トランセンドが引退、アロースタッドで種牡馬入りということで、ひとまずお疲れさまでした
スマートファルコンも引退し、“ハイインロー砂御三家”で残るはエスポワールシチーだけになってしまいましたが、この3頭が繰り広げた「前に行ったもん勝ち、直線先頭に立ったもん勝ち」のバトルは実にHyperion的で、そのなかでもトランセンドが一番Hyperion的な脚質だったんじゃないかと思いますね〜
配合については下記エントリを参照してくださいということで、ま〜種牡馬としてもHyperion的な粘着力持続力・抜かせない精神力・硬い体質を伝えるでしょうが、Droneというサンデー系に対するキラーコンテンツを活かしたいところ
Halo過多なサンデー系牝馬、たとえばヴィルシーナみたいな牝馬と配合すれば、オウロプレットみたいなダ1800mで機動力ある馬が出せるんじゃないかと
タキオン牝馬との配合も、Wild Againとタキオンはニックスだし、Hawaiiとアグネスレディーがあんなことやこんなことやいろいろいやらしいことをするので、試してみる価値はあるんじゃないですかね〜
トランセンドの配合〜今年もFlower Bowlが満開
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/df7cc899c2e1729fa6f470aa537c1f71
トランセンド引退
いわゆる“ステマ配合”における、AlycidonとLady Angelaのただならぬ関係
「パーフェクト種牡馬辞典」ではステイゴールドも昨年に続いて私の担当になったので、2歳の血統表を順にチェックしながらあれこれ思案してました
ステイゴールド×メジロマックイーン、いわゆる“ステマ配合”の大成功のキーポイントは、Lady AngelaとAlycidonの「Hyperion,Swynford,Pretty Polly」による脈絡にあるのではないか…というのが自説です
つまりステマ配合とは、残りの母母の部分に、ノーザンテーストかノーザンテーストに似た組成のNorthern Dancer血脈が入ってこそ最大限に威力を発揮するのだ…ということで、たとえばオルフェーヴル兄弟はノーザンテースト4×3だし、ゴールドシップはノーザンテースト≒The Minstrel4×4です
そこでTARGETで以下のように検索をかけて、中央に出走したステゴ産駒をふるいにかけてみました
1.母系にAlycidonを持つ
2.母系にノーザンテーストか、ノーザンテーストとニアリーなNorthern Dancer血脈を持つ(ここではThe Minstrel,Far North,Nijinsky,Storm Birdの4つに絞ってみました)
3.牡馬(ステゴ活躍産駒は明らかに牡馬に偏っているため)
この3つのふるいで残ったのが以下の13頭で、Mは母父メジロマックイーン、Nはノーザンテーストのクロス、★は現時点で未勝利馬(獲得賞金順)
オルフェーヴルM,N
ドリームジャーニーM,N
ゴールドシップM
フェイトフルウォーM
マイネルプルートN
フェデラルホールN
リヤンドファミユM,N
ドラゴンレジェンドN
シンネン★
タイアップM,N★
トーセンガリレオ★
マイネルサニー★
ドリームルシード★
つまりステマ配合でなくても、「ノーザンテーストをクロスし、そこにAlycidonを絡めた配合のステゴ牡駒」は、マイネルプルート、フェデラルホール、ドラゴンレジェンドと、3頭とも結果を出しているんですよね〜
まあ3の3といっても重賞勝ちは出ていないので、ドクターデヴィアス肌やシンボリルドルフ肌ではメジロマックイーン肌のようにはいかないのだ…ともいえるのですが、ステイゴールドの代ではあまりONになっていなかったノーザンテーストらしさLady Angelaらしさを、産駒の代でいかにONにするか、この方向性の先にステマ配合の大成功があるんじゃないか…というぐらいの裏はとれたんじゃないかと
何度も書いているように、柔らかさとスタミナを伝えるが小柄で少し非力なステイゴールドは、一見するとダート馬かというようなパワー血統の体質の硬い牝馬との配合が成功しやすく、またステイゴールドの持つ頑健な血はノーザンテーストだから、その血をクロスするのが有効である…と
そしてその場合、ノーザンテーストが3×2で持つLady Angelaの血脈構成、HyperionとTraceryとSwynfordとPretty Pollyの組み合わせを、メジロマックイーン→Alycidonやデインヒル→Flower Bowlで増幅すると更に有効である…と
突き詰めていくとそういうことやないかと思うんですよ
┌Swynford
┌○
┌○
┌○
│└△
│ └△
│ └△
│ └Pretty Polly
Alycidon
│┌Hyperion
└△
┌Hyperion
┌○
││┌Tracery
│└△
Flower Bowl
│ ┌Swynford
│ ┌○
└△ ┌○
│┌○
└△
「サラブレ」1月号「ステイゴールド産駒 走る配合のツボ」で取り上げたエフティシリウスは、ノーザンテースト4×3にFlower Bowlが絡む配合ですから(この配合パターンのステゴ産駒は意外なほど少ない)、前走は叩き一変のレースぶりでしたが、まだまだ化けるんじゃないかと注目している馬なのです
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2010103793/
土曜のボツ予想〜“非力なサンカルロ”京都1400mで覚醒か
さっき「血統屋メルマガ」がきたので栗山さんの「思い出のこの血統 ヒダカハヤト」を懐かしく読んでたんですが、ホープフリーオン=Alydarの全兄弟クロスは私が調べたところでは中央出走馬は5例しかなく、うち3頭が勝ち馬でホッカイラブリー(Alydar=ホープフリーオン2×3)とネオフリーダム(Alydar=ホープフリーオン2×4)はダートで準オープンまで出世していますから、もうちょっと試されてもよかったんじゃないか…とも
ホープフリーオンもベイラーン(Blushing Groomの全兄)も、全弟がデビューする前に種牡馬として輸入されていた…というのは慧眼といわざるをえません
Blushing Groom の忘れられた全兄〜栗山求の血統BLOG
http://kuriyama.miesque.com/?eid=103
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ジュニアCは○マイネルホウオウはいかにも中山向きの機動力あるマイラーで、ここも上手に立ち回れそうなのが混戦で頼りになりますが、前走もパーフェクトな立ち回りで△クリノチョモランマに辛勝ですから決してカオスモス級ではなく、どんな展開になっても勝てるというほど抜けた馬ではないかと
△ヘルデンテノールは“Buckpasserのないヒストリカル”という配合で、Buckpasserがないぶんちょっと柔らかいほうに振れていて、中山のHペースより東京のスローのほうが差しやすそうな
素質というか回転の速さなら▲ベステゲシェンクでしょうが、ここは先行勢が手薄で、同馬主の○が番手なら◎マイネルブルズアイがハナの可能性も大
前走は上がりの競馬で完全に瞬発力負けでしたが、Halo≒Sir Ivor+Tom Fool的な無駄のなさとHyperion的な粘りで走るマイラーで中山マイルはピッタリだし、母がFlower Bowl≒Aureoleのニアリークロスで逃げたときは??ですからAureole魂の逃げ馬かもしれず、栗山さんの「一口馬主好配合」ピックアップ馬だけあって「3/4米,1/4欧」で配合もちゃんとしてますよ
ヒモ穴は△ジョージジョージじゃないかと思います
福寿草は○サトノキングリーがダイワメジャーの成功形で素質がありそうですが、全兄ダイワマッジョーレよりもパワー型に出ているので、内回りはむしろプラスとしても京都のスローで上がり33秒台決着みたいなことになると、対応できるのかどうかがちょっと未知数
▲レッドルーラーもMill Reefのクロスで母(ヴェルメイユ2着)譲りのフレンチな斬れで差すので、レーヴドリアンぐらいの器なら届いてしまうかもしれないですが決して内回り向きとは言い難いし、ここは◎アドマイヤドバイにひねってみます
サンデーサイレンス3×2、たしかに体型はサンデー的ですが、アドマイヤラピスとKrisのハイインロー的粘りがONになった体質であまりストライドは伸びず、斬れよりも粘りで走る中距離馬ですから京都なら外1800mより内2000mがベター
ラジオNIKKEIは超スローで展開の有利不利はありましたが、あのラウンドワールドや葉牡丹4着△リアルマイスターが完敗してしまうほどで、メンバーレベル的にはやはりそこらの500万特別より2〜3枚上でしょう
新春はChief's Crown≒Lady's Secretのボルキロ柔さで差す☆サウンドバリアーがベストの京都外1400mで、休み明けの長岡京でもチョロチョロ伸びていたのでここは…と色めきたつところですが、昨年の超インベタ1回京都Aコースを思い出すと、私が◎にしたサダムパテックもエーシンミラージュもオリービンも、とにかく外差しは片っぱしから届かなかったあの悪夢のような馬場を思い出すと、とりあえず5R6Rを見てからですが初日は先行かイン差しで手を打つしかないでしょう(^ ^;)
ここは行く馬はけっこういるので、ビュイックの◎ミッドナイトクロスがインを捌けば…という狙いでいきます
Robertoクロスのシンボリクリスエス産駒ですが、Kris S.≒Habitat2×4でもあり、父にも母父にも似てない短距離体型とちょっと非力なほどの柔体質はHabitat的で、ただ純スプリンターかというとそうでもないというか、“非力なサンカルロ”ぐらいのイメージで京都外1400はピッタリじゃないかと
なぜか1200mばかり使われてますが、平坦の高速馬場、1分8秒前半決着のときは???と全部好走していますよ
土曜のレース回顧〜正月競馬恒例、恐怖のインベタ京都A
中山11R 中山金杯
◎4.ドリームセーリング
○11.アドマイヤタイシ
▲8.コスモオオゾラ
△9.ジャスタウェイ
×6.タッチミーノット
×10.ダイワマッジョーレ
注15.ヒットザターゲット
カレンチャン、スリープレスナイト、ホエールキャプチャ、トリップ、ベストロケーションなど、クロフネの活躍産駒は母系にハイペリオン的な凝縮を持っていることが多い。そしてそういう配合のクロフネ産駒は父のパワーと母の粘りで走るので、自ずと前々で運んで踏ん張る脚質になる。◎はホエールキャプチャの全兄で、母母エミネントガールのところにはナシュワン×リマンドとハイインロー的スタミナが強いのがポイントで、近親で同父のシゲルスダチやベストクルーズと比較してもこの兄妹の配合は一枚上だ。こちらは男馬のぶん妹よりパワー型で距離適性も長めに出ているが、芝中距離でオープンを張れる血統であることには違いない。前走のように淀みない逃げで後続に脚を使わせて粘りこむレースが合っているし、距離はむしろ1800mより2000mがベターだから、また吉田豊でまた単騎でいけそうなここは狙ってみたい。
京都11R 京都金杯
◎1.ダノンシャーク
○11.サウンドオブハート
▲3.トライアンフマーチ
△5.ダローネガ
△12.ブリッツェン
×2.ショウリュウムーン
×14.エーシンリターンズ
注6.エクスペディション
注16.トーセンレーヴ
◎はディープインパクト×カーリアンだからトーセンレーヴ=ジョワドヴィーヴル兄妹と同じ配合で、このように母系にカーリアンを持つディープ産駒はナスキロ柔さがオンになりやすいので、京都+阪神の外回り[12.8.6.12]内回り[3.3.1.14]とストレッチランナーになりやすい。そしてこういうナスキロ柔いストレッチランナーに乗せて、京都外回りでタメ差しさせたらルメールは達人だ。
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今日は◎は?????で、ビュイックが外に出してしまったミッドナイトクロス(それでも外を回ったなかでは一番伸びていた)以外は、みんなだいたい思ったように乗ってくれましたが、欲をいえばマイネルブルズアイかアドマイヤドバイの頭が欲しかったし、ドリームセーリングの3が欲しかった…
…な、なんという完璧な馬券!(ブルズアイが1着ならね)
中山金杯は上がり11.6-11.6-11.8ですから、ドリームセーリングはちょっと色気を持って逃げてしまったなあ…という感じで、あれなら江田あたりにもっとつついてもらったほうが頑張れたんじゃないかと
でもあそこから3着に届くんですから、地脚はやっぱりジャスタウェイが一番で、東京ならたぶんこの馬が勝ったでしょう
タッチミーノットの配合については何度も書いてきましたが、絵に描いたような「サンデー×ミスプロ×Buckpasser」の黄金配合形で、昨年の勝ち馬フェデラリスト(エンパイアメーカー×ダンスパートナー)を逆さまにしたような配合でもあります
昨年同様1回京都のAコースは恐怖のインベタ馬場で、しかしレッドルーラーやミッドナイトクロスやトーセンレーヴの騎乗をみていると、新参者のビュイックはまだその恐ろしさがあまりわかってなかったような(^ ^;)
トライアンフマーチはイン好位をとりにいったらガツンと引っかかってしまい、岩田は4角まで引っ張りどおしで、あれで58を背負って2着ですからこれも地脚は一枚上
そういうロスがあったのはたしかですが、でもキョウエイマーチの息子ですからちょっと怒らせて走らせたほうがいいのかもしれないし、それそもこの馬は「サンデー×Lyphard×ハイインローの差し馬」というバラ一族的矛盾を抱えた脚質でもあり、常に頭からは買いにくいタイプでもあるのです
10年安田記念では超Hペースの超前崩れを押さえきれない手応えで3番手追走、あれで4着ですから間違いなく強いんですが、でも勝ちきるには一か八か、惨敗も覚悟のうえで追っぱなして、母ちゃんみたいにうなりをあげて行かしちゃったほうがいいのかもしれないと、今日のレースなんか見ているとそんなふうにも思います
ダノンシャークは3代母Toute CyがVal de LoirとPrince Bioとゼダーンですからここはフレンチなグレビオ斬れで、京都外回りでサンデー+ナスキロ+グレビオの柔肉を料理させたら、そりゃやっぱりフレンチの鉄人が一番達者
そして今日も、逃げたAureole(マイネルブルズアイ)は粘りに粘ったけれど、逃げられなかったAureole(ブリッツェン)は伸びきれずで(そりゃ前を抜きたがらない性格なので仕方ない)、二ノ宮先生、次こそ東京か外回りの1800mで逃げまくりましょう!
日曜のボツ予想〜オペラハウスの成功形
初富士は△フルアクセルの前走はHペースの前崩れで直線だけで間に合いましたが根はストレッチランナー、△ステラロッサも同じことを垂水のときに書きました
この人気2頭を機動力で封じるとなると○マイネルグートと▲マイネエポナ、そして◎サクラボールドでしょう
前走は+20キロでノリも直線はあんまり追ってませんでしたが(^ ^;)、夏の連勝時にみせた機動力はオペラハウス+サクラトウコウのイメージで、母系にPrincely GiftとGrey Sovereignという柔らかNasrullahが入るのはサムソンと同じ
中山最終は父父エルコンの○コスモバタフライとSpecial5×4の▲ソルレヴァンテ、内2000mならこのSpecial的機動力が有力ですが、◎オペラダンシングはトーセンクラウンと7/8同血で母はDrone≒Halo3×2、前走はかかり気味に行きすぎたのが敗因でそれを除けば小回り1800mは凡走なし、2000mも魚野川の内容や血統からはOKで、江田も同じ轍は踏まないでしょうから今度はフワッと出して捲るんじゃないかと
そして☆マイネルカーミンも相似配合で体型はブライアンズタイムが強い小回り機動力型で、中山は????で直線不利があったホープフル以外は全部好走、東京と中京の大敗は無視してここは狙いが立ちます
この◎○▲☆をうまいこと絡めて、△ソウルフルヴォイスはまた3着で我慢してもらって…という買い方かな(^ ^;)
京都最終は押し出されて人気になってますが、岩田ならインに寄せてくるでしょうから私も◎タマラマで
母はBold Native≒Mr.Prospector3×2にSecretariatとSeattle Slewを通じるボルキロクロス、Red Ransomというよりミスプロ的ナスキロ的な1400m馬です
ここから1〜3枠はほぼ全押さえの勢いで(^ ^;)
日曜のレース回顧〜3歳の1月、まだまだこれからですよどの馬も
京都11R シンザン記念
◎5.タマモベストプレイ
○9.レッドアリオン
▲4.エールブリーズ
△10.アグネスキズナ
×14.カオスモス
注16.アットウィル
◎はタマモホットプレイ、タマモナイスプレイ、チャームポット、タマモトッププレイの全弟だが上を凌ぐ好素材で、きょうだいのなかでこの馬が一番脚が長く走りにしなやかさがある。タマモホットプレイは04年シンザン記念でグレイトジャーニーの2着だったが、現時点では1600mも守備範囲だと思うし、それよりも外回りに替わるプラスを買いたい。○はリディルの全弟で、確率が高い父母相似配合で、リディルよりも体型に伸びがあり、俊敏さでは劣るがこちらのほうが粘り強さでは上で、距離も1800m前後が合っている。「サンデー×リファール×ハイインロー」の配合形だから前受けでしぶとさを発揮するタイプでもあり、前走のように強気に先行すればここも好勝負。▲はひいらぎ賞は4角でモタついたぶん届かなかったが、フジキセキ×カーリアンでナスキロ柔くストライドを伸ばして走るので京都外回りは合っている。
中山9R 寒竹賞
◎1.マンボネフュー
○5.ハッピーモーメント
△8.ロジキング
△11.ピュアソルジャー
×9.ケンブリッジサン
×12.ヒカルペガサス
注2.オリバーバローズ
○はグルヴェイグと7/8同血で、外に逃げながらもしなやかなストライドで差し切り。先々オープンを張る器なのは間違いないが、グルヴェイグも本格化は古馬になってからだったように、こういう緩さがあるディープは3歳の春はまだ未完成で、内回りではなおさら信用できない。◎は東京マイルでも能力で好走しているが、バゴ×ストームキャットでクロスがヌレイエフ3×3、機動力と粘りで走る中距離馬だから中山内2000mはベスト条件。ここは決める。
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今日はこれからお仕事するので直帰、サラッと回顧だけ書きました
タマモベストプレイはエーシントップの直後を追走して捕まえられなかったのですから、これは今日のところは完敗
ま〜でも、もし私が口ヒゲを蓄えた大馬主で、レースが終わったあとに「出走馬のなかから好きな馬2頭買っていいですよ」といわれたら、やっぱりタマモベストプレイとレッドアリオンを(将来性込みで)買うでしょう
パドックを見ても走りを見ても、この2頭は血統と配合の良さが馬体や走りにちゃんと表現されているし、だから先々どういう馬に完成するのかもおおむね想像がつきます
今日はエーシントップの完成度とスピードの前に完封されてしまいましたが、タマモベストプレイはスワンSを、レッドアリオンは毎日王冠を勝つような未来が、おぼろげにではありますが見えたレースでもありました
レッドアリオンについては、「一口馬主好配合」でピックアップしたときから書いてますが、全兄リディルとはちょっとタイプが違うし、“短めバブルガムフェロー”というイメージで、狙うはスワンSではなく毎日王冠という馬でしょう
だから一言いわせてもらうと、せっかく前走キッパリ逃げてヘミングウェイを振り切って勝ったのに、「サンデー×Lyphard×ハイインロー」らしくガッチリ前受けで勝ったというのに、ここでまた中団差しに戻ってるようでは、未だに迷路から抜け出せないダローネガの悲劇もオーバーラップしてきます
もし先々に毎日王冠をにらむのであれば、とりあえず次は1800mを使って、前で受けるべきだろうと私は思いますよ
アグネスキズナは配合は最高に凝ってますが、体型的にStorm CatがバーンとONになっているだけに、今日のパドックを見ても1600mだとスローじゃないとごまかせないかもしれないなあ…と思ったし、結果この淀みないペースで外を回らされてはごまかしがききませんでしたが、自己条件で1400mなら見直しは当然
マンボネフューは待望の中山で機動力発揮も、蛯名がずっと注文をつけているトモの緩さがまだあって、今日も4角から捲り上げるときの加速は素晴らしいのですが、直線の急坂でモタモタッとするので意外に突き放せないんですよね〜
中山向きの捲り脚質なのにちょっと急坂を苦にするというのが現状で、もっと高いレベルに行けると期待している配合だけに、「春までにもっとパワーアップして欲しいです」というレース後のコメントに私も同感
ハッピーモーメントも馬っぷりはさすがですが、グルヴェイグの3歳時とダブッて見える緩さがやっぱりあって、だからあまりにも想定どおりという3着でしたが、決して期待が萎むような負けではなかったですよ
3歳の1月、まだまだこれからですよどの馬も
先週の雑感・中山編〜ダイレクトキャッチの弟でんねん
この時期の札幌は雪が降って解けて凍って降って解けて凍ってを繰り返して、うちのマンションの前の道路もカチカチで、スープカレーをすすってコンビニで競馬ブック誌を買ったら、「フレンチデピュティ牝馬のノメらない前傾姿勢ピッチ走法」をイメージして、つるつるの歩道をサササッと小走りで帰るのです
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アーネストリーが引退だそうで、血統どおりグラスワンダーとHyperionとBold Rulerが走ってるような馬で、今振り返ればここしかないというところの宝塚を勝ちきったのは大きかった
2011年宝塚記念制覇のアーネストリーが引退、種牡馬入りへ
http://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=71549
ま〜種牡馬としてはサンデーとミスプロを入れてナスキロをクロスして、ようするに柔らかくする方向が確率としては高いんでしょうが、私としてはデインヒルやサドラーもってきたりテーストをクロスしたりで宝塚三代制覇硬肉パワーランナーが出るのを楽しみにしているし、ダイナチャイナ≒Storm Catで阪神Cを突進するような馬も、ブライアンズタイムの力を借りたダートの鬼も見てみたいです
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メイショウサムソン産駒の中央初勝利となったイルミナティは、母父がフジキセキなのでDrone≒Halo5×4、そして母系にNever Bendが入るのでBold Reason≒Never Bend5×4
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2010102105/
サムソンは父のスタミナと母の柔らかさで走った中距離馬で、ここまで出走した産駒をみるとやっぱり速い動きができないのが弱点で、そして速く動けるようにするにはHalo的無駄なさとBold Reason的パワーをクロスするのがとりあえず有効と考えられ(LyphardやPrincely Giftをクロスしても動きは速くならないでしょう)、私が「一口馬主好配合ピックアップ」やキャロット会報で推したオクターブユニゾンは母父サンデーでDrone≒Halo5×3、そしてBold Reason≒Francis S.5×4です
寒竹賞の4角ではマンボネフューのすぐ後ろにハッピーモーメントがいたんですが、そこから直線半ばでまでの間に2馬身馬身以上マンボが突き放して、しかしゴール前ではハッピーが4角と同じぐらいのところまでまた詰めていて、この2頭の脚質とかスピードの乗りの違いが面白かったです
現状の力関係でいうと、中山2000mなら何回やってもマンボが◎で、東京2000mなら何回やってもハッピーが◎ですね私は
ピュアソルジャーは何度も書いてきたように中山では東京よりパフォーマンスが1〜2馬身落ちると私は思っていて、だから東京2000mなら印は◎ハッピー○ピュアと振るでしょうが、そのピュアをモノサシにするとレッドレイヴンあたりにはまだまだ及ばない…というレースレベルではありました
初富士は中山1800mじゃたぶん届かないよと書いたステラロッサにアッサリ勝たれては手も足も出ずでしたが、この馬体型は明らかにStorm Catが強いし、3/4兄のダイレクトキャッチ(父スペシャルウィーク)は共同通信杯2着、母レッドキャットはStorm CatにSharpen Upで、産駒5頭の距離別成績は1600m[3.2.4.14]1800m[5.8.4.17]2000m[3.2.1.12]
この馬も戦績を振り返ってみるとスプリングS3着とメイS2着がベストパフォで、そうか1800mが一番斬れるのかと
先週の雑感・京都編〜インベタ馬場はフレンチの鉄人におまかせ
先ほど「望田潤の2歳勝ち馬評価」先週分を更新しました〜(2頭)
正月の京都Aコースは昨年に匹敵するほどの恐怖のインベタ馬場で、たとえば土日の芝10鞍で逃げた馬は[2.3.2.3]、複回値528
そして2回京都からBコースなのも昨年といっしょで、昨年はケンブリッジエルとかルナキッズとか、マイネルロガールとかデンコウジュピターとかタガノエルシコとか、1回京都で外を回らされた差し馬が2回京都で片っぱしから届きましたから、そういう馬を一頭でも多く見つけてあたためておきましょう
そんなインベタ馬場で[2.1.0.4]だったルメールは、だいたい4角回るまではラチ沿いか2列目にいて、そこから最内が開くとみれば最内へ、開かないとみれば斜めに外に持ち出すジャッジがノーミスで、外は回らないし渋滞にも巻き込まれないして、馬券を買う側としてはやっぱり安心感があります
昨年も1回京都で何日か騎乗していたので調べてみると、芝は15鞍騎乗して[2.1.2.10]、それを枠順別にみると1〜4枠[2.1.1.3]、5〜8枠[0.0.1.7]、インに潜り込めれば、そして抜け出す脚があれば、何とかしてくれる男です
土曜6Rで惜敗のミニョネットはトリップの全妹でバトードールと同血ですからダート向き血統というべきですが、カレンチャンやホエールキャプチャなどと同じ「クロフネ×Hyperionの凝縮」の成功形の牝馬ですから、芝マイルでおろすということは案外芝適性があるのかな?と思ってみてましたが、サイレントディールみたいに1800mあたりで芝ダ兼用というタイプでしょう
『堺Sのバトードールは手の合うウィリアムスとのコンビ復活で、持ち味を活かした先行粘りでガッチリ2着。クロフネはHyperion血脈が強い牝馬との配合が成功しやすく、フェアリードール(Hyperion5・5×5・6・6・7)の牝系との組み合わせでは、母ビスクドールのバトードールとレースドール、母ビーポジティブのトリップとシルバーフォックスとハズレなしで、この4頭で[8.12.4.22]1億7千万円余りを稼いでいるが、トリップの全妹ミニョネットもデビューが近いようで楽しみだ』(キャロットクラブ会報「エクリプス」1月号 真冬の血統屋日記〜「クロフネ×フェアリードール」にハズレなし)
福寿草は逃げ切ったテイエムダイパワーをはじめ上位入線馬はほとんどインベタな立ち回りで流れ込んだなか、4着レッドルーラーだけは少し外を回らされたぶん差し届かずという感じで、まあ予想コメントで書いたようにMill Reef的な斬れで追い込む馬で小回り向きでもないですから、たとえば同じメンバーで外2200mでやったら、よほどのインベタ馬場でないかぎりこれが◎です
ところで先週の岩田は、エーシンハクリューをひと捲りで勝たせたり、トライアンフマーチやネオウィズダムではガツンと引っかかるほど出して行ったり、おそらく超インベタ馬場を頭においての騎乗だったのでしょうが、今年の俺は引っかかるのを恐れんぞ〜、勝負しにいくぞ〜という気概はやけに感じられました
日曜3Rメイショウロフウは時計と勝ちっぷりはなかなかのもので、ゴールドアリュール×Gulch×ディアブロ全妹でHalo3×4、体型はミスプロで脚捌きはHalo、力馬というよりはスピード馬というタイプで、いかにも軽いダ1400mがベストという感じ
デュランダル×エンドスウィープ×ディアブロのデュアルスウォードを思い起こす配合でもありますね〜
マンハッタンカフェ×スキッフルの「緊張と緩和」
愛オークス馬Shoot a Lineは、父がHyperion系のHigh Line、母がNearco3×3のDeath Rayという組み合わせで、そこにStorm Bird→Gulch、Storm Bird→オジジアンと、2世代続けて米血が配され、つまりShoot a Lineの重厚な欧血を1/4異系的に使った「3/4米,1/4欧」の配合形とすることで、サンダーガルチとバトルラインは生み出されました
http://db.netkeiba.com/horse/ped/000a00035c/
そしてShoot a LineにNureyevが配されてHyperion4・5×5、Nearco4×5・5としたのがザスキートで、そこにトニービンが配されたスキッフルは
Hyperion4・6・6×5・6・6
Severn BridgeとSpecialを通じる、Hyperion,Nasrullah,Fair Trialの組み合わせクロス
Grey Sovereign≒ニンバスの3/4兄弟クロス5×5
Chanteur5×5
Precipitation≒Coronach5×7
Double Life6×6
と、欧血で塗り固めた強力な父母相似配合になりました
http://db.netkeiba.com/horse/ped/1998101681/
サンダーガルチやバトルラインとは真逆の方向で、Shoot a Lineに2世代欧血を執拗に重ね続けてきたわけで、ここまでやればネタ振りはOK、次はこの極限までの緊張を緩和させる段階でしょう
フラガラッハの場合は、父デュランダルの母サワヤカプリンセスがHyperion4・5×5・6・6、Nearco4×5・5ですから、血統表の3/4=サワヤカプリンセスとスキッフルをHyperionとNearcoで塗り固めてそれをNorthern Dancerのクロスでまとめ、父父サンデーサイレンスの米血が1/4異系という配合形で、これはスキッフルの仔をとる場合、一つやってみたい配合パターンといえます
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2007103033/
イリュミナンスの場合は、同じサンデー系でもHyperionやNearcoの強いクロスを自身も母も持たず、サンデー×Law Societyで「3/4米,1/4欧」の配合形、自身はHalo≒Boldnesian2×4、牝系はドイツの名門と、よりHyperionやNearcoに対してアウトなマンハッタンカフェが父で、つまり緊張と緩和のメリハリという点ではこちらが上
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2010104429/
ジャングルポケット×マンハッタンカフェ全妹のアプリコットフィズを逆さまにしたような配合でもありますが、ジャングルポケットの大物産駒もHyperionについてはアウトな牝馬から生まれています
イリュミナンスもアプリコちゃんも、血統表の1/2をHyperionで塗り固めているのは、繁殖牝馬として大きな強みになるでしょう
外マイルの上がり10.7-11.5を抜け出して5馬身圧勝…と書くとブエナビスタのような斬れ味のイメージですが、追ってビュンと斬れた感じではなくてそんなにストライドは伸びないし体質も適度に硬めで、そしてとにかく牝馬とは思えないほど走りに頑健さがあって、こういう頑健なトニービンの牝馬がいたよなあ…と、そうそうノースフライトのデビュー戦がこんな感じやったかも
柳の下のタキオン×マズル
年末から「パーフェクト種牡馬辞典」の原稿をボチボチ進めていて、ヒマをみては明け2歳の血統表とにらめっこが続く今日この頃ですが、ホワイトマズルの2歳、社台ファーム産の9頭は全て母がサンデー持ちで、しかもアグネスタキオン肌が4頭もいるというのは、ふ〜むこれは明らかに狙ってますな〜(・∀・)
ちなみにアグネスタキオン×ホワイトマズルは中央でエミーズスマイル(アネモネS)、シュガーヴァイン(3勝)、ハッピーダイアリー(3勝)、チェレンコフ(道営認定勝ち)の4頭が出走し、チェレンコフ以外の3頭は準オープン以上に出世していますが、そういえばこの4頭は全て社台ファーム産でした
スワンキーポーチの11なんてニヤニヤしてしまう配合で、眠れない人は金麦でも片手に見てみてください
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011104283/
私は今日は梅酒にしようかな〜
アグネスフライト×ホワイトマズル
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/ede2983408e2bce4337219f647c1484e
アグネスタキオン×ホワイトマズル(旧栗山ブログ)
http://blog.keibaoh.com/kuriyama/2010/01/post-33fe-1.html
緊張→緩和がトップガン産駒のセオリー
ムスカテールの母母ジェドゥーザムールは愛ダービーのWinged Love、札幌記念のダイワカーリアン、東スポ杯のアドマイヤビッグなどを産んだ名繁殖で、Top Ville×RelianceでクロスがTantieme4×3、High TopにCharlottesvilleにBotticelliにTicinoと、欧州各国のアウトサイダー血脈を集めたような血統
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2008103165/
そこにサンデーが配されたシェリールはアドマイヤビッグの全姉にあたり、自身も4勝した活躍馬でしたが、サンデーとジェドゥーザムールの間にはNearcoやHyperionの薄いクロスぐらいしか生じないので、いわゆるアウトブリード、緊張と緩和のリズムでいうと緩和の状態にある配合といえます
だからシェリールには緊張状態の、クロスがうるさいぐらいの種牡馬をもってくるのが方向性としては正しく、父キングカメハメハ(Northern Dancer4×4・6)のアヴェカムールは9戦2勝、父ジャングルポケット(Hyperion4・6・6×6・6・7・7・7・8)のプールマシェールは1戦1勝、新馬勝ち後長期休養に入ってしまいましたが能力を感じさせる馬です
マヤノトップガンはFlower Bowl≒Aureoleというブライアンズタイムの必殺技を使った川上悦男さんの会心作で、他にもなかなかクロスがうるさくて
Nasrullah≒Royal Charger5・5×4
Flower Bowl≒My Host4×4
Flower Bowl≒Aureole4×5
だから種牡馬としてはわりと緩和状態の牝馬との配合に向いていて、プリサイスマシーンとかキングトップガンとかホッコーパドゥシャとかマヤノライジンとかトップガンジョーとかハロースピードとか、自身は強いクロスを持たず、パーソロンやザラズーストラやPanやDamascusといったアウトサイダーな血を引いている牝馬との配合に成功例が多いのです
ムスカテールの配合においては、Red God≒Halo4×3とかHail to Reason4×4とかはわりとどうでもよくて、Tantieme4×3でNorthern DancerもTurn-toもMr.ProspectorもNasrullahも持たないジェドゥーザムールに、サンデーサイレンス、マヤノトップガンが配されてきたという、この緊張と緩和の3話完結ドラマで語られるべきでしょう
トップガン産駒らしく古馬になってついに本格化か…という最近の充実ぶりですが、実はまだ明けて5歳、この配合ならば7〜8歳あたりにピークがきてもまったく驚けないだけに(^ ^;)、馬券的には長くいいお付き合いをしたいもんです
「サラブレ」2月号「オルフェーヴル ジェンティルドンナ 本当に強いのはどっちだ!?」
明日12日発売「サラブレ」2月号の特集「オルフェーヴル ジェンティルドンナ 本当に強いのはどっちだ!?」のなかで、「馬体と血統の双方から読み解く 牡牝三冠馬のベスト条件」と題して、鈴木由紀子さんが馬体から、私が血統からあれこれ書いてます
ロンシャン芝2400m、メイダンAW2000m、京都芝1600mなど8つのコースにおいて、2頭が一緒に走ったらどちらが先着するか…というシミュレーションもやらされたのですが、なんと7つのコースで二人の見解が一致したのは面白かったです
「サラブレ」2月号「オルフェーヴル ジェンティルドンナ 本当に強いのはどっちだ!?」
http://www.enterbrain.co.jp/sarabure/
土曜のボツ予想〜マックイーンのようなしなやかさ
初咲はこのボツ予想コーナー常連の◎シャドウパーティー(^ ^;)
Allegrettaの独アウトサイダー血脈とPark Expressの仏アウトサイダー血脈の取り込み方・効かせ方が最高な配合で、KingmamboにもGreen Desertにもウォーニングにも似ていない体型と体質、異系血脈特有のメジロマックイーンのようなしなやかさ、いつかオープン入りする馬だと言い続けてきたし、先々どういうタイプに完成するのか、ちょっと運がなくてトントン拍子にはきてないですが期待は膨らむばかりです
中舘さん逃げ、大知好位、引っかかるショウナンバーズ、中山2200mらしいダラッとした持続戦想定で、となるとマイネルシュライはStorm Catなのでほんとにスタミナあるのか?という疑念が戦績からもあるし、セコンドピアットは東京向きなので相手は1,2,6,9,11でいきますか
寿はミルドリームはセイクリッドバレーとニアリーな馬で角居厩舎の柔らかストレッチランナー、内2000mでインに潜り込んで差すような芸当ができるとは思えず、プレミアムブルーは前走の楽勝でタイキシャトルが強いマイラー寄りの馬なんだと再認識
では○アナバティックの直後から、インを狙える機動力がある馬は…となると◎アンコイルドと▲トラストワン、☆ジェントルマンはちょっと外を引いてしまっただけに微妙な扱いに
アンコイルドはGiant's Causewayにナスキロだから東京向きだろうと書いてきましたが、ここ2走を見ているとそんなことはなくてむしろ機動力型で(^ ^;)、ま〜エイシンアポロンと似た配合だし、私はアポロンは渋った中山1800m最強だと今でも思ってますから、ちょっとズブいアポロンというようなイメージでいいのかと
△ハワイアンウインドは陣営は急仕上げと泣いてますが、内回り向きの差しなので一応押さえます
中山最終は時間がなくてサラッと見ただけですが、この人気ならリルバイリルから買っちゃいそうな
土曜のレース回顧〜ノシノシとスケールは見せた
中山11R フェアリーS
◎7.イリュミナンス
○14.サンブルエミューズ
▲15.スズノネイロ
◎はフラガラッハの3/4妹で、近親にサンダーガルチやバトルラインがおり、3代母シュートアラインは愛オークス馬。この重厚な欧州牝系にトニービンとヌレイエフが配された母スキッフルは、ハイペリオン4・6・6×5・6・6など強力な父母相似配合になっていて、そこにマンハッタンカフェをもってきた緊張と緩和のリズムが絶妙な配合だ。ジャングルポケット×マンハッタンカフェ全妹のアプリコットフィズを逆さまにしたような配合形でもあるが、こちらのほうが心身ともに逞しさを感じる。体質は硬めでストライドは伸びないが、頑健さと粘り強さを感じさせる走りは実にハイペリオン的で、ノースフライトやダイワスカーレットのように前でガッチリ受けて踏ん張りとおす男勝りのレースができる牝馬で、中山でも好位抜け出しでねじ伏せてしまいそうだ。相手は絞れば○▲2頭でいいだろう。
京都9R 白梅賞
◎3.ディープサウス
○8.ガムザッティ
▲4.プリムラブルガリス
△10.コパノリチャード
×1.ディープウェーブ
×16.アーマークラッド
注2.メイショウオオゼキ
注5.エーシンショーモン
超インベタ馬場の内マイル戦。先行かイン差しから入るのがセオリーで、ここは◎でいってみたい。母は米ナッソーS(G2・芝8.5F)勝ち馬でセクレタリアト≒サーゲイロード3×4だが、「ウォーアドミラルとラトロワンヌ」やインリアリティやダマスカスなどパワーの血も豊富で、こういうパワー型マイラーを母とするディープ産駒は完成が早いし動きが機敏で小回りもきく。イン差しでいけるとみた。▲は千両賞で◎にしたほどで500万下なら能力上位だと思うが、揉まれ弱さがあるだけに内枠で行ききれなかったときが問題。
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中山マイルのフェアリーSはスローかハイか極端なペースになることが多いのですが、今年は1000m通過が59.7ですから、昨年(60.3)に近いスローで上がりが11.5-11.3-12.2、終わってみれば行った行った行ったの決着でした
サンブルエミューズは出していったぶんだけまたちょっと噛んでしまい、ちょっと噛んでしまったぶんだけ3着になってしまったという感じでしたが、でも逃げ馬が勝ったわけですから岩田の判断は間違いではなかったし、ダイワメジャー産駒ですから中山マイルのここは勝負を賭けるところでもあります
京都金杯のトライアンフマーチもですが、勝つためには引っかかることを恐れず出していくんだという勇気を、達者な外国人騎手と渡り合うには出していって勝ちきらなければならないのだ…という勇気を最近の岩田には感じるし、だからこの3着は、馬券を買った人も会員さんもまあ納得ではないですか
イリュミナンスはトリッキーなコースと揉まれる競馬に戸惑った感じで道中の手応えは一息、それでも直線半ばからはHyperion的にジワジワノシノシと一番いい脚色で詰めていて、まあアプリコちゃんやアドマイヤセプターとニアリーな負け方といってしまえばそれまでですが、スケールの大きさはみせたんじゃないかと
そしてこの馬の最大の長所は、Hペースの持続戦を4角先頭でもジワジワノシノシと上がれる点にあると思うし、だから“底力のあるテイエムオーロラ”みたいな馬に完成すればいいな〜と思ってるし、たぶん完成するでしょう
クラウンロゼはロサード×ヒシアケボノでLyphard3×5、“バラ一族の王子”ロサードは差し追い込みで惜敗を重ねた馬で、しかし産駒はアンヴェイルとかメスナーとか逃げ馬が活躍するのは面白いですが、メスナーはLyphard3×4で母父父がMr.Prospector×BuckpasserのMiswakiですから配合パターンも似ています
“聞き分けのいいメスナー”が絶妙なペース配分で逃げ切りを決めたフェアリーSでしたが、それにしてもこの血統どこかで見たことあるな〜と思ったら、母のヒシアスカってこれ競馬通信時代にPOG本で推奨した馬で(^ ^;)、中央で4勝して、たしかヒシアケボノ産駒では出世頭なはずですよ〜
今日は寿Sが熱かったというか、3単はアンコイルド→トラストワン→内枠は全部あったんで、1950mぐらいまではうおお〜2枠どっちでもエエんじゃあああ〜とうなってたんですが、あそこからイトーコーが届くとは…
サッカーボーイ血脈がスタミナを競う迎春S
今日は両メインと迎春ぐらいで、最終の芝1200m二つはこれからちょっと考えます
◎フェデラルホールはノーザンテーストのクロスにAlycidonとDetermineとガーサントのMolly Desmondを合わせた「ステイゴールド黄金配合」で、折り合いがつきすぎるぐらいの気性と無駄肉のない体質でトボトボと燃費良く走りつづけるステイヤー
ステイヤーすぎて爆発力に乏しく、バーンと弾ける脚が皆無なのが菊での敗因だと思ってて(トウカリトリックが春天ではこないような)、だからベストは中山3600mやと思ってますが、そういうタイプだけに陣営が完調ではないという状態でポン駆けがきくのかどうかに一抹の不安がなくはないのですが、まあ無駄肉がつく体質ではないし息さえ保てば…
○マイネルマークもマイネルキッツの下で母タカラカンナが異系血脈だらけのスッカスカ配合でサッカーボーイのスタミナと異系血脈のタフさや柔さを伝える名繁殖で、これもロージズインメイながらステイヤーに近い馬やと書いてきました
△マイネルメダリストもステゴ×アサティスでスタミナはあるんですが、Topsiderに入るナスキロ血脈がちょっと割り引き
サトノシュレンも母父がChief's Crownの柔らかさを全く伝えなかったエルハーブでそれがステゴの相手としてはよかったわけですが、この母の硬さはFair TrialやCrafty AdmiralのクロスによるDanzig的硬さで、そこにFlower Bowlも引くデインヒルと比べると配合は落ちます
ステイゴールドが地味なパワー血統の牝馬との配合で成功するのは、裏を返すとHaloをクロスしたりナスキロやミスプロをもってきたりという配合がイマイチ成功しないからで、それはなぜかというとステゴをこれ以上柔らかくする必要はあまりなくて、柔らかくするとステゴの唯一最大の弱点である小柄で非力な面がONになりやすいからでしょう
たとえばStorm CatとかCaerleonとかSeattle SlewとかMachiavellianなんかが母系に入ると体質が柔らかくなることが多く、それはプラスにはたらくことのほうが多いのですが、ステゴ産駒の場合はむしろマイナスである…と
ヒマな呼び込み「ステゴはんステゴはん、ちょっと遊んでいきまへんか? 今やったらイイ子いますよ〜、グラマーで早熟なStorm Cat娘、スレンダーで斬れ味抜群Caerleon娘、スラリと手足の長いA.P.Indy娘、ヨリドリミドリですわ」
ヒマなステゴ「すまんなあ…ワシそういう柔らかい牝馬は苦手なんや、それより腹筋割れてるデインヒル娘はおらんか?」
日曜ボツ予想〜メモリアルイヤー再び
中山最終は◎アルベルトバローズ
前走は直線でビッシリ前がカベで何もできませんでしたが、ルリニガナの弟で揉まれ弱かった馬が、馬群の真っただ中でも下がらずに最後まで走る気を維持していました
今なら前々走のように好位インで馬群を割る競馬ができるはずで、▲オコレマルーナは前走も書いたようにスプリンターではないと思うのでこちらから
京都最終は◎キャプテンサクラ
バクシンオー×スキーキャプテンでノーザンテースト≒Storm Bird3×3ですが、何といっても33.0-44.4で逃げつぶれたシンガポールターフクラブが速く、どれぐらい速いかというと昨夏の札幌1200mでは二番目に速く、開幕週でメモリアルイヤーとゲットフルマークスがビッシリ競り合った札幌日刊スポーツ杯(32.9-44.4)に匹敵する速さ
このときのメモリアルイヤーはさすがに直線一杯で11着に沈みましたが走破タイムは1.09.0、キャプテンサクラは12着で1.09.5、つまり同じぐらいのラップで逃げてコンマ4秒だけバテた…という単純比較は成立しないでしょうが、いずれにしても今の京都でこの出脚は魅力で、穴人気になるのも仕方なし(^ ^;)
そうだメモリアルイヤーといえば、昨年1京の伏見で◎の期待に応えてくれたのを思い出しました
キンカメ×Storm Catのロードカナロア配合で、内枠を引いた○メイショウツガルにくっつけて買ってみます〜
日曜のレース回顧〜超インベタ馬場はつづくよ、どこまでも…
京都11R 日経新春杯
◎1.ムスカテール
○6.サトノパンサー
△2.カポーティスター
×4.メイショウカンパク
注14.ダコール
ホッコーガンバは阪神2400mで63秒で逃げたことがあり、これの単騎ならスローだろう。◎はAR共和国杯でも◎にしたが、母母ジェドゥーザムールが欧アウトサイダー血脈の塊で、マヤノトップガン産駒としては最も成功しやすい配合形をしていて、トップガンの男馬はたいてい晩成で息が長いから、近走の好内容は素直に本格化と認めたい。今の京都でスロー想定だと外差しは間に合わないとみて、斬れ味があって内々で立ち回れそうな差し馬を相手にとった。○は東京や外回りの2000m以上ではずっと重い印を打ってきたが、ここも前が開けば面白い。
中山11R ニューイヤーS
◎14.フレールジャック
○11.オメガハートランド
▲7.ネオサクセス
△6.オセアニアボス
△15.オウケンサクラ
×4.シルクアーネスト
×8.ミトラ
注3.コスモセンサー
注5.ダノンプログラマー
フレールジャックはラジオNIKKEI賞で◎にしたし、オメガハートランドはフラワーCとフェアリーSで◎したように、どちらも東京より中山向きの機動力型だと書いてきた。フレールは最近かかり気味に行って外回りの長い直線で伸びあぐねているが、ここは先行勢が手薄だし、好位で折り合えば捲りで決めるだろう。
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今日は馬連や3連複はあれこれ引っかかったんですが、とにかく◎が2着ばかりで…
私は3連単は「◎が勝ったときのご褒美的」な感じで100円券でちょっと買い足す程度なので、◎は必ず1着にしかマークしないのでこんな買い方になるのです
◎アルベルトバローズが勝つとしたらイン番手抜け出しですから、その直後に道ができるのは確実でそこを突けそうな内枠の機動力ある馬は…と読むとコスモドロスが浮かびあがってきたんですよね〜
京都最終は「うぎゃあ〜!ここでESP発動かい!」とズッコケてしまいましたが、なぜ今朝キャプテンサクラのラップの話をしたかというと、この超インベタ馬場なのに逃げそうなのがキャプテンとラディアーレの両バクシンオーしか見当たらなかったからで、両者のラップをチェックした結果、これはどうみてもキャプテンのほうが速いんじゃないかという結論に達したのですが、終わってみれば“メモリアルイヤー再び”はラディアーレのほうでした(^ ^;)
その超インベタAコースで、日経新春杯は2→1→3の準に入線
カポーティスターは青葉賞で◎にしたぐらいですから52キロで好位インなら勝たれてもまったく驚けないですが、惜しかったのは4角で我慢できずに外に出してしまったカルドブレッサで、詰まるのを覚悟であのままインを突いていたら、カポーティとムスカが同じ脚で伸び続けただけにその後ろにスペースがあったんですよね〜
フレールジャックは外回りでかかり気味に行くと直線半ばで一杯になってしまうんですが、中山だと勢いよく捲って伸びきったところがちょうどゴールで、中山1600〜1800mでG3級のメンバーならばいつでも◎が打てる馬です
フェデラルホールはまあ完調じゃなかったかもですが、もともとビュンと斬れる脚もバーンと弾ける脚もないので、これぐらいのメンバーでスローになると、スタミナ勝負にならないとあんなもんかもしれませんよ(マイネルマークにも同じことが言える)
しかしジョヴァンニやソロルのダートでの力強い勝ちっぷりをみると、Miesqueやニキーヤが伝えるNureyev的パワーはやっぱりすごいなあ…と、そしてNureyevといえばディープブリランテやヴィルシーナやフレールジャックやピクシープリンセスの母系にも入りますが、つづきはNETKEIBAの予想で(^ ^;)
月曜の予報は中山は朝から強い雨、京都は弱い雨が降り続くという予報で、中山は不良も十分ありえそう
ちなみに昨年の1京Aコースは6日目に重になったんですが、芝レースの勝ち馬はレッドブレイゾン、カレンブラックヒル、ゼロス、ティアップゴールド、全部逃げ切りだったぜシェキナベイベー
月曜のボツ予想〜Tejano Runのラトロパワー
中山は予報より雪になるのが早い感じで、4Rをみるとレースが続行できるかどうか心配な状況になってきましたね…
サンライズはシゲルアセロラ中舘、メモリアルイヤー石橋脩なら黙っててもHペース、ノリの◎ビキニブロンドがキッチリ届くでしょう
ソニンクの牝系はNureyevのFair Trialクロスですからパワーと粘りが身上で急坂や道悪は概ねプラス
相手もNureyev絡みということでKingmambo≒Candarli2×2、時計がかからないと間に合わないパワースプリンターの○ジャーエスペランサで
中山最終は◎ディオベルタ
未勝利勝ちが不良の中山2000m、母父Tejano Runは日本ではレディアルバローザ&キャトルフィーユ姉妹とディオベルタの3頭しか出走しておらず、芝重不良はキャトルフィーユのフラワーC?、レディアルバローザの中山牝馬?三宮?、そしてディオベルタの未勝利勝ちと[3.0.0.1]
この3頭の体型体質走法、前捌きのラトロ硬さなんかがほんとにソックリで、Tejano RunはCaroの系統でケンタッキーダービー2着ですが、Keep a Secret(Bimelech≒Belle Histoire2×4)とUncommitted(Busanda≒Better Self2×2)のラトロパワーを強く主張する血なのでしょう
○ロジサンデーはダイワメジャー産駒ですが小回り1800mは忙しいというレースぶりですから距離延長歓迎で道悪もOK、母母マイネキャロルにGraustark=His Majesty3×3のスタミナがあって、3/4兄のデスペラードはネオユニヴァース産駒ながらステイヤー、マイネルナタリスもアドマイヤマックス産駒ながら1800mあたりを得意としています
逢坂山は◎イイデステップ
母が「Round TableとNasrullah」の組み合わせクロスで自身はNijinskyのクロス、オースミロッチ的走法は京都外回りがピッタリ、超インベタ馬場で内枠のルメールという最強データ、前走は番手で我慢したしハナには拘らないでしょう
○ショウナンカンムリはNijinsky的体型がONになっているので、ダイワメジャー産駒ながら外回り???????と京都新聞6着以外はオール好走
◎がインから抜け出すとしたら、その直後に道ができるのでそこを突けそうなのはというと、ドリームトレインは怖がりで馬群を割って伸びる感じはしないので、△ヒラボクビクトリーか△マイファーストラヴですか
淀短は人気ですが◎シュプリームギフトで
Tom RolfeやNureyevのパワーがONになったスプリンターで馬場が渋るのは歓迎、△サドンストームもGreen Desertですから渋ってもOKですが、行けないだけにこの外枠は厳しい…
月曜のレース回顧〜コートアウトの娘、モノが違う大外一気
京都10R 紅梅S
◎12.レッドオーヴァル
○16.ハイマウンテン
▲6.オツウ
△1.ジェネロシティー
△9.サウンドアドバイス
×7.ケイアイウィルゴー
×13.コズミックショア
注2.ビリオネア
注14.セトノフラッパー
ここは難解。◎▲の素質がオープン級なのは疑いないが、馬場が渋ってどうなのか、インベタ馬場で内に潜り込めるのか、1400mは忙しいんじゃなかろうか、重箱の隅をつつけばあれこれ出てくる。でもまあルメールなら最善を尽くすだろうし、京都は泥んこ馬場にまではならないだろうということで、いかにも1400mベストの◎から入りたい。ハイマウンテンの勝った平場500万の1〜3着馬は距離延長はプラスだしそれぞれ狙いは立つ。
中山11R 京成杯
◎1.リグヴェーダ
○11.ラウンドワールド
△7.マイネルマエストロ
×3.フラムドグロワール
×9.マイネルストラーノ
注5.アクションスター
注10.フェイムゲーム
◎はゴールドアリュールやゴールスキーの3/4弟で、ディープにヌレイエフとニジンスキーとヴェイグリーノーブルとナスキロが入った本格的な中距離配合。デビュー戦も斬れたというよりは重厚に持続力で抜け出してきた感じで、先々は大きなところを狙えそうな馬だが、完成するのは秋か、もっと先ではないかとも書いてきた。ただ月曜の中山はかなり降る予報で、道悪で持続力とパワーの勝負になれば、器の大きさで何とかなるのではないか…という結論でいきたい。ちなみに母系にヌレイエフを引くディープ産駒には、ディープブリランテ、ヴィルシーナ、フレールジャック、ピクシープリンセスといった道悪好走馬がいる。○はわりとトニービンが強い体型走法だから道悪はこなすだろう。マエストロはキュアザブルースの力馬っぽさが出た走りがあまり好きではないが、そのぶん道悪は鬼だと思う。
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この3日間の京都芝で外を回って差し切ったのはこの馬だけ、通ったところを考えればレッドオーヴァルの素質がやっぱり抜けてました
今日の内容ならば、少なくとも京都外1400mでやれば、JF組にもフェアリー組にも負けないんじゃないかと
血統については、「血統屋」の「2歳勝ち馬評価」より抜粋します
レッドオーヴァル(牝 栗東・安田隆)
ディープインパクト×コートアウト(Smart Strike)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2010103743/
ストロングリターンやダイワマックワンの半妹で、母コートアウトはSmartaire4×3の牝馬クロスを持つ名繁殖。ミスプロ的な柔らかく素軽い好マイラーに出ましたが、一方でGulf Stream≒Heliopolis、Hillary≒Track Medal、そしてBurghclere≒Aureoleと、父母が持つHyperion血脈の要所をシッカリおさえているのが好感。オープン級のマイラーでしょう。
A:芝ダ1400〜1800m
ちなみにこれは「一口馬主好配合馬ピックアップ」栗山さんのピックアップ馬で、昨日はロードクルセイダーがダートで2連勝、フェアリーのサンブルエミューズは惜敗でしたが、昇級しても頑張ってます(・∀・)
G1阪神JFをローブティサージュが制覇!先週はレッドオーヴァルとロードクルセイダーが2勝目!
明け3歳世代は45頭出走で17頭勝ち上がり!平均獲得賞金766万円!
ローブティサージュ(父ウォーエンブレム)、サンブルエミューズ(父ダイワメジャー)、レッドオーヴァル(父ディープインパクト)、ディアマイベイビー(父ディープインパクト)、ホワイトフリート(父クロフネ)、ロードクルセイダー(父フジキセキ)、レッドセシリア(父ハーツクライ)、ロードシュプリーム(父ロードアルティマ)、マイネルブルズアイ(父アルデバラン)、ディアデラマドレ(父キングカメハメハ)、ドリームハヤテ(父メイショウボーラー)、ハドソンシチー(父マンハッタンカフェ)、パーフェクトスコア(父ブライアンズタイム)、ブルーボンボヤージ(父Medaglia d'Oro)、マイネルクレイズ(父ダンスインザダーク)、マジェスティハーツ(父ハーツクライ)、レッドアリオン(父アグネスタキオン)と、ピックアップ馬が続々勝ち上がる!
現在ウイン(一次、二次)、キャロット、グリーン、シルク、タイキ、ターファイト、ノルマンディー、ラフィアン(一次、二次)、ロード、ローレル、東サラの募集馬をピックアップ中!
栗山求・望田潤の「一口馬主好配合馬ピックアップ2012」
http://miesque.com/c00009.html
オツウは前走もそうですがエンジンがかかったのがあと1Fからで、これはやっぱり1800mは欲しいです…
逢坂山はインプレッシヴデイさえいなければヨッシャヨッシャやったんですが、ユタカやから許します…
せっかく予想したので京成杯も載せておきますが、仮に良だとリグヴェーダの◎は自信度半減…というか他に替えるかも(^ ^;)
久しぶりにステイゴールドの走る姿をみて
「(生後6か月の娘が)自転車をするかどうかはともかく、何でもいいからスポーツには取り組んでほしいですね。その中でどんな適性があるかを、バッチリ私が判断したいと思っています(笑)」
「やはり私は持久力系、旦那(競輪の桜川雅彦)はスプリント系ですから、どちらの血を受け継いでいるのか、筋肉の質なども見てみる必要があるでしょうね」
どちらがONになってるか…という話ですな(^ ^;)
「この人と飲みたい : 千葉真子<前編>」
http://www.ninomiyasports.com/sc/modules/bulletin/article.php?storyid=4689
抜群のパワーと瞬発力を誇る室伏広治ですが、マラソンなどの長距離走は苦手で、学校のマラソン大会ではほとんどビリで、父重信氏は「お前は速筋比率が高いから、そういうのには向いていない」(wikipedia)
そうか室伏広治は速筋×速筋でした
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GCにチャンネルをあわせると「ターフからの贈り物 ステイゴールド」をやってましたが、改めてみてもほんとに男馬にしては華奢で筋肉量が少なく、特にトモの蹴っぱりが弱いというか、あんまり地面をギュッとつかんで走れてないんですよね〜
以前「サラブレ」にも書きましたが、競走馬ステイゴールドの本質とは、平坦の長丁場に向いた晩成のステイヤー寄り中距離馬で、全勝ち鞍がノン急坂コース、円熟の7歳時は京都外2400mは実質2戦2勝(日経新春杯と京都大賞典)で、失格にはなりましたがオペラオーにも勝っているし、だから平坦なドバイや香港の2400mならばファンタスティックライトを差しても不思議はなかったのだなあ…と
産駒はその非力さを補うべくノーザンテーストを増幅することで大成功しているわけですが、オルフェーヴル兄弟もゴールドシップも、テーストの頑健さがONになっているからこそ、父が一度も勝ったことがない中山や阪神の大レースを勝ちまくっているわけです
ノーザンテーストの頑健さがもっとONになっていれば、ステイゴールドはもっとG1をいくつも勝てたかもしれません
でもテーストがあまりONにならなかったからこそ、種牡馬としては、この日本中に拡散した最良のNorthern Dancer血脈を、“最後の1ピース”として使うことができるのです
今日は競馬観ながらパーフェクト種牡馬辞典の原稿を書いていて、それにまつわるゴールドアリュールとWar RelicとEight Thirtyの話を書こうと思ったんですが、ここまで書いてもう疲れたので金麦タイムに入ります…
有馬記念回顧〜最後の一ピースはノーザンテーストの“筋力”
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/6f33303607a2f58c97b19e8b254d5309