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Channel: 血は水よりも濃し 望田潤の競馬blog
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「3歳勝ち馬評価」先週ぶんを更新&雑感

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先ほど「望田潤の3歳勝ち馬評価」先週ぶんを2頭更新しました

◆ドリームジャーニー走りすぎ中山芝中距離

ドリームジャーニー産駒は父譲りの捲り脚質の中距離馬が多く、だから中山芝1800~2200で[6-4-2-5]で単回値227複回値150とベタ買いプラス、さらに牡馬に限定すると[6-4-1-1]で単回値321複回値195、つまり牝馬は[0-0-1-4]

なぜ牡のほうが走るかというと牡のほうが馬格があるからで、中山芝中距離の捲りは馬格があるほうが決まりやすいからで、上に該当する牝馬2頭はルーレットクイーンが428~430キロでフェルクレールが404~410キロ

という考えでさらに絞り込むと、480キロ以上あるドリームジャーニー牡駒が中山芝1800~2200に出走したときは[5-2-1-0]、単回値410複回値222ですから黙って買いたい

しかしもう黙って買ってる人は多数いるようで、先々週日曜5Rのユニゾンデライト(482キロ)は単勝130円(^ ^;)、山吹のミライヘノツバサ(486キロ)で味をしめた人たちがブッ込んだかな

◆マイラー走りすぎ福島芝2000m

日曜の福島民報杯はシャイニープリンスが先行抜け出しで完勝、その直後を追走したヤングマンパワーが2着に流れ込んで「なんじゃこれは? ひ、東風Sかいっ!」(ここ突っ込んだらあきませんよ)

そういえば福島記念も七夕賞も最近はマイル路線組がよく好走するよなあ~と思って調べてみたら、どうやら芝の高速化に伴う現象のようですな

ダイワファルコンが勝った13年福島記念は1.57.3のコースレコード、このあたりから福島芝の高速化が顕著になり、13年以降福島芝2000mの重賞オープンは計10鞍行われていますが、うち勝ち時計が1分59秒を切ったのは7鞍ありました(ちなみに09年~12年の4年間では9鞍中4鞍)

この7鞍の勝ち馬は、シャイニープリンス、グランデッツァ、ミトラ、メイショウナルト、レッドレイヴン、ダイワファルコン、マイネルラクリマ、ナルト以外はいずれも2000mより1600~1800mに実績があった馬たち

そしてこの7頭の4角順位は2,2,2,1,3,2,1、高速決着の福島芝2000mは、明らかにマイラー寄りの機動力がモノを言うコースになっていることがわかります

というわけで、東風S→福島民報杯、富士S→福島記念というローテには今後もチェック入れましょう


皐月賞一言コメント

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2年ぶりに「とくとく健診」受けたら、γ-GTPと中性脂肪の値が2年前から全く改善されておらず、「週2で休肝日をつくりましょう」という2年前と全く同じ説教を受けて帰宅

今日はうわばみオバチャンと「第○回チキチキ 北24こそばゆい店巡り」なので、昨夜はアルコールを自重…風呂上がりに冷蔵庫開けたら金麦に手を伸ばしそうになりましたが、ヨーグルト食って寝ました

アドマイヤダイオウ:胴脚長ナスキロ柔Gone West
エアスピネル:牝系俊敏小脚
サトノダイヤモンド:Haloお化け
ジョルジュサンク:ヒルノダムール2013
ディーマジェスティ:フリオーソ的パワー
ドレッドノータス:しなやかデインヒル
ナムラシングン:緩慢Machiavellian捲
プロフェット:捲×捲×捲
マウントロブソン:脚長ナスキロ柔Gone West
マカヒキ:鋭敏タサハラ
リオンディーズ:Golden Horn2013
ロードクエスト:胴短ウオッカ

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アドマイヤダイオウとマウントロブソンは配合がかなり似ているんですが(ディープ×Gone West×ブルーアヴェニュー)、Seattle Slewを追加トッピングしたぶんアドマイヤのほうが体型に伸びはあってリーチザクラウン的ストライドで走る、というイメージかな

どちらもGone Westが少なからず表現されていて、Gone Westってなかなか自己主張の強い血なんですが、Secretariatをいじくるとすぐナスキロ柔くなるので中距離でも使い勝手は悪くないんですよね

ラッ血対談でMahmoudさんがロードクエストのことを「ウオッカとイメージが重なる」と仰ってたのはわりと同感で、Robertoも表現されているけれど体質がボルキロ柔くてストライドで斬れるところは似てますが、ただロードクエストのほうが体型に伸びはない

リオンディーズをGolden Hornと喩えてみたのは、つまるところシーザリオの優秀な仔はHabitatの優秀なスピードが表現されていると思うのですよ

さて午後は、ハーツクライ2歳の血統表チェックに取りかかります

競馬道OnLine G1スペシャル予想~皐月賞

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昨夜は「北24条こそばゆい店巡り」、一軒目はこそばゆい居酒屋「蕎麦鳥」で、ここではみそ焼鳥と黒ダレ豚串は必ずいただきますが、ホタルイカも美味でした



当然のごとく飲みすぎたので、今日は大人しく、ランチは野菜たっぷりガラスープのフォーにしました
二軒目で地震の速報が入り、みんなでテレビを食い入るように観てましたが、被害に遭われた方々に心からお見舞い申し上げます…

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3月に発売された『パーフェクト種牡馬辞典 2016-2017』(自由国民社)の関連企画として、同書の編集を担当した競馬道OnLineのサイトにて、この春も高松宮記念から宝塚記念まで、栗山求と望田潤がG1レースを交代で予想します

今週の皐月賞は栗山求の担当で、有力馬3頭(サトノダイヤモンド、マカヒキ、リオンディーズ)の血統分析と直前予想を行います

有力馬分析は無料公開、予想は有料会員のみ閲覧できますので、よろしければご覧ください(血統分析で取り上げた3頭がそのまま予想の順位となるわけではありません)
http://www.keibado.ne.jp/sp2016/

小島友実さんの「G1の馬場すべて教えます」や、競馬道調教マスターの調教予想もぜひ参考になさってください

土曜は「No.1予想」でアンタレスSを、「馬券総合倶楽部」でアンタレスSと中山6Rと阪神7Rを予想していますので、今週もよろしくお願いします(今入稿したばかりなので、反映にはもうしばらくかかると思います)

土曜のボツ予想…は堅いです(ボツ予想やからね)

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山藤は相手に恵まれた◎ゼーヴィントの連勝濃厚
前走の勝ちっぷりは“斬れ味のあるビッグゴールド”という感じでなかなか鮮やか、1F延長もプラスでしょう
5頭出走してキズナ、ラストインパクト、モンドインテロなど4頭が勝ち上がりの「ディープインパクト×Pacific Princess牝系」、2歳ではアーザムブルー(母エレンウィルモット)とパールズシャイン(母スペリオルパール)がこのパターンですね

はなみずきは若葉で離れた3着争いをしていた◎ゼンノタヂカラオと○ノガロ、▲ダノンシャルマンはこの休養で腰がパンとしたとのことですがまだ信用ならず、良ならゼンノが好位捲りで何とか決めそう

蓬莱狭は◎バイガエシが格で差し切れそうで、欲を言えばもう1Fほしいですが、ジャングルポケット×ダンスインザダークの胴長で外回りなら1800でも

「No.1予想」ではアンタレスSを、「馬券総合倶楽部」ではアンタレスSと中山6Rと阪神7Rを予想していますので、今週もよろしくお願いします

皐月賞6時間半前雑感

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脚質的なイメージでいうとマカヒキ=ナリタタイシン、リオンディーズ=ウイニングチケット、サトノダイヤモンド=ビワハヤヒデ、末脚の斬れ方でいうとマカヒキ=カミソリ、リオンディーズ=ナタ、サトノダイヤモンド=万能包丁、こんなふうに喩えてみましたが、比喩は比喩であって馬の個性はそれぞれ少しずつ違う

そしてシーザリオとエアメサイアとディアデラノビアは05年のオークスで叩き合った同期生ですが、息子はそれぞれ母と似たところもあるけれどやっぱり違うところもある

さっさん会の幹事のメテオさんの元へ、さっさんが生前せこせこ書き溜めていた手書き血統表やレースメモが形見分けみたいに送られてきて、そこに「サトノダイヤモンドは少頭数のレースしか経験がなく、エアスピネルとリオンディーズは馬込みに入れたことがない」と書かれていました

マカヒキは新馬戦でいちおう馬群から抜け出すような競馬はしているのかな、いずれにしても馬群に入ったことがない有力馬たちを前に見ながら、たぶん川田はその外から差そうとするのでしょう

「母がブライアンズタイム×Sadler's Wellsで、ディープ産駒ながらパワーと機動力がありそう」「ホクラニミサの全弟だが姉よりパワー型」

札幌1500の新馬戦でディーマジェスティの単勝を買ったときにこうコメントしておきましたが、母エルメスティアラはブライアンズタイム×Sadler's Wellsだからヴィクトリーと同じ組み合わせで、ブライアンズタイム×Northern Dancer×Special×Margarethenだからフリオーソ的でもあり、いずれもNashua≒Nantallah≒Russ-MarieとHail to ReasonのクロスによってRobertoとSadler's WellsとMargarethen牝系のパワーを増幅している点がポイント
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2013104704/

「追っつけ追っつけで、ジリジリ伸びてくるディープ産駒って素敵やん」とMahmoudさんは評しますが、このディープ産駒らしからぬ力馬っぽさはヴィクトリー的ともいえるしフリオーソ的ともいえるもの

その新馬戦は好位インから脚を伸ばしたものの届かず2着、続く中山1800でも蛯名が最内から叩き出したものの届かず2着、しかしこの経験が活きたのが共同通信杯で、緩みない流れの持続戦になり、蛯名がインに潜り込んだらついに本領発揮という差し切りでした

大外18番枠を引いてしまいましたが、過去4戦中3戦でイン差しをやってきたお手馬とのコンビ、中山を知り尽くしている百戦錬磨のベテランが、8人気の伏兵でバカ正直に外々を回してくるとは思えず、いつもスタートダッシュは平凡なので、後方からどこかで内に潜り込んで一発狙ってくるはず

昨年リアルスティールを◎にしたのも、「ディープ産駒は皐月賞未勝利だが、この馬は母系のパワーとピッチで加速するタイプでディープ産駒らしくない」というのが主な理由でした

今年ディープ産駒がついに皐月賞を勝つとしたら、やっぱりディープ産駒らしくない馬が、ディープ産駒らしくなく勝つのではないか、という気がします

どうやら中山は天気はもちそうですが、もし昼から降ってきて稍重ぐらいまで悪化するようならば、ディーマジェスティを▲に上げたい

「No.1予想」では皐月賞を、「馬券総合倶楽部」では皐月賞と春興Sを予想していますので、日曜もよろしくお願いします

日曜のボツ予想~これからがHyperion熟成のとき

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雪うさぎは◎ヒルダ、まともにゲートを出れば前走ぐらい走って当然
ダイワメジャー×ヘネシーはStorm CatとAlycidonが入るので、お湯を注いで3分待てばインスタントな黄金配合になります
ちなみにこのレースに出ている△ブロワは父メイショウボーラー母母父ロジンスキーで、Storm Cat≒ロジンスキーのニアリークロス(Storm Bird≒NijinskyとSecretariat≒ボールドラッドなどが共通)3×3
私が調べた限りでは、このニアリークロスを持つ馬は他にタマブラックホール(父ブラックタキシード,4勝)しかJRAには出走例がなく、ロジンスキー持ち繁殖には試す価値大いにアリと思われます(キタサン○○とタマ○○のほうを見ながら)

千種川は◎テーオートマホーク
前走は後方から差す競馬で初めて好走、インベタ高速馬場を外から上がり2位の脚でよく追い上げてました
アドマイヤムーン×フレンチデピュティで母はVice Regent≒ノーザンテースト3×3、500万下勝ちが小倉の重で血統どおりの道悪巧者

難波は道悪なら▲レッドオリヴィアのHyperion的しつこさや☆ティーエスネオの先行流れ込みでいく手もありますかね
◎トーセンビクトリーはHyperionとLady Jurorに特化した配合なので粘りと機動力と成長力に特化した配合で、トゥザグローリーもトゥザレジェンドも本格化したのは古馬になってから
道悪はおそらく巧者の部類で、マイティースコールの逃げなら1800にしてはスロー想定、あまり斬れ味が要求されないレースになりそうなのはありがたい
○ダノンムーンもワールドエース的キャラですから馬場が渋るのは悪くないと思うけれど、前走東京マイルの負けで少しでも人気が落ちるようならば、そのぶん◎のほうが妙味があると言えるのではないかと

他のレースはこれから予想しますが、「No.1予想」では皐月賞を、「馬券総合倶楽部」では皐月賞と春興Sを予想していますので、日曜もよろしくお願いします

今日は午後からウインズに出向くので、皐月賞の回顧はたぶん月曜になると思います

第76回皐月賞回顧~素晴らしい皐月賞、勝ったのは“最もディープらしくないディープ”

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中山11R 皐月賞
◎11.サトノダイヤモンド
○3.マカヒキ
▲15.エアスピネル
△13.プロフェット
△16.リオンディーズ
×14.ロードクエスト
×18.ディーマジェスティ
サトノダイヤモンドは父も母父も母母父もヘイローとノーザンダンサーの組み合わせで、母マルペンサはヘイロー4×3、ノーザンダンサー4×4、ナタルマ≒コスマー4・5・5×4・5。血統表の3/4でアルマームードの血を何重にもクロスしている。これまでのディープインパクトの活躍産駒やサンデーサイレンス系の名馬たちと比較しても面白い配合をしていて、歴史的なチャンピオンとまではいかないかもしれないが、種としてサンデーサイレンス系の新たな幹となるような可能性を秘めた面白い配合馬だと思う。ヘイロー的な血に特化した配合らしく機動力とセンスが抜群で晴雨兼用。完成度が高く気性が大人びていて何でもできる馬だから、中山内回りの多頭数でも◎が打ちやすい。3強を脚質的に色分けすると、マカヒキがカミソリ、リオンディーズがナタ、サトノは万能包丁といったところか。リオンは母や兄同様中山より東京でベストパフォーマンスを発揮するタイプだと思うので、良馬場ならマカヒキの鋭い追い込みが相手だろう。エアスピネルは3強をまとめて食うのは難しいだろうが、内回りの大レースに強い一族で、小脚のきいた機動力を活かせれば一角崩しも。現時点では降るのか降らないのか微妙な予報で、良ならロードクエスト、稍ならディーマジェスティを拾いたいが、前残りを警戒したいメンツでもあり機動力に特化した配合のプロフェットを押さえに。

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ディープインパクト産駒で春クラシックを勝つような大物を狙うならば、ジェンティルドンナ然りハープスター然りミッキークイーン然りミッキーアイル然りで、Northern Dancerクロスを持つマイラー牝馬との配合で早期に筋肉をつける、これがPOGの模範解答なのはたぶん間違いない

でも3歳春に後駆に肉をつけるための方法論は決して一つではないわけで、母父にStorm CatやDanzig系マイラーをもってくるほど高確率ではないけれど、ヴィクトリーやフリオーソのような武骨なパワーを目いっぱい増幅した配合から、皐月賞を武骨に力強く差し切る馬をつくることもできる、そんなことを今年の皐月賞は教えてくれました

桜花賞、オークス、ダービーは何回も勝ってるのに、ディープ産駒が唯一勝てない春クラシックが皐月賞、ディープ産駒のしなやかな斬れ味でまとめて差し切れないのが皐月賞というレースでした

マカヒキは良馬場ならばここもビュンと追い込んでくることは容易に想像できましたが、でもこのしなやかで鋭敏な斬れ味は、「典型的なディープらしいディープ」のピラミッドの頂点に位置する類のものだろうと

だから下記エントリでも書いたように、今年ついにディープ産駒が皐月賞を勝つとしたら、それはディープ産駒らしくないディープ産駒ではないかと

そんなことを考えながら前日予想をこねくり回していると、Haloお化けがフワリと4角先頭か、フリオーソお化けがイン捲りか、いずれにしてもディープ産駒らしくないディープ産駒が、ディープ産駒らしくなく勝つのではないかと思えてきたのです

Halo3×4・5のサトノダイヤモンドが4角でフワリと進出してエアスピネルに並びかけ、それに呼応してMachiavellian=Coup de Genie3×3(Halo4×4・5)のナムラシングンがフワリと捲ったのもあまりにもHaloらしくて、ルメールはイメージどおりのレースはできたと思いますが、Haloお化けがHaloらしくフワリと勝つには少し持続戦になりすぎたのかもしれません

でもこういうHalo的な血に固執し特化した配合で、Halo的なフワッとしたスピードを早期から体現するような馬を狙ってつくるということは、サンデーサイレンスの血が3代目4代目と遠ざかっていく時代においては重要なことやと思うのです

時代を変えてきた画期的な名種というのは、流行スピードに偏りすぎてチャンピオンにはなれなかった父と流行から外れた血を持つ母による緊張→緩和によって生み出されており、だからサンデーサイレンスをつくるにはHaloをつくらなければならないし、Northern DancerをつくるにはNearcticをつくらなければならないし、NearcoをつくるにはPharosをつくらなければならない

偏ったスピードと偏ったスタミナ、過度なインブリードとアウトサイダー血脈によるアウトブリード、それらがすべて噛み合ったときに新時代が切り開かれてきたわけで、未完成だからこそ次世代に完成できる、偏っているからこそ揺り戻せる、緊張しているからこそ緩和できる

58.4-59.5の皐月賞を力まかせに差し切ったディーマジェスティの武骨なパワーの源は、ヴィクトリーと同じブライアンズタイム×Sadler's Wells、フリオーソと同じブライアンズタイム×Northern Dancer×Special×Margarethenという母エルメスティアラの配合から由来するものであることは疑いなく、このパワーを生む根拠は主にHail to ReasonのクロスとNantallah≒NashuaとNantallah≒Russ-Marieのニアリークロスにあります

┌Nasrullah
Nantallah
│   ┌Sir Gallahad
│  ┌○
│ ┌○
│┌○└△
└△  └Flambette

┌Nasrullah
Nashua
│┌○┌Sir Gallahad
└△└△
   └Flambette

┌Nasrullah
Nantallah
│  ┌Sir Gallahad
│ ┌Gallant Fox
│┌○└Marguerite
└△

┌Nasrullah
Russ-Marie
│┌Sir Gallahad
└Marguery
 └Marguerite

┌ブライアンズタイム
ヴィクトリー
│ ┌Northern Dancer
│┌Sadler's Wells
└△└△
   └Special

┌ブライアンズタイム
フリオーソ
└△ ┌Northern Dancer
 │┌Nureyev
 └△└Special
  └△┌Hail to Reason
   └△
    └Margarethen
     └Russ-Marie

また3代母Doff the Derbyはジェネラスの母でもありFighting Fox=Marguery5×3、名馬ジェネラスが力馬っぽさを伝えすぎて種牡馬としては期待外れだったのは、このパワーが強大すぎたからと言えるでしょう

Doff the DerbyがFighting Fox=Marguery5×3、シンコウエルメスがNantallah≒Russ-Marie5×3、そしてエルメスティアラがHail to Reason3×5、Nashua≒Nantallah4×6、ここからディープ産駒初の皐月賞馬が出たことにまずは敬意を表したい

中山芝1800mで惜敗したときのレースラップが1000m通過61.6、続く東京芝2000mでマウントロブソンにクビ差競り勝ったときが62.1、そして共同通信杯が60.0、皐月賞が58.4

Hペースになればなるほど、持続戦になればなるほど末脚の威力が増すことはわかっていましたが、リスペクトアースかジョルジュサンクの逃げですからほとんどスローで決め打ってて、こんなHペースになるとは全く予想できませんでした

スペシャルウィーク×Sadler's Wellsという重々しい字面ながら、シーザリオが桜花賞でも勝ち負けになるぐらいの優れたスピードを発揮しそれを仔に伝えているのは、やはりHabitat(欧チャンピオンマイラー)の影響抜きには語れないでしょう
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2013105915/

Habitatにスタミナを重ねて中距離にシフトさせたのがシーザリオなのだという認識で、だからリオンディーズのことを“Golden Horn2013”と評したわけです(Golden HornのDanzig系らしからぬナスキロ柔いストライドはSea the Starsと重なるところがあり、Habitat経由のSir Gaylordクロスの影響が大)

そしてHabitat特有の前駆の駆動の良さで走るようなナスキロ柔いスピードは、シーザリオを見てもエピファネイアを見ても、中山内回りよりも東京で更に輝くものでしょう

だからリオンディーズがここを勝つ絵もあまり描けず、なぜならこの馬が皐月まで勝ったら全部勝ってしまう可能性すらあるわけで、こんなハイレベル世代で三冠馬誕生はやっぱり考えにくい

今日の敗因はコース適性で最も劣ったこと、そしてやっぱり行きたがってしまったこと、この二つでしょう

しかし最近も「前向きすぎるSpecial」というエントリを立ち上げて書きましたが、リオンが持つNureyev≒Sadler's Wellsのクロスは、Specialの前向きな気性もよく伝えるのでレッツゴードンキみたいな性格になってしまうことが多い

そしてそういう性格の馬をなだめて乗る技術にかけては、ミルコよりルメールが上手なのはたとえばアンビシャスを見れば明らかで、勝負強く打点の高いミルコだって、いつもG1で満点を叩き出すとは限らない

これで3強ではなく4強、エアスピネルを入れれば5強ですか、さすがにエアスピネルは東京2400で更なるプラスは見込みにくいというべきでしょうが、ディーマジェスティを買った人は「これならダービーも」と思える勝ちっぷりだっただろうし、マカヒキを買った人もサトノダイヤモンドを買った人もリオンディーズを買った人も「ダービーこそは」と思えるレースではあったはず

レースですからいろいろロスや不利もありましたが、総括としてはダービーがほんとに楽しみになる、素晴らしい内容の皐月賞でした

皐月賞6時間半前雑感
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/b666388e982265077926c07a05599e42
Haloとは何ぞや
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/3ba86d64ed3c0c25495a5b894a907cae
前向きすぎるSpecial
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/ff4cf31bab71f9dd36b8a834cdcdf4e6

4/16,17の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報

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■土曜中山12R利根川特別 ルールソヴァール(一口・栗山)
■日曜阪神11R難波S トーセンビクトリー(POG・望田)
■日曜中山11R皐月賞3着 サトノダイヤモンド(ディープ・望田&栗山)
■日曜中山12R春興S ロジチャリス(POG・望田)

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ロジチャリスは「馬券総合倶楽部」の「狙い馬」でも取り上げましたが、ダイワメジャー×ロックオブジブラルタルの巨漢マイラーで東京だとちょっと斬れ負けするので中山マイルがベストだろうと書いてきて、木更津特別は◎で狙いすましたんですが直線スペースがなくて悔しい思いをして、中山に出てきたら絶対もう一回狙ってやろうとあたためてました

中山12R 春興S
狙8.ロジチャリス
ダイワメジャー×ロックオブジブラルタルというパワー×パワーの配合で550キロを超える巨漢。本来は中山でパワーごり押しして強い血統だ。中山マイルは昨秋の木更津特別で6着も、直線抜け出しそうな脚色で最内に突っ込んだが前がカベで追えず。当時も◎だったがもう一度狙ってみたい。

ロジチャリスも母母父Rainbow QuestがBlushing Groom系、そしてロックオブジブラルタルの母系にAlycidonが入る「ダイワメジャー黄金配合」ですが、母父が中距離馬ではなくマイラーなので、カレンブラックヒルやコパノリチャードやメジャーエンブレムのようなプラチナ配合とまではいかない

黄金配合といえばルールソヴァールも「フジキセキ×Deputy Minister」の砂黄金配合で、ダートで着実に軌道に乗ってきました

さて今日もこれからPOGのお仕事、2歳馬の血統表とにらめっこです


「3歳勝ち馬評価」先週ぶんを2頭更新

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先ほど「望田潤の3歳勝ち馬評価」先週ぶんを2頭更新しました

日曜はウインズに出向いて打ってましたが、ディーマジェスティは追い切りもパドックも良かったけれど、それでも良だと頭まで突き抜けるイメージまでは描けなかった



そもそもスローと踏んでましたからね、二つ読み間違えたらやっぱり当たらんです

某社のPOG書籍と、某社の月刊誌と、某クラブと某セリの配合診断のお仕事がほぼ同時進行で、地道に順番にやっつけてくしかないのですが、そんなわけで雑感はなしで、もしかしたら週末もボツ予想は休むかもです…

ヴィクトワールピサ産駒と“ナスフリート”

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フローラSで人気を集めそうなパールコードは京都外1800のつばき賞で3着→中山内2000のミモザ賞で1着、これだけ見るとヴィクトワールピサ産駒らしいパワー&機動力型に思えます

とはいえ、つばき賞3着は“外回りのモノサシ”ミッキーロケットとクビ差ですから決して悪い内容ではなく、胴も脚も長めでわりとストライドで走るので、キレッキレの鋭さ勝負にならなければ東京でも軽くは扱えないかな…と参考レースを見ながら

母母Beautiful PetはNasrullah4×3、Count Fleet5×5で、いわゆるナスフリート(NasrullahとCount Fleetの組み合わせ)のクロス
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2013105648/

ヴィクトワールピサ産駒は総じてパワー体質でしなやかさや柔らかみに欠けるところがありますが、ヴィクトワールピサが持つ血で最も柔らかな血は、3×4でクロスするHaloと、母母父のMr.Prospector、もっといえばMr.Prospectorの母Gold Digger

このGold DiggerがNasrullahとCount Fleetを通じるThe Tetrarch5×6なので、Mr.Prospectorは他のRaise a Native系とは異質な柔らかさを伝えるのです

というわけで、パワー型が多いヴィクトワールピサ産駒が高速馬場向きの柔らかさを増すには、Mr.Prospectorのナスフリートをいじるのがなかなか効果的なようで、これまで500万下~オープンの芝レースで馬券になったヴィクトワールピサ産駒は以下の7頭ですが、(仏アウトサイダー血脈を密にクロスした)ジュエラー以外の6頭は、Mr.Prospectorをクロスしたり、Mill ReefやRivermanやFleet Nasrullahを持ってきてナスフリートのクロスをつくっていることが判明しました

ジュエラー:母系にナスフリートなし
ナムラシングン:自身がMachiavellian≒Coup de Genie3×3、母系にCozzene
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2013103526/
ジョルジュサンク:母系にMill Reef
パールコード:母系にAlbum(Rivermanと同じNever Bend×Prince John)とFleet Nasrullah
アジュールローズ:母系にRiverman
ダノンスパーク:母系にPush a Button(Rivermanの3/4妹)
サンライズクロンヌ:自身がMr.Prospector4×3・5

Mr.Prospector
│ ┌Nasrullah
│┌○
└Gold Digger
 │┌Count Fleet
 └△

 ┌Nasrullah
┌○
Mill Reef
└△┌Count Fleet
 └△

 ┌Nasrullah
┌○
Riverman
│┌○┌Count Fleet
└△└△

┌Nasrullah
Fleet Nasrullah
│┌Count Fleet
└△

今書いてるPOG書籍にも速攻で活かせるデータですな(・∀・)

土曜は「No.1予想」で橘Sを、「馬券総合倶楽部」で橘Sと新緑賞を予想していますので、今週もよろしくお願いします

エンドスウィープと“ナスフリート”
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/f817e9872a41dc39847b3a27adcc763b
Cozzeneのナスフリート&ナスキロ増幅と、イスラとモーニンの柔らかさ
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/1bcad677f08bbca471d81a682b2619ac

土曜のボツ予想~Tom Fool的な機動力

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オペラハウスが急逝しましたが、父Sadler's WellsがNearco3×6・6、母母ReprocolorがDjebel4×4・5、母父High Topの父Derring-DoがNearco3×4と緊張→緩和のリズムが良い配合
http://db.netkeiba.com/horse/ped/000a000d77/

5歳時に3連勝でキングジョージを制した遅咲きで、種牡馬としてはスタミナとパワーと成長力を伝え、テイエムオペラオーとメイショウサムソンという2頭の大物を輩出しました

サドラー系の重厚さに加えてHigh Topの硬いパワー体質もよく伝えたので(ジェドゥーザムール~シェリールの牝系が伝える独特のパワー体質もHigh Top由来)、Nasrullah的な柔らかさを伝える繁殖との配合が成功し、オペラオーの母はRed God≒Drone2×3にNasrullah≒Royal Charger3×4・6、サムソンの母母はNasrullah3×4、Drone経由で最柔ナスキロ血脈Sir Gaylordを引いているのも同じ

一方ミヤビランベリはNorthern DancerやナスペリオンやMy Babu、Court Martial、Chanteurなどをマメにクロスする父母相似配合で、こちらは父似の遅咲きパワー中距離馬に出たのは順当

オペラハウスの硬肉を日本向きのNasrullahでホロホロに柔らかく煮込んだのがオペラオーとサムソンで、オペラハウスを忠実に再現した配合でオペラハウスに最も似ていたのがミヤビランベリやったと思います

福島牝馬は人気になりすぎの気もしますが◎シャルールで

母父KaldounはGrey Sovereign系のマイラーで、ラフォルジュルネ、アーデント、ラブラバードとグレイトフィーヴァーの仔が字面以上に小回り内回りの機動力を見せるのは、「父中距離×母父マイラー」の配合形になりやすいこと、そしてTom Fool的な体型走法がONになりやすいこと、この二つでしょう

シャルールも“ラトロ肩のTom Fool”というべき馬で、短足で俊敏な加速は小回り1800がピッタリだとデビュー当初から書いてきましたが、体型やフォームが激変したわけではないのに東京と京都外で連勝というのは素直に本格化を認めるべきで、福島1800でソコソコ流れてくれれば好位捲りでいけるんじゃないかと

他のお仕事が立て込んでるので、今日はボツ予想はこれだけですm(_ _)m 「No.1予想」では橘Sを、「馬券総合倶楽部」では橘Sと新緑賞を予想していますので、今週もよろしくお願いします

日曜のボツ予想=Habitatな前輪駆動で

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この時期、近所の八百屋には地元で採れた山菜、行者ニンニク、たらの芽、カタクリ、コゴミ、アズキナなんかが並びますが、昨日はアズキナのいい感じのがあったので、サッと湯がいてオリーブオイルで和えたらもう絶品ですわ(・∀・)

東京最終は◎エルゴレア
母ゴレアはHabitatの柔らか前輪駆動スピードをよく伝え、エルゴレア3/4兄のネオウィズダムと似たタイプで直線に急坂のないコースの1400mがベスト、2頭合わせて東京芝1400mの良では[4-1-0-3]、乗り慣れた柴山で好位差しでいけるでしょう
○ユキノカトレアはマダムジルエットの3/4妹で、母ユキノチャンプはNorthern Dancer4×4にボルキロ3本、3代母サラトガフラッシュはPromised Land≒Darlin Patrice3×3
そこにアウトブリードのフジキセキ~キンシャサノキセキ親子を配したセオリーどおりの配合で、ユキノチャンプのナスキロ柔さの尻に敷かれる配合ですからストライドで走るマイラーに出たのも順当
前走は長休明けで直線外に出してソロッと追い込んだだけ、超スローで上がりだけの競馬でしたが前と同じ脚色では伸びていて、直線の長い1400mはベストなので一変十分、◎でいこうかとも思ったんですがここもスローになりそうなので…

今日も競馬観ながら溜まっている配合診断のお仕事に従事しなくてはならず、ボツ予想はこれ一つですm(_ _)m
「No.1予想」ではフローラSを、「馬券総合倶楽部」ではフローラSとマイラーズCを予想していますので、日曜もよろしくお願いします

4/23,24の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報

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■『望田潤のPOG好配合馬リスト(2015)キングカメハメハ編』で望田潤が推奨したチェッキーノ(牝3歳)が日曜東京11RフローラSS(米G2・芝2000m)を勝ちました。

○チェッキーノ(牝、母ハッピーパス)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2013106005/
コディーノとトレクァルティスタの全妹で、パストフォリアやラヴェルソナタやカービングパスの半妹。母母父ポッセはForli×Bold RulerなのでSpecial(Forli×Nantallah)とニアリーで、だからNureyevやSadler's Wellsを持つ種牡馬とハッピートレイルズ牝系は相性が良い、というのが私の考え。Forli譲りの俊敏な小脚で走る長めマイラーで、全兄たちのような機動力を見せてほしい。(望田)

■『ディープインパクト好配合リスト(2015)』で望田潤が推奨したエイシンティンクル(牝3歳)が土曜京都4R未勝利戦(芝1800m)を勝ち上がりました。

○エイシンティンクル(牝、母キャタリナ)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2013102273/
エイシンヒカリの全妹でエーシンクールディの半妹。伯父にサンタアニタH(米G1・ダ10F)のSir Beaufortがいる。ディープ×Storm Cat×Caroまでがヒラボクディープと同じで、母母父Caroの父フォルティノの母父はRelicなので、「ディープ×Storm Cat×War Relic」の黄金配合(母がEight Thirty≒War Relicのクロス)。ディープ×Storm Catはラキシスにアユサンと牝馬にも活躍馬が出ている。(望田)

■土曜福島4R障害オープン パスティ(マンカフェ・栗山)
■日曜東京9R府中S レアリスタ(POG・望田)
■日曜東京12R1000万下 エルゴレア(POG・望田)

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チェッキーノもエイシンティンクルも走った馬の全妹やないか~い!と言うなかれ、私はエイシンヒカリも◎で推奨してたし、全きょうだいが走ってこそ好配合の証

仕事と私用の両方が多忙なのでこれにて失礼、重賞回顧も申し訳ないですがお休みさせてください…m(_ _)m

「一口馬主好配合馬ピックアップ」栗山がシルクHC追加募集馬をピック

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おかげさまで今年も好評をいただいております「一口馬主好配合馬ピックアップ」、栗山求がシルクホースクラブの追加募集馬を1頭ピックアップしました
http://miesque.com/c00032.html

これで現在、ウイン(2)、キャロット(11)、グリーン(2)、シルク(13)、東サラ(6)、ノルマンディー(3)、ラフィアン(4)、ユニオン(3)、ライオン(2)、ロード(5)、ローレル(2)から計53頭ピックしています

今日から京都入り

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今日から京都入りしておりますが、まだまだお仕事が山積みで、「3歳勝ち馬評価」は今週はお休みさせてもらいますm(_ _)m 来週に2週ぶんまとめてやります

香港のザックリ感想としては、ラブリーデイは軽い馬場ならばもうちょっとやれたんじゃないかというのと、サトノクラウンはコーナリング性能は相変わらず高くないな…ということですかね


競馬道OnLine G1スペシャル予想~天皇賞

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3月に発売された『パーフェクト種牡馬辞典 2016-2017』(自由国民社)の関連企画として、同書の編集を担当した競馬道OnLineのサイトにて、この春も高松宮記念から宝塚記念まで、栗山求と望田潤がG1レースを交代で予想します

今週の天皇賞は望田潤の担当で、有力馬3頭(キタサンブラック、ゴールドアクター、シュヴァルグラン)の血統分析と直前予想を行います

有力馬分析は無料公開、予想は有料会員のみ閲覧できますので、よろしければご覧ください(血統分析で取り上げた3頭がそのまま予想の順位となるわけではありません)
http://www.keibado.ne.jp/sp2016/

小島友実さんの「G1の馬場すべて教えます」や、競馬道調教マスターの調教予想もぜひ参考になさってください

今週はPOG書籍とセール配合診断と月刊誌の締め切りと京都移動が重なったため多忙を極め、ブログで春天や青葉について何も餌まいてないのでデータを少し

レーヴドスカー牡駒は3歳1~6月の芝重賞(東京+外回り)[2-1-2-4]、G1を除けば[2-1-2-0]で、レーヴミストラル青葉①レーヴドリアン京都新聞③きさらぎ③アプレザンレーヴ青葉①毎日杯③

しかし上記3頭も本番ダービーは掲示板がやっとで、レーヴドスカー牡駒はG1[0-0-0-7]、牝駒は[1-1-0-4]、そもそもHighest Honorを母系に持つ馬は、牡はG1[0-0-0-11]牝は[1-1-1-7]、Highest Honorの斬れがいかに女性的かを端的に示すデータ

ハーツクライ産駒は芝3000m以上の重賞[5-6-2-18]、東京[3-2-0-3]、阪神[2-1-0-3]、京都[0-3-2-10]、菊花賞[0-1-0-4]、春天[0-2-2-6]

ステイゴールド産駒は芝3000m以上の重賞[9-3-1-22]、東京[1-0-0-1]、阪神[3-2-0-1]、京都[5-0-0-15]、菊花賞[2-0-0-7]、春天[3-0-0-8]

ちなみにディープインパクト産駒は芝3000m以上の重賞[0-8-4-31]、キングカメハメハ産駒は[1-1-0-21]、芝長距離はハーツクライとステイゴールドの独壇場と言えますが、菊や春天はこの2種牡馬で決まる確率は阪神大賞典やダイヤモンドSほどは高くない

電子書籍『ディープインパクト好配合馬リスト(2016)』本日発売!

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「血統屋」のPOG電子書籍『ディープインパクト好配合馬リスト(2016)』が本日4/29より発売開始、以下のURLからお求めいただけます(『望田潤のPOG好配合馬リスト(2016)』はもう2~3日お待ちください)
http://miesque.com/c00035.html

以下、栗山ブログよりコピペ

今年で刊行6年目を迎える看板コンテンツで、2歳のディープインパクトのなかから好配合馬をピックアップし、格付けするという内容の電子書籍です

正式なブックタイトルは『2016~17年POG企画 種牡馬別好配合馬リスト ディープインパクト編』、選者は望田潤と栗山求で、それぞれ◎=10頭、○=10頭、★=3頭を選び出し、配合評価のコメントをつけております

印の付かなかった馬を含めて全頭の5代血統表を収録しております(海外への輸出馬も含む)。クリックでどんどんページがめくれるので、配合をチェックする際には非常に便利だと思います

1~6世代から得た教訓をもとに、最新の知見を盛り込んでじっくり配合を吟味して完成させた自信作です。昨年以上の精度になったものと自負しておりますので、お買い上げいただければ幸いです。何卒よろしくお願いいたしますm(_ _)m

※「Yahoo!メール」などのフリーメールをご使用の場合、購入確認メールが自動的に迷惑メールフォルダに仕分けされてしまう場合がございますのでご注意ください。携帯またはスマホをご利用の方は、PC発信メールの受信可否をご確認いただければ幸いです。IDとパスワードの入力は、コピー&ペーストではうまく行かない場合がございますので、手入力をお勧めいたします

※クレジットカードをお持ちでない方でも、ネット専用のVisaプリペイドカード「Vプリカ」を利用してお求めいただけます。審査不要でどなたでも作ることができ、クレジットカードと同様にネット上の決済ができるという優れものです。「Vプリカ」はネットでもコンビニでも手続きをすればすぐに買うことができます

1 Vプリカのアカウントを作る
2 Vプリカを購入し、発行コードを入力する
3 PayPalのアカウントを作る
4 PayPalのアカウントにVプリカのカード情報を登録する
5 血統屋ウェブサイトにおいてPayPalで決済する

このような流れで購買することが可能です。YouTubeなどにもわかりやすいご利用ガイドがあります。ぜひお試しくださいませ。

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いつも栗山さんとは打ち合わせもすり合わせも一切しないのですが、○○は怪我をしてデビューが遅れそうだとか、△△は海外デビューだからPOGで選んじゃダメだとか、そういう情報はたまに交換してます

その情報交換の際に名前があがったディープ産駒が一頭いて、「あ~あれね、メッチャいいよね」「あれはふつう◎評価でしょう」と意見が一致したのがいて、これはたぶん血統派はみんな絶賛やと思いますが(私は“女ミッキーアイル”と命名しました)

土曜のボツ予想~ボルキロ柔いHarlan's Holiday

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秩父は◎ラテラス
日本でのHarlan's Holiday産駒の賞金ベスト5はアルビアーノ、エスメラルディーナ、コラデピーノ、ブルーホールと本馬、ボルキロ柔さを伝えるのでむしろ芝向きでダートなら高速決着ベター
この馬は母系にもRound Table×NasrullahのKing's Bishopが入るのでナスキロ柔いストライドで走るので、スローの東京芝マイルはベスト条件でしょう
▲サトノフェラーリはマイラーではなく1800型なので、1600mだとスローのほうが差しやすいタイプではないかと

下鴨は◎ウェスタールンド
ネオユニに米血スピードを重ねた機動力型で、全姉ミクロコスモスも中山マイルや小回り1800でよく◎を打ったもんです
こちらは牡なのでもうちょっと距離適性が長めで、前走も◎で狙いましたがやっぱり小回りの捲り差しが本領、スローの上がり11.6-11.5を一気に抜けた脚はここでも通用とみました

今日もボツ予想はこんなもんで…「No.1予想」では青葉賞を、「馬券総合倶楽部」では青葉賞とあやめ賞と二王子特別を予想していますので、今週もよろしくお願いします

日曜のボツ予想~新潟はコマッキーで

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英2000ギニーに勝ったGalileo Goldはなかなか真っ当な配合をしていて、母GalicuixはGalileoの娘で牝系はMontjeuと同じで、Mr.Prospector4×3とNatalma4×5とHopespringseternal≒Riverman(ナスキロラトロ)4×5とHail to Reason5×5を持つ強力な父母相似配合

そこに5代アウトでRaise a NativeもNorthern DancerもナスキロもTurn-toもクロスしないPaco Boyを配した緊張→緩和、自身はSea the StarsやAustraliaと同じGreen DesertとUrban Seaのニックス(Foreign Courier≒Hopespringseternalのニアリークロスが主な根拠)でまとめてます
http://www.pedigreequery.com/galileo+gold2

昨日ヤキソバ食いながら私の母系、望田家じゃなく村瀬家のほうのルーツについて話してたら、実はうちのオカンは親戚婚で生まれた子で、全姉弟クロス2×3を持つという衝撃の事実が判明しゲソを噴き出しそうに(^ ^;)

このクロスされている全姉のほうはあんまり情報がなかったんですが、全弟の村瀬源三郎(オカンの父父ですね)は代々家業としていた西陣織の製糸工場を引き継ぎ、そうそう私が幼い頃もまだ製糸やってて、実家に行くと工場の中を走り回って怒られたもんです

源三郎は家業は専ら嫁や親戚に任せっきりで、オカンいわく「町内の世話人みたいな存在」やったようで、どうもあんまり仕事に精は出さずお気楽に遊んでた人のようで(^ ^;)

京都の遊び人源三郎の全きょうだいクロス2×3を持つオカンと、山梨生まれの歴史オタクで京都に出てきて食うや食わずの貧乏学生だったオヤジとのアウトブリード、緊張→緩和で生まれたのが望田潤(・∀・)

「ようするにオカンがダイナサッシュでオヤジがディクタスで、俺はサッカーボーイなわけや」といっても話が通じるわけないのでやめときましたが、まあ昔はこれぐらいの親戚婚はけっこうありました

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谷川岳は◎ピークトラム、前走はシュタルケにかかり気味に早めにこられるシンドイ競馬、あれで僅差4着に踏ん張っており、Aureoleクロスのチチカス産駒だからあの競馬でいいのです

荒川峡は◎カレンラストショー、タニノギムレット×ダンスインザダークですからタニノエポレット(ダンスインザダーク×タニノギムレット半妹)と近いステイヤーのイメージ、同じ2400mのあずさ賞も◎でしたがこの距離延長は手を出してみたい

「No.1予想」では天皇賞を、「馬券総合倶楽部」では天皇賞とスイートピーSを予想していますので、日曜もよろしくお願いします

さてこれから競馬場へ、当然夜は飲みになると思うので、天皇賞の回顧は月曜に

4/30,5/1の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報

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■『ディープインパクト好配合リスト(2015)』で栗山求と望田潤がダブル推奨したヴァンキッシュラン(牡3歳)が土曜東京11R青葉賞(G2・芝2400m)を勝ちました。

○ヴァンキッシュラン(牡・母リリーオブザヴァレー)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2013105718/
セレクトセール当歳で落札価格1億9000万円。母リリーオブザヴァレーはオペラ賞(仏G1・芝2000m)など仏重賞を3勝。その半弟はUAEダービー(首G2・ダ1900m)を圧勝したMubtaahij。母方にGalileoを持つディープインパクト産駒はローハイドとウェルブレッドの兄弟が走っており、いずれも勝ち上がっているので悪くはないが、重賞を勝つには少々パンチが足りない。3代母 Gale Warning は「ラストタイクーン×Up Spirits」というアメリカ血統。また、Hopespringseternal≒ラストタイクーン4×3でもある。この部分がスパイスとなり全体に鋭さ、素軽さを及ぼすことができればおもしろい。(栗山)

★ヴァンキッシュラン(牡・母リリーオブザヴァレー)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2013105718/
母リリーオブザヴァレーはオペラ賞(仏G1・芝2000m)勝ち馬で、Galileoとラストタイクーンを通じるNorthern Dancerとナスキロラトロのクロス。牝系はリトルオードリーやココナッツパンチなどと同じ。母系にラストタイクーンを引くディープ産駒は13頭中8頭が勝ち馬でマルセリーナ、デニムアンドルビー、ファイナルフォーム、テンダリーヴォイス、キロハナなどが含まれる。中距離で重厚に斬れそうで青葉賞向きか。(望田)

■土曜新潟4R障害未勝利 マイネルクレイズ(一口・栗山)
■土曜京都6R500万下 レッドウィズダム(一口・栗山)
■土曜東京9R秩父特別 ミッキージョイ(ディープ・望田)

ヴァンキッシュランはこの重厚な血統なのに夏の函館デビューと聞いて楽しみにしていたんですが、もともとラトロ肩(母がBold Reason≒Never Bend4×6)なのもありますがパドックでは前捌きがかなりゴトゴトしてて、こんな歩様の悪いディープ産駒も珍しいと頭を抱えていたら、レースでもやっぱりストライドが伸びず斬れる脚を使えず

今でもそういう本質はあまり変わっておらず、ここ2走も美しくストライドを伸ばして華麗に斬れたというよりは長くしぶとく脚を使って持続力で抜け出したという勝ち方

超スローの上がり3Fだけの競馬だった2月の東京2400mではレーヴァテインとクビ差だったのが今日は4馬身半差、上がり7Fの超ロンスパ戦になったことで持続力の差が明らかになりましたが、ピッチ走法なのに持続力で伸びつづけるというのは(やはり母系のSadler's Wellsの重厚さが表現された)スピルバーグと通じる部分はあるのかも

こういう一風変わった持続型ディープをレースを使いながら惜敗を重ねながらダービーまでに完成させてきたのはさすが角居厩舎というべきで、気温上昇とともにラトロ肩がほぐれて良化を辿ってきたという部分もあるのでしょう

そして今年のPOG書籍で改めて書いておきましたが、ディープインパクト牡駒が真っ当な2400m級のレースをこなすにはBurghclereのニアリークロスが必要で(牝駒はこの限りにあらず)、ディープブリランテ、キズナ、サトノラーゼンとダービー連対馬はみんなBurghclereのニアリークロス、ヴァンキッシュランは母父Galileoの母母AllegrettaがAlycidon+ドイツのDark Ronald

「ディープインパクト好配合リスト」2016年版でも、青葉賞向きの、もっと言えば菊花賞向きかもしれない母父サドラー系を2~3頭取り上げてますが、POGの場合は「母父マイラー&母Northern Dancerクロスの牝駒で桜花賞狙い」がディープの王道である、という基本的なコンセプトは変わってないですけどね

昨夜は久々に飲みすぎて猛烈に残ってますが、これからサラブレ原稿とPOG書籍に取りかからなければならず、春天の回顧は今晩やります

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