『ディープインパクト好配合リスト(2016)』で望田潤が推奨したサウンドキアラ(牝5歳)が日曜京都11Rの京都金杯(G3・芝1600m)を勝ちました。
サウンドキアラ(牝・母サウンドバリアー)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2015104322/
母サウンドバリアーはフィリーズレビュー勝ち。ビリーヴの近親で、Danzig≒Great Lady M.のニアリークロス(Northern Dancer≒IcecapadeとPetitionとOlympiaとFighting Foxが共通)4×3を持ち、短距離でDanzig的なスピードを発揮したのもビリーヴと同じ。全姉サウンドラブリーは案外スピードがないが、もっと走る馬が出て不思議ない配合だと思う。(望田)
日曜中山5R500万下 サトノフラッグ(ディープ・望田)
日曜京都11R京都金杯3着 ボンセルヴィーソ(POG・望田)
月曜京都4R障害未勝利 シングルアップ(一口・望田&栗山、POG・望田)
月曜京都10R新春S クライムメジャー(一口・栗山)
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バラダセールは亜オークス(亜G1・ダ2000m)や亜1000ギニー(亜G1・ダ1600m)などに勝ったアルゼンチンの3歳牝馬チャンピオンですが、血統表を見てのとおり3代母La BambucaがBambuca2×2、このBambucaはDark Ronald~Son-in-Lawのラインですね
そこに配されたのがAll Moonshine≒Hyperionの3/4同血クロス4×3を持つMariache、クルミナルやピオネロの母クルソラやレノヴァールやアーカイブの母データにも入りますが、当然Hyperion的な粘着力を伝える血です
そこに配されたConfidential Talkは父Damascusで母母Numbered AccountですからPrivate Accountと3/4同血で、これはまさに北米パワーの権化と言っていい血ですね
そこにアルゼンチンのリーディングサイアーNot for Saleが配されたのがバラダセールというわけで、このNot for SaleはSwaps4×3でHyperion6×5・5、父系がCaroなので“アルゼンチンのタマモクロス”というべき配合ですが、やはりHyperion的な粘着力に富む血といえます
バラダセール自身はSwaps4・5×6ぐらいで強いクロスは持たないので、相手種牡馬の持ち味を引き出しながらHyperion的粘着力でそれを支える繁殖というべきでしょう
特にディープインパクトやハーツクライを配するとLyphardのクロスになるので、Lyphardはハイインロー血脈と合わせるとCourt Martial的粘着力をより表現するので、レガシーワールドやブラックタイドやバブルガムフェローやディープブリランテのように前で受けて粘り強い中距離馬が出やすいだろう、ってなLyphard論を昨日は少しやってました
ようするにディープインパクト×バラダセールはディープインパクトというよりブラックタイド的な脚質になりやすいだろうということで、父ハーツクライの姉ダンサールも前で受けたらしぶとい馬ですが、中山内2000で好位からジワジワ番手上げてって直線も確かな足どりで後続を更に突き放すという昨日の勝ち方は、なかなかLyphardらしくて、ディープブリランテっぽくてよかったですね
1/5,6の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報
土曜のボツ予想~全兄も京都外巧者
逢坂山は行く馬が揃ってタフな京都外回りなら前駆のいいステイゴールド産駒◎メイケイゴールドが差せそう
全兄メイケイレジェンドは京都外回りは[2-1-0-2]でベストコースでした
京都最終はピック馬の◎ホマレを
シニミニ牝馬は短距離向きですが、この馬は母父ダンスでちょっと伸び出て軽い馬場の大箱1400がベストコース
繫盛期真っ只中で3日開催、明日明後日はボツ予想なしかもしれないですが悪しからずm(_ _)m
NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」と競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」では淀短距離Sと迎春Sと朱竹賞を予想していますので、今週もよろしくお願いします
http://yoso.netkeiba.com/?pid=yosoka_profile&id=24&rf=umatop http://www.keibado.ne.jp/keibaguest/premiumservice/index_lp2.html
日曜のボツ予想~エピファの逃げをひと捲り
黒竹は父エピファネイアとか母父エンパイアとかちょっと揉まれ込むと心配な馬たちが多く、道中の隊列や推移がポイントになりそう
いずれにしても◎ワセダウォリアーは前走のようにどこかで捲るケイバでしょうから、年明けから中山で人気馬が回ってきてヤル気を見せているミルコが押し切るとみました
母母アドマイヤハッピーはエアグルーヴと3/4同血の名繁殖でHornbeam≒パロクサイド4×3(Hyperion4・6・6×6・7・7)、ここを1/4異系とし、残りの3/4でMr.ProspectorとBuckpasserとSecretariatの北米血脈のクロスを重ね、それをSeeking the Gold≒マイニング3×4で締めるという配合も良いと思いますね
エピファネイア産駒はJRAで芝29勝ダ3勝、ハービンジャー産駒は芝386勝ダ30勝、どちらも名うての芝サイアーと言っていいと思いますが、▲ベルウッドネイチャは母父ゴールドアリュールで母系にNureyevとMr.Prospector、○フィロロッソは母系にMr.Prospectorが入ってRoberto6×4、どちらもRobertoとNureyevとMr.Prospectorのトライアングルに焦点を合わせた配合をすることでそっち側のパワーを引き出すことに成功しており、シンボリクリスエス×ゴルア全妹でソロルが出たり、ハービンジャー×ゴールドアリュールでハービンマオが出たのと同じような現象と言えますな
土曜の京都芝は先行有利内優位なバイアスだったので、京都5はエピファ&松若の逃げ狙いで◎プティシュシュ
母ラブフールはクイーンS2着など小回り巧者で鳴らしましたが、本馬もSadler's WellsとBuckpasserのクロスでラトロ肩丸出しの頭の高い走りで、荒れた京都内回りも合うタイプかと
ちなみに「産駒が芝で逃げたときランキング」ではスパイツ大王を押さえて堂々の首位でした(2015年以降,該当データ20以上)Aureole魂百まで…
他のレースはこれから考えますが、NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」と競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」ではシンザン記念と初咲賞と中山12Rを予想していますので、日曜もよろしくお願いします
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月曜のボツ予想~良血ディープ対決、ヒモ穴はハービン×キンカメのイン差し
先ほどノルマンのピック馬セレンディピアが勝ちましたが、もちろん血統表だけでなく馬もチェックしての推奨ですが、牧雄さんが落としたフレンチデピュティ×フジキセキ、というだけである程度信用置けますよね、お家芸というかね(・∀・)
その勢いでハッシーとこのキンシャサ×クロフネの初ダを狙ったら全然ダメでしたが…
京都最終は▲アルテラローザvs▲ディープインラヴ、レディアルバローザvsラヴアンドバブルズ、良血ディープの対決が楽しみなレース
よく書いている持論ですが、たとえばクロウキャニオンやマンデラやウィキウィキなんかは、ディープインパクトとの配合では牡のほうが競走馬として成功しやすい、というのが私の考えです(ディープ×ヒルダズパッションは牝のほうが走るという読みでPOG指名しましたが)
今の京都の馬場ならば、△アドマイヤリーブラのイン差しと△コパノケネディーの逃げがヒモで有力ですかね
他のレースはこれから考えますが、NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」と競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」ではフェアリーSと寿Sを予想していますので、月曜もよろしくお願いします
http://yoso.netkeiba.com/?pid=yosoka_profile&id=24&rf=umatop http://www.keibado.ne.jp/keibaguest/premiumservice/index_lp2.html
『日本のG1馬父系図1932-2019』
以下、栗山ブログよりコピペ
平出貴昭さんの電子書籍『日本のG1馬父系図1932-2019』が発売されました。昨年発売された『日本のG1馬父系図』の最新版で、2019年のレースを追加したものです。
http://miesque.com/c00062.html
対象レースは、1984年以降にG1格付けされたJRA24レースにビクトリアCを加えた25レースと、地方で行われたダートグレード競走のG1/Jpn1・11レースの計36レース。延べ1358頭の膨大な父系図になりました。さらに今回からは、日本調教の海外G1馬延べ43頭も対象としています。
巻末には過去レースの勝ち馬一覧を、概要とデータ(JRAのみ)付きでまとめました。日本の競馬史、血統史を学ぶのに最適なデータです。ぜひオススメです!
http://miesque.com/shopping.html
1/11~13の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報
『ディープインパクト好配合リスト(2019)』で望田潤と栗山求がダブル推奨したサンクテュエール(牝3歳)が日曜京都11Rのシンザン記念(G3・芝1600m)を勝ちました。
サンクテュエール(牝、母ヒルダズパッション)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2017105485/
ジークカイザーやヴェルテアシャフトの全妹で、母ヒルダズパッションはバレリーナS(米G1・ダ7F)勝ち馬で、Nureyev≒Sadler's Wellsの3/4同血クロス4×3とSecrettame≒Sir Ivorのニアリークロス3×4。兄たちはPOGでも一口でもピックしてこなかったが、ヒルダズパッションの仔は牝のほうが走りそうなイメージもあるので、ここで指名してみたい。機動力ある1800型だろう。(望田)
サンクテュエール(牝・母ヒルダズパッション)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2017105485/
キャロットクラブで募集価格8000万円。ジークカイザー(1600万下)、ヴェルテアシャフト(1000万下)の全妹、Yoshida(米G1ウッドワードS/父ハーツクライ)の4分の3妹。母ヒルダズパッションはバレリーナS(米G1・ダ7f)など5重賞を制し、ガルフストリームパークのダート7ハロンのトラックレコード(1分20秒45)を樹立した。スピード馬だがNureyev≒Sadler's Wells4×3という重厚な4分の3同血クロスが核となっており、それが自身の競走能力の基盤でありYoshidaのような一流馬を出せる繁殖能力の担保ではないかと思われる。全兄2頭は重賞クラスに届いていないが、母の能力が高いのでもっと上のクラスの競走馬を出せる可能性は十分ある。牝馬なので兄よりも柔らかく出ればおもしろい。(栗山)
『一口馬主好配合馬ピックアップ(2018)』で望田潤が推奨したスペロデア(牝3歳)が月曜京都3Rの新馬戦(ダ1800m)を勝ち上がりました。
★ノルマンディーオーナーズクラブ(二次)
父エスポワールシチー
母サクラフォルトゥナ(サウスヴィグラス)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2017101700/
牝 募集価格:1000万円
母サクラフォルトゥナはJRA1戦1勝。サウスヴィグラスの産駒らしくダ1200mでデビュー勝ちを飾っています。そこにゴールドアリュールの代表産駒でダートの大レースを勝ちまくったエスポワールシチーが配され、体つきなどは母方の影響も強くダートのスプリンターとして上級に出世するとみました。エスポワールシチー産駒は母系にMr.Prospectorの血を引く配合が走っており(ショーム、メモリーコウ、マイネルオスカル、コーナスフロリダなど)、フォーティナイナー系との配合も羽田盃のヤマノファイトなどが出ています。(望田)
『一口馬主好配合馬ピックアップ(2018)』で望田潤が推奨したセレンディピア(牡3歳)が月曜中山1Rの未勝利戦(ダ1200m)を勝ち上がりました。
★ノルマンディーオーナーズクラブ(4次)
父フレンチデピュティ
母キシュウグラシア(フジキセキ)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2017106640/
牡 募集価格:1960万円
Deputy Minister系×フジキセキ系はカネヒキリ、ミラクルレジェンド、ホワイトフーガなどが出た有名なダート黄金配合。当クラブにおいてもルールソヴァール(フレンチデピュティ×フジキセキ)とシークエル(クロフネ×フジキセキ)の2頭ともJRA勝ち馬となっています。また岡田牧雄・昭利氏名義の所有馬でも出走3頭中2頭がJRA勝ち馬で、岡田スタッドの生産馬ではサウンドトゥルー=ルールソヴァール、シークエル、ファイティングピサと、これまた出走4頭全てJRA勝ち馬となっています。ダート向きの力馬っぽさをよく表現できる配合で、こういうタイプを仕上げて使い込む手腕は牧雄氏の右に出るものはいないと言ってもいいでしょう。本馬は代々の配合もよく、実馬も特に欠点は見当たらないので、この高確率なデータと実績を信用できるとみました。(望田)
『望田潤のPOG好配合馬リスト(2019)』で望田潤が推奨したリョウガ(牡3歳)が月曜中山3Rの未勝利戦(ダ1800m)を勝ち上がりました。
リョウガ(牡・父Dubawi・母ジェニーリンド)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2017110022/
フリートストリートの半弟。Dubawi×Singspielの組み合わせは30頭に満たない出走数から、Left Hand(ヴェルメイユ賞)、Too Darn Hot(デューハーストS)、Old Persian(ドバイシーマクラシック)、Wuheida(BCフィリーアンドメアターフ)と4頭のG1馬が出ている注目のスーパーニックスだ。Zomaradah≒In the Wingsのニアリークロスがその根拠で、日本でもモルジアナ(4勝)、ティップトップ(3勝)と出走2頭とも上級。(望田)
日曜中山8R500万下 アメリカンツイスト(一口&POG・望田)
月曜中山11RフェアリーS3着 ボレンティア(一口・栗山)
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これでノルマン3歳世代のピックは、アブレイズヒーロー、セレンディピア、スペロデア、ミーハディビーナと全部勝ち上がりました(・∀・)よかったよかった
セレンディピアはフレンチデピュティ×フジキセキの砂黄金配合でもちろん実馬もチェックしてのピックでしたが、牧雄さんがセリで落としたフレンチデピュティ産駒というだけである程度信が置けますよね
以下のようにフレンチデピュティの血を引くノルマン馬はなかなか高確率で走っており、フレンチの力馬っぽさを受け継いだダート馬を見出し育てる手腕は日本一と言ってもいいかと(ちなみにサウンドトゥルーやリッカルドも岡田スタッド産で、ゴールドドリームはノーザン産で吉田勝己氏名義ですがレックスプロの所有)
コメントに書いたようにリョウガを推奨したのはDubawi×Singspielの黄金配合に他ならず、上のようにZomaradah≒In the Wingsのニアリークロスがその根拠
このニアリークロスはJRA出走5頭中4頭が勝ち馬(3頭が準オープン馬)と日本でも高確率で成功しており、ティップトップとモンテグロッソは3/4同血ですが、Dubawiだけでなくモンテロッソでも成功しています
土曜のボツ予想~中山マイルならば
木曜から小倉に前乗りしたものの、専ら宿に引きこもって配合診断と種牡馬辞典のお仕事に追われております…土日は競馬場で打ってきます(・∀・)雨は上がったかな
あとノルマンディー二次からのピックは、栗山さんも私もひとまずなしということで…もうしばらく様子見もできそうなので
ニューイヤーは◎ジャンダルム
オータムHも◎やったのでコメントをそのまま流用
<ファリダットやフィドゥーシアの下で、母ビリーヴは高松宮とスプリンターズに勝った短距離女王。本馬は父が北米リーディングサイアーのKitten's Joyに替わり、きょうだいの中で最も配合が良いとほめてきた。センスの良さでクラシック路線でも好走をつづけたが、母方の血や体型からしてもマイラーと言うべきだろう。機動力型なのでマイル戦でも大箱だと脚の使いどころが難しいが、中山マイルでダメだったらいよいよ買うところがない>
NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」では愛知杯と紅梅Sと菜の花賞を予想していますので、今週もよろしくお願いします(競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」は栗山さんの担当です)
http://yoso.netkeiba.com/?pid=yosoka_profile&id=24&rf=umatop http://www.keibado.ne.jp/keibaguest/premiumservice/index_lp2.html
『競馬血統年鑑2019』発売開始
(以下栗山ブログからコピペ)
6年前に初めて世に出た世界初の“競馬血統年鑑”。その最新刊が完成しました(7冊目です)。
http://miesque.com/c00063.html
著者は『覚えておきたい日本の牝系100』(スタンダードマガジン)、『覚えておきたい世界の牝系100』(主婦の友社)、『一から始める!サラブレッド血統入門』(KADOKAWA)などでおなじみの平出貴昭さん(サラブレッド血統センター)。中央、地方、海外の2019年の重賞結果を「血統」から徹底的に振り返ります。
たとえばJRA重賞なら、日付順、父系順、路線順、ファミリーナンバー順という各パートに再構成し、2019年の成績&血統をカラーで色分けした詳細表示で振り返れるようになっています。各項目すべて血統表を見ることができます。
地方競馬、海外競馬も同様です。たとえば、2019年のGalileo産駒のG1勝ち馬を調べたい場合、この本を見れば一発で分かるだけでなく、各馬の血統表も見ることができます。海外でいまどんな血統が流行っているのか、種牡馬ごとの成功する配合パターンがこの本によって簡単に把握できるというわけです。各国別リーディングサイアー表、父系図も完備しています。
著者による各項目の解説文も必見。個人的に仕事で活用することも多く、正直、これがないと困ってしまうほどです。血統に関心のある方、いや、すべての競馬ファンにお奨めしたいデジタル時代の究極の血統年鑑です。1200円。
http://miesque.com/shopping.html
…………………………………………………………………………
2018年版 http://miesque.com/c00053.html
2017年版 http://miesque.com/c00046.html
2016年版 http://miesque.com/c00039.html
2015年版 http://miesque.com/c00033.html
2014年版 http://miesque.com/c00027.html
2013年版 http://miesque.com/c00018.html
1/18,19の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報
★キャロットクラブ
父ハービンジャー
母タイトルパート(アグネスタキオン)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2017105410/
牝 募集価格:1600万円
3代母Her LadyshipはPolish Precedent×Mill Reefのニックス配合で仏オークス2着。孫にNHKマイルのメジャーエンブレムが出ます。そこにハービンジャーが配されて、クロスがDanzig4×5とBlushing Groom6×4ですから、先日札幌2歳Sを制したニシノデイジーと似た配合といえますね。ちなみにハービンジャー×アグネスタキオンで母母にMill Reefの血が入るパターンはJRAに2頭が出走し、前記ニシノデイジーに現役2勝ジャックローズとともに活躍中。ハービンジャーらしいナスペリオン的柔らかさのある動きで、そこをDanzigクロスや母父アグネスタキオンで緩すぎない程度に締めたバランスがいいです。上級の芝中距離馬だと思います。(望田)
『望田潤のPOG好配合馬リスト(2019)』で推奨したピンシャン(牡3歳)が土曜京都1Rの未勝利戦(ダート1200m)を勝ち上がりました。
ピンシャン(牡・父Speightstown・母Beauty and Light)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2017110120/
近親にパーソナルエンスンS(米G1・ダ10F)のIcon Projectやタイキジリオンなどが出る牝系。母はUnbridledとGreat Aboveという魅力的な組み合わせ。Speightstown&森厩舎といえばマテラスカイでおなじみのコンビで、しかも本馬も母系にHerbagerの血が。坂路で猛時計を叩き出し、ダ1200新馬で圧倒的人気に応えてくれる。(望田)
『望田潤のPOG好配合馬リスト(2019)』で推奨したワールドウインズ(セン3歳)が日曜京都2Rの未勝利戦(ダート1800m)を勝ち上がりました。
ワールドウインズ(セン・父ルーラーシップ・母エイジアンウインズ)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2017104093/
母エイジアンウインズはヴィクトリアマイル勝ち。産駒は今のところパッとしないが、ルーラーシップとの配合はKingmambo≒サクラフブキ3×3(Mr.ProspectorとNorthern DancerとSpecialとRibotが共通)とMill Reef≒Marston's Millの3/4同血クロス6×4で、フジキセキのところだけNorthern Dancerが入らない「3/4Northern Dancerクロス」。ルーラーはマイラー牝馬との配合が成功するので、今度こその期待で。(望田)
土曜中山11RニューイヤーS ジャンダルム(POG・望田)
日曜中山11R京成杯2着 スカイグルーヴ(一口・望田)
日曜中山11R京成杯3着 ディアスティマ(ディープ・栗山)
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スカイグルーヴは血統どおりの長手でしなやかなストライドで走る中距離馬で、NETKEIBAの血統解説では以下のように書きました
母アドマイヤセプターはドゥラメンテの全姉で京阪杯2着。母母アドマイヤグルーヴはエリザベス女王杯勝ち。3代母エアグルーヴは名牝名繁殖。そこにエピファネイアでサンデーサイレンス4×3とSadler's Wellsズ≒ヌNureyev4×5だから配合も満点に近い。母を長手でしなやかにした中距離馬で、デビュー戦は持ったままの大楽勝。オープン級の素質は疑いないが、走りはいかにも東京向きで、またエピファ産駒だけに揉まれたときにどうなのか。
エピファネイアも急坂内回りでは[1-1-1-2]でしたが、スカイグルーヴも2000なら明らかに東京>中山で、あのケイバで勝ちきってしまえばエピファのラジオNIKKEIやドゥラメンテの皐月賞と同じで器と性能の勝利と言えたのですが、だからまあ負けて強しというか、同じメンツで東京でやったらふつうに楽勝するんじゃないかというぐらいの内容やったと思いますけどね

上のように母系にHerbagerの血を引くSpeightstown産駒は高確率で走っていて、POG書籍でピンシャンとニルカンタテソーロをピックした理由はほとんどそれだけと言ってもいいぐらいで、どっちも媒体ではあんまり取り上げられてなかったような記憶が
まあSpeightstownはほっといてもBold Ruler+Princequillo+Tom Foolなスピードを高確率で伝えるので、もうこれ以上同じようなスピードを重ねる必要はあまりなくて、むしろSpeightstownが持つほとんど唯一の欧スタミナな血、Gone Westの牝祖Mixed Marriageですね、この血をいじくると大物が出ているのはアドマイヤムーン産駒なんかと似た傾向で、たとえばマテラスカイは母母父がSharpen Up系なのでMixed Marriage5×6ですね


で、Mixed Marriageの母Persian MaidとHerbagerは、上のようにPradda≒Fairway=Pharos、Vasthi≒Vanille、Solario、Son-in-Lawが共通するなかなかニアリーな関係で、つまりHerbagerをもってくるとSpeightstownの希少な欧州A級血脈を刺激することができるわけで、これが薄いながらもニックスの根拠と言えるのではないかと
┌Phalaris
Fairway=Pharos
└△
└Anchora
┌Phalaris
Pladda
└△
└Anchora
┌Sans Souci
Vasthi
└Vaya
┌Sans Souci
┌○
Vanille
└Vaya
やっぱりキズナはStorm Catだった



「馬格と肉付きに恵まれ、性格はうるさいぐらい前向き」というのが、キズナの初年度産駒のだいたいの評判やったんですが、これはつまり、Storm Cat的な要素がよく伝わっている証左やと思うんですよね
それは配合的にも裏付けがあって、キズナの配合というのは、ディープインパクトとPacific Princess牝系の黄金配合(Burghclereのニアリークロスが主な根拠)ばかりが注目されますが、AlsaoとStorm Catを通じてNorthern DancerとSir Gaylord≒SecretariatとTom Fool≒First RoseとRoman≒Chop Chopをクロスしていて、母キャットクイルはStorm CatとDamascusを通じてEight Thirty≒Speed Boatのニアリークロスを持つので、Storm Catの血脈構成を全てクロスした配合といえるわけです




そしてキズナの活躍産駒(2勝以上)の血統表をみると、全てがNorthern DancerとナスキロとEight Thirty≒Good Example≒War Relicのクロスを持っていることがわかります(Chop Chop的な組み合わせはクロスが容易なので省略)

キズナ活躍産駒とその母系に入る血

ビアンフェだけは母系にナスキロ血脈が入らないのですが、ディープ×Unbridled's Songの黄金配合ですから、必殺のSir Ivor≒Cequillo≒Incantationのニアリークロスがあります
あまりにも多忙なので血統表とデータの羅列にとどめておきますが、ようは種牡馬キズナはStorm Catをよく伝えて大成功している、ということですね
土曜のボツ予想~外からヒバリが飛んでくる
配合診断と種牡馬辞典のお仕事が重なる1~2月は毎年繁盛期なんですが、今年は本当に青ざめるほどの忙しさで、まあけっきょく生産者さんも馬主さんも、けっこうギリギリまで種付けってなかなか決めないんですよね…だから今ごろに集中するというね…
でも一昨日は某国際G1ホースの祝勝会、今日はりろんちさんが札幌に来るので千喜に黄金の鯖寿司を予約済で、明日はサラ血チームとふるさと飲みかな、忙しくても飲みの約束だけは断りません(・∀・)
中山最終は長休明けなのでパドックを見てからですが、スプリングSでステルヴィオ、エポカドーロ、マイネルファンロンの4着に食い下がった▲パールドバイ
Dubawi×ダイワメジャーのイメージどおりの体つきや走りで、タフな中山マイルはピッタリで息がもてばアッサリかなと
萌黄はこのメンバーなら◎ヒバリの素質が一枚上のはず
康太だとたぶん後ろからいって外回すでしょうが、カリカリしたエピファ牝馬やしそれでいいと思うんでね
NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」と競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」では岩清水Sと東雲賞と呉竹賞を予想していますので、今週もよろしくお願いします
http://yoso.netkeiba.com/?pid=yosoka_profile&id=24&rf=umatop http://www.keibado.ne.jp/keibaguest/premiumservice/index_lp2.html
日曜のボツ予想~Robertoなハーツです
札幌に戻ってからすでに千喜に2回行ってますが、小倉で美味いゴマサバ食ってきたと自慢すると「はいはいウチの金華サバ食ってから言ってくださいよ(笑)」とハナで笑われました
昨夜は日本一の押し寿司をりろんちさんと
若駒は◎シルヴェリオ
シルヴァースカヤの息子でシルバーステートやヘンリーバローズの3/4弟で、母方のRobertoやTom Rolfeの影響が強い走り
ハーツクライ産駒でもこのようにRoberto的なものがある程度表現された馬は、タイムフライヤー、グレイル、サトノクロニクル、シャドウディーヴァなどなど内回りを捲れるのだ…といういつものやつですね
内2000でシュタルケが動かしていくケイバは合うイメージなので、2→3→1と2→1→3だけ買って観戦
他のレースはこれから考えますが、NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」と競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」ではAJCCと東海Sと若竹賞を予想していますので、日曜もよろしくお願いします
http://yoso.netkeiba.com/?pid=yosoka_profile&id=24&rf=umatop http://www.keibado.ne.jp/keibaguest/premiumservice/index_lp2.html
1/25,26の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報
『一口馬主好配合馬ピックアップ(2018)』と『望田潤のPOG好配合馬リスト(2019)』で望田潤がダブル推奨したヴァンタブラック(牡3歳)が土曜京都6Rの新馬戦(ダ1800m)を勝ち上がりました。
★シルクホースクラブ
父ブラックタイド
母プチノワール(Singspiel)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2017105527/
牡 募集価格:5000万円
ローブティサージュの半弟で、ブレイニーランの同血の弟で、母プチノワールはアサクサデンエンと同血の間柄で、ヴィクトワールピサやスウィフトカレントなども近親。黒くて大きいブラックタイド産駒で見映えしますが、母父Singspielの重厚さも感じられ、キタサンブラック+ガンコというのが褒め方としては最高ですかね。それほど瞬間的な速い動きはできないでしょうが、Halo3×4・5らしく脚捌きには無駄がなく、先行してしまえば馬格と持続力にモノを言わせて惰性で押し切れるはず。(望田)
ヴァンタブラック(牡・父ブラックタイド・母プチノワール)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2017105527/
ローブティサージュやブランノワールの半弟で、ブレイニーランの同血の弟。母プチノワールはアサクサデンエンと同血の間柄でヴィクトワールピサも近親。黒くて大きいブラックタイド産駒で見映えしますが、血統表を見てこんな感じの馬だったらいいな…というイメージどおりの馬です。キタサンブラック+ガンコというのが褒め方としては最高ですかね。先行してしまえば馬格と持続力で押し切り。
『一口馬主好配合馬ピックアップ(2018)』で望田潤が推奨したエレガントチャーム(牝3歳)が日曜中山5Rの未勝利戦(芝1600m)を勝ち上がりました。コメントは以下のとおり。
★ジーワンサラブレッドクラブ
父ルーラーシップ
母オリエントチャーム(サンデーサイレンス)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2017105011/
牝 募集価格:3000万円
ペルシアンナイトの半妹で、クィーンチャームやオリエントワークスとは父系(Kingmambo~キングカメハメハ)も同じ3/4同血の間柄。母父サンデーサイレンスを1/4異系とし、残りの3/4でNureyev~Northern Dancerをクロスするのも上記2頭と同じ。他にNijinsky7×5やMill Reef≒Shoshanna6×5もあり、全体としてルーラーシップとニキーヤのナスペリオン的なナタの斬れを融合させた配合になっています。体型や歩きを見てもそのイメージどおりで、重厚なストライドで走る大箱向きの中距離馬でしょう。東京でも上がりだけの競馬だと踏み遅れてしまう危惧はありますが、ここはスケールと成長力に期待。一昨年ピックしたウラヌスチャーム以上の手応えはあります。(望田)
土曜中山9R呉竹賞 セラン(POG・望田)
水曜大井11RTCK女王盃2着 アンデスクイーン(一口・栗山)
昨夜は血統センター勢と「ふる里 札幌総本山店」で蛍の光が流れるまで飲んでましたが、サクラローレルの話題にはならなかったな…モガンボとかステートリードンの話で盛り上がった瞬間はありましたが(^ ^;)
サクラローレルの同世代にはマヤノトップガン、ヤマニンゼファー、マチカネフクキタル、アブクマポーロなどBlushing Groomの血を引く名馬が多くて、揃いも揃って若いころは気性が若くて荒削りで、このまま未完の大器で終わってしまうのかなあ~というところから突然本格化してトップホースにのぼり詰め、本格化して完成したBlushing Groomは変幻自在で行っても差しても華麗に勝つのでみんなワクワクさせてくれたもんです
<96年中山記念に出てきたときは11年キャプテントゥーレのように「お待たせしました、ついにジェニュインの単勝を、生涯一ガツーンと買うときがやってまいりました」と書いたんですが、内からスルスル抜け出した忍者をド迫力の追い込みでねじ伏せたのは、ついに本格化を迎えたサクラローレルでした>(望田bot)
忙しすぎるので昔話もほどほどにしときますが、あのときの中山記念のサクラローレルには腰が抜けましたね、あああ太っさんがいつか化けると言ってたのはこれやったんかと、細かいことはいいんだよ!名馬なんだからねじ伏せるんだよ!というド迫力の勝利にへなへなと腰が抜けました
母方のTourbillon系の血のちょっと異常な力強さが表現されていたという点ではメジロマックイーンなんかとも似てて、たしかに全盛期のローレルなら凱旋門でも面白いことになったんじゃないかとは思いますね
土曜のボツ予想~オイシンなのに美味しい
博多ではクエと水炊きでしたが、小倉で食った主なものはこんな感じ…タコ刺しをゴマ油+塩で食わすのも美味かった
あ、資さんうどんも行きましたよ、あそこ通し営業なんで、競馬場行く前に朝からゴボ天&鶏おにぎりを(・∀・)
白富士は○ゴーフォザサミット▲フランツ☆ダイワキャグニー△アイスストーム△ドミナートゥスと「東京2000のオープン特別なら」というメンバーが揃いました
◎インビジブルレイズはハーツクライ×ユタカオーですからナスペリオンな配合で、母はノーザンテースト3×3、このテーストの影響が強い体型なのでマイルを中心に使われてきましたが、前走は阪神内2000で向正で好位に押し上げてジワジワ差し切り
ナスペリオンでHyperionな配合のハーツ産駒が、5歳の暮にこれまでにないようなレースぶりで快勝してついにオープン入り、東京芝は1戦1勝、鞍上はスワーヴリチャードでJC制覇のオイシン・マーフィー、今んとこ9人気ならここから入ってみたいです
くすのきは◎イバル、3文字濁点一つ馬名でおなじみチームガンコですね
パイロ産駒は良→稍→重→不とダートは馬場が悪くなるほど連対率が上がるし、この馬はMr.Prospector≒My Darling One4×3とBoldnesian6×6ですからなおさら軽い馬場向きで小回りもきく走り、小倉1700不良ならばHyperion的にズブい○メイショウダジンより威張れるだろうと
NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」ではクロッカスSと梅花賞と花見小路特別を予想していますので、今週もよろしくお願いします(競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」は栗山さんの担当です)
http://yoso.netkeiba.com/?pid=yosoka_profile&id=24&rf=umatop http://www.keibado.ne.jp/keibaguest/premiumservice/index_lp2.html
日曜のボツ予想~コントレイルな黄金配合
1人気になってるのでボツ予想に回しましたが、セントポーリアは◎サトノフウジン
母コンテスティッドはテストS(米G1・ダ7F)やエイコーンS(米G1・ダ8F)の勝ち馬で、ディープとの配合だとアルアインみたいにある程度締まって機動力型になってほしいんですが、柔くてしなやかでヌメッとした動きをするところは全兄ギベオンと似てて、間違いなくいい馬なんですが大物に完成するのかどうか
とはいえ、前走の直線外からヌメヌメッと差し切るときの身のこなしはオープン級と思わせるもので、ここは素質に◎でいいと思います
▲フォースオブウィルはナスキロとナスペリとWordenのクロスでナタ斬れするローエン産駒で(イストワールファムみたいなイメージ?)、東京で更に斬れそうなイメージがあるので、馬券的オッズ的にはこれが絡んでほしいなあ…という買い方に
東京最終は◎ショウナンバビアナ
ディープ×Unbridled's Song×Storm Catですからコントレイルやビアンフェやレッドベルジュールやラウダシオンなど3歳世代で大ブレイクしている黄金配合(私はダノンケンリュウやサラドリームからこれ狙ってきたんですが…)
この血統で前走の勝ちっぷりならここでも人気になって不思議ないのに、なぜか7人気なので喜んで狙います(・∀・)
他のレースはこれから考えますが、NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」では根岸SとシルクロードSと早春Sを予想していますので、日曜もよろしくお願いします(競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」は栗山さんの担当です)
http://yoso.netkeiba.com/?pid=yosoka_profile&id=24&rf=umatop http://www.keibado.ne.jp/keibaguest/premiumservice/index_lp2.html
2/1,2の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報
『望田潤のPOG好配合馬リスト(2018)』で望田潤が推奨したアウィルアウェイ(牝4歳)が日曜京都11RのシルクロードS(G3・芝1200m)を勝ちました。
アウィルアウェイ(牝・父ジャスタウェイ・母ウィルパワー)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2016104721/
新種牡馬ジャスタウェイからも一頭。本馬はインディチャンプの弟で、ネオリアリズムやリアルインパクトやアイルラヴァゲインやレアリスタの姪で、アンフィトリテのイトコ。名繁殖トキオリアリティーを1/4異系に、残りの3/4をNorthern Dancer≒Icecapadeとナスペリオンのクロスでまとめた。体型は短距離で4勝をあげた母が強い。(望田)
土曜京都9R梅花賞 ブルーミングスカイ(ディープ・望田&栗山)
土曜東京10RクロッカスS ラウダシオン(一口・栗山)
土曜小倉11R海の中道特別 トーホウアルテミス(POG・望田)
土曜東京12R500万下 ドナアトラエンテ(ディープ・望田&栗山)
日曜小倉8R500万下 バンクショット(POG・望田)
日曜京都8R500万下 ショウナンアンビル(POG・望田)
日曜京都11RシルクロードS2着 エイティーンガール(POG・望田)
インディチャンプ、リアルインパクト、ネオリアリズム、トキオリアリティー牝系の古馬になっての成長力については何度も書いてきました
トキオリアリティーはNorthern DancerもTurn-toもNasrullahも、もっと言えばNearcoすら持たない超アウトサイダー血脈で、だからそこにサンデー系でもキンカメ系でも何を配してもアウトブリードになってしまうというのが驚異の成長力につながっているのではないかと
ジャスタウェイもHyperionベースの配合のハーツクライ産駒ですから自身も産駒も成長曲線は遅めで、アウィルアウェイが古馬になってスプリンターとしてもう一皮むけてきたのは血統的にはあまりにも順当といえます
ロードマイウェイなんか母父ジャングルポケットでトニービン4×3(Hyperionは8代目までで6・7・7・8×6・7・8・8・8・8・8・8)ですからね、3歳夏から目覚めて5連勝で重賞制覇なんて開花が早すぎるぐらいですよね(・∀・)
土日のボツ予想~超多忙のため…
配合大喜利のお題にさせていただいた新冠橋本牧場のマコトサンパギータですが、昨日ディスクリートキャットの牡を無事出産
「産まれたばかりですが、胴伸びあって骨太で、見るからにダート馬という感じです(笑)」
まあひとまず狙いどおりということで(・∀・)
種付けシーズン到来で配合診断の依頼が重なるところへ種牡馬辞典の原稿もあるこの時期は毎年バタバタなんですが、それにしても今年は社会人になって最も忙しいんじゃないかと、カレンダーのスケジュール見ても27日までたぶん休みなしという状況で(^ ^;)、申し訳ないですが今週はボツ予想はお休みということでm(_ _)m
NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」と競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」では節分SとエルフィンSと春菜賞を予想していますので、今週もよろしくお願いします
http://yoso.netkeiba.com/?pid=yosoka_profile&id=24&rf=umatop http://www.keibado.ne.jp/keibaguest/premiumservice/index_lp2.html
『世界のG1馬父系図1776-2019』『重賞・いらすと日記 2019年7月~12月編』
一つは平出貴昭さんの電子書籍『世界のG1馬父系図1776-2019』
先日発売された『日本のG1馬父系図1932-2019』の姉妹版です
http://miesque.com/c00064.html


1776年の英セントレジャーから、2019年の世界各国の大レース69レースの勝ち馬延べ7000頭を父系図にまとめた労作で、父系図や勝ち馬一覧表の資料性はもちろんのこと、馬名をクリックすると5代血統表に飛ぶのがいいですね(・∀・)詳細は下記の栗山ブログにて
『世界のG1馬父系図1776-2019』~栗山求の血統BLOG
http://kuriyama.miesque.com/?eid=2695
もう一つ、くりがしらさんの血統同人誌の新刊『重賞・いらすと日記 2019年7月~12月編』が発売になっています(紙書籍版と電子書籍版)


2019年の7月~12月に施行された重賞勝ち馬をイラストを交えて振り返り、血統的なポイントを解説した作品で、今回はAmazonではなく通販サイト「配合パズル工房」での販売
これも詳細は下記を参照してください
新刊発売『重賞・いらすと日記 2019年7月~12月編』~やれなかった・やらなかった・どっちだろう
http://sfreak.blog24.fc2.com/blog-entry-1889.html
2/8,9の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報
『一口馬主好配合馬ピックアップ(2016)』で望田潤と栗山求がダブル推奨し、『ディープインパクト好配合リスト(2017)』で望田潤と栗山求がダブル推奨したプリモシーン(牝5歳)が日曜東京11Rの東京新聞杯(G3・芝1600m)を勝ちました。
★シルクホースクラブ
父ディープインパクト
母モシーン(Fastnet Rock)
牝 募集価格:5500万円
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2015105036/
母モシーンは豪18戦8勝。オーストラリアンギニーズ(豪G1・芝1600m)、ランドウィックギニーズ(豪G1・芝1600m)、VRCオークス(豪G1・芝2500m)など4つのG1を含めて重賞を6勝した名牝です。母の父Fastnet Rockは豪リーディングサイアーに2回輝いた名種牡馬で、デインヒル系ながら母方にスピード豊かなオーストラリア血統を抱えているため、産駒は日本の高速馬場にも適応しており、ブラヴィッシモやメラグラーナ(いずれも芝1400mベスト)が活躍しています。母はNorthern Dancer4・5×4で、Danzig、Nureyev、Nijinsky を経由している良形。2代母の父ストラヴィンスキーはヴィルシーナの母ハルーワスウィート、ミッキークイーンの母ミュージカルウェイと配合構成がよく似ており、父としてはもうひとつの成績だったにもかかわらず、母の父としてはTepin(米英加でG1を現在6勝している女傑)を出すなど母方に潜って優れた影響を与えています。3代母Benedictionは仏1000ギニー(G1)を勝ったディープ産駒Beauty Parlourの2代母でもあります。どこをどう切っても走る配合で、1歳上の全姉キャリコよりも生まれが早く身体もひとまわり大きいのは好材料です。芝向きのマイラー~中距離タイプとして大仕事が期待できるでしょう。(栗山)
9/23追記
母モシーンは現役時はVRCオークス(豪G1・芝2500m)やVRCオーストラリアンギニー(豪G1・芝1600m)など豪G1を4勝。香港チャンピオンマイラーのLucky Ownersとは父系(デインヒル)と母系(Miss Proprity)が同じで、その父Fastnet Rockはデインヒル系の有力種牡馬で日本ではブラヴィッシモやメラグラーナの父として知られます。母父がNorthern Dancer系のパワーマイラーで母がNorthern Dancerのクロスというのは、ディープインパクト産駒として最も成功しやすい配合形。代々の配合パターンも活力があり、これはクラシックに乗れる馬でしょう。ディープ牝駒としてはスマートレイアーが近いイメージかな。(望田)
★プリモシーン(牝・母モシーン)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2015105036/
母モシーンは豪州でG1を4勝(芝1600~2500m)。その父Fastnet Rockは豪リーディングサイアーでブラヴィッシモやメラグラーナの父。オセアニアのデインヒル系らしい突進力を誇る血だ。母はNorthern Dancer4・5×4。全姉キャリコはかなりガッカリな内容だが、“女ミッキーアイル”が生まれても不思議ない配合だからもうひと推し。(望田)
シルクホースクラブで募集価格5500万円。母はオーストラリアンギニーズ(豪G1・芝1600m)、VRCオークス(豪G1・芝2500m)など4つのG1を含めて重賞を6勝した名牝。母の父は豪リーディングサイアーに2回輝いた名種牡馬で、メラグラーナ(オーシャンS)を出すなどデインヒル系のなかでは日本適性の高い種牡馬。母はNorthern Dancer4・5×4で、Danzig、Nureyev、Nijinskyを経由している良形。2代母の父ストラヴィンスキーは「Nureyev×Blushing Groom×Mr.Prospector」で、ヴィルシーナの母ハルーワスウィート、ミッキークイーンの母ミュージカルウェイと配合構成がよく似ている。全姉キャリコは現在3戦して勝ち星を挙げていないが、配合レベルは高いと思われるので妹に期待してみたい。(栗山)
『ディープインパクト好配合リスト(2019)』で望田潤と栗山求がダブル推奨したスパングルドスター(牝3歳)が土曜東京5Rの未勝利戦(芝1800m)を勝上がりちました。
★スパングルドスター(牝、母スタセリタ)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2017104787/
シェーングランツの全妹でソウルスターリングの半妹。母スタセリタは仏オークスやヴェルメイユ賞など芝中距離の大レースを勝ちまくった。母父Monsunはドイツの名種牡馬でヴェロックスやシュヴァルツリーゼの母父。ディープ×Monsunにはウムブルフなどがいる。シェーングランツは中距離馬としての奥深さを垣間見せているが、桜花賞の時点でもまだまだ完成度は低めなのでこの評価。母のポテンシャルは当然高いが。(望田)
スパングルドスター(牝・母スタセリタ)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2017104787/
社台レースホースで募集価格1億円。アルテミスSを勝ったシェーングランツの全妹、オークスと阪神ジュベナイルフィリーズを勝ったソウルスターリングの半妹。母スタセリタは仏オークス(G1・芝2100m)など仏米で6つのG1を制した名牝。母の「Monsun×Dashing Blade」という組み合わせは、アメリカでニューヨークH(G2・芝10f)など4つの芝重賞を制したノーブルステラと同じで、同馬はその後日本に輸入され、ディープインパクトと交配してノーブルコロネット(フィリーズレビュー-4着)を産んだ。同じく「ディープインパクト×Monsun×Dashing Blade」の全姉シェーングランツは重賞を勝っており、馬の出来次第ではチャンピオンクラスの大物となってもおかしくない。(栗山)
『ディープインパクト好配合リスト(2019)』で望田潤が推奨したハナビマンカイ(牡3歳)が日曜東京5Rの未勝利戦(芝2200m)を勝上がりちました。
★ハナビマンカイ(牡、母メジロツボネ)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2017104623/
グローリーヴェイズの全弟で、3代母メジロラモーヌは牝馬三冠。母メジロツボネはJRA4勝で、Ambehaving≒クリアアンバーのニアリークロス4×4を持ち、産駒にも独特の柔らかさをよく伝えている。そこにディープが配されて、グローリーもデビュー当時は柔らかすぎるぐらいだったし、本馬は5月生となると完成遅めのイメージしかない。とはいえ、兄2頭いずれも2歳時に新馬勝ちしている。
土曜京都8R500万下 サトノソロモン(ディープ・栗山)
土曜東京11R節分S ウーリリ(ディープ・望田&栗山)
日曜京都9R橿原S レッドルゼル(一口・望田&栗山)
日曜小倉11R関門橋S カウディーリョ(一口・望田)
日曜京都11Rきさらぎ賞2着 ストーンリッジ(ディープ・望田)
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プリモシーンはフルゲートの最内枠でしかもスローで馬群が密集しそうだと、外に出せないままAureole魂逆噴射で終了じゃないかとみて▲にとどめたんですが、46.3-46.7と思ったより流れたのと、外に張り付いてた石橋脩ケイデンスコールが直線早々と脚がなくなったので、そこで外が開いたらグイグイ伸びてヴィクトリアマイル2着の性能を見せつけました
育成やってる人なんかとよく言うのは、こういう馬群を嫌うAureole魂って頑固で実戦経験を積んでもなかなか解消できないんですが、でもレースを投げずに辛抱できる、ズルズル下がらずに馬群の中で我慢させるようにはできると、そこが調教や育成でカバーできることだろうと
馬群を割るのは苦手でも、周りに馬がいると怖くても、ポジションキープして直線まで我慢できれば、昨日のプリモちゃんみたいにいつか外に出せるチャンスもあるのだというね
スペシャルウィークも母系にセントクレスピンの血が入るだけにそういう気性をよく伝える種牡馬で、シーザリオの仔がだいたいややこしい性格なのは根本的に臆病やからやと思うんですよね
シーザリオの娘ファーストフォリオが4角で捲られてかぶせられたら急に手応えが悪くなって失速し、エピファネイアの娘デアリングタクトが後方から大外に持ち出してうなりをあげて差し切り、エルフィンSはそういう気性的な明暗も分かれたレースだったかと
・エピファネイアは種牡馬として成功するだろう
・特にキングカメハメハ肌との配合で成功するだろう
・サンデーサイレンスのクロスの最初の大物はエピファ産駒から出るだろう
このように予測してきましたが、この先デアリングタクトやスカイグルーヴがそれを体現するかどうかはともかく、初年度からこんな馬が出てくるんじゃないかとは思ってましたよ
エピファネイア×キングカメハメハ×サンデーサイレンス一覧
と言いつつ私も栗山さんもくりがしらさんも、それから年明けから東京に転勤してしまったちけさんも、POGではファートゥアを指名してるんですけどね…(一口ピックではスカイグルーヴとレッドブロンクスをピック)
主戦の福永祐一がラインクラフトに乗るので、シーザリオの鞍上には東海の名手吉田稔が代打で指名された第65回桜花賞
旧コースの内1600で行われていたころの桜花賞は、毎年スタート直後に外から先行馬が斜めにドッと切れ込んでくるので、中距離馬のシーザリオはややダッシュが甘くて前に入られたときにポジションがズルッと下がってしまい、直線猛然と追い上げたものの抜け出したラインクラフトにアタマ差届かずの2着でした
https://www.youtube.com/watch?v=jnHmEdUkSsM
あそこで下がらなければ不敗で引退やったかもしれないですが、ミルコのデアリングハート(9番)は母父Danzigらしい小脚のきくマイラーなのでシーザリオ(7番)よりスタートダッシュが速く、「ミルコ!ミルコ!ミルコ~!と叫んだのに前に入ってきやがった…」と稔は悔やんでいたと言います
あの桜花賞でシーザリオの前に切れ込んできたのは、デアリングタクトのお祖母ちゃんやったというね
今週もボツ予想は休みます…
今週も超多忙につきボツ予想はお休みで…m(_ _)m
洛陽はパッと見ダイワメジャー2騎が面白そうですが、メジャーの差しというのはどうも頭からは狙いにくい
競馬観ながら仕事しながら、なんか閃いたらコメント欄に書きます
NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」ではクイーンCとあすなろ賞と東京4Rを予想していますので、今週もよろしくお願いします(競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」は栗山さんの担当です)
http://yoso.netkeiba.com/?pid=yosoka_profile&id=24&rf=umatop http://www.keibado.ne.jp/keibaguest/premiumservice/index_lp2.html