末にハナ差で負けたんですが、そういうことなんですよね
先週は3場とも道悪でドリームジャーニー産駒が複穴をあけまくったことは高松宮の回顧で書きましたが、上のようにリアルスティール産駒も不良馬場で大活躍で、全体にちょっと斬れ味に欠けるところがあるので馬場が渋るのはプラスのようですね
不良馬場で連対した5頭のうち、シルバーティムールとコウセイマリアは母父がキングカメハメハなので、Monevassia=Kingmamboの全きょうだいクロス3×3をもちます
またアグラシアドはGalileo経由でNureyev≒Sadler's WellsとMr.Prospectorをクロスし、デインヒル経由でGraustark=His Majestyをクロスするので、これもMonevassiaの血脈構成を全てクロスする形となり、Kingmambo的パワーを増幅する配合をすると不良馬場で躍動する、ともいえるかと
アグラシアドもシルバーティムールも走りや歩きが似ていて、前駆の駆動がゴトゴトしていて前肢がきれいに伸びないですが、あれが私のよく言う「Ribot肩」です
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3/25,26の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報
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