◎フルーキー(と同血のプレイアップも)は「2歳勝ち馬評価」でAをつけて配合をほめ、ランリョウオーよりモノは上だろうと書いてきたので、前走ぐらい走って当然でここも通過点でしょう
クロスすべき血をクロスしているだけでなく、Northern Dancer3×4などクロスがうるさいRedoute's Choiceと、あまりクロスがうるさくない母との配合もセオリーどおりで、ラトロパワーがっつり配合でパワー馬場にも不安なし
○アルバタックスはフルーキーが最後方大外ブン回し上がり32.9で壮絶に脚を余した阪神外マイル戦で、併せ馬で抜け出したヒュウマとオースミナインをジワジワ伸びて差しきり
あのレースは500万下平場にしてはなかなか粒ぞろいでしたが、未勝利勝ちが阪神外1800mでウインアルザスに競り勝ち、つまり阪神外回りは2戦2勝で、内容も1000万下で勝ち負けといえるレベル
キンカメ×フジキセキですからカネトシディオスのようにナスキロ柔く斬れそうですが、トモがAlydarなのでややパワー型に振れていて、ストレッチランナーには違いないのですが急坂があって上がりがかかったほうが狙いやすいという馬
小倉では小回りは忙しいというレースぶりで4角で汲々としてましたが、ここは条件好転しまくり、相手はこれに絞って馬券を組んでみたいです〜
Redoute’s Choice×サンデーもキンカメ×フジキセキもやってることは同じで、強いNorthern Dancerクロスを持つ種牡馬を緊張→緩和するときに、Northern Dancerを引かないサンデー系を母父に置いておくと話は早く、さっき未勝利を勝ちましたがヨハネスブルグ×タキオンの話でも同じようなことを書きました
今日はこんなもんで、ノルマンディーの募集馬を吟味しながらPATで参戦、新馬は阪神5Rトウシンムサシ(POG好配合リスト推奨)が楽しみです(・∀・)
日曜のボツ予想〜野分特別
日曜の重賞回顧〜馬場に翻弄された中山、けっきょくHペースでナスキロ斬れが炸裂
阪神11R セントウルS
◎4.ドリームバレンチノ
○9.ロードカナロア
△1.サドンストーム
△3.マイネルエテルネル
ロージズインメイはアウトサイダー血脈が豊富なアウトブリードなので、産駒は母の影響を受けやすく晩成だ。◎も母や母父がの影響が強いスプリンターで、5歳を迎えて本格化してからは、インベタ馬場で外を回らされたキーンランドと函館SSを除けば[4.1.1.0]、ロードカナロアとカレンチャンにしか負けていない。高松宮ではスローの前残りを外からロードを追うように追い込んで1馬身ちょっとの差、今回は2キロもらって、叩き合いでインを割ったシルクロードのように開幕週の内枠を活かした競馬ができれば、1馬身ちょっとの差はもっと詰まってくるはずで、ここで一矢報えなければもうノーチャンスだろう。ハクサンムーンは力をつけているが、高松宮ではこれ以上ない楽逃げで◎○に外から差されたし、CBCではマジンプロスパーにもねじ伏せられたから、まだG1級という域にまでは達してないとみたい。3連のヒモ穴となると、ちょっと馬場が渋ったときの△2頭のイン差しか。
中山11R 京成杯AH
◎1.インパルスヒーロー
○10.ルナ
▲6.レオアクティブ
△13.テイエムオオタカ
×8.ダノンシャーク
×9.ゴットフリート
注7.エクセラントカーヴ
テイエムオオタカを狙っていたが、開幕週の外枠の先行はやはり不利だ。レオアクティブの爆発力はG1級だがカッとなりやすい気性で決して器用なタイプではなく、昨年のラチ沿い強襲のようなファインプレーがまた見られるかどうか。◎はインパルスヒーローとした。クロフネ×サンデーでヴァイスリージェント≒ノーザンテースト4×3だからパワーで走るマイラーで、血統的にはむしろ中山向きとも思えるだけに、初の右回りもクリアしてしまう可能性はある。そもそもフレンチデピュティ×サンデーサイレンスというのはフサイチリシャール、ライラプス、サイレントプライド、アンブロワーズ、ブラボーデイジー、プロヴィナージュ、エーシンリジルと、母母にナスキロ血脈が入らない場合はパワーが勝つので急坂小回り向きになりやすい配合だ。
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ロードカナロアは陣営が自信を持っていたように昨年より仕上がりは良かったし、予想コメントに描いたようにドリームバレンチノは不利やロスがなければG1馬にしか負けない馬で、となるとこの叩き合いは掛け値なしにG1級、私が考えていた以上にハクサンムーンは力をつけていたということですね〜
フォーティナイナーとサクラバクシンオーという日米の快速血統の融合で生まれた快速馬というべきでしょうが、ミスプロとサンデーとバクシンオーだとグランプリボスのように体質が柔らかくなりそうで、実際若いころはスプリンターとしては少ししなやかすぎる馬だったのですが、母母メガミゲランがMill ReefとモガミとBuckpasserを通じるLa Troienne3本クロスで、この頑強さが古馬になって発現してきて一年前と比べると馬体重にして+20キロぶん頑強になって、ついにスプリンターとして頂点を狙えるところまで上り詰めたというべきでしょう
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2009102527/
今日の中山芝は開幕週にしては外差し外捲りがバンバン決まっていて、胴長のストライド走法でいかにも東京向きのスペシャルウィーク産駒サンバジーリオが大外をブン回して突き抜けるという信じがたい光景を目の当たりにし、これはナスキロ柔いストライドの外捲りが決まる馬場だと大騒ぎして、あれこれ悩んだり買い目を変更したり(^ ^;)
エクセラントカーヴはクイーンCで◎にしたときから「母のナスキロ柔さで走るダイワマッジョーレ型で、ダイワメジャーでも外回り>内回りのタイプだ」と書いたし、ダノンシャークもディープ×Caerleonだから典型的なストレッチランナーで外マイル最強だと書いてきたし、それは今でもそう思ってるのですが、まあ今いえることは例年ほどは露骨なインベタではなく、Hペースになると外捲りや外差しもきき、外を回ってもOKな展開ならばナスキロ柔い馬でもストライドロスなく勢いをつけて差すことができるという、そういう馬場だったというべきでしょうね〜
配合的にはダイワメジャーの成功パターンそのもので、母父A.P.Indyの母Weekend Surpriseはナスキロ+Tom FoolですからDrone的で、ダイワメジャーとDroneやアフリートやGone Westがニックスなのと同じ理由でニックスです
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2009105721/
そして中山マイルの重賞を勝った今だからこそ言っておきたいですが、この馬のベストは東京と外回りの1800mやと思ってます
木更津はインベタ前予想では◎チャーチクワイア○ケイアイエレガント▲ミナレット☆プレミアムブルーやったのに、ナスキロ柔い外捲りが決まるとみて◎カフェリュウジンと○エパティックに大幅予想変更、そしたら北宏がインからスルスル抜けてきて、なんやネオユニ×フレンチの機動力でいけるんやと思い直し、最内のクロフネ×サンデー◎でいってみたらこのざまですわ(^ ^;)
そんなわけで馬場に翻弄されまくった一日で、前予想のとおり買えば木更津でガツンと儲かったのに、でもこりゃ中山では勝負できないと◎フルーキー→○アルバタックスにガツンといったのでまあそれはそれでよかったのかと…
今日は地元で飲むことになったので、最終はパスして回顧を早めに書き上げて、あともうちょっと仕事します…
血統クリニック〜京成杯AH
馬場読みから展開読みからすべて裏目ってるのでお恥ずかしいかぎりですが(^ ^;)、まあ各馬の血統評価は特に変更するところはないので、「血統クリニック」再録しておきます〜
しかしこの馬場が続くとなると、「中山でも東京でもHペースならナスキロ、スローならHalo」というふうに頭を切り替えていくべきなんでしょうか(^ ^;)
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開幕週の中山だから基本的には前有利インベタ有利で、先行力と器用さが求められるレース。だからキングカメハメハ×Bahriのフィフスペトル、ダンスインザダーク×Zafonicのザレマ、スペシャルウィーク×タバスコキャットのファイアーフロートなど、「父中距離×母(母父)マイラー」の配合形が強いレースでもある。
◆マイルでゆったり運べれば
テイエムオオタカは母がNasrullah3×4のスプリンターでそこに中距離馬のホワイトマズルだから、先行脚質のスプリンター〜マイラーに出たのは順当。ちょっとキョウエイマーチに似た配合でもある。ただ最近はズブくなってきたのか1200mではダッシュが鈍くなってきた感もあり(函館SSは出遅れもあったが)、今なら1600mぐらいでゆったりと運んだほうがしぶとさが活きるかもしれない。ルナの番手で息が入りそうな組み合わせだけに、ここから穴狙いという手はある。
◆先行有利で雨も歓迎
ルナは母母ホクトペンダントが現フィリーズレビュー2着、その母ホクトビーナスが桜花賞2着とマイルのスピードを誇る牝系で、自身はフレンチデピュティ≒ホクトペンダントのニアリークロス2×2と言ってもいい配合になっていて、配合通りのパワー型長めマイラーに出た。先行有利な開幕週で同型不在、週末の雨予報も歓迎材料。
◆破壊力はG1級
レオアクティブはミスプロ×サンデーでしなやかな父と、オペラハウス×プリンスオブバーズでパワー豊富な母とのバランスが良い配合だ。毎年夏場は好調でG1級を爆発力をみせるが、母がヴィミーのクロスだけにカッとなりやすい気性で、あまり器用なレースができるほうではない。昨年は横山典のラチ沿い強襲がみごとに決まったが、中山だとハマるかハマらないかの落差は大きそうだ。印としては▲だろう。
ゴットフリートはローエングリン×サンデーだからロゴタイプと同じで、Halo4×3のクロスで柔らかくなりすぎそうなところを、母母が持つBuckpasser3×3のパワーが支えている好配合だ。ただし1600mのHペースだと少し流れに乗りきれないところはあり、ベスト距離は1800mだろう。
インパルスヒーローはクロフネ産駒でVice Regent≒ノーザンテースト4×3だからパワーで走るマイラーで、血統的にはむしろ中山向きとも思えるだけに、初の右回りもクリアしてしまう可能性はある。
エクセラントカーヴはコレクターアイテムの近親でアンティックヴァリューでもマイラーが出やすい牝系。母がA.P.IndyとRivermanを通じるナスキロラトロのクロスで、全体の配合形もサダムパテックなどと近いものがあり、脚長でしなやかに斬れる走りからも中山1600mよりは東京1800mに向いた馬…という考えは、デビュー2戦目のクイーンCで◎を打ったときから変わらないので、中山では重い印は回らない。
ダノンシャークは母がCaerleon×Mill Reefでナスキロラトロのクロス、そこにディープインパクトだからナスキロ柔いストレッチランナーに出たのは順当。58キロで中山となると押さえまでか。
フラガラッハは母がトニービン×Nureyevで「HyperionとNasrullah」的なナタの斬れを増幅していて、緩慢で大きなストライドで長い直線をズドーンズドーンと追い込んでくる様は“マイルのルーラーシップ”。開幕週中山の多頭数では外を回るしかないから苦しい。
「ディープインパクト好配合リスト」栗山・望田ダブル推奨馬アトムが新馬勝ち
オッサンあるある…深夜まで飲んでベロンベロンで寝たのに朝6時ぐらいに目が覚め、お茶をすすりながらみのもんたを見ているうちにすっかり目がさえてしまって早朝からゴソゴソしてる→ハイ今の私です(^ ^;)
疲れてるのに長時間爆睡できなくなったというのも、年を感じる事象のひとつですな…
『ディープインパクト好配合馬リスト(2013)』で栗山求と望田潤がダブル推奨したアトムが、土曜阪神5Rの新馬戦(芝1600m)を勝ち上がりました
○アトム(母シャイニングエナジー)
母はゲイムリーH(米G1・芝9ハロン)の勝ち馬で、Lyphard 4×5のクロスや、Mr.Prospector と Nureyev の組み合わせ、Glorious Song が入る。Lycius を通じた Lyphard クロスと Special 牝系の血(Nureyev や Sadler's Wells など)を併せ持つパターンはトーセンラーと似ている。母の父はパワーを帯びた Rahy だが、半兄アメリカンドリームは Dynaformer 産駒ながら山吹賞(中山芝2200m)3着という成績を残しているので、芝適性やスピード面は問題ないだろう。(栗山)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011101564/
○アトム(母シャイニングエナジー)
母系にBlushing GroomとGlorious SongとMr.ProspectorとNureyevが入るのはヴィルシーナと同じで、Blushing GroomとGlorious SongとNureyevが入るのはフレールジャックと同じで、母母父Lyciusはトーセンラーの母父でもある。機動力抜群の長めマイラー。(望田)
アトムは思ったより中距離馬然としていて、“長めフレールジャック”というイメージで、いかにもラジオNIKKEI杯向きのHaloクロス馬のイメージですな〜
2着ミッキーアイルも「ディープ好配合」推奨馬で、向正では引っかかるわ直線は手前を何度も替えてモタれるわでまだまだ粗削りですが、体質は適度に硬いしモノはこっちが上かもしれないですよ(・∀・)
日曜阪神のトウシンムサシ(「POG好配合リスト」ダイワメジャー★評価)も2着でしたがだいたい思ったとおりの馬で、母はノボジャックやトーセンブレイクの全妹で、母母フライトオブエンジェルスがVenetian Jester≒Drone3×2ですからダイワメジャーの成功パターンにズンドバ(・∀・)
フライトオブエンジェルスは母母がHyperion4×4で自身がVenetian Jester≒Drone3×2というあからさまな好配合で、産駒はこれまで中央に10頭が出走して8頭が勝ち馬となりうち7頭は2勝以上、トウシンムサシの兄姉も全て勝ち上がっています
http://db.netkeiba.com/horse/ped/000a000129/
いつも言うように、「走る馬」よりも「走る馬を出す種馬や繁殖」のほうに好配合は反映されやすいもので、なぜならば全きょうだいでもかなり異なったタイプに出ることがあるように競走馬としての資質は何がONになるかの一発勝負、代打桧山の一打席入魂ですが、繁殖の資質となるとそれが○打数○安打ホームラン○本という勝負になってくるからです(ちなみに桧山は高校の後輩ですが3つ下なのでちょうど入れ違い)
だからたとえば共有クラブやPOGにおいて走った馬の弟妹を検討するとき、母の配合の良し悪しはかなり大きなポイントで、母が好配合だから上が走ったのだという確信が持てれば、この母ならばそうそう悪いものは伝えることはないだろうという確信が持てれば、異父弟妹でも配合におかしなところがなければ成功する確率は高いと言えるのです
もう10年以上前の話、競馬通信社のPOG本のサンデー部門ではいつもロッタレースが1位か2位で、「ま〜たロッタレースですか懲りないですねえ〜」と毎年笑われてましたが、ヒット、三振、三振でもう付き合いきれんと諦めたところでフサイチパンドラが出て、これでサンデー×ロッタレースは4打数2安打1ホームラン
ロッタレースぐらいの名血好配合ならば、4回打席に立たせてもらえれば、だいたい何とかなるのです
しかしジャックトマメノキ(これも推奨馬)も新馬勝ちしたしやっぱりダイワメジャー×アフリートは鉄板で、それはオータムHの回顧でも書いたようにA.P.IndyやDroneやGone Westと鉄板なのと同じ理由で、それだけにアンゴスチュラの一頓挫は残念でしたねメテオさん…
先週の雑感・京都編〜ダイワメジャー×Drone、ダイワメジャー×アフリート
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/dc1e303723c0fe15f89b5c67cf89547e
土日の中山芝について思うこと
寺町オメガさんが指摘されていた「馬場の硬化防止」「エアレーション」「シャッタリング」」、たろうさんが教えてくださったんですが、下記の城崎哲氏の説明が詳しいです
「JRAの芝は今でも硬いのか!??」
http://keiba.jp/column/truth-track/?cid=3693
「土曜の競馬は昨年の開幕週に比べると1秒以上時計がかかっていた」
http://keiba.jp/column/truth-track/?cid=4473
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「コスモセンサーが毎年人気でこないように、ナスキロ柔さは必要ないのがオータムH」で書いたように、ナスキロ柔い馬が外から差し切ったことなど一度たりともなかったのが中山開幕週のオータムH
たとえ前崩れになったとしても、差し切るのはキストゥヘブンとかフィフスペトルみたいに全勝ち鞍が小回り内回りという機動力型で、もしくはレオアクティブみたいに最内に突っ込むかで、細身で脚長でナスキロ柔いストライドで走る馬が6頭ぶん外を回って差し切るなんてことは、一度たりともなかったのがオータムHなのです
これがエクセラントカーヴ一頭だけ突き抜けたのならば、適性云々ではなくマイラーとしての能力がここでは突出していたのだ…という解釈もできますが、やはりナスキロ柔い配合と体質で外マイルでベストパフォを叩き出してきたダノンシャークも、道中は勝ち馬の直後から同じように外を回って同じようにナスキロ柔く斬れたわけで、信じられないことですが昨日のオータムHは安田記念や毎日王冠で斬れるような馬が6頭ぶん外を回っても(それは中山でもストライドロスが極めて少ないということでもある)差し切れるレースだったのです
ちなみに私はエクセラントカーヴには4走前の東京マイル平場とクイーンCで◎を打っていて、東京マイルではいつも◎ですよ(江の島は香港に行ってたので取り損ねた)
サンバジーリオは昨年の「パーフェクト種牡馬辞典」でのPOG推奨馬ですから血統はもちろん馬体もレースぶりもデビュー戦から全て頭に入ってますが、あの7RだっていくらHペースの前崩れになったとはいえ、このスペシャルウィーク似の胴長脚長が中山の開幕週で8頭ぶん以上大外を回って(これもストライド的にそこらへんを回らないと内回りのコーナーでスピードに乗れない)突き抜けるというのは、昨年までの中山開幕週ではまったく想像できない光景でした
あのコース取りは、グラスワンダーと大激戦を演じた父の有馬記念のコース取りですよ(^ ^;)
いくら前がつぶれても、例年ならオメガユニコーンみたいなインベタが差し切るはずだったレースで、ノリはちゃんとペースを読んで例年どおりの勝ちパターンで乗っていたのです
ただし例年ほど先行馬が残れないので、紫苑のリボントリコロールもここもノリはラチ沿いに突っ込む算段だったはずですが、先行馬がまとめて下がってくるのでそれを避けて斜めに外に持ちだしてました
サンバジーリオの体型とフォームとストライドとスピードの乗りをもう一度見てください、こんな馬が中山開幕週の大外を捲りきった事例が最近ありましたか?あったら教えていただいきたいです
ちなみにエクセラントカーヴとサンバジーリオは「父父サンデー、母にミスプロとSeattle Slew」という配合形も似ていますが、これはサダムパテックやリーチザクラウンなど脚長のストレッチランナーが出やすい配合形でもあります
しかし一方で、木更津は(例年どおりのインベタ馬場を想定した)私の前予想が○◎▲の順に入線したように、開幕週らしい前々インベタ決着だったわけですが、このレースは1000m通過でオータムHより2秒も遅く、楽をしている前の組に11.8-11.5-11.6で上がられては、さすがに外を回って差し切るのは難しかったということでしょう
しかしそんなレースでも、私が前予想で無印にして直前予想で○にしたナスキロ柔いディープ産駒エパティックは、外々を回って差のない5着にまで差を詰めていて、これも例年なら掲示板もなかったはず
5Rの新馬戦はヒカルブルービーから買ってみたんですが、スタート直後にズルッと下がって最後方から大外を捲り上げ、開幕週でやっちゃダメなことを全部やってくれたので怒りを通り越して苦笑して見てましたが、しかしあれで止まらず伸び続けて4着ですからこの馬走るんやな〜と思ったら、レースを見なおすと1着も2着も8枠の外捲りでした
距離やペースや頭数などに関係なく、これまでの9月開幕週中山では見たこともない事象がこれだけ起こるのは、やっぱりこれまでの芝とは何かが違うのですよと言わざるをえないし、そして上記のリンク先の説明を読んでかなり納得した次第です
先週の中山芝において新馬戦以外で唯一逃げ切りで勝ったのが、シンボリクリスエスにヒッティングウアェーを入れ、ナスキロ柔さを捨ててラトロ&Alibhaiパワーを増すことに注力した配合のセキショウだったというのも、軽いスピードだけでは逃げ切れない馬場だったという裏返しといえるのではないかと
まあセキショウは馬群を嫌うので、逃げたときは2戦2勝でかなり強いんですけどね(未勝利勝ちはウインアルザスを5馬身ちぎった)
いずれにしてもこの傾向が続くならば、馬や馬場にとってはもちろんいいことだろうし、エクイターフの威力がすさまじくてこりゃもう一生インベタ馬場と付き合っていかなければならんのかと、HaloとBold RulerとTom Foolに巻かれて生きていなかければならないのかと、ぬるま湯に浸かって溜息をついていた血統屋もちょっとヤル気が起きてきました(^ ^;)
スローならHaloがインからスルスル、ハイならナスキロが外からズバッ、これが一番公平で健全ですからね〜(・∀・)
まあ先週は少し雨が降った影響も多少はあったと思うので、今週どんなもんか要注目ですな
※追記:そういえば阪神芝も開幕週にしては外差しけっこう決まってました
「一口馬主好配合馬ピックアップ」キャロットの高額募集から2頭ピック
「一口馬主好配合馬ピックアップ(2013)」は今年も沢山の方々に購入していただいており、今年で3年目を迎えますが毎年前年度の売り上げを大幅に更新していて、「血統屋」の看板コンテンツにしたいと私も栗も思っているので本当に嬉しいかぎりです、ありがとうございますm(_ _)m
このコンテンツは「値段のわりに期待できそうな好配合馬、これなら自ら出資してもいいと思われる馬を、ピックアップして配合解説する」という趣旨ですので、私の場合は3000万円を超える募集価格の馬はめったにピックしないのですが、キャロットの会員の方から「高額募集からもピックしてほしい」というリクエストをいくつかいただきましたので、もう一度血統表とDVDを見直して、3000万円以上の価格帯の中から2頭ピックしてみました〜
近いうちに栗山さんもピックする予定ですのでよろしくお願いいたしますm(_ _)m
ちなみに昨年の「一口馬主好配合馬ピックアップ(2012)」、私がキャロットからピックした馬は今のところ2頭が出走し、トゥルーモーションが4着、ベルプラージュが4着2着という成績です
「一口馬主好配合馬ピックアップ」キャロットクラブ(2012年産)から計8頭ピック
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/f3aad0fa2088be0237416c8c64cf1846
血統屋の「一口馬主好配合馬ピックアップ」が今年もスタート!
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/fffa0ae9482e9eee8dcb00182b5e6a1f
サンデー直仔のG1馬で、重要血脈の特徴やキャラを把握してみよう
サンデー直仔のG1勝ち馬を、母系に入る血脈で大まかに分類すると以下のようになりますが、それぞれの体型体質脚質レースぶりで共通する部分とか似た部分をすり合わせていくと、「あ〜そっか、○○ってこういう血なんだなあ…」というイメージが固まってきて輪郭が描けるんじゃないかと
今はネットを漁れば昔の名馬の写真や映像なんていくらでも出てきますが、私が若いころはHaloやBold Rulerの映像なんてなかなか目にする機会はなかったので、こういう作業を繰り返すことで、「Haloとはなんぞや…」「Robertoとはなんぞや…」というイメージを膨らませていたもんです
Halo(のニアリークロス)…柔らかな体質と無駄のない脚捌き、機動力、俊敏さ
ディープインパクト、アドマイヤベガ、マンハッタンカフェ、スティンガー、(直仔ではないが)ヴィクトワールピサ
Bold Ruler…軽い脚捌きの忍者走法、機動力、先行力
アグネスタキオン、アドマイヤベガ、マツリダゴッホ、フジキセキ、ジェニュイン、エアシャカール、オレハマッテルゼ、スティンガー
Grey Sovereign…斬れ
アドマイヤベガ、タヤスツヨシ、ハーツクライ、アドマイヤグルーヴ
Lyphard(+ハイインロー)…(前で受けての)粘り
ハーツクライ、バブルガムフェロー、チアズグレイス、(直仔ではないが)キャプテントゥーレ、リトルアマポーラ
Mr.Prospector…細身柔体質、背長体型、直飛
サイレンススズカ、ゼンノロブロイ、(直仔ではないが)アドマイヤムーン
Ribot…スタミナ、体質の硬さ、立ち気味の肩
ダンスインザダーク、マンハッタンカフェ、マツリダゴッホ、エアシャカール、スズカマンボ
Nijinsky…胴伸びある体型、持続力、パワー、ストレッチランナー
スペシャルウィーク、ダンスインザダーク、スズカマンボ、ゴールドアリュール
Tom Fool…無駄のない走り、機動力、自在脚質
サイレンススズカ、アグネスタキオン、アドマイヤベガ、ジェニュイン、マーベラスサンデー
ノーザンテースト…伸びのない体型、短足、ピッチ走法、粘り、成長力
ダイワメジャー、デュランダル、エアメサイア、アドマイヤマックス
「一口馬主好配合馬ピックアップ(2013)」ノルマンディーから1頭ピック
血統屋の「一口馬主好配合馬ピックアップ(2013)」、先ほど「ノルマンディーオーナーズクラブ」から1頭ピックしました〜
今後は募集馬の多いシルクを、順に吟味していきたいと思っておりますのでよろしくお願いします
http://www.miesque.com/c00016.html
今日はこれからキャロット会報の原稿を書かないといけないので、まずはネタをくらないと…
血統屋の「一口馬主好配合馬ピックアップ」が今年もスタート!
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/fffa0ae9482e9eee8dcb00182b5e6a1f
先週の雑感・中山編〜外からナスキロ柔い馬が斬れまくる開幕週
今日はずっと自宅にこもって、ルー不使用チキンカレーを作成しながらお仕事してたんですが、ちょっと油断して飴色タマネギを焦がしてしまい、出来上がりを食したらやっぱりうっすら苦味あるぜ…ちくしょう俺としたことが…
土曜2Rライアンセンスはメジロドーベルの孫で、父ジャングルポケットと母母父メジロライアンがHyperionが強く、母父サンデーの米血を1/4異系とする「3/4Hyperion」で、トーセンジョーダンやダイワファルコンやヒカルカザブエなんかに近い配合パターンといえます
Hyperion的な持続力と成長力に富む血統ですから、この時期に勝ち上がったというだけでなかなか先々有望で、古馬になって「お、もう一皮むけてきたな、ガッチリ前受けで横綱相撲がとれるようになってきたな」というタイミングで乗っかるべき馬かなとも
距離はもうちょっとあったほうがいいでしょう
5Rで新馬勝ちフリュクティドールはブラックタイド×フォーティナイナーでTom Rolfeの母Pocahontasのクロス5×5、Romanパワーで突進するスプリンターで、ディープ牝駒でいうとシュプリームギフト(Pocahontas5×6)と近いものがありますな(ちなみに最終の芝1200mを勝ったコウヨウアレスはマンカフェ×フォーティナイナーでTom Rolfe6×4)
セキショウは後半1000mを11.7-11.7-11.7-11.9-12.5、ロングスパートというか緩みがないというか、そういう持続戦に持ち込んでの逃げ切り
母ホーネットピアスは道悪の桜花賞でキョウエイマーチとメジロドーベルの3着したパワー型で、この牝系のLady Angela≒AlibhaiやヒッティングアウェーのWar Admiral×La Troienneを継続クロスしており、一方で父系のナスキロにはまったく触れてないので、ようするに母方のパワーの要素ばかりがONになった馬でそりゃ中山をパワーで押したほうが持ち味は活きます
今回は陣営から逃げ宣言が出ていたので印を入れておきましたが、馬群を嫌う性格で逃げたときは2戦2勝、前回逃げたときはウインアルザスを5馬身ちぎってますから、逃げたときはこれぐらい強いということでしょう
そして仮にセキショウが秋華賞もこういうラップで逃げるのならば、上がり12秒の持続戦想定ならば、トーセンアルニカは最大の穴馬になりえただけに返す返すも直線の不利が悔やまれます…
このトーセンアルニカにかぎらず、開幕週のわりには先行勢が残れない馬場なので、直線はバテた馬が2,3頭下がってくるのでイン狙いにいった差し馬はよく前が詰まってました
紫苑は2着リボントリコロールが父チチカステナンゴで3着モモトンボが母父チチカス、日曜2Rは1着ポーラメソッドが父チチカスで2着タケルファラオが母父チチカス、チチカス狂い咲きの秋でしたが、ようは昨日も書いたように、ナスキロ柔い外差しが決まる馬場だったということで
JRAのHPには「開催前にエアレーション作業を実施しました」としか書いてないですが、ひょっとして内ラチから○メートルだけエアレーションをやって馬場の真ん中より外はやってないんじゃないかと、だから外を回した馬のほうが直線ビュンと斬れるんじゃないかと、これはあくまで私の想像にすぎないですがそんなことも思ったり…
ポーラメソッドはNorthern Dancer、Sir Gaylord≒Swansea、Bold Ruler、Ambiorix≒My Babu、Grey Sovereign≒ニンバス、ヴェンチア=Buisson Ardent、Belladonna≒Aureole≒Alycidonなどを5〜8代にクロスするなかなか芸が細かい相似配合で、相似配合というのはザックリ言うと現状維持的な配合ですから、ブエナビスタやヴィクトワールピサのように走った父母同士の組み合わせが成功しやすく、この馬も母タイキポーラがマーメイドS勝ちで、これだけキメの細かい相似配合ならばチチカスの日本の代表産駒になっても不思議ないかと
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011103944/
タイキポーラは母のBold Ruler4×4の機動力で走る内回り向き先行馬でしたが、この馬は母を長手でナスキロ柔くした感じで外回りのほうが斬れそうで、しかし先週の中山芝はそういうタイプばかりが勝ちました(^ ^;)
日曜5R新馬勝ちシャインシュラークもデビットジュニア×Gone Westでナスキロ3本、Gone Westの影響が強いマイラー体型で体質はナスキロ柔く、ワイズリーみたいな外回りベターのマイラーに見えるんですが、しかし先週はほんとにそういう馬が…(以下略
オータムHでいえば、4着ミッキードリームもキンカメ×トニービンのHornbeamクロスで、これまで小回り内回り中山は[0.0.2.5]のストレッチランナーです
ちなみに先週の中山芝で勝ったのは、順に石橋脩、嘉藤、丹内、丹内、吉田豊、内田博、田中勝、西田、大野、石橋脩、吉田豊、戸崎と、乗り役の顔ぶれもちょっとカオス(^ ^;)
それもそのはずで、ノリやウチパクや北宏や大知や田辺あたりは、例年どおりのインを意識した乗り方をしていたのですよ
「一口馬主好配合馬ピックアップ」ノルマンディーOCから2頭ピック
昨夜すすきのの大人のお店の店長から電話があって、「これから京都で作戦会議やるので、キャロットのオススメをメールしといてください」、いよいよ皆さん最初の決断のときですな(・∀・)
血統屋の「一口馬主好配合馬ピックアップ(2013)」ですが、ノルマンディーオーナーズクラブから栗山望田が1頭ずつ、計2頭ピックしましたのでよろしくお願いいたしますm(_ _)m
今後は募集馬の多いシルクを、順に吟味していきたいと思っております
http://www.miesque.com/c00016.html
血統屋の「一口馬主好配合馬ピックアップ」が今年もスタート!
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/fffa0ae9482e9eee8dcb00182b5e6a1f
「望田潤の2歳勝ち馬評価」先週ぶんを3頭更新
野分のフルーキーはここでもやっぱりモノが違うという勝ち方でしたが、この後は菊をめざすという話も出てるようで
今までは適性なんて無視で器だけで◎を打ってきましたが、私はこの馬はランリョウオーよりモノは上だと書いてきましたが、ランリョウオーよりもデインヒル的パワーがかなりONになっている馬でもあると思っていて、そのへんハッキリさせておくと中山芝1800mベスト説です
先ほど「2013-14 望田潤の2歳勝ち馬評価」先週ぶんを3頭更新、3頭ともA評価です(・∀・)
やっぱり秋競馬になるとちょっと違いますな〜
ちなみに手作業で数えなおしてみましたが、ポーラメソッドはNorthern Dancer4・5×5、Sir Gaylord≒Swansea5・7×5、Bold Ruler7×6・6、Klairon≒My Babu6×6・8、ヴェンチア=Buisson Ardent6×7、Belladonna≒Aureole≒Alycidon7・7・7×8、Grey Sovereign≒ニンバス6×8、Sayajirao=Dante7×7…やと思いますたぶん
「一口馬主好配合馬ピックアップ」栗山求がグリーン、キャロットから計3頭ピック
「一口馬主好配合馬ピックアップ(2013)」栗山求がグリーンファーム愛馬会から2頭、キャロットファームから1頭(高額募集より)ピックしました
グリーンの1頭とキャロットの1頭は望田とダブル推奨です
馬選びのご参考になれば幸いです、よろしくお願いいたしますm(_ _)m
http://www.miesque.com/c00016.html
ここまでウインレーシングクラブ(4)、キャロットクラブ(10)、グリーンファーム愛馬会(2)、ターファイトクラブ(1)、東京サラブレッドクラブ(6)、ノルマンディーオーナーズクラブ(2)、友駿ホースクラブ(1)、ユニオンオーナーズクラブ(4)、ラフィアンターフマンクラブ(7)、ローレルクラブ(2)から計39頭をピックアップしています
血統屋の「一口馬主好配合馬ピックアップ」が今年もスタート!
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オーバルスプリントかんたん予想
今日は一日自宅にて仕事、ちょこっと馬券買ってオーバルスプリントの中継でも観ようということで、かんたん予想
◎エーシンウェズンはフォーティナイナーとOur Emblem通じるMr.ProspectorとTom Rolfeのクロスで、いかにもTom RolfeのパワーがONになった体型走りなので、芝を走ってる頃から急坂小回り向き説を唱えてました
ダートに転じてからは[4.1.0.4]ですが、着外4回は全て東京と中京で、小回りでは1200mが少し忙しかったカペラ2着以外は全部勝ってます
川田は前走で捲れる馬だと理解したはずで、ここも然るべきタイミングで捲ってくるはず
○ガンジスは橘Sで◎にしたときから1400mベスト説を唱えてきましたが、母がMr.Prospector3×4で自身はHalo3×5、ミスプロっぽい細身体型からもダートなら軽い馬場がベター
▲タイセイレジェンドもノーザンテースト的な短距離体型ですがMill Reefとボールドラッドを通じるナスキロクロスですからコテコテのパワースプリンターではなくこれも軽い馬場ベター
セイントメモリーはアフリート×Haloでナスキロのクロスとなるとこれも軽い馬場ベターで、しかも戦績をみると典型的なアフリート魂の先行馬、となると▲に外からプレッシャーかけられる展開は厳しいのではないかと
◎の頭固定、△ナイキマドリードが絡んでくれれば美味…という買い方で(・∀・)
「一口馬主好配合馬ピックアップ」シルクHCから3頭ピック
先ほど「一口馬主好配合馬ピックアップ(2013)」望田がシルクHCから3頭ピックしました〜
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とりあえず3頭ピックしましたが、他にもまだ迷ってる馬が何頭かいて、もうちょっと考えてさせてください…ということで
私はシルクのマワシモノでもタイコモチでもナカノヒトでもありませんが、今年のラインナップ、私見ではなかなかいいんじゃないかと思いますよ〜(・∀・)
ここまでウインレーシングクラブ(4)、キャロットクラブ(10)、グリーンファーム愛馬会(2)、シルクHC(3頭)、ターファイトクラブ(1)、東京サラブレッドクラブ(6)、ノルマンディーオーナーズクラブ(2)、友駿ホースクラブ(1)、ユニオンオーナーズクラブ(4)、ラフィアンターフマンクラブ(7)、ローレルクラブ(2)から計42頭をピックアップしています
血統屋の「一口馬主好配合馬ピックアップ」が今年もスタート!
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土曜のボツ予想〜デインヒルとShy Dancerのパワーで押し切りたい
中山芝は先週同様の「スローなら内々立ち回り、流れればナスキロ斬れが届く」公平馬場と想定すると、古作はフルゲートのわりにはガンガン行く馬が見当たらないので、前走先行策で一変した◎タツショウワの前残りで
父Sharp HumorはスウェールS(米G2・ダ7F)に勝ったフォーティナイナー系のスピード馬で、この馬は母父がBold Ruler系で母母はBallyogan3×4、Fair Trial4×4・5、新潟外より中山で機動力がより活きるタイプでしょう
相手も機動力重視で拾うなら○コスモミレネール☆マイネルアダマス△ブライトチェリー△エターナルムーン△サクラグランレーヴ、△エボワスもいちおう押さえて▲ホロウクラウンは素質はありそうですが戸崎の外差しでどこまで
瀬戸内海は人気の△トーホウアマポーラは母父Unbridled's Songの前輪駆動で坂コース未勝利、シルクドリーマーも母がナスキロ3本でそこにタニノギムレットですからウオッカのように外回りでストライドを伸ばすタイプで、◎はアイムヒアーとしました
逃げたときは[1.5.0.5]でここは同型不在、Tom RolfeとLa TroienneとEight Thirty≒War RelicのクロスでデインヒルとShy Dancerのパワーを増幅した配合で、急坂小回り1400mがベストだと書いてきたし、2勝目をあげた阪神内1400mのときも◎でした
▲ピエナトップガンはマヤノトップガンとサンデーを通じるRed God≒Haloのニアリークロスで、このパターンはプリサイスマシーン、ムスカテール、ワキノカイザー、イケトップガン、タガノエルシコとむしろ芝向き、これと○タマモトッププレイ、☆マンドレイクあたりを厚めに手広く
「No.1予想」では野路菊S、「馬券総合倶楽部」ではレインボーSと野路菊Sを予想していますので、そちらもよろしくお願いします
土曜のレース回顧〜弱点があるから、弱点を補えるから進化できる
中山11R レインボーS
◎8.ディサイファ
○7.エックスマーク
◎はグラスワンダーの近親で、母父ドバイミレニアムは早逝したが名血名配合の名馬名種牡馬で、ディープ産駒としても母系の質は最高レベル。腰がパンとして前々で競馬できるようになり、半兄アドマイヤタイシ以上の大器がいよいよ本格化してきた。相手も中山内回り向きの機動力もある○に絞りたい。
阪神9R 野路菊S
◎7.フェルメッツァ
○9.マイネルメリエンダ
△2.ジャックトマメノキ
×6.シャンパーニュ
台風が接近中だが、土曜は東西とも良馬場でやれそうだ。◎はフラガラッハやイリュミナンスの3/4弟で、母スキッフルはハイペリオンの強力な継続クロスであると同時に綿密な父母相似配合でもあり、トニービンとヌレイエフのナタの斬れを伝える繁殖牝馬だ。本馬もカミソリというよりはナタの斬れ方で阪神外回りはピッタリで、父がディープのぶんフラガラッハよりは俊敏さや反応の良さもあるから、スローのヨーイドンだとちょっとモタつくかもしれないがそれでも差し切るとみた。○はチーフベアハート産駒としてはマイネルラクリマと似た配合で、母父がスペシャルウィークのぶんより外回り向きの脚質になった。距離延長はプラス。△はプリンセスジャックの全弟でベストは1400mかもしれないがガーッと行くタイプではなさそうだし、スローならば能力で差してきそう。オールステイは札幌2歳Sで◎にしたが、ケープクロス産駒のパワー型なのでスローで上がりが速くなるとどうか。逃げるとしぶとそうな×までの3点でいきたい。
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ディサイファはデビュー当初の緩いところがなくなってほんとにいい馬になりましたが、母父Dubai Millenniumで牝系がグラスワンダーですから、ディープ産駒でも斬れではなくてパワーで押し切るタイプで、「この馬は3角からスパートするタイプだ」と四位が言っていたと聞いてそうそうわかってるやんと思ってたのに、手応えがいいから大事に乗りすぎたかな〜という差され方
でも日本で走ったDubai Millenniumの血を引く馬のなかでは、Dubai Millenniumの美点が最も表現された馬で、今日は負けてしまったけどアドマイヤタイシよりもいい馬だと私は思っていますよ(・∀・)
エックスマークは前走時にも書きましたが、スタミナそのものはあるんですが小回りでも瞬時に反応できるしスローでもピュッと斬れるしで、そのあたりはドイツ血統らしいというかエイシンフラッシュ的なキャラではあります
上がり11.5-11.3、これはエックスマークのテリトリーの競馬
ちょっと前にGCの番組で岡田総帥が、「パワーのある牝馬との配合で一発ある…かもしれない」とスウィフトカレントについて語ってました
サンデー×ミスプロの組み合わせでクロスがHalo2×4でしなやかな体質で動きに無駄がないのが長所ですが、それを支えるパワーの血が3/4弟のヴィクトワールピサと比較しても希薄で、ベストパフォは小倉記念のレコ勝ちに秋天2着、平坦高速馬場に向いたやや非力な中距離馬でした
そしてサンダラスは母がマルゼンスキー≒Caerleon2×4にMill Reefも入るのでLa Troienneが3本、いつも書くように「サンデー×ミスプロ×War Admiral×La Troienne」が一つの黄金配合形だとすれば、スウィフトカレントに足りなかったラトロパワーを補ったことで阪神の急坂をシッカリ伸びる息子が出たわけで、これで方向性がひとつ見えてきたんじゃないかと
フェルメッツァは最速ラップの10.8のところで反応が悪く、やっぱり上がりが速くなるとスキッフルらしい持続型なのだ…という伸びあぐみ方でした
日曜のボツ予想〜父似のパワー型、母似のスプリンター
中山はすでに芝ダとも不良…しかも台風最接近が月曜午前中とのことで明日は開催も危ぶまれます
阪神は明朝に通過してしまいそうなので、月曜はやれるんじゃないかという頭で準備しときますか〜
白井は○オペラダンシングが道悪の中山1800mがズンドバで、戸崎が上手に折り合った後だけに乗り替わりだけが不安材料なのですが、まあ下が悪いほうが折り合いはつきやすいでしょう
◎シベリアンスパーブの父シベリアンホークはMr.Busher=Striking=Busher≒Busanda7×5・7・7にNantallah≒Nashua5×6ですからパワーで走るマイラーで、ベストパフォはオータムH2着、東京でも2勝していますがいずれも渋った馬場で急坂道悪小回り向きのパワーマイラーでした
息子はDeputy Ministerを入れてBuckpasserをクロスしたのでやはり体質が硬いパワー型に出ていますが、スピード的に劣化しているので距離は1800mベスト、重[1.1.0.0]で父同様の道悪巧者でもあり、ここは条件が揃った感
初風は◎アステールネオ
浦和の桜花賞2着馬ですが、インパルスヒーローやカシノピカチュウと接戦があるようにむしろ芝向き、前走は直線グイグイ伸びて短距離適性をアピール
母はウォーニング産駒らしいパワー粘着スプリンターで洋芝とダートの1200mでベストパフォをみせましたが、Known FactとKrisを通じるMixed MarriageとWar RelicのクロスにRobertoとNureyevを通じるNashua≒Nantallahのクロスですから配合的にも納得、そして娘はKris3×4で母を更に粘着型にしたイメージで、中山芝1200mはグチャグチャ馬場になると差し追い込みがよく決まりますから、道悪を味方にすればいけるのではないかと
ラジオ日本賞は△インカンテーションはここ3走◎にしてきましたが、中山の伏竜では4角の反応が少し鈍かったし、ベストは東京と中京じゃないかとみています
休み明けなのでパドック見てからですが、◎はナムラビクターでいってみようかと
ゼンノロブロイ×エンドスウィープでMr.Prospector4×4、一方で母母ケイジョイナー(あのナムラコクオーの母)のところはサドンソー(ノーザンテースト全弟)×ツイッグ(母父High PerchがHyperion3×3)など欧血で固めていて、「3/4米,1/4欧」の見本のような配合です
サンデー×ミスプロらしい柔らかな体質で、東京のブラジルC圧勝に京都2戦2勝と、とにかく軽いダートは走る馬
「No.1予想」ではローズSを、「馬券総合倶楽部」ではローズSと阪神8Rを予想していますので、そちらもよろしくお願いします
日曜のレース回顧〜Nureyevナタ決戦を制したのは、+14キロのオークス1人気馬
阪神11R ローズS
◎18.メイショウマンボ
○5.エバーブロッサム
▲1.デニムアンドルビー
△10.レッドオーヴァル
×16.ノボリディアーナ
台風が接近中だが、日曜の阪神はギリギリ天気はもちそうで降っても少しか。アユサンのオークスの敗因は距離もあったかもしれないが、桜花賞組は軒並み完敗(ただしメイショウマンボは桜花賞では外々を回りつづけたロスがあまりにも大きくノーカン)だったし、メンバーレベルもオークス>桜花賞だったと考えるべきだろう。ここもオークスの1〜3着が強いと思うが、デニムはトゥザグローリーと3/4同血で内回りの4角でスムーズに加速できるタイプ(未勝利勝ちはアサクサティアラ以下に内回りで完勝)なのに対し、メイショウとエバーは明らかに東京や外回りがベターのストライドで走るから、本番よりもここで買いたい…という意味でこの2頭を◎○とした。レッドオーヴァルはスローなら1800mは守備範囲だし、ノボリディアーナも先行の利を活かせば食い下がれるとは思うが、ここらは4番手の評価。4枠2頭は本番で印を上げたい。
阪神8R 3歳上500万下
◎1.トウカイバイタル
○18.エクスパーシヴ
◎はトウカイテイオーの甥でこの牝系特有のしなやかな斬れ味を受け継ぎ、直線の長い外回りと新中京では[1.3.1.0]、2着3回の勝ち馬はフルーキーとスマートレイアーと土曜の古作でハナ差2着のホロウクラウン。前走は小倉で差し切れなかったが外マイルなら決めるだろう。○もシンボリクリスエスにナスキロ血脈を重ねて柔らかく斬れる脚質で、直線長いコースは[0.1.2.2]で着外2回は重賞だから、自己条件の外マイルならばここ2走ぐらいのパフォーマンスは計算できる。この◎○で買いたい。
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オークスは不思議な馬が勝つ不思議な決着が時々あるレースですが、今年のオークス上位馬はみんな強い馬だと思っていて、だから雨の外伸び馬場ならばオークス組が地力をみせつけるのだろうと思ってました
デニムアンドルビーは小柄ですが決して非力なタイプではなく、またディープ産駒にしては体質もそれほど柔らかくなく、それはつまり体質がHyperion的だということだから(ノーザンテーストが典型ですがHyperionの強い影響下にある馬は概して小さい)、この馬の場合は小さいことはことさら気にしなくてもいいのだ…とオークスで◎にしたときに書きました
今日は春よりつくべきところに筋肉がついて+14キロ、このあたりはさすが角居厩舎というべきか、ルーラーシップが+12で出てきた鳴尾記念とか、アヴェンチュラが+28で出てきた漁火Sなんかがダブりますが、ルーラーはKingmambo×トニービン、アヴェンチュラは父がトニービン×Nureyev、そしてデニムは母がKingmamboを通じるNureyev4×2
メイショウマンボは桜花賞と同じ大外枠でここも横綱相撲、休み明けからタフなレースになって最後はちょっと息切れという、いかにもトライアルらしい4着でしたが、予想コメントに書いたように京都内回りをあのナタのような斬れで差せるのかというと、そこは少なからず疑問が残ります
エバーブロッサムはスタート直後から戸崎の手が動いているのに進んでいかない感じで、これは馬場が敗因とみていいと思いますが、体質はデニム以上にディープ的で、全身運動でしなやかに走るのでそれほど小脚がきくほうではないのです(機動力があればフラワーは差し損ねてない)
というわけで、オークス1〜3着馬のなかで最も母系にHyperionが多い馬が、最も成長を見せて勝ってしまったということになりますが、ただあのスタートダッシュは相変わらずで、そこに付け入るスキは少なからずあるでしょう
シャトーブランシュは母がトニービン×Nureyevですからスキッフル仔みたいなナタ斬れでズドーンズドーンと差してくる馬で、姉ウインフロレゾンもフジキセキ娘のくせに東京2400mをナタの斬れで追い込む馬
上がりのかかる外伸び馬場で前崩れ、今日はたしかに条件が揃いましたが、これも京都内回りの高速馬場で差してくるシーンはちょっと想像しがたく(^ ^;)、むしろHalo≒Red God3×5・6の機動力型なのに外回りでしぶとい競馬をつづけるウリウリが地味に力つけとるなあ…と
まあ今年の秋華賞は面白いというか難しいというか、京都内回りや良馬場で変わってくる馬をジックリ吟味しないと、ちょっと一筋縄ではいきそうもないですな〜(^ ^;)
月曜の「No.1予想」ですが開催が危ういセントライトはパスして、阪神メイン仲秋Sをやろうかと思っとります〜
ニエル賞
残り400mからのヨーイドン、持ったままの手応えから満を持して追い出して、オルフェーヴルのようにビュンと弾けたというよりは、ジワジワ伸びつづけて英ダービー馬の猛追を凌いだという勝ち方でしたが、持続型のキズナにとって決して得意とは言えないヨーイドンの競馬で勝ちきったのはまず大きかった
ただ追い出してからいつものように重心が沈む感じがなく、ゴール前で手前を変えたりしてたのは、緩い馬場を気にしていたからじゃないかと思います
まあ日本の馬が欧州で走ると、馬場が違うからかいつもほど全身運動で走れなずフォームが小さく見えるというのもよくあることで、このあたりは慣れという部分もあるのでしょう
さて次はオルフェです
ヴェルメイユ賞
トレヴTreveはフランス牝馬らしい斬れで抜け出してきましたが、なんというかワコーチカコみたいな斬れやなあ〜というのが第一印象で(^ ^;)、相似配合(Riverman4×2、Northern Dancer3×4)の母の影響が強いんでしょうが、これ本質は2000m>2400mではないか…という感じはしました
下記ブログで栗山さんが「母はTriptychとGoldikovaが融合したような配合」と書いてますが、たしかにそんなイメージです
http://kuriyama.miesque.com/?eid=787
その昔、パラダイスクリークがJCに来たときかな?「週刊競馬通信」で「Mill Reefとブレイヴェストローマン、足して割ったらRiverman、コクがあってキレがある」って見出しで書いたんですが、TreveやTriptychやワコーチカコの斬れ方はRiverman的やと思います
もうちょっと最近の馬でいうと、ウオッカとかアサカディフィートなんかがRiverman的に斬れると言っていいのかな?
ちなみにトリプティックの“伝説のワープ(富士S)”はこちら
http://www.youtube.com/watch?v=mYkBsekbcoc