『一口馬主好配合馬ピックアップ(2016)』で望田潤が推奨したサラドリーム(牝3歳)が日曜新潟6Rの未勝利戦(芝1000m)を勝ち上がりました。
★ユニオンオーナーズクラブ
父ロードカナロア
母サイレントソニック(ディープインパクト)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2015105673/
牝 募集価格:2000万円
母サイレントソニックはダノンプラチナやダコールなどと同じくディープインパクト×Unbridled's Songのニックス配合で、現役時代は芝短距離で5勝、オープン特別でも2着2回があります。その母ムーンライトガーデンズがMr.Prospector=Search for Goldの全きょうだいクロス4×3・4を持ち確実にスピードを伝える繁殖で、サイレントソニックのきょうだいもほとんどが中央で勝ち馬となっています。そこにロードカナロアが配された本馬はMr.Prospector=Search for Gold4×5・6・6。一方で父ロードカナロアはNorthern Dancer5・5・7×4ですが、母サイレントソニックはNorthern Dancerのクロスを持たないので緊張と緩和のリズムに優れた配合で、In RealityやSecretariat≒Sir Gaylordのクロスなど配合全体もよくできてます。父と母から受け継いだスピードを芝1400mあたりで発揮してくれることでしょう。桜花賞のトライアルあたりならば十分狙える配合だと思うのでピックしました。(望田)
『ディープインパクト好配合リスト(2017)』で望田潤が推奨したダノンパーフェクト(牡3歳)が日曜京都4Rの未勝利戦(芝2000m)を勝ち上がりました。
ダノンパーフェクト(牡・母スパークルジュエル)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2015105922/
スパークルメノウの全弟。ディープインパクト×Unbridled's Song(アジアンミーティア)の組み合わせはダノンプラチナやダコールなどが出る高確率ニックス。本馬は母母父がSeattle Slew系なので同じ千代田牧場産のダノンプラチナと似たアウトラインの配合だが、母母Golden Jewel BoxがBusanda=Blue Eyed Momo≒Striking=Busher4・6・6×4でこちらのほうがパワーに振れてはいる。(望田)
土曜東京5R500万下 レーヴドリーブ(一口・栗山)
土曜京都12R500万下 レッドウィズダム(一口・栗山)
日曜東京9R湘南S レッドオルガ(ディープ・望田)
日曜京都10R上賀茂S アンデスクイーン(一口・栗山)
日曜新潟11R新潟大賞典3着 ナスノセイカン(POG・望田)
日曜東京11RNHKマイルC3着 レッドヴェイロン(一口・望田)
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「ディープインパクト好配合リスト」はそろそろ発売になると思いますが、昨年版で取り上げた◎○★計23頭は、4/29終了現在で22頭が出走し、ダノンパーフェクトで18頭目の勝ち上がりです
ロードカナロアの初年度産駒では、アルモニカとサラドリームとロードラナキラを一口で、クルークヴァールをPOGでピックしました
いちおう全て勝ち上がってくれたわけですが、結論からいうと満点のピックだったとは言いがたく、それはアルモニカ(昨日の馬体重412キロ)とサラドリーム(同420キロ)、この牝馬2頭が思った以上に小さかったこともあります
この2頭はともに母父がディープインパクト、ロードカナロア×ディープインパクトの牝馬はJRAに5頭が出走し3頭が勝ち上がっていますが、最高馬体重がロフティフレーズのデビュー戦の444キロで、あとの4頭はいずれも400~430キロ
下記エントリで、名繁殖レディブラッサムがなぜディープインパクトとの配合でコケてしまったのかを考察しましたが、同じようなことがカナロア×ディープにも言えるんじゃないかと思いますね
<(レディブラッサムは)キングカメハメハやブライアンズタイムの種でオープン級の芝スプリンター~マイラーを出すほどにSecretariat=Syrian Seaのしなやかさを強く伝えるがゆえに、サンデーサイレンス系との配合やSecretariat≒Sir Gaylordのクロスでは馬が柔らかく非力に出すぎた(有力なナスキロ血脈の中でも、最も体質が柔らかいのがSir Gaylordというのが筆者の考え)
これが父ディープインパクトでSecretariat=Syrian Sea≒Sir Gaylord6×4・6を持つヴィーヴルの敗因だったのではないか>
新種牡馬ロードカナロアについて(1)
https://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/8fb8698b73a01f3aa987df96cf923785
ちなみにSecretariat≒Sir Gaylordのクロスを持つロードカナロア産駒は、JRAに48頭が出走し17頭が勝ち上がり(勝ち馬率35%平均賞金453万円)
ロードカナロア産駒全体では勝ち馬率38%平均賞金701万円で、重賞オープンを勝った5頭は、アーモンドアイもステルヴィオもアンヴァルもアンフィトリテもダノンスマッシュも、Secretariat≒Sir Gaylordのクロスは持っていない
種牡馬ロードカナロアはほっといてもレディブラッサムの柔らかさを強く伝えるので(それぐらいこの全きょうだいクロスの威力はすさまじい)、これ以上Secretariat≒Sir Gaylord的な血を重ねるメリットはあまりなくて、特にディープ肌だと牝は小さく出すぎる点に留意する必要はあるだろうと
と言いつつ今期のPOGでも、他の部分のパワーの要素を補強できていると判断できれば、そして馬格があるのが確認できれば、ディープ肌でもSecretariatクロスでもリストに入れてますけどね(笑)
「望田潤のPOG好配合リスト」は土曜夜までに50頭選びましたが、今日中に本文を書きあげなければならないので、NHKマイルの回顧はそれからということで…m(_ _)m