小倉では2日間でうどん4杯食いましたが(^ ^;)、ここは十年ぶりの再訪
さすが老舗の美味さで出汁も麺も天ぷらも高得点、深夜もやってるのでホテルに戻る前にフラフラ立ち寄ってしまいますね
先ほど「望田潤の3歳勝ち馬評価」2/17~18ぶんを3頭更新しました
ライラックカラーは配合も脚質もナスペリオン丸出しで、藤沢和厩舎なら青葉賞3着はもらった…と書いたところで、望田さん今は青葉賞は出走権2着までですと注意されたのを思い出した(^ ^;)なかなか意欲的で面白い配合やと思います(・∀・)
◆ヘニーヒューズの砂のツボ
先週終了時点で、ヘニーヒューズの日本での初年度産駒はJRAに92頭が出走し28頭が勝ち馬、うちダートで2勝以上をあげているのは以下の7頭
ドンフォルティス:母父フジキセキ
オーヴァーライト:牝系がフレンチデピュティと同じでHold Your Peace4×4
ダンケシェーン:母Eight Thirty8×6
バイラ:母系にDeputy MinisterとIn Reality
プロミストリープ:母父フジキセキ
マニクール:牝系がCozzeneと同じPortage
レピアーウィット:母系にCozzeneとDeputy Minister
下記エントリで指摘した「ヘニーヒューズの砂のツボ」を、War RelicやEight ThirtyやGood ExampleやPortageを使ってグリグリしているのは7頭とも同じで、モーニンやアジアエクスプレスと同じ方程式で日本産の産駒も成功していると言えます
https://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/bcec2c6e21bd250180eb70f6078d45f0
「3歳勝ち馬評価」2/17~18ぶんを更新&雑感
土曜のボツ予想~Red Ransomのマイラーっぽさ
フューチュリティS(豪G1・芝1400m)でブレイブスマッシュとトーセンスターダム(母母父ノーザンテースト)がワンツーという報が
オールエイジドS(豪G1・芝1400m)を差し切ったハナズゴール(父オレハマッテルゼ)もですが、豪短距離G1で好走する馬ってみんなノーザンテースト持ちで、実はテーストってデインヒル並に向こうの短距離戦に向いた血なんじゃないかと
千里山は◎レッドイグニス
アウトオブシャドウの全弟でロッカフェスタやロッカヴェラーノやクロスカップリングの3/4弟、母ルンバロッカは伊1000ギニー(伊G2・芝1600m)勝ち馬
Red Ransomは母系に入ると、ダノンプレミアム、サトノクロニクル&サトノラーゼン、キングストリート、ゴールドベルとわりとマイラーっぽさを主張する血で、そこにハーツクライですから母のパワーで先行し父のHyperionで粘る脚質になったのは順当
ベストは中山1800とみますが、わりと高速で前が止まらない阪神Aコースで、内2000のスローのイン番手なら◎が打てるだろうと
稲荷は○スティッフェリオが本命でシンギュラリティは無印でしたが、阪神でも内回りならこの順列に変更なしということで…シンギュラリティはナスキロとナスペリで固めた配合どおり大箱向きで、こういうDarshaanで大箱をジックリ差させたらルメールが一番上手
△モンドシャルナはもう少し馬体が増えて後ろがシッカリしてきたら、血統どおりに阪神内回りを捲れる馬になるんだろうが…とずっと書いてきましたが、ここ2年ぐらいあんまり馬が変わってこないですね
唐戸は◎ウインミレーユ
ステイゴールドにRobertoとRed Godが入った短足高速ピッチ走法で小回り1800では凡走なし
和田なら自信の◎でしたが、和田なら3人気ぐらいにはなるのでね(・∀・)
他のレースはお仕事しながら、パドック見ながら何か閃いたらコメント欄で
「厳選予想 ウマい馬券」ではチューリップ賞とオーシャンSと潮来特別を予想していますので、今週もよろしくお願いします(競馬道OnLineは栗山さんの担当です)
日曜のボツ予想~リーチザクラウン+シルポートの大箱先行
アルメリアの予想コメントを書いてたので、オッズも見ずにハービンマオちゃんの応援単勝を少しポチっておいて(前にも書きましたが、トーセンモナルカは砂かぶったらアウトなのでこの1枠は苦しい)、松岡のひと捲りに思わず歓声を上げたんですがこんなに人気やったんか(^ ^;)
11月のIBBA研修では何頭かの繁殖牝馬をモデルに配合大喜利をやったんですが、ダンシングマオもお題の一頭で、「2歳の父ハービンジャーもなかなか好配合やと思います」
ようするに3/4ペルシアンナイトで、ニキーヤはNureyevとNijinskyを持つので、ハービンジャーを配したらインスタントに黄金配合になるわけですね
大阪城は阪神外1800、ならば男は黙って◎バンドワゴンでしょう
私のTARGETのメモには「ナスキロ柔いストライド、リーチザクラウン+シルポートのイメージで大箱1800先行」とメモしてあります
デビュー戦がこのコースでトゥザワールドを6馬身ちぎり、京都外1800のきさらぎ賞がトーセンスターダムと接戦の2着
前走中日新聞は出遅れ最後方から追い込み7着、前々走小倉記念は和田が果敢にハナを切るも小回りの4角で次々に捲られてダウン
待望の大箱1800やから幸頼むで、何とか先行して伸び伸び走らせてやってほしいです
スピカは◎ハナズレジェンド、母父ムーンロケットがデインヒルの影響が強いオセアニアンスプリンターで(576キロの巨漢でダ1200の新馬をぶっちぎった)、そこにハーツクライで「父中距離×母父スプリンター」、小回り1800を小脚で捲り差す脚質に出たのは順当で、中山1800ではいつも◎です
前走はテオドールがうなりながらHペースで逃げたのでレース運びが難しかったですが、ここは単勝握りしめながら田辺のエロい捲りをハアハア観るレースでしょう(・∀・)
中山最終はアヴニールマルシェは相変わらずケツに肉がついてこないので(Sir GaylordのクロスがON)、平坦大箱1800ベスト説は2歳時から変わらず
となると、ダノンシャンティ×クロフネ(フジキセキ×Deputy Ministerの砂黄金配合)で、母がVice Regent≒ノーザンテースト4×3、母母がトニービン×ノーザンテーストでHyperion4・6・6×5・6のアオイシンゴが◎
中山向きのパワーと機動力があるし、母系のHyperionも発現してきて今が充実期の感
○ショウナンアンセムは東雲で◎でしたが、今なら東京1400より中山1600のほうが差しやすそうで相手一番手、この母父クロフネ馬券でいきたいです
「厳選予想 ウマい馬券」では弥生賞とアルメリア賞と中山6Rを予想していますので、日曜もよろしくお願いします(競馬道ONLineは栗山さんの担当です)
3/3,4の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報
■『一口馬主好配合馬ピックアップ(2016)』で望田潤が推奨したレッドヴェイロン(牡3歳)が土曜阪神6Rの未勝利戦(芝1800m)を勝ち上がりました。
★東京サラブレッドクラブ
父キングカメハメハ
母エリモピクシー(ダンシングブレーヴ)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2015104714/
牡 募集価格:7000万円
リディル、クラレント、レッドアリオン、サトノルパン、レッドアヴァンセの半弟。母エリモピクシーはエリザベス女王杯のエリモシックの全妹。エリモピクシーはDrone≒デプスのニアリークロス3×3を持ち、芝マイルのスピードを確実に伝えて名繁殖牝馬の評価を不動のものとしました。これまでは専らサンデー系種牡馬との配合で成功してきましたが、エリモシックはキングカメハメハとの間にオープン馬ダノンエリモトップを産んでおり、またダイオライト記念2着トウショウフリークはキングカメハメハ×ダンシングブレーヴ×トウショウボーイですから本馬と酷似した組み合わせ。このように母系にダンシングブレーヴとテスコボーイを併せ持つキングカメハメハ産駒は、出走5頭中4頭が3勝以上をあげています。データ的にみても、兄姉に比肩する活躍を期待していいでしょう。実馬もほんとに父と母を足して割ったイメージで、出来は良いとみました。(望田)
■『望田潤のPO好配合馬リスト(2017)ハーツクライ編』で望田潤が推奨したトーホウアルテミス(牝3歳)が日曜小倉3Rの未勝利戦(芝2000m)を勝ち上がりました。
◎トーホウアルテミス(牝・母トーホウガイア)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2015101540/
トーホウジャッカルやトーホウアマポーラの妹。牝祖Quiet CharmからはQuiet AmericanやDare and Goなどが出る。母トーホウガイアはNorthern Dancerのクロスは持たないが妙味ある牝馬クロスを持つ名繁殖。UnbridledもNureyevもハーツクライと相性の良い血だから、兄姉に並ぶような活躍を期待したくなる。ちなみにハーツ×Unbridled's Songはスワーヴリチャードやアダムバローズと同じ。(望田)
土曜小倉8R500万下 ドロウアカード(POG・望田)
土曜中山12R1000万下 マイネルエスパス(一口・望田&栗山)
土曜阪神11Rチューリップ賞2着 マウレア(ディープ・望田)
日曜阪神9Rアルメリア賞 フランツ(ディープ・望田&栗山)
日曜中山11R弥生賞3着 ジャンダルム(POG・望田)
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フランツは前走の負け方がしょ~もなかったので、「あと10キロ20キロ馬体が増えないと、ディーマジェスティみたいに中山を捲れるイメージが湧かない…」と書いたんですが、ハイレベル戦をインから抜け出した脚は力強く持続力に溢れ、このレースだけみると“小型アドミラブル”のイメージでいいんかなと思いなおしました
しかしパンコミードはラブリーデイと似たTom Fool走法なので、外回りであんなに行ってしまったら最後はピッチで凌げないだろうとほくそ笑んでたんですが、あれで差し返してるからこの馬もかなり強い…阪神内2000なら一番強いかも
オールフォーラヴもオークスが楽しみになる走りで、字面どおりハイレベル戦やったと思います
レッドヴェイロンはこれで[1-3-0-1]、着外は4角で不利があったもので、実質は連対パーフェクトと言ってもいいぐらいの内容なのですが、エリモピクシー仔の中では最も母に似ていないというか、わりとパワー体質なのでスローの上がりの競馬だと何かにやられてしまう、という惜敗がつづいていました
この馬は1800mベストでももっとタフな馬場、平坦より急坂、高速より荒れ馬場のほうがパフォーマンス上がると思います
ちなみにキングカメハメハ×エリモシック(エリモピクシーの全姉のエリザベス女王杯勝ち馬)にはダートでオープン張ったダノンエリモトップがいますね
トーホウアルテミスは馬を怖がるのでなかなか勝ち上がれませんでしたが、外番手から直線先頭なら後続がくればくるだけ伸びるという勝利で、トーホウガイア(Cequillo≒Incantation4・6×4)はやっぱり素晴らしい繁殖です(・∀・)
トライアルはマウレアもジャンダルムも、ユタカが本番をにらみつつ持ち味を確認しながら乗ってみたというレースで、たしかにどう見ても完敗ですが完敗から得られるものもある
「3歳勝ち馬評価」2/24~25ぶんを更新&雑感
先ほど「望田潤の3歳勝ち馬評価」2/24~25ぶんを2頭更新しました(3/3,4ぶんも今日中に追いつくつもり)
去年はサマーセールに連日顔を出したので、旧知の生産者さんとバッタリ顔合わすこともしばしば
「今日どうでした?」
「う~ん何とか売れたけど、希望額には全然だなあ…」
「そうですか…まあ売れないよりはね」
今度札幌で一杯やりましょう…と別れ際に
「まあでも、来年はサウスの牡がいるから(笑顔)」
サマーセールあたりだと、展示のパドックを見てて、あ~これサウスの仔やなとだいたいわかるぐらいで、馬格はもちろん、他とは運動神経が違うという歩きをするので必ず目にとまるし、しかもダート血統なのに身のこなしが柔らかい
地方リーディングサイアーに君臨しつづける実績も含め、中小の生産者から絶大な信頼を得ていた名種牡馬でした
父父フォーティナイナーがNasrullah4×4、父エンドスウィープはアウトブリード、そこにNasrullah≒Royal Charger4×4・5のダーケストスターが配されて、教科書どおりの緊張→緩和のリズム
サウスヴィグラス自身はNasrullahの血量が強くない(4×4以下)ので、産駒の代では“緊張”させる方向で成功し、ラブミーチャンやコーリンベリーやヒガシウィルウィンのように強いクロスを持つ牝馬との配合で、Mr.ProspectorやRibotをクロスするパターンがよく成功しました
「サウスの牡がいるから」の穴を埋められる種牡馬がいるのかどうか、突然ポスト・サウスヴィグラス戦争の幕が切って落とされ、ドレフォン三輪やヘニー村田の目がキラリンと光ったような気も(・∀・)
訃報が飛び込んできたときにちょうどダノンレジェンドやアメリカンペイトリオットの記事を書いていたんですが、そんな近未来のダート血統絵図のような話を近々出る某ムック本で書いてます
あと忙しくて放置してしまっていた質問二つについて簡単にお答えします
・体質や走法は血統表で大まかなイメージはたいてい描けますが、たとえば「この馬はパワーに富んだ血統だ」と一口にいっても祖先全部がパワーのある血で占められているわけではないのでね
たとえばダノンプレミアムとロードプレミアムは全きょうだいですが、デインヒルのプリケツを引いたダノンは坂をうなりながら駆け上がって後続を突き放すのに対し、Habitatの非力な後駆を引いたロードはムーアが追っても叩いても坂でフワッとします
こういうのは笠シショーが言う「血統表と馬体と走りの合致したところ」でジャッジして説明するしかなく、それもまた血統屋さんのお仕事やと思ってます
・母父ハービンジャーについては、Northern Dancerが多い点で使い勝手がいいとは言えない部分もありますが、そろそろ日本もサンデーサイレンスとSadler's Wellsとデインヒルのクロスから大物が出てくる時期にさしかかっており、デインヒルクロスの最初の大物はハービンジャー肌から…という可能性はあると思いますよ
「3歳勝ち馬評価」3/3,4ぶんを更新&雑感
先ほど「望田潤の3歳勝ち馬評価」3/3,4ぶんを2頭更新しました(やっと追いつきました)
◆Doronic≒Busted
バゴ×ステイゴールドの黄金配合(JRAに4頭が出走しクリスマスやブラックバゴなど3頭が勝ち馬)については何度か書いてきましたが、そもそもステイゴールドとNashwanがかなりニックスなのだということが明らかになってきて、その主な根拠がこのDoronic≒Bustedのニアリークロス(Bustinoの父がBustedです)
Donatello,Wild Risk,Dulce,Solario,Pharos=Fairwayが共通
血統表中にステイゴールドとNashwanを持つ馬はJRAに9頭が出走し、クロコスミア(府中牝馬S,エリ女2着,現役)、クリスマス(函館2歳S)、ブラックバゴ(京成杯2着,現役)、レッドローゼス(現役3勝)、プレシャスメイト(現役2勝)、キボウノダイチ(現役1勝)と6頭が勝ち馬
クロコスミアはオークスの穴馬だと言いつづけてたんですが完成したのは4歳になってからで、クリスマスもブラックバゴも2歳早期から活躍したわりに古馬になってから再上昇を見せており、さすがにDoronic≒Bustedは成長力抜群です
トリコロールブルーもレッドローゼスも距離不足の1800では勝てないだろうと私はみていたんですが、来年の日経賞あたりで2頭でワンツー決めてても驚けないような成長曲線を描いておりますな
◆キンカメ×オリエンタルアート
日曜小倉5Rで初出走ながら豪快に差し切ってみせたマハヴィルですが、以下のようにラッキーライラックと配合形というか血脈構成が似ています
「オルフェーヴル産駒はどんな配合が走るんですかね?」と一昨年ぐらいはよく聞かれたもんですが、「ひとまずエスティタートが一つのお手本で、エレクトロアートにNureyev≒Sadler's Wellsを引っかけるというのが第一手でしょう」と私や栗山さんは答えてました
そういう意味ではこの2頭はやってることは同じで、ステイゴールドしか走らないと言われるオリエンタルアートの牝系ですが、実はキングカメハメハとの配合もJRAに4頭出走し3頭が勝ち馬、ルーラーシップとの配合も1頭出走でリュミエールドールが勝ち馬、ロードカナロアはなし
今のところキンカメ系との配合でもほぼ外しておらず、その理由は、この組み合わせ血統表を見ればおわかりいただけるのではないかと
◆キンカメ×マリスター
日曜小倉でステラローザが勝ち上がり、これで「キングカメハメハ系種牡馬×マリスター牝系繁殖」の組み合わせは
キングカメハメハ…3頭勝ち馬/5頭出走(カフナ、トウシンモンステラなど)
ルーラーシップ…2頭勝ち馬/2頭出走(ドレーク、ドリームマジック)
ロードカナロア…2頭勝ち馬/2頭出走(ステラローザ、ミッキーワイルド)
ちなみにこの牝系はファルブラヴとも相性が良く(4頭勝ち馬/6頭出走、ワイルドラズベリー、ウォーボネット)、何度か書いているようにはマリスターはDangerous DameとIndian Hempと二つのナスペリオン血脈を持つので、同じくナスペリオン血脈のSpecialを合わせるのは有効なようで、キングカメハメハ系だとMill ReefやHornbeamも加わりますからね
競馬道OnLineプレミアム予想 3/10,11
『パーフェクト種牡馬辞典』(自由国民社)の関連企画として、同書の編集を担当した競馬道OnLineのサイトにて、「栗山求、望田潤 今週のBLOOD穴ライズ!」という予想コーナーを設置し、1日3レースの予想をご提供いたします
3/10,11は望田潤の担当。よろしければご覧ください
http://www.keibado.ne.jp/keibaguest/premiumservice/index_lp2.html
NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」でも重賞含む1日3Rの予想を提供していますので、そちらもよろしくお願いします(先ほど中山牝馬Sとゆきやなぎ賞とフローラルウォーク賞の予想を入稿しました)
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英ダービー馬ドクターデヴィアスがJCにやって来たのは、ちょうど私が競馬通信社に入ったばかりの頃で、「JCの公開追い切り見に行こう!」と誘われて、スタンドでコーヒーすすりながらナチュラリズムの本番さながらの猛調教にびっくらこいてました
マイラーのAhonooraの仔が英ダービーを勝ったのには私も驚かされましたが、でも映像や実馬を見たらAlleged(凱旋門賞連覇)丸出しで、なるほどこういうのがAllegedなんやな~と納得したのを覚えてます
全きょうだいでもまるで似ていない馬が出ることがあるように、必ずしも父の資質が50%、母父の資質が25%伝わるわけではなくて、そこらへんは基本ガラガラポンであって、そのガラガラポンでなるべく赤玉を出す確率を上げようというのが配合論なのでね
キタサンブラックはサクラバクシンオーにあまり似ていないし、ドクターデヴィアスはAhonooraにあまり似ていないけれど、キタサンの全きょうだいがバクシンオーに似る可能性もドクターの全きょうだいがAhonooraに似る可能性も少なくはないでしょう
よく書くように、RibotでもTom Rolfe系のスタミナってあまり伝わりにくくて、言い方を変えればTom Rolfeの母Pocahontas(Buchan3×5)の凄い米血パワーのほうが伝わりやすくて、フォーティナイナーのミスプロ系随一の突進力もTom Rolfeの強大なパワーで概ね説明できます
JC2着のアレミロードがTom Rolfeの突進力だけでユキミザケやマリーゴッドみたいなスプリンターを出していたので、ドクターデヴィアスが快速ロンドンブリッジを出しても全く驚かなかったのですが、ドクターデヴィアスもアレミロードもアウトサイダー血脈が強いアウトブリードで、だからこそ伝わりにくいTom Rolfeのスタミナを受け継ぐことができたのかと
これはスプリントG1連覇のトロットスター、大好きな配合でしたが、これもRoman的な突進力がONになったスプリンターで、ただこの馬は母系にセフトのクロスがあるので短距離でとにかく斬れた
1000~1200mのスプリントというのはMumtaz MahalではなくLady Josephineであり、The TetrarchではなくSundridgeですからね、しなやかさではなく筋力と回転で走るやつね(まあ最近の日本のスプリント戦はしなやかさで走りすぎですが…)
このSundridgeとDominoの融合によって生み出された回転の速さこそが“米血スピード”の根源であり、それをTeddyとMan o'Warのパワーが支えるというのが北米血統の様式美
Romanの母Buckup、Tom Foolの母母Alpoise、Bold Rulerの母母Outdone、こういうのはみんなとにかく回転が速い
アウトサイダー血脈のアウトブリードなので種牡馬としてはちょっと配合が難しかったドクターデヴィアスですが、難しいならば父母相似配合にしてしまえというのがロンドンブリッジで、Northern Dancer4×3、Prince John5×4、Klairon≒My Babu4×5、Fair Trial7・7×6、ここからダイワエルシエーロやビッグプラネットやキセキやグレーターロンドンが出ます
土曜のボツ予想~中京1400渋でアドムーン黄金配合に食いつく
「ニアリークロス大全」はらいおん君が頑張って形にしてくれてますが、いちおうディープインパクト編の3章(Halo≒Sir Ivor、Sir Ivor≒Terlingua、Burghclereのニアリークロス)が完成したところで、まとめてnoteで発売してみようかと考えております
中京は芝ダとも重発表、ならばトリトンは待望の道悪で◎ドーヴァー
アドマイヤムーンはDance SpellとSharpen Upを通じてPersian Maidのクロス(6×7)を持つので、セイウンコウセイはMixed Marriage7×5、ファインニードルはSharpen Up5×4、プレイズエターナルはMixed Marriage7×6、プリンセスムーンはSharpen Up5×5と、このラインの血をクロスする配合がよく成功しています
あとMixed MarriageにAureoleを合わせてHyperionとAloeとSwynfordとMiranda=Pretty Pollyの組み合わせのクロスにするパターンも有効で、母系にAureoleを引くアドムーン産駒にはブラックムーンやファインニードルやムーンエクスプレスなどがいます
ドーヴァーは見てのとおりSharpen Up5×4、そしてGone Westが入るのでMixed Marriage7×6・6でもあり、母はNorthern Dancer4×3で、アドマイヤムーンはこういうクロスが強い牝馬との配合も成功しやすい
新馬勝ちが重の東京1400でチェッキーノを寄せつけず、「好配合で走る馬やけど道悪も巧いなあ…」と感心したもんですが、ここは17頭立てながら先行馬が少ないし、松若くんが3番手ぐらいで運べばチャンスでしょう
ちなみにアドマイヤムーン産駒は中京芝1400がやたら得意で、ベタ買いでも単回値379複回値127、特に稍~不良では[5-0-4-16]で単回値1364複回値360、今現在のドーヴァーの前売りオッズが単勝1040円複勝350~480円ですな(・∀・)
サンシャインは渋化残りでタフな馬場なら私も◎カラビナかな
ステイゴールド×Sadler's Wells×Robertoのイメージどおりのパワー小脚型、東京で2勝していますがド不良とドスローでともに斬れ味を要求されるレースではなく、本来はこの中山2500がズンドバな馬やとおもいます
他のレースはこれから中継観ながら思案しますが、NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」と競馬道OnLine「BLOOD穴ライズ」では中山牝馬Sとゆきやなぎ賞とフローラルウォーク賞を予想していますので、今週もよろしくお願いします
日曜のボツ予想~Robertoが中山マイルを捲る
アネモネは◎レッドイリーゼ
新馬戦のパドックを見たときに、「母方のRobertoやTom Rolfeのパワーを感じる体質歩きだから、ハーツクライやけど中山マイルで捲れそう」と書いておきました
だから東京の春菜では無印にしたら、坂をえらい勢いで駆け上がってきて、最後さすがに苦しくなりましたが、中山マイルでやればたぶんこの馬が勝ったでしょう
3歳はこういうRoberto走法を引いたハーツの活躍が目立ち、タイムフライヤーやグレイルやアルムフォルツァなんかがそれらしく内回りを捲り差してます
週中に中山牝馬の重賞リプレイが流れていて、マジックタイム(母父ブライアンズタイム)がRoberto走法で捲り差すのを一年ぶりに見て、やっぱりこの馬も中山で買いつづけるべき馬やったなあ…と改めて思った次第
そんなわけでアネモネもRobertoでいけるやろうとタカをくくってたのですが、一口持ってるネコマチさん情報だとデキが落ちてると松岡が泣いてるようで、やや自信が揺らいできたのでボツ予想としました(^ ^;)まあそのぶん700円も単勝ついてるので、あとはパドック見て判断します
東風も同じ中山マイルなので、Robertoな◎ロジチャリスで
グレイルの3/4兄で、母はSilver HawkとDanzigですから掻き込み親父のイメージ
そのイメージどおり中山マイル最強で、中山マイルではだいたい◎なんですが、凡走したのはエビショウの前が詰まった木更津だけ
今の馬場ももちろんプラスだし、▲シュウジが58ならこっちでしょう
館山は◎ケルフロイデ
これはカムバックは難しいかも…という大怪我から復帰して、叩き3戦目の前走はちゃんと競馬になってました
あれ離れた3番手以降は超スローやったので瞬発力負けという内容でしたが、この中間は更に良くなったようで、中山2000でもうちょっと上がりのかかるレースになれば京成杯のしぶとさがついに蘇るか
ミナリクには「ケルアモーレの仔やで!1/4Monsunやで!頼むで!」と一声かけたい
○フリージングレインはケイティクレバーと同じレンの牝系で、Roberto走法を引いたのも同じ
だから中山内2000で4-4-3-2でちぎった荻野極の乗り方が正しい
阪神6は外回りの良なら▲ケイアイノーテックが更にパフォーマンス上げるのは確実なんですが、今の阪神は速くて内が残るので、サラキアにしか負けていない◎ナリタハーデスがスローで逃げたらなかなか捕まえるのは大変
母オースミコスモの面影あるいい馬ですよね(・∀・)
NEIKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」と競馬道OnLine「BLOOD穴ライズ!」ではフィリーズレビューと金鯱賞と昇竜Sを予想していますので、日曜もよろしくお願いします
今日はこれから江別まで出向いて「メタボ博士誕生日&引っ越し記念鍋会」、地方競馬の7RC2みたいなタイトルですが、メテオさんからいただいた嶋倉豚をしゃぶしゃぶしながら競馬観てます
5人前と言ったら、昨日1キロどーんと来ました(・∀・)
3/10,11の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報
■『ディープインパクト好配合リスト(2017)』で望田潤が推奨したサトノシリウス(牡3歳)が土曜阪神5Rの未勝利戦(芝1800m)を勝ち上がりました。
◎サトノシリウス(牡・母パールシャドウ)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2015104476/
母パールシャドウはNorthern Dancer≒Icecapade4・5×4・5を持ち、2歳デビューで新馬-特別を連勝。母母ピュアティーはBusanda≒Striking≒Searching4・5×5。ディープインパクト×クロフネは出走18頭中15頭が勝ち馬で、ステファノスやシャイニングレイなど毎年クラシックロードを賑わせている。早期に後駆に肉がつきやすいPOG向きのディープ産駒。(望田)
■『ディープインパクト好配合リスト(2017)』で望田潤が推奨したディープインラヴ(牡3歳)が日曜阪神4Rの未勝利戦(芝2200m)を勝ち上がりました。
○ディープインラヴ(牡・母ラヴアンドバブルズ)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2015105292/
ディープブリランテやゼウスバローズの全弟で、兄2頭も当書籍で推奨した。ディープインパクト×ラヴアンドバブルズは牡のほうが走っているし、Burghclereのスタミナを活かした配合は牡のほうが成功するという傾向もある。4/30生まれなので順位は低めになったが、ディープブリランテも5月生まれだった。(望田)
■日曜中京12R賢島特別 レッドオルガ(ディープ・望田)
■日曜中京11R金鯱賞3着 サトノダイヤモンド(ディープ・望田&栗山)
日曜はメタボ博士の引っ越し&バースデー祝いということで、メテオさん差し入れの嶋倉豚と刷り上がったばかりの種牡馬辞典を手土産に
自宅ウインズで競馬観ながらワイワイ飲み食い、これに勝る日曜日の過ごし方はないかも(笑)
「+10キロだが太くなかった。腰にも筋肉がついた」(庄野師)
まだトモがゆるゆるのデビュー時から大器と言われつづけ、緩いままダービー2着したハーツクライの男馬
その大器が4歳の春になり、ついに「後ろに筋肉がついた」のキーワードが出て、ついに先行した
という以外には、あまり見どころがなかった大阪杯の前哨戦でした
臭みゼロの嶋倉豚をたいらげ、4本目の金麦を開けたら、阪神大賞典の「重賞メモリアル」がはじまったのでまたみんなでワイワイ
「シュヴァルグランのように自力で動けるようになったらハーツクライは本格化やで」
「今日のサトダイは光明は見えたけど、このときのフォームと比べるとやっぱり落ちるな~」
テレビ画面には行きたがるディープブリランテを岩田が懸命になだめるもものの、ミルコとグランデッツァの格好の目標になってしまう12年スプリングSの映像が
「何回引っかかっても陣営は岩田を降ろさなかったし、岩田も毎日調教つけにきて、そしてついにダービーで折り合って4角先頭やった」
「このバブルカンパニーの牝系はLyphardとハイインローやからね。ハッキリ言って粘着力だけの牝系やから、だから4角先頭でいくしかないんよ(バブルガムフェローもザッツザプレンティも)。何回引っかかってもダービーまで先行脚質を貫いたのが、ディープブリランテの勝因やろね」
「でも今、松山や松若なんかがこれぐらい持っていかれたら、すぐに外国人にチェンジなんやろうなあ…」
デビューから岩田が手綱を取るディープブリランテの全弟が、3戦目についに先行したら9馬身ぶっちぎったというのもいいですな(・∀・)
フィリーズとアネモネについては週中に「雑感」で触れます
3/13発売『パーフェクト種牡馬辞典 2018-2019』
本日3/13(火)、栗山求&望田潤が監修した『パーフェクト種牡馬辞典 2018-2019』(自由国民社)が全国の書店で発売になりました。
https://www.amazon.co.jp/dp/4426123062/
(以下栗山ブログより)
「配合」という観点から種牡馬を論じた唯一の本であり、父の特徴だけで血統を語る旧時代の本とは一線を画しています。
「栗山求×望田潤 種牡馬特別対談」は、社台スタリオンステーションの三輪圭祐氏をお招きし、鼎談となっております。種牡馬界の現状や新種牡馬の評価について活発に意見を交わし、有力種牡馬の2歳注目馬を多数挙げていただきました。POG対策としても必読です。
新種牡馬5頭とランキング上位15頭については、栗山または望田が注目2歳馬を2頭ずつ挙げ、血統表を添えて解説しています。もちろん、馬券の狙い方にも十分なスペースを割いており、配合&馬券、という二本柱で主要種牡馬を徹底攻略しています。毎年同じではなく、最新の知見を取り入れてすべて書き換えています。
グリーンチャンネルでおなじみの辻三蔵さんの産駒調教分析、久保和功さんの馬体分析、素顔の種牡馬たちの姿を垣間見られる美野真一さんのコラム「種牡馬ちょっといい話」も読み応え十分です。
馬券、POG、生産にも応用可能な新時代のハイブリッド種牡馬辞典であり、配合の教科書としてもお使いいただけると思います。お買い上げいただけましたら幸いですm(_ _)m
https://www.amazon.co.jp/dp/4426123062/
「3歳勝ち馬評価」先週ぶんを更新&雑感
先ほど「望田潤の3歳勝ち馬評価」先週ぶんを3頭更新しました
◆桜花賞トライアル
阪神11R フィリーズR
◎14.アルモニカ
○7.モルトアレグロ
▲6.アマルフィコースト
△2.デルニエオール
△10.リバティハイツ
ここはフルゲートの激戦で目移りするが、馬券的には◎の軸と▲の単で買いたい。◎はワールドエースの姪で、小柄だが母系の奥に濃厚なハイペリオン血脈があり、少々Hペースでも前で受ければしぶといタイプだ。▲は母父がサドラー系の本格派だからメジャーエンブレムのようなスケールを感じる。当日落ち着いていればアッサリも。
リバティハイツの母ドバウィハイツはイエローリボンS(米G1・芝10F)でコージーロージーを降し、ビヴァリーDS(米G1・芝9.5F)でスタセリタの2着、そこにキングカメハメハですから血統は中距離です
しかしDubawiの血を引く馬は日本では専ら短距離向きで、賞金上位はモルジアナ、ミスドバウィ、アールブリュット、ティップトップ、ケルシャンス
「なんで日本で走ってるDubawiは、ムキムキのコロンコロンのスプリンターばっかりなんや!」
「いやだって、Dubawiってムキムキのコロンコロンですよ」
「あ、ホンマや」(^ ^;)
Dubai Millenniumってもっと品のある馬やったんですが、DubawiよりDubai Millenniumのほうが競走馬としても種馬としても全然上やと思うのは、配合はもちろん馬体や走りも含めてのことですね
リバティハイツはデビュー戦がこの阪神芝内1400mで、パドックを見て「Dubawiの短距離っぽさが出てるので条件は合っている」と書いておいたんですが、ここは距離・コース・展開全部ハマっての差し切りだったのはたしかでしょう
配合はMr.Prospector3×5とGreen Dancer5×4、母母Rosie's PosyがLodge≒Habitatの3/4同血クロス4×3、ドバウィハイツはNorthern Dancerのクロスが薄い(5・6×5)ので、ディープインパクトよりキングカメハメハのほうが配合はいいですね
アネモネを勝ったハーレムラインは、母がNorthern Dancerとナスペリオンのクロスでそこにアウトなマンハッタンカフェをもってきたというオーソドックスな好形
母マクリス似の手堅い1800粘着型で、マンカフェのRibot肩も引いたなという脚捌きで、ちょっとタフな中山1800がベストというタイプでしょう
◆春よ、こい
デュッセルドルフが土曜中山7Rを差し切って「ノヴェリスト初の2勝馬やねえ~」と書いたら、「12月と1月の成績が酷すぎるので、冬場は硬くなりすぎる説」と石塚さんから
産駒の成績をTARGETで洗いなおしてみると、6~9月[5-10-3-30]連対率31%、12~2月[1-7-8-102]同7%、このデュッセルドルフが10/21ナディア以来の芝勝利でした
ノヴェリストといえば独特のゴトゴトした前捌きが印象的で、産駒もああいう感じでパドックを歩いてるのが多いですが、そういう体質だけに厳寒期は調子が上がらない傾向はあるのかもですね
今週からグンと気温が上がるようで、ゴトゴト歩くノヴェリストの変わり身は頭に置いておこうかなと
◆なんでEl Pradoが北米リーディングなのか教えてやるよ
「ヴェルテアシャフトは適性で言うならジャンダルムと大差ないので、大箱2400で長く脚を使う競馬には向いていない」とゆきやなぎの予想で書きました
同じ日に中京で走ってたブラゾンダムールなんかもそうですが、ディープインパクト×El PradoはSir Ivorのクロスになり、ただでさえ自己主張の強いLady Capulet(El Pradoの母でAttica≒Tom Fool2×2)がONになりやすい配合といえます
ヴェルテアシャフトとブラゾンダムールは走り方もよく似てて、超スローの上がり2Fだけの新馬戦をピッチで抜け出して勝ったのも同じで、この無駄のない手先の軽いピッチ走法こそがEl PradoでありLady CapuletでありTom Foolでる、という話は最近よく書いています
Tom Fool的な芝ダ兼用小回り向き機動力を高確率で伝えたからこそ、El Pradoは北米でリーディングサイアーになるほどの成功をおさめたわけです
ヴェルテアシャフトも内2000で好位で我慢がきけば、ジャンダルムみたいに「内からスルスル」ができる馬やと思いますよ
東風をスローで逃げ切ったミュゼエイリアンはRoberto×ヌレサド×Sir Ivor、これもザックリいえばEl Prado的Kitten's Joy的なイメージの血統で、やっぱり立ち回りの馬なんですよね
ミュゼエイリアンとジャンダルムとヴェルテアシャフトとブラゾンダムールは、根っこの脚質はだいたい一緒やというのが私の考えです
◆オルフェ牡駒の激走パターン
カーサデルシエロが初陣を飾った土曜中京5Rは、13人気のオルフェ産駒ソルフェージュが3着に入り3連単877410円、前走13着からの一変でした
このソルフェージュのように、「2017年に10着以下の大敗を喫し、そこから中19週以上の休養を挟んで、2018年のレースに出走したオルフェーヴル牡駒」は、以下の3例しかありません
ソルフェージュ 7人気13着(10/29)→13人気3着(3/10)
アルドーレ 5人気10着(9/2)→4人気2着(2/10)
ササノユキオルフェ 5人気15着(9/3)→11人気1着(1/21)
[1-1-1-0]で単回値1180複回値1186、いずれも大幅に変わり身を見せて穴をあけていますが、まだ仕上がってなかったオルフェ牡駒が、休養でパンとしてきたという顕著な例といえるかと
ちなみに2018年の成績でいうと、ロードカナロア15勝、ヘニーヒューズ12勝、オルフェーヴル11勝、ハードスパン10勝、なんですね(まあ2歳時の成績が比べものにならないですが)
◆ハードジンスキー
シールートが日曜中山の新馬を楽勝しましたが、相変わらず母系にNijinskyが入るハードスパン産駒はよく走ります
母系にNijinskyを持つハードスパン産駒は、JRAに23頭出走で12頭勝ち馬(勝ち馬率52%)で平均賞金511万円
ハードスパン産駒全体は、52頭出走で19頭勝ち馬(勝ち馬率36%)で平均賞金393万円
下記エントリで説明したように、このニックスの根拠は主にBull Leaの継続クロスにあり、土曜の阪神でぶっちぎったハウリングなんかもNijinskyは持たないですが母はBull Lea7・8×6・7です
https://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/76614a72e73fab6a1ef51d3107a06882
土曜のボツ予想~堂々のゴルア黄金配合
本日「厳選予想 ウマい馬券」で配信中のファルコンSの予想ですが、私の入力ミスのために印(◎)と買い目が間違っています(現在訂正依頼中)
ご迷惑をおかけしていますが、本文中に唯一出てくる馬名が◎で、印上◎になっている馬は無印です
予想入稿の締め切りが迫っているときに、「こないだ配合診断を依頼した繁殖に発情がきてしまったので、手持ちの種馬のなかから至急選んでくれ!」と連絡が入ってバタバタしてしまい…というのは言い訳ですが、以後気をつけますm(_ _)m 失礼しました…
※先ほど訂正していただいたようです
中山4は◎ゴライアス
母系にMr.ProspectorとRobertoが入ってNureyevをクロス、しかも母母はEight Thirty≒War Relic5×4という堂々のゴルア黄金配合で、しかも3/4姉がライジングリーズンですから中山を捲る脚も十分
新馬戦ではルヴァンスレーヴの怒涛の捲りに唯一反応して食らいついていったのがこの馬で、食らいついていったので最後苦しくなって食らいついていけなかったビッグスモーキーにも差されてしまいましたが、2番目に強い内容だったのは明らかで、これもオープンまでいくでしょう
鎌ケ谷は▲トゥザクラウンはきょうだいの中ではナスペリオン的斬れで走るほうなので大箱を使いたいのはわかるんですが、ベストは外1800ではないかと…前走はスローすぎてクィーンズベストに回転の速さでヤラれたという負け方でした
◎トーホウアイレスは2走前が▲、3走前が◎で、中山マイルでは常に重い印
ハーツクライ×サウスヴィグラスですから「父中距離×母父短距離」、ハーツクライにブライアンズタイムが入ってマジックタイムやタイムフライヤーのように中山を差せる脚がある
しかも母からRibot&Never Bend的立ち肩まで引いたので、ようするに「前がマツリダゴッホで後ろがRoberto」「重心の高いマジックタイム」
だからハーツクライ産駒でも東京向きのストライドにはならず、中山を小脚で捲り差す脚質になったわけですが(東京で好走するのはドスローのときだけ)、沈まずに手先の回転だけで走るので、中山でも少頭数のスローのほうがより差しやすいだろうと…離されず追走できて回転の違いだけで決められるという意味でね
須磨は外回りのスローでディープ×ビワハイジにバルジューが乗るとうまくいく絵が浮かばないので(^ ^;)、1800は[0-1-0-0]で新馬戦でマカヒキの2着、1F延びたほうが前々で立ち回れそうなダイワメジャー産駒◎エンヴァールから○レプランシュ△スマートエレメンツへ
「厳選予想 ウマい馬券」ではフラワーCとファルコンSと若葉Sを予想していますので、今週もよろしくお願いします
日曜のボツ予想はまだ手つかずですが
昨夜はクレバーさんとちけさんとメタボ博士と忘年会以来の「札幌ナスペリ会」、またもや伝説の中華を堪能しまくりました(・∀・)
店主が嫌がるので店の名前とかはオフレコで
それからみんなでオジオコに流れ込んだら、パカラ岩倉がノーザンで乗ってる友人と飲んでて、そこへやってきた山元トレセンの人も二人と静内農高の同級生やったのでえらい盛り上がっておりました(・∀・)
GCを見ながら「ま~た栗山は馬単5頭流しかい!」などとワイワイやってたらいつの間にか深夜2時半、もう残金96円しかないという博士を放置して帰ってきましたが、そんなわけでボツ予想は何一つはかどっておりません(^ ^;)
出稿直前のゲラの校正もあるんですが、ナスペリチームがウインズに出てこいというので、まあそのへん片づいたら出かけようかなと思っとります
土曜も芝では[1-1-1-4]と“春が来たノヴェリスト”、今日は中山5◎コロンバスデイがいかにもノヴェリストらしい脚捌きで走る馬で、コロンバスサークルの娘なら距離延長上等、田辺の連続騎乗で現在単勝4~5番人気、平場をザッと見て目についたのはこれかな
あとは沈丁花の予想ぐらい書き込んで出かけたいと思っていますが、「厳選予想 ウマい馬券」ではスプリングSと阪神大賞典と阪神7Rを予想していますので、日曜もよろしくお願いします(競馬道OnLine「BLOOD穴ライズ」は栗山さんの担当です)
3/17,18の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報
ムーアで香港ダービーを勝ったPing Hai Starの血統が話題になっていますが、そらSadler's Wells(1981生)が生まれてからもう37年経つんやから、EnableやPing Hai StarみたいなSadler's Wellsのクロスの大物が出てきて不思議ないというか当然なわけでね
St.SimonやDominoやNearcoやNorthern DancerやSadler's Wellsといった大種牡馬のインブリードが失敗に終わったなんてことは、サラブレッドの歴史上一度もないわけでね
もちろんサンデーサイレンスもそれに比肩する大種牡馬ですから、そろそろサンデーサイレンス4×3ぐらいがダービーやオークスを勝つ時期に差しかかっているのは間違いなく、私がエピファネイアやリオンディーズを配合診断でよく起用するのはそういう理由もあります
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■『ディープインパクト好配合リスト(2017)』で栗山求が推奨したヴィルトゥース(牝3歳)が土曜阪神3Rの未勝利戦(芝1800m)を勝ち上がりました。
◎ヴィルトゥース(牝・母ドナブリーニ)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2015104908/
サンデーサラブレッドクラブで募集価格8000万円。ジェンティルドンナ(ジャパンC2連覇、ドバイシーマクラシック、有馬記念、牝馬三冠など)、ドナウブルー(関屋記念、京都牝馬S)の全妹。母はDanzigを経たNorthern Dancer3×4という好パターン。Alydar、My Bupersを併せ持つのでミッキーアイルに似ており、「Danzig×Alydar」の母の父Bertoliniはサトノダイヤモンドが持つLureと同じ組み合わせ。ドナブリーニの子は前出の姉妹以来鳴りを潜めているが、配合的には申し分ないのでいつ当たりが出てもおかしくない。あとは馬のデキ次第。(栗山)
■『望田潤のPOG好配合馬リスト(2017)重賞勝ち馬の弟妹編』で望田潤が推奨したサンティーニ(牡3歳)が土曜中京6Rの未勝利戦(ダ1800m)を勝ち上がりました。
○サンティーニ(牡・母オリジナルスピン)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2015103138/
インカンテーション、ヒラボクビジン、スピナッチ、ソルモンターレと、オリジナルスピンは異なる種との間に上級馬を産みつづける名繁殖。ダイワメジャーとの配合も高得点で、本馬もオープンかそれに近いところまで出世するでしょう。母父Machiavellianは小倉2歳S3着のレッドラウダと同じ。何といっても母系の奥にあるハイハット≒Aureole2×3が光る。(望田)
■土曜中京9R500万下 アッフィラート(ディープ・望田)
これでオリジナルスピンの仔はJRAに6頭が出走し5頭が勝ち馬で計22勝、種がブライアンズタイム(×2)にシニスターミニスターとゼンノロブロイとダイワメジャー
Machiavellianの肌は優秀やねえ~と言ってしまえばそれまでなんですが、Polish PrecedentもPast Exampleの息子ですから肌に回って優秀な血で、何よりボトムラインがシッカリしてて、Time Charterはキングジョージに勝った女傑でHyperion5×4・5とPretty Pollyの継続クロスを持ちます
このHyperionな女傑を土台かつ1/4異系にし、そこにHyperionの血が希薄で、優秀な母父を持つ優秀な母父のPolish Precedent(Northern Dancer系)とMachiavellian(Mr.Prospector系)がかけられたというのは、繁殖牝馬としては最高な配合
サンティーニは「Haloのクロス」「Lady AngelaのPretty Pollyいじり」というダイワメジャー黄金配合でもあるんですが、「オリジナルスピンの仔で好配合ならばそれだけで推奨できる」というのが、一口でもPOGでも血統屋のやり方としては王道やと思います
行きつけの飲み屋のPOG仲間に谷川牧場さんとこの若い衆がいて「やっぱりオリジナルスピン最強やな(・∀・)」と言ってたんですが、いつも真っすぐ走らないのでちゃんと追えないまま惜敗が続いていて、今日は逃げてラチを頼ったら圧勝でしたが、これは母系に気難しいAureoleの血が入るのと無関係ではないかも
これで逃げたときは[1-1-0-0](新馬戦はダノンマジェスティの2着)、ちなみにインカンテーションも逃げたときは平安1着、沈丁花1着、フェブラリー13着です
日曜の重賞回顧はボツ予想のコメント欄に書いておきましたが、ロードカナロアの初年度の代表産駒がステルヴィオとアーモンドアイで、オルフェーヴルがラッキーライラックとエポカドーロで、ヘニーヒューズがドンフォルティスというのは、私の配合論(3/4と1/4の概念やニアリークロスの概念)からいっても極めて順当というべきで、真っ当な配合が真っ当に走るというのは種牡馬として大事なことです
「3歳勝ち馬評価」先週ぶんを更新&雑感
先ほど「望田潤の3歳勝ち馬評価」先週ぶんを2頭更新しました
◆レインボーライン
ウインズB館でメタボ博士たちとパドック観てたら、クレバーさんが「レインボーラインが良くなってますよ」と言うので、「ここはまあ4着ぐらいで、本番で7人気3着っていうキャラやんか~」
でもよく考えたら、タフな馬場の上がり12秒戦を差し切り、高速馬場の上がり11秒戦で届かないキャラなんやから、むしろ逆やったかなと…まあ私は大賞典もドスローじゃないかと思ってたんですがね
しかし阪神中山の内回りで上がりがかかったときのステイゴールド産駒の捲りは独特の力感があって、これはきたという迫力で捲りきりますな
◆ミスターメロディ
ミスターメロディの新馬戦は、8馬身差の2着がリョーノテソーロ、そこから4馬身差の3着が土曜に勝ち上がったマコトモンジョワ
「この新馬は面白い配合のStorm Cat系がいっぱい出てるねえ~」とらいおん君と言ってて、当ブログでも◎マコト○ミスター△ジャスパーウィンで予想しましたよね
あの新馬戦をぶっちぎったときから、「種馬にしたい好配合」とほめてきたし、「モーニンを1400に寄せたようなタイプで大箱の軽いダートが合う」とも書いてきました
だからパサパサの中山ダ1200で取りこぼすのはしょうがないとして、ただスピード任せのレースぶりが目立っていただけに、ここで好位から手堅く差せるイメージが描けなかったというか、レースそのものももっと前傾で流れるだろうと思ってました
リョーノテソーロが3連勝でクロッカス勝ちですから、ファルコンぐらい勝つポテンシャルは当然あったわけで、そのポテンシャルを買われての3人気だったのでしょう
Storm Cat、Tapit、Unbridled、Deputy Minister、Relaunch、Rubiano、Great Above、そしてフジキセキ(Marston's Mill)
War Relic≒Eight Thirty≒Good Example的パワーでフェブラリーをぶっこ抜く馬をつくるには、これらの有力北米血脈をどう組み合わせどう累進させていくか、というのが近未来予想図
そろそろStorm Catのクロスがヒヤシンスを圧勝するんじゃないかと思いますが、たとえばミスターメロディとドレフォンを組み合わせてみると、こんな感じに
Tapit×Storm Cat×Unbridledみたいな配合は、人気タレントと人気女優で固めたソコソコ視聴率取りそうな連続ドラマという印象なんですが、そこにRelaunchとかGreat AboveとかSilent Screenが一枚加わると、バイプレイヤーズの役者さんたちが脇を固めるようなもんで、俄然ストーリーに厚みや奥行きが出てくるわけですな
ミスターメロディは大杉漣×遠藤憲一×松重豊みたいな母系が素晴らしい
◆ミナリク
「技術的にも手堅いが、毎レース考えて工夫して乗ってる感があるのが信用できる」というのが私の周りのミナリク評ですが、それを裏づけるようなデータを一つ
今回の短期免許来日で、ミナリクが同じ馬に続けて乗ったときの2戦目の成績が、以下のように非常に素晴らしい(TARGET調べ)
高松宮にも連続騎乗のネロで挑みますね
◆春がきた
「(厳寒期は体質が硬くなりすぎてスランプだった)ノヴェリスト産駒に春がきた」馬券で日曜中山5Rはコロンバスデイから入ってみたら、田辺が勝ち馬を追うように捲りにかかったものの5着まで
もう一頭のノヴェリスト産駒アビームが2着に粘り込み、やっぱり暖かくなって全体に動きが良くなっているのは間違いない
TARGET調べだとノヴェリスト産駒はこれまでJRAの芝で10勝中をあげていますが、いわゆる大箱(東京と京都阪神新潟の外回り)での勝ち鞍は1つだけで、それもストライド走法になりにくいノヴェリスト産駒の体質を示すデータといえますかね
ノヴェリスト産駒の芝成績(月別)
本日3/21発売!「ニアリークロス大全/ディープインパクト編」
「ニアリークロス大全/ディープインパクト編①~③」が、本日3/21より発売開始!
noteにて1note300円、1マガジン(3noteまとめて)600円にて購入できます
ニアリークロス大全/ディープインパクト編①~③
https://note.mu/kettoya/m/m458a74990472
①【Sir Ivor≒Halo≒Drone(サーアイヴァー≒ヘイロー≒ドローン)】
~サンデーサイレンス父系とウインドインハーヘア牝系のニックス~
②【Sir Ivor≒Terlingua(サーアイヴァー≒ターリングア)】
~ディープインパクト×Storm Catの黄金配合の根拠~
③【Burghclere≒Fair Alycia/Aureole(バークレア≒フェアアリシア/オリオール)】
~ディープインパクトに伝わる女王の底力~
馬主や生産者の配合アドバイザーも務める血統評論家望田潤と、新進気鋭の血統研究家生駒永観が強力タッグを結成! ディープインパクトやキングカメハメハなどの人気種牡馬の配合のツボを、『ニアリークロス』の観点から詳細に分析し丁寧に解説します
「ディープインパクト×Storm Cat」や「キングカメハメハ×エアグルーヴ牝系」など、ニックスと呼ばれるものの多くは、似た血脈構成の血のクロス=ニアリークロスが根拠となっています
単一のクロスより強い影響を持つとされる『ニアリークロス』論が、あなたの馬券や一口馬主、POGの馬選びをサポートいたします。今ならリリース特別価格でお買い上げいただけます!
https://note.mu/kettoya/m/m458a74990472
(こちらでサンプルもご覧になれます)
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とりあえず「ニアリークロス大全」第一弾ということで、ディープインパクト産駒における有力なニアリークロスを3つにまとめました
これが有料コンテンツとして成立するぐらい売れるかどうかで、次回(キングカメハメハ編などを準備中)があるかないかが決まります(^ ^;)
ぜひご一読くださいとお願いすると同時に、次回以降に活かしたいと思っていますので、忌憚のないご意見ご感想もいただけるとありがたいです、よろしくお願いいたしますm(_ _)m
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noteでの購入について
(1) noteの公式ページでアカウント登録を行います
https://note.mu/
(2) 登録の際にメールアドレスとパスワードを設定する必要がありますが、TwitterやFacebookのアカウントでも登録可能です
(3) 「ニアリークロス大全」は血統屋のマガジンのページ(下記)にて購入できます。[購入する]という緑色のボタンがあります
https://note.mu/kettoya/m/m458a74990472
(4) 決済方法は、クレジットカード払い/スマホの料金とあわせて支払い の二つからお選びいただけます。
(5) ノートは1編ずつバラ売りで購入できますが、3編まとめてマガジンとして購入していただくほうがお得です。
(6) 購入したノートは、「購入/スキをしたノート」からいつでも読むことが可能です。
競馬道OnLineプレミアム予想「今週のBLOOD穴ライズ!」3/24,35
3月に発売された『パーフェクト種牡馬辞典 2018-2019』(自由国民社)の関連企画として、同書の編集を担当した競馬道OnLineのサイトにて、「栗山求、望田潤 今週のBLOOD穴ライズ!」という新コーナーがスタートしています
http://www.keibado.ne.jp/keibaguest/premiumservice/index_lp2.html
3/24,35は望田潤の担当。よろしければご覧ください(前夜18時に入稿します)
NETKEIBAの「厳選予想 ウマい馬券」の予想も通常どおり、1日3Rアップします
馬産地はお産の真っただ中、「生まれました~」ととねっこの写真や動画が送られてきますが、「おおおドゥラメンテの仔はやっぱりナスペリ柔いのう」「リオンディーズのヌレサドクロス、骨格シッカリしとるな~」なんて言いながら観るのが楽しいです(・∀・)
燻製ポットを購入するきっかけは平出さんから「使えますよ~」とススメられたのもありますが、オイスターバーで食った燻製牡蠣のオリーブオイル漬けが感動的な逸品やったので、これは絶対に家でつくらないと…とその日にアマゾンでポチりました
まだ札幌は雪が残っていますが、ダウン着て窓全開で震えながらつくった牡蠣の燻製を香草とニンニクと漬け込み、そのオイルでつくるパスタ最強す(・∀・)
土曜のボツ予想~配合どおりのナスペリ斬れ、配合どおりのHalo機動力
大寒桜は真っすぐ走れば▲ダノンマジェスティがアッサリでしょうが、乗り替わりと左回りでも真っすぐ走るのかどうかが半信半疑
◎ライラックカラーはルーラーシップ×ジャングルポケットでトニービン3×3、Nureyev5×4、ランドネを差し切る脚はまさに配合どおり、ナスペリオン&Wild Riskなナタの斬れ
○スズカテイオーはすみれSでは上がりだけの競馬でコーナーでもたついたものの、直線半ばからの重厚な加速は伯父のスズカマンボを思わせるものがあり、箱が大きくなって前進必至とみます
◎○と▲→◎○を買ってレースを楽しみたい
ミモザは▲ウラヌスチャームは外2200→内2000で追い込みにくくなりそうだし、☆レッドベルローズは母方のマイラー体型が強いだけに、母父OrpenでHalo3×5、中山内回りでサトノダイヤモンドのような機動力をみせた◎ムーンライトナイトで
ハーツクライ×Montjeuで延長歓迎ラトロ肩で今の中山向きの○シャドウアイランドが相手本線
他のレースはこれから考えますが、競馬道OnLine「BLOODアナライズ!」とNEIKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」では日経賞と毎日杯と君子蘭賞を予想していますので、今週もよろしくお願いします
日曜のボツ予想~朝どれ直送!大外エンパイアメーカー
「今日の外パイアメーカー」は中京1◎アイアムオパール
前走は内枠で終始揉まれるエンパイア産駒としては最悪のレースで、鞍上も道中外に出したそうにしてたので、大外枠から気分よく先行なら一変がありそう
Numbered Accountの名牝系で配合もいいので、走らない馬じゃないと思います
シンボリクリスエス牡駒が中京ダ1800~1900で7~8枠に入ったときは[7-8-1-31]単回値490複回値140
「今日の中京ダ外枠のボリクリ牡駒」は◎メイショウカマクラを
母系にMr.ProspectorとRivermanが入るので脚長でストライドで走るタイプに出たのは順当で、500万下勝ちがこの中京ダ1800、先行してドリームリヴァールを抑えたレースを再現できれば面白い
両国は復調辿る◎ケルフロイデ
前走も頑張ってくれましたが、最後に△エニグマバリエートに差されたのは距離適性のぶんというふうにも見えました
今はこの中山1800がベストコースだろうし、斬れ味がないので次の東京よりはここでひと踏ん張りしたいところ
六甲は◎ロジクライ
Burghclere牝系のハーツクライ産駒、というと持続力粘着力の塊のようなイメージですが、間にMachiavellianとDanzigが入って体型的にはマイラーっぽい
体質脚質はやっぱりHyperion的で、ブラックタイドの先行馬によくこんなのいますよねという粘着脚質で、だから前走前受けで勝ったのは大きいかと
▲バンドワゴン陣営が差しに回ろうかとのたまってるので、ひねらずロジクライから買いますわ…
四国新聞は○ドロウアカードが単騎で行けそうで展開有利に思えますが、血統どおりのジリ脚粘着型ですからあまりスローで楽に逃げすぎるよりは前走のようにロンスパに持ち込んだほうがよく、四位がそういう逃げを打つのかどうか
◎シャンティローザはダノンシャンティ×El PradoでHalo≒Sir Ivor4・4×4、母はAllegrettaの独血を1/4異系としていて配合もなかなかいいので、デビュー2戦目に「この馬は内回りで狙うべき機動型だ」と◎にしたら際どい3着でした
やっぱり内回り野郎やったねというここまでの戦績で、ベストは1800という気はしますが、内2000のスローで鞍上バルジュー、気持ち早い仕掛けで捲ってしまえば何とかなりそうな
競馬道OnLine「BLOODアナライズ!」とNEIKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」では高松宮記念とマーチSと美浦Sを予想していますので、日曜もよろしくお願いします