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Channel: 血は水よりも濃し 望田潤の競馬blog
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土曜のボツ予想~待望のナスキロまん

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いつも書くように、大障害とグランドジャンプはRobertoの血が騒ぐレース
「んなもん、オジュウチョウサン(母父シンボリクリスエス)とアップトゥデイト(父クロフネ)がRoberto持ちなんやから当然やろ!」と仰るかもしれませんが、15年以降この両レースで馬券に絡んだ延べ8頭のうち、オジュウとアップと、あとサナシオン(父シンボリクリスエス)、ソンブレロ(父タニノギムレット)、エイコーンパス(父タイムパラドックス)、ルペールノエル(母父Lear Fan)、計6頭がRobertoの血を引いているのです



今年の出走馬で2強以外のRoberto持ちは、大障害2年連続3着ルペールノエル(母父Lear Fan)と、マイネルクロップ(父クロフネ)、トーセンメリッサ(父トーセンブライト)の3頭、飲み屋のG1予想大会は障害も対象なので、ここは◎オジュウチョウサン○アップトゥデイト☆マイネルクロップで

蓬莱峡は◎シンギュラリティ
ダノンシャンティ産駒でShirley Heights5×3、Mill Reef≒Millicent5・6×4、母父Grand LodgeがSecretariat≒Sir Gaylord3×3
こ、これは蓬莱のナスキロまんや~と言いたくなるほどナスキロだらけの配合で、配合どおりに細身で柔らかな体質でストライドで走ります
だから最近は「内回りでは◎は打ちにくい…」と同じことばかり書いてますが、大箱を使うと道悪になってしまうのも不運で、外1800良は待望の条件でしょう



他のレースはこれから考えますが、「厳選予想 ウマい馬券」ではアーリントンCと山藤賞と福島9Rを予想していますので、今週もよろしくお願いします


日曜のボツ予想~重馬場でハービンジャーの外一気

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昨夜は重賞予想を入稿してから、近所の中華バル「サブロク」で飲んでました
ナスペリ会御用達の某名店とも兄弟筋というか、ようは四川料理の始祖の流れをくむあの流れですね
基本的に麻婆豆腐とかあんまり好きじゃないんですけど、この2店は麻婆の味が驚くほど酷似してて、ビールでも飯でもめちゃんこ美味いです(・∀・)



最近話題の「汁なし担々麺」もみんなでシェア

中山は雨はあがり、現在芝は稍重発表
皐月賞は馬場が渋ると、ヴィクトワールピサ、ゴールドシップ、ヒルノダムール、エイシンフラッシュ、ディープブリランテなど、後に有馬を勝ったりダービーや春天を勝ったりするような馬の争いとなり、つまり1800寄りの馬よりも2200寄りの馬の争いとなるというべきですが、そんな質のレースになるのかならないのかはこれからレースを観て判断したいなと



難波は◎ナイトオブナイツ
母はフジキセキと3/4同血ですからトーセンバジル的な配合で、ナスペリオンとナスキロとLe Fabuleuxのクロスですからストライドで走るハービンジャーに出たのは順当
馬群があまりよくないタイプで、一番外から差すのが好走パターンなので少頭数外枠歓迎、道悪も戦績や走法をみた感じではこなせそうで、時計がかかるプラスのほうが大きいとみました

他のレースはこれから考えますが、「厳選予想 ウマい馬券」では皐月賞とアンタレスSと春興Sを予想していますので、日曜もよろしくお願いします

第78回皐月賞回顧~4角5番手のオルフェ(2)

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中山11R 皐月賞
◎12.グレイル
○7.エポカドーロ
▲3.ジャンダルム
△5.キタノコマンドール
△10.ジェネラーレウーノ
×2.ワグネリアン
土曜の中山はなかなか高速馬場だったが、これから日曜にかけて雨予報。この雨量がまた微妙だ。皐月賞は馬場が渋ると、ヴィクトワールピサやゴールドシップやヒルノダムールやエイシンフラッシュやディープブリランテなど、後にダービーを勝ったり有馬や春天を勝ったりするような馬の争いとなる。良ならジャンダルムでいこうかとも思ったが、2000mもOKとはいえロゴタイプやリアルスティールのような1800寄りのタイプだろう。馬場が渋ると2200m寄りの馬が優勢というデータに則るならば、◎はグレイルでいきたい。この馬は母がデインヒル×シルヴァーホークだから半分グラスワンダー的なイメージで、フットワークからしても東京で斬れるというより中山で捲る馬だと書いてきた。タイムフライヤーを追いかけて差し切った京都2歳Sは内回り2000m。兄ロジチャリス(父ダイワメジャー)はダービー卿CT勝ち。そして新馬勝ちは不良馬場。勝ち時計が2分を超えるようなら狙いは立つ。グレイルが好走するような馬場を想定するならば、1800寄りのステルヴィオは消しでいきたい。

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今年の皐月賞は雨予報で、仮に重ぐらいまで悪化して勝ち時計が2分を超えるようだと、予想コメントにも書いたように2200m寄りのスタミナや持続力が必要なレースになるのではないか

となると、ワグネリアンもステルヴィオも距離適性は1800m寄りと思われるし大箱向きのストライド型でもあるので、渋ればエポカドーロか、乾けばジャンダルムか

しかしデインヒル×Silver Hawkの母からグラスワンダー的走法を受け継いだグレイルも、時計のかかる中山内2000ならば京都2歳のように捲り差せるのではないかと、このあたりで前日予想も直前の馬券も右往左往してました

レースは先行3頭が59.2-61.6という前傾ラップを刻み、そこから4番手のエポカドーロまでは10馬身ぐらい離されていて、Mahmoudさんによるとエポカドーロの前後半が61.4-59.4、この4番手以降はかなりのスローペースで追走していたことになり、けっきょく4番手のエポカドーロと5番手のサンリヴァルの行った行ったに

ちなみにサニーブライアンやキャプテントゥーレが逃げ切ったときの皐月賞が前半61秒台でした

ジェネラーレウーノはこの前傾ペースに巻き込まれて3着に残ったのは驚きで、皐月賞も京成杯も前傾ラップで先行し実にしぶとい内容

ただしAmeriflora≒デインヒル(DanzigとHis Majesty)3×3ですからこんなレースをして強い血統ともいえ、エポカドーロのポジションで運んだらもっとパフォーマンス上がったか…というとそれはそれで微妙かなと

更に後ろでけん制し合っていた差し馬たちは展開やペースが向かなかったということになりますが、ゴール前の脚色を見るとグレイルがゴール通過20mぐらいで3着に上がってて、ステルヴィオやワグネリアンやジャンダルムは、今日のようなちょっとタフな馬場だと2000mは少し長いのかもしれない、やっぱり1800mのほうが弾ける馬なのかもとしれない、というゴール前の脚勢やったかなと

2月にサラブレ誌でやった「ラッ血対談」で、「グレイルは器や将来性は高く評価」という点で意見一致したんですが、Mahmoudさんは「実は脚があんまり速くない」、私は「典型的なハーツではないので、東京のG1という感じがしない」

だから共同通信杯で人気を裏切ったときも「次が稍重の弥生賞なら巻き返すだろう」と書いておいたんですが、これで上がり11.5-11.5のダービーをビュンと差せるかとなると、そこは共同通信を見て判断してくださいと

ダノンプレミアムの動向もあるし、今年のダービー、面白いし難しいです

オルフェーヴルの初年度産駒はこれまでJRAに119頭出走で勝ち馬21頭(勝ち馬率18%)、2勝以上をあげているのはエポカドーロとラッキーライラックとロックディスタウンだけで、しかしこの3頭はいずれも重賞勝ち(2頭はG1勝ち)

「種牡馬としてはホームラン王&三振王みたいな成績になるだろう」と予測してきた私としても、ここまで極端な数字が出ると笑うしかないです(^ ^;)

エポカドーロとラッキーライラックの配合の共通点については、桜花賞前に書いた「4角5番手のオルフェ」も読んでいただきたいのですが(下記リンク参照)、今日のエポカは離れた4番手でしたね





他にエポカとラッキーの共通点としては、母がNorthern Dancerクロスを持たない「3/4Northern Dancerクロス」ということで、これは私の配合論の幹の一つでもあり、母がNorthern Dancerクロスを持つロックディスタウンだけが伸び悩んでいるのも偶然ではないと思うのです

またエポカの母母サンルージュはFair Alycia≒Alcazar5×5、ラッキーの母父Flower Alleyの母プリンセスオリビアはハイハット≒Aureole4×5、こうした「Hyperion+Donatello」の組み合わせがノーザンテーストが持つLady Angela3×2と「HyperionとSwynfordとPretty Polly」の組み合わせで脈絡し、大物を出してきたという例はステイゴールド産駒やダイワメジャー産駒などによく見られ、それこそステイゴールド×メジロマックイーンの黄金配合の根拠もここにあるわけでね(メジロマックイーンの母系にAlycidonが入る)











オルフェーヴル産駒の低打率を上げる方法は、マイラーの母から先行力を受け継ぐとか、母父にミスプロ系のスピードを入れるとか、エレクトロアートとヌレサドのニアリークロスにするとか、まあいろいろあると思うんですよ

でももっと根本的なところ、当たったときに特大アーチが飛び出すかどうかというところの配合論は、「3/4Northern Dancerクロス」と「Hyperion+DonatelloでLady Angelaいじり」がキモやと思うし、今さら言うまでもないですがLady Angela3×2のノーザンテーストはやっぱり名血なのです

私がステイゴールドやダイワメジャー産駒の配合で、8代目以降に入るようなPretty Polly血脈の存在を気にかけるのは、ようするにサンデーサイレンスも凄いけどノーザンテーストも凄いんだということでね

「オルフェ産駒はエスティタートの配合を範とすべきだろう」と私と栗山さんが言ってきたのは、「3/4Northern Dancerクロス」と「エレクトロアート≒Nureyev」に加えて、母系にハイハットの血が入るのも含んでのことなんですよね



4角5番手のオルフェ
https://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/b44f8d790b8c564c6b9e97e098a2c53b

4/14,15の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報

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■土曜中山9R山藤賞 フィエールマン(ディープ・栗山)
■土曜阪神11RアーリントンC3着 レッドヴェイロン(一口・望田)

皐月賞はPOG的にはグレイルとジャンダルムに期待やったんですが、ジャンダルムがハマるならもっと速い馬場で、グレイルがハマるならもっと(4番手以降も)速いペースでないとね…
あんまり書くこともないので、オルフェ論のつづきをもうちょっと

◆オルペリオン

オルフェーヴル×フォーティナイナーがニックスと呼べるかどうかはともかくとして、フォーティナイナーの3代母Courtesyがナスペリオン(NasrullahとHyperionの組み合わせ)であることには着目すべきやと思います



というのも、ラッキーライラックの母父Flower AlleyはCourtesy、Hypatia、Specialと3つのナスペリオンを持ち、エポカドーロの母ダイワパッションはCourtesy、Mill Reef、Bold Ladと3つのナスペリオンを持ち、どちらもナスペリオン主体の配合をしていると言えるのです
このナスペリオンたちが、ダイナサッシュとエレクトロアートが持つ「ノーザンテースト+Nasrullah」の組み合わせと脈絡している、という見方は一つ有力ではないかと



サンプルは3頭と少ないものの、オルフェーヴル×キングカメハメハって以下のようになかなか高確率で、キングカメハメハはSpecial、Mill Reef、Hornbeamとナスペリオンを3つ持ちます





シェイディハイツは重賞勝ち馬は1頭も出さなかったセカンドクラスの種牡馬でしたが、母系に入るとボコッと大物を出し、ヒシミラクル(サッカーボーイ×シェイディハイツ)、ハクサンムーン(アドマイヤムーン×サクラバクシンオー×シェイディハイツ)、そしてエポカドーロ(オルフェーヴル×フォーティナイナー×シェイディハイツ)が出た

母系にシェイディハイツを持つ獲得賞金ベスト5


そうなんですよ、シェイディハイツの血を引く大物は、ダイナサッシュやフォーティナイナーやテスコボーイといった有力なナスペリオンの血を必ず引いているのです





ってなことを考えてるとね、オルフェ産駒の配合においてはナスペリオンも有力なキーになってるんじゃないかと
母父フォーティナイナーなら必ず成功するとは言いませんが、フォーティナイナーやFlower Alleyやシェイディハイツである必然はあるのだろうというね

「3歳勝ち馬評価」先週ぶんを更新&雑感

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先ほど「望田潤の3歳勝ち馬評価」先週ぶんを2頭更新しました

◆新黄金配合

トゥラヴェスーラが2勝目をあげたので、例の黄金ニアリークロスのデータを更新
ステイゴールド×アドマイヤコジーンの組み合わせはダイナサッシュ≒アドマイヤマカディのニアリークロス(ノーザンテーストとPrincely GiftとSylko≒Dariusが共通)になり、JRAに出走したのは以下の5頭



その母であるロイヤルサッシュ≒ミセスマカディーのニアリークロスまで検索を拡げても、他にスノードラゴンしか引っかからないという黄金のニアリークロスなのです
で、2歳でこのニアリークロスを持つ馬は、トゥラヴェスーラの全弟トオヤリトセイトだけでした






◆父母相似配合

JRA重賞に勝ったキングカメハメハ産駒47頭のうち、母がNorthern Dancerのクロスを4×4以上の濃さで持つのは以下の7頭(母のNorthern Dancerクロスと競走成績)

レッツゴードンキ:母Northern Dancer4×5・5、JRA5勝
リオンディーズ:母Northern Dancer5×3、オークス
グレイトパール:母Northern Dancer4×4、JRA3勝
センチュリオン:母Northern Dancer4×4、JRA3勝
タガノグランパ:母Northern Dancer5×4・5、JRA4勝
フィフスペトル:母Nijinsky3×3、不出走
ミッキーロケット:母Northern Dancer4×4、英G1ナッソーS3着

キングカメハメハはNorthern Dancer4×4・6を持つので、この7頭は私の言う「緊張と緩和」論からいうとほめられない配合なのですが、母が不出走のフィフスペトルを除くと、いずれも母の競走成績が優秀なんですね



キングカメハメハやロードカナロアやハービンジャーのようなNorthern Dancerのクロスを4×4以上の血量で持つ種牡馬は、Northern Dancerのクロスを持たない繁殖と配して、ドゥラメンテやロードカナロアやアーモンドアイやペルシアンナイトやディアドラのように「3/4Northern Dancerクロス」にするのがセオリーであり王道である
一方でレッツゴードンキやリオンディーズやグレイトパールのように「競走成績が優秀な父母による相似配合(4~6代に複数のクロス)」の場合は「4/4Northern Dancerクロス」でも成立することがよくある



ようするに「競走能力が高く、5代レベルでみると似たような血脈構成をしている父と母の配合」ですから、高いレベルでの現状維持的発想の配合ですよね
グレイトパールは父母のNorthern DancerクロスをNureyev≒Fairy Kingの3/4同血クロス4×4に累進している点もドンキやリオンと似てます

土曜のボツ予想~Tom Rolfeクロスでスプリント増し増し

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強力な逆流性食道炎になったので(3年ぶり4回目)かかりつけの胃腸科に行ってきたんですが、肝臓系の数値は前回より良化(ギリで正常の範囲内)、ただ相変わらず中性脂肪がヤバイので有酸素運動しないと…

彦根は◎スノーエンジェル
フォーティナイナーがミスプロ系ナンバーワンのスプリントを誇るのは母父にTom Rolfeの凄いパワーが入るからで、本馬はそのTom Rolfeを5×5でクロス
TARGETによると、このクロスを持つスウェプトオーヴァーボード産駒は全20勝のうち16勝が1200m以下とますますスプリントに寄り、たとえば先週ダ1200で新馬勝ちしたランパクもTom Rolfe5×4ですね(ちなみにスウェプトオーヴァーボード産駒全体では全勝ち鞍389勝のうち1200m以下は234勝)
前走は休み明けで+16キロ、1F長い1400、それで先行馬総崩れのなか1300mぐらいまで2着だったし、ここは1200のフルゲートのわりに速い馬はおらず、この枠なら揉まれず番手でもOK、九スポの勝ち時計1.07.3も翌々週の北九州記念ダイアナヘイローや戸畑スマートグレイスより速い









六波羅は◎ヴェゼール
人気の△エルビッシュを競り負かした現級勝ちが当コースで、PulpitとStorm Catとフジキセキを通じてボルキロ(Bold RulerとPrincequilloの組み合わせ)を4つ受け継ぎ、それらしい柔らかストライドで京都外回りを上手に下るマイラー
前走は休み明けで余裕残しだったし、行きたい馬を行かせたらポジションが悪くなってしまいましたが、このメンツならふつうに出ればハナか番手でしょう

他のレースはこれから考えますが、NETKEIBA「ウマい馬券」競馬道OnLine「BLOOD穴ライズ!」では福島牝馬Sと新緑賞とあずさ賞を予想していますので、今週もよろしくお願いします

日曜のボツ予想~Speightstownの緩和配合

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土曜の競馬を観た感じだと、東京芝は思ったより高速でイン伸び、京都芝は思ったほど高速ではなく外差しも届く

東京6はなぜか人気がない◎アメリカンファクトで
3走前は内枠で砂をかぶってしまい、川田も外に出したそうにしてましたが4角からズルズル後退
コース的には大箱の1400~1600が一番合ってそうで、外枠から揉まれず先行なら好走必至かと
父のSpeightstownはGone WestとStorm Catを通じるSecrettame≒Terlingua2×3、Bold Ruler4×4・5、Tom Fool≒First Rose5×5・6
ようするに「Bold RulerとTom FoolとPrincequillo」の組み合わせで強力に固めた配合で、Bold RulerとTom Foolの軽いスピードを高確率で伝える種牡馬で、JARでも出走21頭中17頭が勝ち上がり、全44勝のうち42勝が1400m以下



しかし本馬の母系にはBold RulerもTom Foolも皆無で、それはリエノテソーロ(母系8代目にBold Rulerが一つ入るだけ)やモルトアレグロ(母系にBold RulerもTom Foolもなし)なんかもそうで、海外の代表産駒Lord ShanakillやGolden TicketやReynaldothewizardなんかもそうですが、これだけ同じような血を近い世代で固めたならば、産駒の代では緩和の方向に持っていくほうが成功しやすい、と考えるのが教科書

石和は超スローもありうるとすると、東京でもピッチがストライドを制する戦になるという読みで、人気どころの中で最も小脚が使えるのは◎エニグマバリエートでしょう
ハーツクライ×Capoteはマジェスティハーツやカポーティスターなどと同じで、ナスペリオンのクロスが根拠のニックスですが、本馬の母ティエッチグレースはBold Ruler4・5×5でバーデンバーデンに勝ちアイビスサマー2着、平坦向きの軽いスプリンター
「父中距離×母スプリンター」でスローで小脚がきくというのはジェンティルドンナ的なイメージです





比良山は人気ですが◎ラルク
ラッキーライラックの3/4姉ですが、母系にVaguely Nobleが入るせいか、どうも馬群の中だと力を出し切っていないようなレースがつづいていて、前走久々に逃げてみたら強いのなんの、ここもハナを主張する馬はいないのでユタカの単騎でしょう
ちなみに2017年以降、ユタカが芝2000m以上で逃げたら[7-2-3-4]単回値198複回値164、キタサンブラックを除いても[6-2-2-4]単回値213複回値170、まさに後続は手も足も出ない

競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」とNETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」ではフローラSとマイラーズCと京都7Rを予想していますので、日曜もよろしくお願いします

4/21,22の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報

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『望田潤のPOG好配合馬リスト(2017)』で望田潤が推奨したクルークヴァール(牡3歳)が日曜福島6Rの未勝利戦(芝1200m)を勝ち上がりました。

◎クルークヴァール(牡・父ロードカナロア・母クィーンズバーン)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2015104753/
母は阪神牝馬S勝ちで、スペシャルウィークの肌だけに繁殖としても有能だろう。非Northern DancerクロスなのでNorthern Dancer5・5・7×4のロードカナロアとの配合も決まっている。伯父にダノンカモン、イトコにウキノヨノカゼがおり、芝ダ兼用で早期から短距離で計算が立つ一頭。(望田)

土曜東京9R新緑賞 グレートウォリアー(ディープ・栗山)
土曜京都8Rあずさ賞  アルムフォルツァ(POG・望田)

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◆オールフォーラヴ組

オールフォーラヴが勝った新馬戦はハイレベルメンバーだと指摘してきましたが、土曜は3着グレートウォリアーが新緑賞を勝ち、4着トーセンアイトーンがあずさ賞で2着でした

さらに日曜は、12着シーサイドロマンスが13人気3着、13着アニエーゼが10人気1着、14着ロックザボートが9人気1着と立てつづけに大穴をあけまくり、つづく京都4Rでは7着アイスストームがアッという間に1人気に祭り上げられてしまったほどで(^ ^;)、「こ、ここでアイス買ったら負けな気がする…」と言ってたんですがこれも完勝でした

オールフォーラヴ組のその後
1着オールフォーラヴ③①
2着アロハリリー②①
3着グレートウォリアー①②①
(3.5着スマートモノリス)
4着トーセンアイトーン①②
5着ロードゴラッソ②②①
6着キングスクロス⑬
7着アイスストーム②①
8着メルジェリーナ⑨
9着ココナッツスルー⑮
10着フォロミーバゴ⑦⑫
11着ステップアップ
12着シーサイドロマンス⑪③
13着アニエーゼ⑨①
14着ロックザボート①
15着レジーナシップ抹消
16着テイエムゼッケイ

ちなみに4着トーセンアイトーンは次走5着ロードゴラッソに1馬身1/4差をつけて勝ち上がっており、グレートウォリアーに惜敗したスマートモノリスはロードゴラッソに1馬身1/2差をつけて勝ち上がりっています

つまりオールフォーラヴ戦に置き換えると、グレイトウォリアーとトーセンアイトーンの間にスマートモノリスが割って入ることになります(・∀・)





まあ新緑賞はモノリス◎やった私としては、あれはユタカがスローに落としすぎたのが敗因やとみてますけどね、祐一にゴール前でピンポイントでピュッと差された感じで、ゴール過ぎたらまた抜き返してますからね

で、こうなると6着キングスクロスが激熱と言わざるをえず、エンパイアメーカー産駒でIn RealityとBuckpasserの継続クロスというバリバリのダート血統ですから、ダート&外枠で特注とTARGETにメモしときました(・∀・)







そのあずさ賞を勝ったアルムフォルツァは母がチーフベアハート×リアルシャダイですからベルラップ(母がシンボリクリスエス×Chief's Crown)と似たアウトラインで、母系にChief's Crownが入るハーツクライ産駒はヌーヴォレコルトなど23頭中12頭が勝ち馬

Chief's Crownの母系に入るIndian Hempがナスペリオンなのがニックスの根拠で、ハーツクライらしさとはトニービンらしさであり、トニービンらしさとはHornbeamのナスペリオンらしさだということは、エアグルーヴ一族を見れば理解していただけるかと


◆1/4異系

サトノワルキューレの配合で凄いのは母父Roi Normandで、現役時はサンセットH(米G1・芝12F)など米仏17戦5勝

北米アウトサイダー血脈で固めたExclusive Native、仏アウトサイダー血脈で固めたLuth de Saron、この父母による猛烈なアウトブリードで、しかも自身はNorthern DancerやNasrullahはおろかNearcoもHyperionも持たないという超アウトサイダー血脈





でもただ異系血脈で固めているだけではなく、Luth de SaronはDjebel4×4、ExclusiveはFair Play4×4、代々ちゃんと緊張→緩和になってるんですよね

そんなRoi Normandと、Northern Dancer4×4を持つAscot Belleとの間に生まれたヒアトゥウィンは、代々緊張→緩和を繰り返し重ねること「だけ」で、南アフリカの3歳牝馬チャンピオンとなるだけの競走能力を示し、日本の下河辺牧場に買われ、ディープインパクトが配されてサトノワルキューレが生まれたのです



私が競馬にハマりはじめた頃、血統をかじりはじめた頃の日本の一流馬は、ヒアトゥウィンみたいな配合がちょくちょくいました

たとえばシンボリルドルフなんて、父パーソロンがTourbillon4×4とPharos5×3、母父スピードシンボリがGainsborough4・5×4・5(その母スイートインがHyperion2×3)、他に血統解説はほとんど要らないほどでね

サトノワルキューレの配合のポイントはRoi Normandが文字どおりの1/4異系になっていることがまず第一ですが、ヒアトゥウィンの配合そのものも非常に味わい深いものがあり、2歳と1歳の産駒もディープインパクトですが、他の種馬もいろいろ試したくなる面白い繁殖です


「3歳勝ち馬評価」先週ぶんを更新&雑感

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先ほど「望田潤の3歳勝ち馬評価」先週ぶんを3頭更新しました

◆春リスト

気温上昇とともに春リストが更に調子を上げてきたようでまたこれ貼っときます
5月6月は更に成績が上がるんでしょうか

ノヴェリスト産駒の月別成績


◆春天とトニービン

17年
1着キタサンブラック(母父サクラバクシンオー)
2着シュヴァルグラン(父ハーツクライ)

16年
1着キタサンブラック(母父サクラバクシンオー)
2着カレンミロティック(父ハーツクライ)

15年
1着ゴールドシップ(父ステイゴールド)
2着フェイムゲーム(父ハーツクライ)

14年
1着フェノーメノ(父ステイゴールド)
2着ウインバリアシオン(父ハーツクライ)

「今年もハーツクライは2着」「今年もPrincely Giftがトニービンを封じ込めた」毎年同じようなレース回顧を書いている記憶しかなく、他にも12年トーセンジョーダン(父ジャングルポケット)、09年アルナスライン(父アドマイヤベガ)、04年リンカーン(母父トニービン)も2着

トニービン譲りのスタミナで好走するけれど、トニービン譲りの後輪駆動ゆえに2着まで、というシーンが繰り広げられてきたのが春の天皇賞

しかし10年のように、1着ジャガーメイル(父トニービン)、2着マイネルキッツ(母父サッカーボーイ)という年もあるにはあったんですよね

特に12年はビートブラック(父ミスキャスト)、トーセンジョーダン(父ジャングルポケット)、ウインバリアシオン(父ハーツクライ)、ジャガーメイル(父ジャングルポケット)、ギュスターヴクライ(父ハーツクライ)と、なんとトニービンが掲示板独占という年でした

そんなレアレースをつくりあげた石橋脩の先行は今でも語り草となっていますが、それにしてもPrincely Gift勢は何をやっとったんかというと、単勝130円のオルフェーヴルは後方でもがいてたんですよね(^ ^;)

春天の2日前に

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スペシャルウィーク死す ダービー初V馬に武豊「一生忘れられない馬」
http://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=136467

昨秋に鵡川にししゃも食いにいったついでに日高大洋まで足を伸ばし、15分ほど戯れたのが最後でした

メタボ博士が思い出をあれこれ熱弁していると、元上司がタテガミを数本、ブチッとちぎって渡してましたが、もちろんジップロックで大切に保管してるそうです



私が牧場を辞めたのと入れ替わりぐらいでキャンペンガールが繁殖として戻ってきて、スペシャルウィークがデビューしたときはもう競馬通信社にいたんですが、そのころは他社で書きはじめて半ばフリーのような立場にシフトしつつあったんですよね

それで「望田というのがクラシック候補スペシャルウィークの生産牧場にいたらしい」ということでいくつかお仕事もらったりして、そのまま今日までずっとフリーでやってますが、最初のキッカケというか後押しをしてくれたのはスペシャルウィークでした



もちろん競馬通信社のPOG本でも推奨したし、だからダービーの圧勝はほんとうに嬉しくて、だからグラスワンダーとエルコンドルパサーにねじ伏せられるのが悔しくて悔しくて(^ ^;)

Nijinskyとはなんぞや、Robertoとはなんぞや、Specialとはなんぞや、サンデーサイレンスとは、Mr.Prospectorとは、Blandfordとは、Ribotとは、Fair Trialとは…

あのハイレベルな戦いから得たものは、傷口にすり込まれた悔しい思い出は、私の血統論や競馬観の礎となりました

送る言葉は「ありがとう」しかないです

土曜のボツ予想一つ~Sir GaylordとPrincely Giftで下ろう

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烏丸は人気ですが◎ポポカテペトル
「サングレーザーはSir Gaylordのクロスの影響が強く、細身でお尻が小さくて脚長で前輪駆動気味の走りだから、京都外でベストパフォを叩き出すのだ」というのが◎の根拠でした
ディープインパクト×Gone WestもSir Ivor≒Secrettameのニアリークロス(Sir Gaylord≒SecretariatとAttica≒Tom Fool)になるので同じような傾向がみられ、主要4場では京都外(21.4%)→阪神外(20.8%)→京都内(17.9%)→阪神内(16.7%)→中山(16.1%)→東京(15.6%)の順に勝率がいい







あと淀の長丁場といえばサッカーボーイやステイゴールドの血が強いのはもうおなじみで、Princely Giftの前輪駆動で下ってディクタスのスタミナで踏ん張る
○マイネルレオーネはゴールデンサッシュ=サッカーボーイの全きょうだいクロス2×2、睦月でも◎にしましたが京都外回り長丁場でこその馬ですからここは相手一番手

恒例のGW前後超多忙期に突入してしまい、今日はボツ予想はこんなもんで…競馬観ながらPOGの原稿書いてます
NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」では青葉賞と矢車賞をゆきつばき賞を予想していますので、今週もよろしくお願いします

日曜のボツ予想~今日もSir Gaylordで下ろう

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ガンコの追い切りをMahmoudさんや石塚さんがほめてましたが、あそこまでブレずに同じフォームで真っすぐ坂路を駆け上がってくる馬はなかなかいません

すんごい速い動きができるわけではなく、すんごい大きな動きができるわけでもなく、でも体幹が強くてスタミナがあって同じフォームでブレずズレず走りつづける、ハロン11.8~12.0をずっと刻みつづけられる、Singspielってそういう馬やったんですよ

JCを勝ったのはもう30年前なんですね…デットーリを背に好位から抜け出したレースラップはこんな感じで、勝ち時計2.23.8は昨年のシュヴァルグラン(2.23.7)とほぼ同じ
12.6-11.0-11.9-11.8-12.1-12.0-12.1-12.0-12.1-12.5-11.7-12.0(2.23.8)
13.0-11.2-12.1-12.1-11.8-12.1-12.3-12.2-11.8-11.3-11.8-12.0(2.23.7)

そのJC回顧でも書きましたが、ともにGlorious Songの牝系で、一瞬の鋭い脚とか凄い爆発力はないけれど、Halo的なスピードを長く持続でき、緩みないペースを好位から抜け出したという点で、SingspielとシュヴァルグランのJCの勝ち方は酷似しているといえます

第37回ジャパンC回顧~まるでSingspielのように
https://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/7d331af0caafb2483087a1f69430720c

だからSingspielのような好位差しで勝つという意味で、ガンコとシュヴァルグランも実はよく似ている




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マイラーズCのサングレーザー、烏丸のポポカテペトルにつづいて“今日のSir Gaylordなディープ”は鷹ケ峰◎ティルナノーグ
ポポカテと同じディープ×Gone WestでSir Gaylord≒Secretariat6×4(Sir Ivor≒Secrettame5×3)、典型的なSir Gaylord後駆で、白百合で◎にしたようにもともと京都外ベスト説でした
Gone West的なマイラー体型とはいえ1200はちょっと忙しいので、この京都外1400で斬れ味炸裂とみました





“今日の外パイアメーカー”は京都7◎エクロジオン
ダ1700~1800mで8枠を引いたときはコンマ4秒差4着(9人気)、コンマ1秒差2着(8人気)、コンマ1秒差5着(8人気)と人気薄にもかかわらず全て好走、今回も7~8人気ですか

糺の森は◎レイリオン
リスグラシューやプルメリアスターの姉妹で、母が持つMill Reef5×3の影響を感じるストライドで走るし、馬群に入るとズルズル後退してしまいVaguely Noble譲りの揉まれ弱さもみられる
だから大箱1800で先行すべきだと当ブログでも会報でもずっと書いてきましたが、前走は「そうや!それでええんや!」という競馬で12人気での激走
和田なら▲エイシンティンクル(これも京都で一変必至)を行かせて番手流れ込み、なんか単勝だけえらい売れてますが複も連もつくので美味しいとみました



Qエリザベス二世Sは◎パキスタンスターと○アルアインの頭で…気性的にアテにならないのは承知の上で、配合はパキスタンが一番好きなのでね

「厳選予想 ウマい馬券」では天皇賞とスイートピーSと谷川岳Sを予想していますので、日曜もよろしくお願いします
今日は昼から競馬場入り、レイリオン勢と観戦してからチームガンコと合流かな(・∀・)グッドラックですな

第157回天皇賞回顧~今年もPrincely Gift!横綱相撲をナデ斬る

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京都11R 天皇賞
◎6.ガンコ
○11.シュヴァルグラン
▲12.レインボーライン
△16.スマートレイアー
×8.クリンチャー
×14.アルバート
ガンコはダーレー自慢の筋のとおった牝系で、独オークス馬アンナパオラにミルリーフ、ポリッシュプレシデント、シングスピールとA級種牡馬が代々配されてきた。そこにナカヤマフェスタが配されてデインヒル≒ポリッシュプレシデントのニアリークロス4×3とヘイロー4×4としたのもいい。血統のイメージどおりナカヤマフェスタ(宝塚記念、凱旋門賞2着)とシングスピール(ジャパンC,ドバイワールドC)を足して割ったような馬で、スタミナ豊富で燃費のいい走り、折り合いがつく穏やかな性格はステイヤーと言ってもいいだろう。日経新春杯から◎を打ちつづけてきたがここも◎。淀の長丁場ではハーツクライ(トニービン)よりステイゴールド(プリンスリーギフト)の血を重視したい。

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「横綱、今日は胸借ります!がっぷり四つでいかせてもらいます」
「面白いやないか、併せ馬でSingspielごっこやろうや」

藤岡祐介になだめられながら3番手をとったガンコと、その外にピタッと付けたボウマンのシュヴァルグラン、そこからSingspielごっこは3分以上もつづき、横綱の寄り身にジワジワ削られつづけた上がり馬は、直線ではもう余力が残っていませんでした

でもこのSingspielらしい競馬でのし上がってきた馬ですから、今日はこれでよかったと思うし、横綱の分厚い胸を借りたことを糧にして、まだまだ強くなっていける馬やと思うのでね

レースはチームガンコといっしょに観戦したので、直線半ばではみんな声を失ってしまい、(なあガンコ、これが横綱なんやな…やっぱり凄いな…)と敗戦を噛みしめたそのとき、岩田のアクションに導かれて内に切れ込みながら差し切ったのがレインボーライン

JCでレイデオロとキタサンブラックを降し、有馬でスワーヴリチャードと叩き合った横綱が、最大の武器である“Singspielの好位差し”を繰り出して堂々と勝ちきったかに見えたのに、一つ年下のステイゴールド産駒がそれを差し切り、今年もやっぱり「Princely Giftがトニービンを封じた」春天だったのです(ちなみに今年の出走馬なかでPrincely Giftの血を引くのは、ステイゴールド経由のガンコとレインボーラインの2頭だけ)

<トニービン譲りのスタミナで好走するけれど、トニービン譲りの後輪駆動ゆえに2着まで、というシーンが繰り広げられてきたのが春の天皇賞>(春天とトニービン)

18年←NEW!
1着レインボーライン(父ステイゴールド)
2着シュヴァルグラン(父ハーツクライ)

17年
1着キタサンブラック(母父サクラバクシンオー)
2着シュヴァルグラン(父ハーツクライ)

16年
1着キタサンブラック(母父サクラバクシンオー)
2着カレンミロティック(父ハーツクライ)

15年
1着ゴールドシップ(父ステイゴールド)
2着フェイムゲーム(父ハーツクライ)

14年
1着フェノーメノ(父ステイゴールド)
2着ウインバリアシオン(父ハーツクライ)
https://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/51fe2cd538af61dc3ca03263665af4d6

ハーツクライ産駒がこれだけ東京の大レースを勝ちまくっているのに京都の大レースを勝てないのは、毎年毎年同じような2着が重なるというのは、同じような血統にやられつづけるというのは、やっぱり東京はのぼってから差すコースであり京都は下りながら惰性をつけて差すコースであり、トニービンが伝えるナスペリオン的斬れ味は、後駆の良さ、言うならば後輪駆動から生み出される斬れで、それとは対照的に後駆はやや非力だけど前の駆動の良さで走るのがPrincely Giftで、この違いでしか血統屋には説明できない





ついにG1の勲章を手にしたレインボーラインは、ステイゴールド産駒でノーザンテーストのクロスはオルフェーヴル=ドリームジャーニーなどと同じ

そしてレインボーアンバーの母父マッチウォンの母父がAlycidonなのもポイントで、ノーザンテーストをクロスするだけでなく、ノーザンテーストが3×2で持つLady AngelaとAlycidonを「HyperionとSwynfordとPretty Polly」で脈絡させている点もオルフェきょうだいと同じ

ステイゴールド系の配合において、ノーザンテーストのLady Angela3×2をどう活かしどう増幅するか、というのが最大の命題で、ひとまずこれが満点回答なんでしょうね

だから皐月賞の回顧で書いたように、エポカドーロとラッキーライラックの母系に「HyperionとDonatello」の組み合わせのクロスが存在するのは、たまたまではないと思うのです





クリンチャーはKey to the Mint(ダンスインザダークのスタミナの源)とブライアンズタイムを通じるGraustark5×4のスタミナ自慢で、Singspielごっこの直後から三浦皇成が叩き出して、スタミナではヒケをとらないことをまた証明しました

これもまだまだ伸びしろのある4歳で、今後は凱旋門賞が目標ということですが、馬場が渋るようなら大駆けがあっても驚けないかと

ガンコの父ナカヤマフェスタが2着した凱旋門賞は重のロンシャンで、勝ったワークフォースはPassadoble≒Allegedのニアリークロス4×3でナカヤマフェスタの母ディアウィンクはGraustarkの全兄His Majestyの4×2ですから、Ribotの血をクロスで持つ両雄が重馬場で叩き合ったレースでもありました

クリンチャーには、ガンコと藤岡祐介のぶんまで頑張ってもらいたいです

第78回皐月賞回顧~4角5番手のオルフェ(2)
https://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/4563346d86c0ba96d32ecbbcc9ca24de

4/28,29の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報

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『一口馬主好配合馬ピックアップ(2016)』で望田潤と栗山求がダブル推奨し、『ディープインパクト好配合リスト(2017)』で望田潤と栗山求がダブル推奨したルナステラ(牝3歳)が日曜京都3Rの未勝利戦(芝1800m)を勝ち上がりました。

★シルクホースクラブ
父ディープインパクト
母ピラミマ(Unbridled's Song)
牝 募集価格:5000万円
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2015104946/
母ピラミマは現役時代2戦未勝利ながら、繁殖牝馬としてはコンスタントに走る子を送り出しています。2番子バンドワゴン(父ホワイトマズル)はきさらぎ賞(G3)2着。5番子スワーヴリチャード(父ハーツクライ)は先日の阪神新馬戦(芝2000m)で直線で前が詰まりながら猛然と追い込んでハナ差2着。将来は重賞を勝つと思われます。ピラミマは Lucky Spell≒Star Fortune 3×3で、これがスピード面に影響を与えているのではないかと思われます。本馬は「ディープインパクト×Unbridled's Song×General Meeting」という組み合わせで、これはダノンプラチナ(朝日杯フューチュリティS、富士S)と同じ。つまり、両者は8分の7同血ということになります。母の父 Unbridled's Song はノースヒルズが輸入した繁殖牝馬アジアンミーティアの全兄ですが、「父ディープインパクト、母アジアンミーティア」からダコール(新潟大賞典)が、「父ディープインパクト、2代母アジアンミーティア」からブランボヌール(函館2歳S、キーンランドC)が誕生しています。Unbridled-Unbridled's Song のラインとディープインパクトはニックスの関係にあります。馬体重は現時点432kgと上々で、馬体や動きも良好。高確率で走ってきそうです。(栗山)

9/23追記
母母キャリアコレクションはNasrullah≒Royal Chargerのクロスを6・6・6・7×4・5と重ね、BCジュヴェナイルフィリーズで2着した早熟なマイラーでした。そこにUnbridled's Songが配された母ピラミマは繁殖として優秀で、バンドワゴンをはじめ出走産駒はみんな勝ち馬となっています(2歳のスワーヴリチャードは先日の新馬戦で惜敗)。ディープインパクト×Unbridled's Song(とその全妹アジアンミーティア)の組み合わせは、12頭出走で8頭が勝ち馬、ダノンプラチナやダコールやブランボヌールなどが出て大成功しているニックス。しかも本馬はダノンプラチナ(母がUnbridled's Song×General Meeting×Never Bend)と配合が瓜二つです。この血統の特長であるしなやかさ柔らかさが十二分に表現された動きを見せるし、これなら桜花賞でもオークスでもしなやかな斬れ味を発揮してくれるでしょう。(望田)

◎ルナステラ(牝・母ピラミマ)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2015104946/
スワーヴリチャードやバンドワゴンの3/4妹で、母ピラミマは出走産駒5頭が全て2勝以上をあげている名繁殖。その母キャリアコレクション(Nasrullah≒Royal Charger6・6・6・7×4・5)がBCJフィリーズ2着の早熟マイラーだからPOG向けの血統でもある。ディープとの配合も満点に近く、Rivermanも入るので牝馬らしい斬れ味炸裂だろう。(望田)

シルクホースクラブで募集価格5000万円。共同通信杯(G3)を勝ったスワーヴリチャード(父ハーツクライ)の4分の3妹、きさらぎ賞(G3)2着馬バンドワゴン(父ホワイトマズル)の半妹にあたる。母ピラミマは現役時代2戦未勝利ながら繁殖牝馬として大成功。 Lucky Spell≒Star Fortune 3×3が配合上の鍵だと思われる。本馬は「ディープインパクト×Unbridled's Song×General Meeting」という組み合わせなので、ダノンプラチナ(朝日杯フューチュリティS、富士S)と8分の7同血。母の父 Unbridled's Song はノースヒルズが輸入した繁殖牝馬アジアンミーティアの全兄だが、「父ディープインパクト、母アジアンミーティア」からダコール(新潟大賞典)が、「父ディープインパクト、2代母アジアンミーティア」からブランボヌール(函館2歳S、キーンランドC)が誕生しており、Unbridled-Unbridled's Song のラインとディープインパクトはニックスの関係にある。桜花賞向き。(栗山)

『望田潤のPOG好配合馬リスト(2017)』で望田潤が推奨したブラックジルベルト(牡3歳)が土曜新潟5Rの未勝利戦(芝1600m)を勝ち上がりました。

ブラックジルベルト(牡・父ノヴェリスト・母ラッシュライフ)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2015103382/
アデインザライフの半弟で母はファンタジーS2着。ノヴェリスト産駒は頑強なパワー体質が目立ち、短距離をパワーで突進するタイプも出るだろう。本馬は独血Monsunを1/4異系にし、残りの3/4をNight Shift≒ノーザンテースト4×4などNorthern Dancer系のクロスでまとめた。ノヴェリストの初年度産駒ではこういう配合を拾いたい。頑強で先行力ある好マイラー。(望田)

『一口馬主好配合馬ピックアップ(2016)』で栗山求が推奨したロードザナドゥ(牡3歳)が日曜新潟5Rの未勝利戦(芝1800m)を勝ち上がりました。

★ロードサラブレッドオーナーズ
父ロードカナロア
母シンメイフジ(フジキセキ)
牡 募集価格:4104万円
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2015102375/
母は新潟2歳S(G3)と関東オークス(Jpn2)の覇者。2代母レディミューズはチューリップ賞(G3)2着馬で、3代母シンコウラブリイはマイルCS(G1)など6つの重賞を制覇しました。代々優れた資質を伝えています。父ロードカナロアはサンデーサイレンスを持っていないので、これを取り込むのはスタンダードな成功パターンとなるでしょう。母の父がフジキセキの場合、Super Luna≒Marston's Mill 4×4となるので味がいいですね。2代母レディミューズは Hyperion を豊富に含んでおり、その多くは Son-in-Law とセットの血(Swaps、Imitation、Forli、Abernant、Aureole)です。父ロードカナロアは Graustark=His Majesty 6×4が配合的骨格のひとつで、その母 Flower Bowl が Hyperion と Son-in-Law の組み合わせから成る血ですから、同じ組成の血を母方に豊富に持つ本馬の配合は大物感を感じさせます。6月下旬時点で馬体重が449kg前後なのでサイズ的にも◎です。スプリンター~マイラーとして大成しそうです。(栗山)

土曜新潟11R邁進特別 スペチアーレ(POG・望田)
土曜新潟12R春日山特別 モクレレ(ディープ・栗山)
土曜京都9R矢車賞 トーホウアルテミス(POG・望田)
土曜東京11R青葉賞3着 スーパーフェザー(ディープ・栗山)
日曜京都5R500万下 フォックスクリーク(ディープ・望田&栗山)
日曜京都9R糺の森特別 エマノン(POG・望田)

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昨年のPOG書籍では有力新種牡馬から1頭ずつピックしたのですが、ダンケシェーン(ヘニーヒューズ)、クルークヴァール(ロードカナロア)、ブラックジルベルト(ノヴェリスト)、アメリカンツイスト(ストロングリターン)と、骨折してしまったラントカルテ(オルフェーヴル)以外はひとまず期間内に勝ち上がり(・∀・)

あと一昨年は「ハーツクライ編」が酷い内容やったので一念発起し、昨年はグレイルとアルムフォルツァとトーホウアルテミスをピックできたのでそれも良かったです(・∀・)



このようにディープ×クロウキャニオンは牡のほうが走る傾向があり、その理由についてはこれまでも書いてきたのでここでは詳しく説明しません

社台グループの繁殖牝馬群で非サンデー系のトップクラスはディープインパクトが配されることが多いので、だからディープ産駒は全きょうだいが毎年たくさんいますが、牡のほうが走る配合、牝のほうが走る配合というのはあるので、そこも選別のポイントとしては大きいだろうと

今年も「血統屋」のPOG書籍は、「ディープインパクト好配合リスト」(栗山さんと共著)と「望田潤のPOG好配合リスト」の二本立てで、どちらも連休中には出したいと思っています

「望田潤のPOG好配合リスト」については、有力種牡馬ごとに10頭ずつ選ぶこれまでのスタイルもどうかと思うので、今年はそういう縛り一切なしで、ディープ以外から50頭選んでみることにしました(もちろん様々なニーズは考慮に入れて現在選んでます)

「3歳勝ち馬評価」先週ぶんを更新&雑感

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先ほど「望田潤の3歳勝ち馬評価」先週ぶんを2頭更新しました

◆かしわ記念

過去10年でコパノリッキーとエスポワールシチーが3勝ずつ、フリオーソも[1-2-0-1]で、ゴールドアリュールの先行が強いというよりも、Nureyev+Roberto+Mr.Prospectorの黄金トライアングルが強いというのが血統屋の解釈

となると、母系にMr.Prospectorが入ってNureyev≒Numberを3×4でクロスし、フェブラリーではノンコより早めに動いたゴールドドリームが◎
○ヒガシウィルウィンはグランド牧場産で母系にアサティスが入るサウス黄金配合、JDDを勝ってはいますがベスト距離はもう少し短いところだろうと思うので、しかしこのワイドが800円しかつかんの…






◆青葉賞

スーパーフェザーは直線で早々と大外に出して追い出していて、それでゴール前でも前2頭と同じ脚勢やったわけで、ことさら脚を余したわけではないと思います(あとこの馬はVaguely Nobleを引くので、一番外に出したほうが斬れるフシもある)

東京芝はなかなか高速なんですが、ペースが緩まなかったわりに後半58秒台で上がってるというのは、わりとロンスパ持続戦に振れたレースやったと思うし、だから2000で鋭く斬れるディープ産駒たちが思ったほど斬れなかった、という解釈でいいかと(オブセッションは喉が鳴っていたようですが)

共同通信では後ろに気を取られて脚を余し、中山内回りではコーナリングに苦労したハーツクライ産駒が、持続力も問われる東京2400でついに本領発揮した、という青葉賞だったかと


◆大暴れヘニーデピュティ

先週はヘニーヒューズ産駒がダートで[4-1-0-8]単回値830複回値256と大暴れ、特にバイラ(母父デヒア)、グローバルビジネス(母父クロフネ)、マコトモンジョワ(母父フレンチデピュティ)と、母父Deputy Minister系の活躍が目立ちました(単勝7410円つけたグローバルビジネスは、デビュー戦で◎で狙った馬でもありました…)

「ヘニーヒューズ×フジキセキやヘニーヒューズ×クロフネ(フレンチデピュティ)は、次世代のダート黄金配合になるだろう」と予測してきましたが、初年度産駒でいうと、母系にフジキセキ(Marston's Mill)を引くパターンはドンフォルティスなど10頭中4頭が勝ち馬、母系にDeputy Ministerを引くパターンはバイラなど13頭中6頭が勝ち馬、重賞オープン勝ちもあり、勝ち馬率でも平均賞金でもヘニーヒューズ全体を大きく上回ります





あと母系にCozzeneが入るパターンもJRAに2頭出走しアポストル(道営デビューでJRA500万下2着)とレピアーウィット(ダ2戦2勝)と外しておらず、POGでヘニーヒューズを狙うのならば、フジキセキ、Deputy Minister、Cozzene、この3つにポイントを絞ってしまっていいんじゃないかと…その根拠は以下にまとめてます

ヘニーヒューズの砂のツボ(2)~ヘニーキセキにつづいてヘニーフレンチも
https://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/e4dd6c8bb7edfcf425ae83e7102dff04
ヘニーヒューズの砂のツボ
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/bcec2c6e21bd250180eb70f6078d45f0

「フジキセキ×Deputy Ministerが現代のダート黄金配合ならば、ヘニーヒューズ×フジキセキが次世代黄金配合になって不思議ないだろう」と考えたわけですが、たとえばフジキセキ系種牡馬においても、ダノンシャンティ×Salt Lakeでサイタスリーレッド、キンシャサノキセキ×アワーミスレッグスでサクセスエナジー、ダートの代表産駒はともにこのパターン




母系にDeputy Ministerを引くキンシャサノキセキ産駒の成績

そして自身がフジキセキ×Deputy Ministerの種牡馬カネヒキリはというと、産駒のJRA平地勝ち126勝全てがダート、未だに芝の勝ち鞍なし(0-2-0-111)という恐るべき記録を更新中なのです


◆パキスタンスター

QEで2年連続◎にしたように、Pakistan Starは香港の中距離馬では最も配合を評価していますが、母Nina Celebreが持つNureyevとペルジノとNiniskiを通じるNorthern DancerとSpecial~Thong=Ridanのクロスが見事で、そこにShamardalを配してMr.ProspectorとRobertoとTroy(Specialと同じくナスペリオン+Fair Trial)を合わせたのもいい

こういう「名牝名繁殖の血を含む全きょうだいクロスや3/4同血クロスやニアリーなクロス」を、ふつうのクロスより重視するのが配合史的アプローチです




競馬道OnLineプレミアム予想「今週のBLOOD穴ライズ!」5/5,6

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3月に発売された『パーフェクト種牡馬辞典 2018-2019』(自由国民社)の関連企画として、同書の編集を担当した競馬道OnLineのサイトにて、「栗山求、望田潤 今週のBLOOD穴ライズ!」という新コーナーがスタートしています


http://www.keibado.ne.jp/keibaguest/premiumservice/index_lp2.html

5/5,6は望田潤の担当。よろしければご覧ください(前夜18時に入稿します)
NETKEIBAの「厳選予想 ウマい馬券」も通常どおり、1日3Rアップします
http://yosov3.netkeiba.com/

土曜のボツ予想~ラトロ肩がほぐれる季節です

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メトロポリタンは◎ホウオウドリーム
メジロライアン譲りのマイルドAureole魂で、馬群に突っ込むと早春のように意外に弾けないのですが、直線で一番外に持ち出しさえすれば上がりだけの競馬になっても間に合うどころか突き抜けるので、ここも少頭数の8枠でレースはやりやすい





鴨川は相変わらずトモが緩い○レッドカイザーが、昔々京都内2000で◎にしたとき下りを利して流れ込んだレースが忘れられない(ステイインシアトルの2着でした)
◎メイショウオオゼキの前走はスワーヴリチャードばりの向正スパートで番手に押し上げ、本命のラルク(マイルドAureole魂の気難しい牝馬)にねちねちとセクハラかまして見せ場十分の5着、やはり気温が上がると体調も上がるんやというレースでした
母がAlydar×Danzigでハーツクライでもパワーと機動力で走るタイプ、そして母はBusanda≒Courtly Dee4×3でここからラトロ肩も受け継いで、厳寒期は歩様が更にゴトゴトして調子が上がらない
だから夏場に汗水たらして小回り芝中距離でひと稼ぎするしかなく、一昨年の小倉では松山くんを背に、10人気3着8人気2着と狂い咲きのように穴を連発しました
京都は木金と雨もパラついてちょっと涼しかったんですが、土日は好天で25℃オーバーとなると、内2000で松山くんがどう乗ってくるか、人気的にもここから買うのが面白いのでは(・∀・)



パールはHabitatなマイラーの▲アロンザモナが待望の京都外回りで熱いですが、逃げ馬2頭が飛ばすと1800はちょっと長い感もあるので、人気ですが◎テーオービクトリーから…トリコロールブルーと同じぐらいの脚で上がった飛鳥ぐらい走れば勝ち負け
半兄トミケンスラーヴァも京都外で連勝してオープン入りしましたが、デヒアってのは肌に回るとSecretariatのナスキロ柔さもよく伝える血で、デグラーティアとかモンストールとかダイシンプランとか、あのへんの柔さのイメージです
このタイキクララにはヘニーヒューズとかそっち系の種もいってほしいですね、高速ダートのポテンシャルもかなり高い繁殖やと思います

NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」競馬道Online「今週のBLOOD穴ライズ!」では京都新聞杯とプリンシパルSとわらび賞を予想していますので、今週もよろしくお願いします

今日も実家で競馬観ながら2歳馬の血統表とにらめっこ…「ディープインパクト好配合リスト」はもうそろそろ、「望田潤のPOG好配合リスト」も10日ぐらいには出したいと思ってますのでそちらもよろしくお願いします

Saxon Warriorが2000ギニーを快勝

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ディープインパクトを種付けするために、クールモアがMindingやWinterなど3頭のガリンヒル(Galileo×デインヒル)牝馬を送り込んできた話は以前書きました

ガリンヒル牝馬にディープインパクトを配して英2000ギニー馬Saxon Warriorが出て、Monsun牝馬にFrankelを配して日オークス馬ソウルスターリングが出たのは、どちらも配合論的には全く順当と言えるでしょう





Northern Dancer3×4のガリンヒルに対し、「Northern Dancerの血を引かない優秀な血」を1/4異系の形で取り込む、これが「ネクスト・ガリンヒル」の最大のテーマであることは疑いない

そして「Northern Dancerの血を引かない優秀な血」の最有力がサンデーサイレンスであることも疑いない

だから欧州最有力の生産者は、サンデーサイレンス最有力後継の種を求めて、最有力のガリンヒル牝馬たちを連れてきたのです

ということだけ書いて、おやすみなさい

日曜のボツ予想~大正義Yarn=Preach

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ケンタッキーダービーはJustifyが1人気に応え快勝、既報のとおり今年ツァーリーナはヨハネスブルグの牝を出産しており、日本でこの全きょうだいクロスを持つ当歳はたぶんこの馬だけでっせ!というところを上野さんとアピりまくっていきたいと思います(・∀・)







米G1ターフクラシックを勝ったYoshidaはハーツクライ×ヒルダズパッション、ヒルダズはNureyev≒Sadler's Wells4×3なのでナスペリオンなハーツといえますな(・∀・)

京都5はこんなに人気ないなら◎タガノエルフ
タガノトネールやタガノエスプレッソの下で、Hyperion的に粘っこいので昇級しても相手ナリに走れるタイプやと思うし、ようはスタートが決まって好位で運べれば…今んとこ8人気ですが3着なら十分とみます
相手は競馬場でパドック見て決めたいですが、大外パイアメーカーは当然要注





京都最終はもう一度◎ヴェゼール
前走は揉まれず番手でもOKやったんですが、引っかかったピースマインドに外からかぶせられてから明らかに手応えが悪くなった
ここはタガノアシュラとのハナ争いならば行ききれるとみて、行ききればちょうど一年前(同じ京都最終の芝マイル)の再現がありそう

ブリリアントは◎トップディーヴォ
キングカメハメハにDeputy MinisterとChief's Crownが入ってダートをストライドで走るタイプ、左回りはBSN勝ちがあるし、たぶん東京2100は合うのでアンタレスよりパフォーマンスは上がるでしょう




競馬道OnLine「BLOOD穴ライズ!」NETKEIBA「ウマい馬券」ではNHKマイルCと新潟大賞典と橘Sを予想していますので、日曜もよろしくお願いします
今日は昼から競馬場へ、NHKマイル回顧は月曜になる予定です

『ディープインパクト産駒完全データ(2018年2歳)』『オルフェーヴル産駒完全データ(2018年2歳)』発売開始

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『覚えておきたい日本の牝系100』(競馬道OnLine新書)の著者である平出貴昭さんの新著『ディープインパクト産駒完全データ(2018年2歳)』を昨日から発売いたします。2016年に誕生したディープインパクト産駒(現2歳)のパーフェクト資料です。「血統屋」サイトから電子書籍でお求めいただけます。
http://miesque.com/c00047.html

「全頭血統解説&評価&厩舎・馬主データ&推奨馬」という副題がついているように、全頭の血統解説、クロス、馬主、セリで売られたものならセリ価格、厩舎などのデータを網羅(4月22日時点に判明しているもの)。性別、母名はもちろん、母の父、祖母の父、3代母の父を同時に記載し、系統別に色分けしたことにより、代々どんな種牡馬が交配されているか一目瞭然です。

また、平出貴昭さんがジャッジする「良血度」「配合評価」を全頭掲載。「ディープインパクト産駒の狙い方」「推奨馬」も惜しみなく披露しています。今年挙げた10頭のなかにも当たりが潜んでいることでしょう。2017-2018年POGシーズンのディープインパクト産駒2歳馬を攻略する上で欠かせない“使える資料”です。全13頁。

そして今年は“ディープインパクト版”の姉妹編として、『オルフェーヴル産駒完全データ(2018年2歳)』も併せて発売いたします。2016年に誕生したオルフェーヴル産駒(現2歳)のパーフェクト資料です。
http://miesque.com/c00048.html
内容はディープインパクト版と同じ。平出貴昭さんが「推奨馬」10頭を挙げており注目です。全13頁。

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