安達太良は◎クライスマイルはスクリーンヒーロー産駒で本来は小回りのほうが合ってそうな脚質、東京マイルで圧勝するのは能力がオープン級だからで、Halo≒Drone的捌きで走るので軽いダートがベター
○ロワジャルダンはゴールデンチケットの全弟でキャプテントゥーレやアルティマトゥーレのイトコで、配合に素直なキンカメ×サンデー、牝系譲りの小脚で走る機動力型に出たのは順当
前走を見てのとおり小回りの捲りが本領で、東京以外では[3.1.0.0]でランウェイワルツに惜敗しただけですから準オープンでも勝ち負けになる
▲トミケンユークアイはメイショウボーラー×アフリートでナスキロ+Tom Foolのクロスですから軽いダート向きのスピードと揉まれ弱い性格を受け継ぎ、外枠なら番手でもOKですがここは行ききれそうなメンツ、あとは機動力抜群な◎○にどれだけ可愛がってもらえるか
△ブラインドサイドは母母がBramalea≒Beautillionの3/4同血クロス3×4で母がHail to Reason3×4とRobertoの両親をクロスしていて、これも配合に素直なキンカメ×サンデー、曲飛でRoberto的機動力で走るタイプに出て、昨年のこのレースは重馬場を7-8-3-3と捲って2着、鞍上は当時と同じ戸崎
というわけで、あれこれ能書きタレた結果は人気どおりの印ということですね、はい次いきましょう
信夫山はこの人気ならば、またまた◎エイダイポイントとともに2分40秒の苦行を積む時間です(^ ^;)
まあ今さら岩部がどうこう言っても仕方ないので、スムーズに運べた潮騒では○ディスキーダンスと半馬身差、そこから3キロもらってる計算ですからこれだけで◎の根拠になる
中京は現在芝重ダ不、これまで上級条件(1000万下以上)で行われた中京ダ1800m重不は計5鞍あって、この勝ち馬の4角順位が2,1,1,10,2
となると、Seattle Slewが表現された胴長体型で中京ダに実績十分の◎エンキンドルと○フリークエンシーと▲エイヴィアンボスが兼ね合えば、この行った行った行ったが濃厚ではないかと
△プリンスダムはこないだ府中で見たときに思ったんですが、Hornbeam≒パロクサイド的な、HyperionとNasrullah的な、ドゥラメンテ的なしなやか体質は一切受け継いでおらず、Hyperionだけを受け継いだような硬肉で粘着力だけで走る馬で、それはトニービンが入らないぶんという言い方もできるのですが、でもクロスや配合形がいいのでHyperion的な粘着力と成長力だけで準オープンまで這い上がってきました
函館は今週からBコース、湯浜は1800mへの短縮で▲エイシンノーディスの粘りが増しそうですが、◎サブトゥエンティは母ライラプスをよりパワー体質にしたような馬で小回り1800mがベスト、手先の強い走りからも夏の洋芝でパフォーマンスを上げてきそうなイメージで、ここは先行ならば面白い
ちなみに全姉プロクリスは昨年函館1800mのかもめ島で逃げてオツウの2着、半姉アナスタシアブルーも札幌1800mの500万下を3-3-3-3で勝っています
「No.1予想」ではマレーシアCを、「馬券総合倶楽部」ではマレーシアCと臥牛山特別を予想していますので、今週もよろしくお願いします
土曜のボツ予想~雨の中京ダ1800、Seattle Slewの行った行った行った
日曜のボツ予想(1)~漆黒のステイヤー
南相馬は◎ソールインパクト
母父Exchange RateはトムフールH(米G2・ダ7F)勝ちなど短距離で活躍、DanzigにボルキロにBroadwayですからアジュディケーティングのような血統です
そこにディープインパクトで「父中距離×母父マイラー」の配合形、体型は父似ですが脚捌きはややDanzig的になり、斬れるというより機動力ある脚質になったのは順当
だからこの馬、中山では高値安定で、京成杯もホープフルも差のない4着、ブラックバゴとはいつも接戦
しかしこれが東京だと、ドスローの東スポ杯こそ差のない3着でしたが他はだいたい追って味がなく、これって典型的な内回り向き小脚使いの戦績で、となると東京→福島で甘さ払拭の可能性大
相手は○ウインインスパイアと▲パリカラノテガミ、このブライアンズタイムの孫でRobertoが表現されている2頭を本線に
北海は◎サトノメサイア
先日セレクトセールの展示を見ながら、「ドイツ血統が強い馬ってみんな真っ黒やなあ…」という話をしていて、だいたい伸びのある無駄肉のない体つきで、足の先まで全身真っ黒というイメージ
それって単にエイシンフラッシュのイメージちゃうんかい…と言われそうですが、パッと思いつくところではホッカイルソーとかノーブルジュエリーとかエイシンエルヴィンなんかもなかなか真っ黒で、そもそもAlchimist≒Aditi≒Arjamanの独Dark Ronald三銃士がいずれも黒いんですね((Alchimist=blk,Aditi=br,Arjaman=blk/br)
ドイツ血統とはザックリ言うと「Dark Ronald三銃士を使った強力な3/4同血クロスとその緩和」で成立しているようなもんですから(緩和するときに導入する血のチョイスもなかなか絶妙)、だから真っ黒な馬が多いんかなあ…と
サトノメサイアの母ダリシアは芝2000mの独G3勝ちで、その父AcatenangoはG1を7勝したドイツ競馬史上に残る名馬
ハーツクライを真っ黒にしたような馬で、戦績を見てのとおりとにかくバテたことは一度もなく、前走も岩田が勝負どころで外に持ち出して捲りにかかると、一気にビュンと加速して捲り上げるのではなく、一頭ずつ一頭ずつジワジワジワジワ抜いていって、抜け出してからもずっと同じ脚色で走りつづけて、ゴールが近づくに連れて後続を離してゴール
「ああ…これはギュスターヴクライみたいなステイヤーや、Hyperionとドイツで走るステイヤーのお出ましや」
他のレースは明日早起きして予想しますが、「No.1予想」では函館記念を、「馬券総合倶楽部」では函館記念と下北半島特別を予想していますので、そちらもよろしくお願いします
日曜のボツ予想(2)~中京芝のチチカス、中京ダのA.P.Indy
バーデンバーデンは難しいですが、カハラビスティーが1人気ならば、現在単勝26倍の◎ニザエモンがこれのハナを叩くほうに賭けてみようかなと
昨夏のTVhの前半33.1は函館としてはなかなか速く(こないだの超Hペース前崩れの函館SSが33.0-35.3)、特に2F目の10.2は速いので、大先生が外枠でもハナは譲らんぞという決意で気合いをつけていけば二の脚はこちらが上ではないかと思うし、芝1200mで4角先頭なら[2.0.1.0]
In RealityとTom Rolfeとノーザンテーストのパワーで走るスプリンターで、体質的にも夏場は良さそうなタイプでもあります
マカオJCTも難しいですが、◎タガノビーンズは未勝利勝ちがエイシンソルティーを寄せつけず逃げ切り勝ち、3走前の2勝目は直線で外に持ち出したら突然伸びはじめて差し切り、明らかにチチカス産駒特有のAureole魂が感じられるレースぶり
チチカス産駒は中京芝では単複回値100超と相変わらず好調、鞍上は外伸び中京の後出し名人、なかなかの穴人気ですが買うならここからですかね~
シンガポールターフはキングストーンもトーセンデュークもどちらかといえばピッチで走るタイプで根は内回り向き、アトムは中京2000mで馬場が渋ると1800mベストと思われるだけに信用できず、渋った馬場が巧い▲ハドソンヤードの逃げ切り狙いでもいいんですがここはバンザイが譲らない可能性がある
◎タカノハーバーは母がバブルガムフェロー×トニービン×ノーザンテーストでそこにシンボリクリスエス、胴長でストライドで走るのですが動きは緩慢でしかしHyperion的なしつこさはあって、全3勝が逃げ切りですが近2走を見てのとおり脚質に幅が出てきて、前走も上がりが速く鋭さ負けであって決してバテてはおらず、同じ競馬でも時計や上がりがかかるぶんだけ前進が見込めるはず
ジュライは▲ヴォーグトルネードは脚抜きのいい馬場のほうが斬れる走りだし、☆ベルゲンクライはGrey Sovereign的ストライドで差すので中山で人気にするのは違うだろうと書いたように本来は大箱中距離向き、しかし中京ダ1800mは渋ると基本的に前有利のコースで(調べてみると1900mは最初に坂をのぼるぶん、1800mほど先行有利ではないのですね)、となるとフェアリードールのHyperion4・4×4・5・5・7・7・7がいよいよ本格化してきた○トゥザレジェンドが好位差しで信用に足る
◎アメリカンウィナーはサトノプリンシパルやサーランスロットやサトノジョリーと同じBernardini産駒で、A.P.Indy系らしく大箱で軽いダートが得意で、全ダ[16.10.12.105]、東京ダ[4.4.4.22]、中京ダ[3.1.1.8]、ダ重不[4.0.3.13]
この馬も東京ダ[3.0.2.5]ですが、Seattle Slew系らしい胴長体型でマイルは少し忙しく、2100mの金蹄では楽に好位をとってヴォーグトルネードの追い上げを封じました
大箱の中距離向きと思われるのに大箱の中距離で走ったことがこの一度しかなく(今回も函館に持っていったが除外でこっちに回ってきたらしい)、おそらく渋った中京1800mはベストコースで、和田ならトゥザレジェンドの後ろにはいるでしょうから、この人気ならばワイドでも流したい
「No.1予想」では函館記念を、「馬券総合倶楽部」では函館記念と下北半島特別を予想していますので、そちらもよろしくお願いします
第51回函館記念回顧~サンライズペガサスなんじゃあああっ!飛節がBull Leaなんじゃあああっ!
函館11R 函館記念
◎7.ラブイズブーシェ
○5.ダービーフィズ
▲1.ヤマカツエース
△4.エックスマーク
△11.エアソミュール
×13.レッドレイヴン
×16.マイネルミラノ
注12.デウスウルト
注14.ヴァーゲンザイル
ラブイズブーシェはマンハッタンカフェ×メジロマックイーンという字面どおりのステイヤーにみえるので、ダイヤモンドSで◎にしたら謎の大敗。レース後に田辺は「距離が長いかもしれない」とコメントしていたが、目黒記念のしぶとい内容からしてもあんなに負けるのは合点がいかない。とにかく今年の金杯から見せ場もない凡走つづきで、一方で6~8月は[3.2.2.2]、着外2回は札幌記念(4着と10着)だから、おそらく根は夏馬で、厳寒期は調子が上がらないタイプなのだろう。今週の追い切りはいい動きで、一息入れて復調してきたのが手にとるようにわかる。昨年から1キロ増の57ならば連覇十分とみた。相手は絞れないので馬連で平たく流すが、イン伸びが目立つBコースだから内枠重視の配分で。
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今年の函館記念は丹内マイネルミラノが緩めず逃げて58.6-60.5の前傾ペース、しかし外を回した差し追い込み勢は勝負どころでも前との差がなかなか詰まらず、内枠から先行したハギノハイブリッドを内々を進出したダービーフィズがアタマ差差し切ったところがゴール
函館芝は今週からBコースで内がいいというのはあるのですが、これだけ緩みなく流れるとエアソミュールやレッドレイヴンなどもジワジワとスタミナを殺がれていたというべきで、ビュンと捲る脚を使える余力はなかったし、一方ヤマカツエースは完ぺきに運んだけれどさすがに1800mがベスト(と私はみている)だけに最後苦しくなりました
父がジャングルポケットで母がマンハッタンカフェの全妹というスタミナの裏付け十分のダービーフィズにとっては、叩き合いで粘りや持続力を十二分に発揮できるレースになったというべきで、しかしいつもは東京2400mでジワジワ差してくるこの馬を、ラチ沿いを押し上げていって叩いて動かしてもってくるのはさすが岩田
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2010103940/
全姉アプリコットフィズ(クイーンS、クイーンC)は女馬らしい繊細な性格で古馬になってからは主にマイル路線で活躍しましたが、このサトルチェンジの牝系はマンハッタンカフェ、クレスコグランド、ミッキースマホ、エアペイシェンスなど牡は重厚な中距離馬が出ていて、ダービーフィズもここへきてジワジワと本格化を辿ってきたので、そうか目黒記念ぐらい勝つかもしれんなあ~と前走は○にしてみたんですが、ここで勝ちきりましたか
ジャングルポケット×サンデーサイレンスはアヴェンチュラ=トールポピー=フサイチホウオーきょうだい、ジャガーメイル、ダイワファルコン、そして08年の函館記念を制したトーセンキャプテンや、このレースで人気を集めたエアソミュールなどと同じ
ジャングルポケットはHyperion4・6・6×6・6・7・7・7・8で、ゴール前の叩き合いは文字通りHyperionを振り絞っての勝利でしたが、つまるところHyperionを振り絞れるポジションに4角でいたことが勝因なわけで、今まで蛯名も勝春もこんなレースをさせたことはなかったのですから、繰り返しになりますがそこを動かしてきた岩田はさすが
ハギノハイブリッドは菊花賞で○にしたようにRobertoステイヤー説を採ってきましたが、これがまあ大きな間違いだったと今日やっと気づかされました
スティンガーやアーバニティなどが出るレガシーオブストレングスの牝系で、更にさかのぼるとAlydarの3代母Real Delightに辿り着きますが、このReal DelightがRobertoの母母Rareleaと3/4同血
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011104344/
Roberto
└△┌Bull Lea
└Rarelea
│┌Blue Larkspur
└△
┌Bull Lea
Real Delight
│┌Blue Larkspur
└△
つまりハギノハイブリッドはRarelea≒Real Delightの3/4同血クロスを持つわけですが、改めて馬体を見たらこれぞRoberto+AlydarというBull Lea的曲飛節をしてるんですね
「望田はステイヤーや言うてるけど、俺はRobertoとAlydarなんじゃあああっ! 飛節がBull Leaなんじゃあああっ! 内回りを捲る中距離馬なんじゃあああっ!」と4角で唸っているのをみたときに、ああそうか大失敗や…実はお前はサンライズペガサス(母がブライアンズタイム×AlydarのBull Lea飛節)やったのね…と全身から力が抜けていきました(^ ^;)
〈Bull Leaは母系に入って短い膝下と曲飛をよく伝え、AlydarもRobertoも後駆のつくりはBull Leaの影響大と私はみていますが、だから母がRoberto×Alydarのサンライズペガサスなんて大阪杯をBull Leaで捲るために生まれてきたような馬なのです〉(望田潤bot)
〈ブライトラインは前走と同じ轍は踏まない外捲り…というより、祐一が外に出したら馬がうなりながら勝手に捲ってしまったという感じ。何てうなってるのか耳を澄ましてみると、「こないだは前カベでうなれへんかったけど、俺は捲りの馬なんじゃあああっ! 母母父がAlydarなんじゃあああっ! トモがBull Leaなんじゃあああっ!」とやっぱりうなってました(・∀・)〉(13年みやこS回顧)
ちなみに母系にAlydarを引くタニノギムレット産駒の獲得賞金ベスト3はマイネルギブソン、キンセイポラリス、エアラーテル、まあやっぱりAlydar捲りのイメージですな
ラブイズブーシェは夏馬らしく追い切りの動きに復調が感じられたんですが、馬主のコパさんのツイッターによると「後ろ足踏まれて怪我and落鉄」とのこと
エアソミュールは位置取りの差そのままの4着という結果でしたが、ミルコはけっこうスタートで安目を売るので、函館や福島だといつもにもまして大味な競馬になりがちで、それはこの人の長所でも短所でもあり、まあ派手なエラーもやらかすけどそれをホームランで取り返す、というキャラですから(・∀・)
7/18,19の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報
■土曜中京11RマレーシアC リアファル(一口・望田&栗山)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2012104598/
リアファルはNETKEIBAの予想でも◎で会心でしたが、前走鳳雛Sでは道中ちょっと前向きすぎるところが見られただけに、行きたがりそうなところでフワッと行かせたルメールはさすがでした
「なんでルメールをあんなに楽に行かせるんや」という意見も目にしますが、ウオッカ然りコスモバルク然りダンスインザムード然りで、ルメールの繊細なタッチだからこそフワッと行けるのだ、という馬もけっこういると思いますよ
もうクリソプレーズも名繁殖と言っていいと思いますが、母キャサリーンパーがNasrullah=Malindi3×4、父エルコンドルパサーがNureyev≒Sadler's Wells3×2、そして自身はBold Reason≒Never Bend5×3、名牝の血を引く名血の全きょうだいクロスと3/4同血クロスを代々バシッと決めていて、一言でいうとクロスの選択が素晴らしい配合(・∀・)
母父エルコンドルパサーは牡にはサドラー的スタミナを、牝にはSpecial的機動力を主に伝えるというのが自説で、だからクリソライトは距離は2000m以上ほしいと書いてきたしマリアライトは中山で捲れる子やと書いてきましたが、リアファルも距離が延びればクロスクリーガーに雪辱できるかもしれないと書いてきて、まあさすがにノンコノユメにはナデ斬られたかもですが(^ ^;)、ここは距離延長と道悪の両方で狙い打てました
そういえば同じ母父エルコンのアンビシャスもルメールの手綱ですっかり折り合うようになりラジオNIKKEIではもう自由自在でしたが、母父エルコンは前向きな気性をよく伝えるようで、それはレッツゴードンキやリアルスティールが2400mで引っかかってしまったのと同じ類の前向きさと言ってよく、だからリアファルは長いところをこなすスタミナは間違いなくあるけれど(ミスプロクロスのゼンノロブロイ牡駒でもありますからね)、スローでマレーシアのようにフワッと抜いて走れるかどうかは一つポイントでしょう
ダイワメジャー黄金配合がポンポン勝ち上がる夏
さっきまでチキンカレーの下ごしらえ(まる一日ヨーグルトに漬け込むやつね)をしながら原稿書いてたので何も予想していませんが、マーキュリーCは「Graustark≒ライバリュウ」のタイムズアローから応援馬券的に少し
まあ大した根拠はないですが、この馬中央にいたときから左回りはけっこう動いてるんですよね~
<ダイワメジャー産駒の黄金配合《2014最新バージョン》は
(1)HaloにDrone的組み合わせ(ナスキロ+Tom Fool)をHaloに柔らかさと俊敏さを増す
(2)Lady AngelaにPretty Polly血脈を合わせるのが隠し味で、これが重賞レベルでの底力につながる(Hyperion+DonatelloとかLe Fabuleux≒Wordenとか)
ザックリいうと(1)が打率で(2)が長打力ってイメージですかね~>
と下記エントリで書いていますが、夏の新馬戦はダイワメジャー産駒が好調ですでに7頭が勝ち上がり、函館2歳にもマコトルーメンとメジャータイフーンの登録がありますが、この7頭を上の(1)(2)に当てはめてみると(馬/Haloニアリークロス/Pretty Pollyいじり)
タガノヴィアーレ/Secrettame,Sir Ivor/Fabulous Dancer
ヒルダ/Terlingua/なし
ファド/なし/トニービン
マコトルーメン/Sir Ivor/Le Fabuleux
メジャーエンブレム/Past Example,Red God/Worden
メジャータイフーン/Red God/Aureole
リリカルホワイト/なし/Aureole
HaloのニアリークロスはDroneやSir IvorやTerlinguaやSecrettameなど「ナスキロ+Tom Fool」的な血を使うのがベターですが、まあこのように(1)(2)を押さえてる配合馬がけっこう勝ち上がっているのです
本日18時更新のNETKEIBA「重賞の見どころ」では函館2歳Sと中京記念の上位人気馬の血統解説をしていますので、今週もよろしくお願いします
ダイワメジャー黄金配合《2014最新バージョン》
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/b895276e842b3f2ffc2a70007810d5ce
「2歳勝ち馬評価」先々週ぶんを更新&雑感
先ほど「望田潤の2歳勝ち馬評価」先々週ぶんを4頭更新しました~(A評価2頭出てます)
アドマイヤリードはあまりにも斬れ味だけのレースになったので評価が難しいですが、小柄なステゴ牝馬でも非力さはなく、母がフランスの重賞勝ち馬でこのRiverman的牝馬斬れで差すあたりは、似たような配合(母系にMr.ProspectorとNijinskyとRiverman)のアルコセニョーラと重なるところはありますな
「ルメールとミルコが合格したそうで、私が馬主ならばダノンプラチナやサトノクラウンやアヴニールマルシェなんかはルメールに、ブライトエンブレムやアダムスブリッジや捲るんジャーなんかはミルコに乗ってもらいたいなあ…と思いますが、そうならないようにみなさん頑張ってください(・∀・)」(望田潤bot)
ミルコが捲れるコース(内回りと小回り)でハービンジャー産駒に乗ったときは
ミッキーポーチ1人気1着(函館芝2000m)
ロカ2人気2着(阪神内2000m)
ルミナスエレメント1人気2着(阪神内1200m)
フローレスダンサー2人気4着(阪神内2200m)
アサクサハヤブサ1人気10着(福島芝2000m)
先週のミッキーポーチではまた出遅れカマして万事休すかと思いきや、最後方から16-16-1-1というゴールドシップみたいな競馬で押し切ってしまいましたが(^ ^;)、捲れるコースで捲れる馬に乗れば捲れる人なのはたしか
「2歳勝ち馬評価」先週ぶんを更新&雑感
先ほど「望田潤の2歳勝ち馬評価」先週ぶんを2頭更新しました~
TARGETも日々進化していて、最近は「馬データ検索」に「3代内種牡馬(繁殖牝馬)」という便利な検索機能が加わって血統表3代目までの一括検索も可能になり、たとえば「ドナルチアの母父Mutakddimを3代内に持つ馬」は全14勝中11勝が1400m以下でエイシンスパルタンやランブルジャンヌのようにパワーに任せてガリガリ先行する短距離馬が多く、Seeking the GoldにSeattle SlewとNumbered AccountでBusanda≒Striking=Busherが計5本やから、なるほどみんなラトロパワーで突進するんやなあ…ということが僅か数分の検索で実感できます
これが5代までかつ複数の血脈が検索できるようになれば、様々なクロスやニックスの効果をもっと簡単にチェックできるので、中の人にはそこらへんまでぜひよろしくお願いしたいですね(・∀・)
サクラプレジデントはサンデーサイレンス×マルゼンスキーですからスペシャルウィークやロイヤルタッチと同じ配合で、札幌記念と中山記念と札幌2歳Sに勝ち皐月賞と朝日杯で2着の爆発力ある中距離馬でした
しかし産駒の獲得賞金上位を見てのとおり、サクラゴスペル、サクラプレジール、サクラアドニス、カワキタコマンド、サクラレグナム、サクラシャイニー、ユキノアイオロス、コンサートレディ、サクラダムール、オリオンザブラックと1400m前後を活躍の場とするものが多く、それは前向きすぎてがむしゃらに走ってしまう気性面に因るところが大きいと考えられます
このサクラプレジデント産駒の騎手別成績を出してみると、騎乗数10以上の騎手の中では、戸崎が勝ち鞍数11で1位(横山典とタイ)、勝率22.9%で2位(1位は岩田の25.8%)、連対率37.5%で1位(2位は藤田の33.3%)と素晴らしい数字で、しかも単回値118複回値126と馬券的にもなかなか美味しい
そもそも癖馬だらけのサクラプレジデント産駒をフワッと乗りこなせる時点でそりゃ馬券的には美味しいわけですが、サクラゴスペルもサクラレグナムもサクラシャイニーも、この人が乗るようになってからもう一皮むけたという事実は見逃せないでしょう
ルメールが乗るたびにアンビシャスと絆を深めているように、上手な人が乗るとそういう後々への好影響もあるわけで、デビュー当初から行きたがる気性がネックだったエアソミュールに毎日王冠で久々に跨って中団から差し切ってみせたユタカは、「えらい乗りやすい馬になってるね」と驚いてましたが、それまでの直近5戦は戸崎が乗って3つ勝たせてて、戸崎に馬が集まるのはそういう業界内評価も含んでのものではないかと思うわけです
今週の新馬戦
今週の新馬は日曜函館5Rヴァンキッシュラン(ディープ好配合)のみ
ディープ×Galileoですから青葉賞向きになりそうな配合ですが、母はなかなか密な相似配合で、ディープとラストタイクーンはなかなかニックスですから、斬れ味のあるところを見せてほしい
他では函館2歳メジェルダ(ディープ好配合)と中京2歳マイネルボールド(一口ピック)で、どちらも相手は強化されますが頑張ってほしい(・∀・)
先週はイン伸び優勢の函館Bコース、ここ2年の函館2歳もアクティブミノル(母Halo3×5)とクリスマス(Halo≒Cannonade5×4・4)がHalo的な軽いスピードで先行押し切りでしたが、今年は雨含みの予報なので馬場が渋るかも
一昨年は母父マイネルラヴの○プラチナティアラが穴やと思ったんですが、◎オールパーパスが4着でガックリやったなあ…
スプリンターズをノーマルに勝ち、安田をアブノーマルに勝った
ブラックホークはNureyev×Silver Hawk(父Roberto)でNantallah≒Nashua4×5、パワーで短距離を走るタイプで、通算[9.8.6.5]ですが急坂小回りでは[5.2.2.0]と凡走なし
http://db.netkeiba.com/horse/ped/1994109361/
一方で東京[3.2.3.2]京都外[1.0.1.2]新潟外[0.2.0.0]と直線が長く斬れを要求されるコースでは少し甘さをみせ、ここらはSilver Hawk産駒の掻き込み親父と似たところがありました
毎年春は京王杯SC→安田記念の王道を歩み、98年は京王③→安田⑪、99年は春は全休、00年は京王②→安田⑨、東京だと1400mでも少し甘いのに、マイルのHペースとなると掻き込みピッチ走法では長い直線を乗りきれない
01年も京王杯は好位差しで3着と好走、しかしブラックホークに東京マイルは厳しいことはもうみんな学習しているので、続く安田は9人気とほぼノーマークの扱いでした
しかし驚いたことに、ブラックホークはハナでも切れそうな好発を決めるも、ノリはそこから15番手まで下げ、直線まで脚をタメにタメて、文字どおりの大外一気で全馬を差し切ってしまったのです
2着がブレイクタイムで3着がメイショウオウドウですからメンバーが薄かったのもたしかですが、どう見ても急坂小回り向きのスプリンターの加速で東京マイルを差し切ってしまったという摩訶不思議な勝利で、今でいうとコパノリチャードとかガルボで安田記念を追い込んだようなもんかな(^ ^;)とにかくノリの数々のヘンタイプレーの中でも“三大”に入れたいレースですね~あれは
Danzig丸出し掻き込み走法で急坂を駆け上がるアグネスワールドを、ドノーマルな好位差しでキッチリ捕えた99年スプリンターズSがベストレースで、3着キングヘイローは翌年の高松宮記念勝ち馬、4着マイネルラヴは前年のスプリンターズ勝ち馬でした
土曜のボツ予想~すずらん賞ふたたびの逃げ
今夜はキングジョージですか、Golden Hornは1800~2000mベストやと思ってて(2000mベストの馬がダービーを勝つのはエプソムでも東京でもよくあること)、道悪のアスコットの12Fとなるとスタミナ的に微妙やと思うんですが、でもこの相手ならヘロヘロになりながらも勝ってしまうんでしょうかね~
中京2歳は▲シュウジが素質上位もツルマルレオンの下で見るからに母方のパワースプリンター資質が強く、スローの上がりの競馬ならば一気のパワー加速で圧倒してしまうかもですが、1600mへの延長はプラスではない
◎マイネルボールドはHalo4×4、Secretariat5×4、Northern Dancer5×5、ロイヤルスキー≒スチューペンダス4×7、Cornish Prince5×6、Twosy=Two Lea7・8×6、Lea Lane≒Shama7×6、他にもTudor MinstrelやAlycidonなどをクロスする綿密な相似配合で、一口ピック馬やから言うわけやないですが、いや言うんですが、字面の血統よりよく出来た配合やと思うのですよ
Gone Westのマイラーっぽさが強い体型で、Bull Lea的な血も増幅しているので後駆のパワーはあり中京は向きそうやし、今の中京ならスローでも極端に速い上がりの決着にはならないはずで、ならば前走で見せたしぶとさをここでも発揮できるはず
知多は◎ブリクスト、パワー型で京都の高速馬場は不向き、ファルコンはちょっと食い足りない内容ですがあの日は外差しがきかない馬場だったし、外差しのきく中京1400mならばナヴィオンやニシノラッシュといい競馬になる馬です
ラッフォルツァートも1400mベストですがこちらはBold Ruler的な軽い機動力で立ち回るタイプ、差し決着とみるならばルメールの○ショウナンワダチが相手本線かな
中京最終はフェルメッツァにかぶらないのならば◎フェルメッツァで
スキッフルの仔らしい着実な成長曲線を描いていて古馬になって一回り逞しくなってきたし、Hyperion的に強靭な後駆で追い込むのもフラガラッハと似ていて、中京は合っていると思います
福島8は◎キッスアフィニティ、ミスプロクロスのロブロイ牡駒ですからこの距離延長は買い、母がFair Trialのクロスで機動力はあるほうです
白河は高速馬場ならゴールドペガサス、ちょっとタフな馬場ならマンハッタンヘンジかな
マンハッタンヘンジはザール×ソヴィエトスター×コマンダーインチーフ、字面は地味ですが、父のSecrettame≒Sir Ivor3×2を母のDroneで、母のThong=Ridan4×4をMr.ProspectorとRobertoで増幅していて、パワーと機動力でうまいことまとめた配合になってます
函館は現在芝重ダ不で、これからも少し降る予報
函館日刊は☆オメガヴェンデッタが人気、京王杯3着はドスローに恵まれた部分があったとはいえ、安隆厩舎らしい短距離向きの筋肉がついてきた今は1200mでも好位でうなってそうだし、道悪も洋芝も歓迎の血筋です
夏の洋芝道悪1200mといえばファルブラヴ牝馬も大喜びの舞台で、タマなしファルブラヴの△エポワスも函館芝1200mは[1.2.0.0]ですからたぶん大喜び、しかしここはマンカフェ×Kingmamboで重が鬼の▲スリーカーニバルが油っこいし、○シンデレラボーイだって前走は超速馬場の大外を回らされ前々走は直線締められて、道悪は上手だしラチ沿いを差せれば十分狙いは立つ
◎フクノドリームは母母がDr.FagerとIn RealityのニックスでRough'n Tumble4×4、母はSecretariat≒Sir Gaylord4×4、そこにStorm Cat≒Narrate2×3のヨハネスブルグが配されて、自身はMr.Prospector4×4にGonfalon≒Killaloe4×4、内国産のヨハネス産駒としてはホウライアキコを凌ぐ好配合といえます
オジジアンとFappianoとNever Bendのラトロパワーをいじった配合だけに手先が強い走りで、一昨年は函館極悪馬場のすずらんでファソンを6馬身ちぎり、昨年はアイビスSDでセイコーライコウに食い下がったように、道悪が鬼の夏スプリンター
降級でも人気がないのは長欠明けだからでしょうが、藤田でハナ切れば気性で走ってしまいそうな予感はあります
「No.1予想」ではいわき特別を、「馬券総合倶楽部」ではいわき特別と横津岳特別を予想していますので、今週もよろしくお願いします
日曜のボツ予想~Haloましましラーメンでスタイリッシュに捲ろう
栗子は☆ディアデルレイが人気ですが、今の福島1800mだとちょっと軽さやスピードが足りないというか、全姉ディアデラマドレほど俊敏ではないので、もうちょっとタフな馬場でもうちょっと距離があったほうが狙いやすい
ポトリザリスはForliの父Aristophanesと母父Advocateを通じるRiot≒Fair Trialのクロスを持つので、Forli的Fair Trial的Lady Juror的な要素を多分に伝える、というのが私の考え
牝はディアデラ母娘のように俊敏な小脚を武器とするけれど、牡はマゼランにイグアスにクルサードと専ら粘着力やパワーで走るという傾向は、母父エルコンが牝には機動力を牡にはスタミナを伝えるのとか、母父エリシオが牡にはスタミナを強く伝えるのとか、ファルブラヴが前向きスプリンター牝駒とパワー型中距離牡駒を出すのとたぶん根っこは同じで、これらは突き詰めればSpecial的Forli的Fair Trial的な傾向と言えるのではないか、と
日本で最もForli的な俊敏前向き小脚を伝えるハッピートレイルズ牝系にしても、牡はトレジャーがいきなり目黒記念で2着したりハッピールックが洋芝2600mを連勝したりするんですよ
土曜のいわきはタブレットピーシー(母Halo3×3)、マイネオーラム(Halo≒Drone3×5・5)、ゴットフリート(Halo4×3)とHaloクロス天国、開催最終日で内側の芝がなくなって土色に…なんてことがなくなった今の福島では、ミヤビランベリのようにパワーと粘りでエッチラオッチラ泥臭く捲るのではもう間に合わなくなっていて、ああいう昔ながらの醤油ラーメンみたいな捲りはもう通用しなくなっていて、先週のグランデッツァみたいにもっとスタイリッシュにフワリと捲れないと勝てないコースになっていて、若い人はらいおん君みたいにHaloましましラーメンに並ぶのです
となると、母がサクラバクシンオー×メジロダーリングというスプリンター血統で、「父中距離×母スプリンター」の配合形らしい先行脚質に出た○ロジダーリングでもういっちょという手はあるし、▲ダイワブレイディのBold Ruler的機動力も小回り1800mベストですがこれはチチカスだけに内々で揉まれると心配
◎アートフェスタはゼンノロブロイ×タイキシャトルでHalo3×4、先週今週と福島芝1800mで連勝したタブレットピーシーとウイングチップ兄弟、この母ウイングレットがタイキシャトル×サンデーサイレンスでHalo3×3
同じ福島1800mの雄国沼ではディアデルレイの醤油ラーメン捲りをインからHalo的脚捌きで差し切り、今年も蛯名が4角で踊り出したらチャンス到来…いやそれはピンチかも(^ ^;)
福島テレビは◎ヒストリカル
兄カンパニーは晩年に東京でウオッカを連破して男を上げましたが、ピッチ走法なので内回り小回りでは[6.2.0.4]、中山記念①①②④大阪杯①ラジオたんぱ②宝塚④⑤で捲る脚も非常に速かった
3走前の大阪城が外回りなのに唸りながら捲って決めてしまったという凄い勝ち方で、ここんとこ外1600~1800mばかり使われていますがあの小脚はカンパニーと重なるものがあり、福島で捲りにかかったら唸りながら捲ってしまうんじゃないですか(・∀・)
○インパルスヒーローはVice Regent≒ノーザンテースト4×3、このパワーがますます発現してきた今では東京では追って味がなく、春の中山の健闘を見てのとおり捲りのきくコースでこそ狙いたい馬で、絞るならこの1点かな
函館芝1200mは今年もマイネルラヴとGreen Desertで攻めつづけてまあまあ小銭は稼げたのですが、潮騒は母母がGreen Desertの全妹にあたる◎アンブリカルで
母ディアマンティナはBuckpasserとCourtly Dee経由でWar AdmiralとLa Troienneをクロスするので繁殖として有能で、産駒はみんな短距離でパワーを誇り、先週デビューしたアーマンディも先行力は見せました
アンブリカルは短距離で逃げたときは[2.1.0.1]、○ニホンピロアンバーは道新同様番手でOKだし、前走引っかかった▲マイネルエスパスはカベをつくって折り合いたいと言っているので、ここはおそらくハナを切れる
Green Desertの血を引く馬が洋芝1200mに強いのは先週イッテツを狙ったときに書きましたが、サドンストーム=ティーハーフ兄弟などを見てのとおり道悪もなかなかの巧者で、連対率でいうと良14.7%、稍15.7%、重不16.8%
函館競馬のオーラス、締めのデザートは、軽量と渋った馬場を味方にGreen Desertの逃げ切り狙いで(・∀・)
他のレースはぼちぼち予想しますが、「No.1予想」では函館2歳Sを、「馬券総合倶楽部」では函館2歳Sと中京記念を予想していますので、日曜もよろしくお願いします
日曜の重賞回顧~これが函館リーディングの捲りじゃあああっ!
函館11R 函館2歳S
◎4.メジェルダ
○14.オデュッセウス
▲11.メジャータイフーン
△9.ブランボヌール
メジェルダの母母メジェールは短距離で5勝、母メリジューヌもダ短距離で3勝。この牝系の影響が強い体型で、前走は好時計で3馬身ちぎる楽勝だった。ディープインパクト×フレンチデピュティは26頭出走で16頭が勝ち上がりと高アベレージで、しかもショウナンパンドラやカミノタサハラやウリウリやアヴニールマルシェなどオープン級も出ており、また芝良の連対率が33.5%なのに対し重不は[4.5.1.6]連対率56.3%と道悪が上手な馬が多い。アユサンと同じ「ディープ×ストームキャット×エイトサーティ」という黄金配合形でもあり、桜花賞路線を賑わせる素質馬とみているので、ベストは1400mだろうがここでも道悪を克服して勝ち負けの期待をかけたい。土曜の競馬を観ているかぎりでは脚をとられたりノメッたりするような極悪馬場ではないので、素質とスピード重視で印を振ってみた。
中京11R 中京記念
◎11.レッドアリオン
○4.オリービン
▲10.ダローネガ
△16.オツウ
×2.トーセンレーヴ
×15.アルバタックス
土曜1Rでいきなりレコードが出たように中京芝は短く刈られているようで、全体に時計も上がりも速かった。しかも昨年は日曜に雨が降ったが今年は晴れ予報、となると例年のような外差し決着のイメージでいいのかどうか。レッドアリオンは安田記念で伸びあぐんだが、あのように囲まれる形だと嫌がる面がまだあるようで、兄クラレントが外目を揉まれず先行して好走したのと対照的だった。これは母系に気難しいヴェイグリーノーブルの血が入るからだろう。オリービンも母系にヴェイグリーノーブルの血を引くので揉まれず先行するとしぶとく、だからもっと積極的に行くべきだと何度も書いてきたが前走は馬任せの先行でしぶといところをみせた。ここは内のカレンが行く可能性はあるが、いずれにしてもこのヴェイグリーノーブルを引く2頭が揉まれず気分よく先行すれば、土曜の馬場バイアスなら直線ひと踏ん張りできるのではないか。
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函館2歳は前半34.1-後半36.5n前傾ラップで、8Rの500万下平場が34.5-36.3、最終の潮騒が35.1-35.3ですから、2歳戦としてはなかなか厳しいペースになったというべきで先行勢はほぼ総崩れ
メジェルダは決して無理して行ってるようには見えませんでしたが、岩田に一気に捲られてからはさすがに苦しくなった
でも馬ナリであのスピードを見せてしかもバッタリとは止まってないし、高速馬場の1400mならもっとやれる馬だという手応えは改めて感じました
オデュッセウスもNureyev≒Fairy King2×4で気のいい馬だけに、今日は外枠からポジション取りにいってちょっとがむしゃらに行きすぎたところはあり、この大敗は大目に見てあげたいですね~
ブランボヌールについてはNETKEIBA「重賞の見どころ」より再掲します
ブランボヌール
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2013101835/
母ルシュクルはダコールの半姉で、芝1200mで3勝をあげたスプリンター。2歳夏に函館で新馬とすずらん賞を勝った。その母アジアンミーティアはUnbridled's Song(BCジュヴェナイル、トーホウジャッカルやダノンプラチナの母父)の全妹。本馬は父がディープインパクトだからダコールとは3/4同血の間柄になるが、サクラバクシンオーが強い体型は明らかに母親似で、しかし字面の血統よりパワー体質で軟弱さがないのは好感が持てる。距離は1400mベストとみたい。メジェルダをマークして叩き合いで競り勝ったのは評価できるし、差しに回って味があるのは有利だ。
次どこを使うのかは不明ですが、間にバクシンオーが入るぶんダノンプラチナ(ディープインパクト×Unbridled's Song)を300mほど距離適性短めにしたようなイメージの馬で、ベストは1400mで1600mもギリOKかなあ…という見立てですかね現状は
メジャータイフーンは岩田の捲りを追うように追い込んで2着、ヒルダは好ダッシュからいったん下げてよく食い下がって3着、マコトルーメンは最後方からジワジワ追い込んで5着、月曜のエントリで書いた「ダイワメジャー黄金配合」がみんな掲示板に載ったのは馬場が向くのもあるでしょうが、「ダイワメジャー黄金配合」については下記エントリを参照してください
ラッキーボックスは1400mベストに見えるし、ナスキロ柔い体質なのでもう少し軽い馬場のほうが斬れるタイプやと思います
中京記念はフラガラッハとミッキードリームが「HyperionとNasrullah」的ナタ斬れで大外からズドーンズトーンと差してくるのが例年のイメージですが、土曜1Rでレコードが出た後にミルコが「芝をカットしてるね。先週よりも短い。(クリノカルカソンヌで)大外に行って失敗。内へ行けばよかった」とコメントしていて、その後は有言実行で内からスルスルくる馬がいると鞍上はミルコというシーンが何度かありました
私も外差し狙いのセオリーを捨てて橋口2騎のAureole魂全開行った行ったを狙ってみたんですが、オリービンはスタートしてすぐ囲まれてしまった時点でアウト、レッドアリオンも行き脚がつかず外から追い込むというのはこの馬の凡走パターン
ダローネガは今日も長くいい脚を使っていますが、この馬にしてもダイワメジャー×ホワイトマズルですから本来は前で受けてナンボの血統で、だからレッドアリオンとダローネガは1800mで先行すべきだとデビュー当時からもう78回ぐらい書いてますが、1800mならばどちらももっと無理なく先行できると思うのですよ
スマートオリオンは母トロピカルレディーがダートのスプリンターだったのでこちらの影響が強いのかと思いきや、前走で1400mをきれいに好位抜け出しで勝ち、ふ~ん今は1400mのほうが楽そうやなあ…と思っていたら同じような競馬でマイルも快勝、二つ目の重賞を手中にしました
父中距離×母スプリンターですから先行脚質に出たのは順当ですが、馬場を読みきって内々をうなりをあげて進出したミルコも、岩田の豪快な捲りに負けず劣らず光ってました
ダイワメジャー黄金配合がポンポン勝ち上がる夏
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/43ee5e5a510135a47140dcb75ed261b8
7/25,26の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報
■『ディープインパクト好配合馬リスト(2015)』で栗山求が推奨したワントゥワン(牝2歳)が土曜中京5R新馬戦(芝1400m)を勝ちました。
○ワントゥワン(牝、母ワンカラット)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2013105748/
母ワンカラットはフィリーズレビューなど短距離重賞を4勝した名牝で、函館スプリントSではコースレコードを樹立した。ハープスターと同じ「ディープ×ファルブラヴ」の組み合わせ。ファルブラヴを持たない4分の3同血のベアトリッツは3勝を挙げている。その比較から配合的に上のこちらには重賞級の期待がかけられる。(栗山)
■『一口馬主好配合馬ピックアップ(2013)』で栗山求が取り上げたミカエルシチー(牡3歳)が土曜中京7R3歳未勝利戦(ダ1200m)を勝ち上がりました。
★友駿ホースクラブ
父エンパイアメーカー
母テンシノキセキ(フジキセキ)
牡 募集価格:2800万円
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2012105305/
父エンパイアメーカーは、米リーディングサイアーを争う超一流種牡馬が導入された、という点で画期的であり、外国産馬や持込馬として先行して走った産駒の成績から考えて、成功は間違いないところです。母テンシノキセキはフェアリーS(G3)とセントウルS(G3)の勝ち馬。旧中京芝1200mで1分06秒9のレコードを樹立したスピード馬でした。繁殖牝馬としてはカレンナホホエミ(フェニックス賞)を産んでいます。産駒は非力なタイプが目立つので、父エンパイアメーカーの馬力を取り込むことができればおもしろいと思います。Gana Facil≒ミルレーサー3×3、Image of Reality≒Marston's Mill3×4、というダブルの組み合わせクロスは鮮やか。Unbridledとフジキセキを併せ持つ産駒は、過去JRAで走った8頭からアカンサス、ロードクルセイダー、トーホウアマポーラが出ています。基本的にはダート向きだと思いますが、母の素軽さが前面に出れば芝でも楽しみがあります。(栗山)
■『望田潤のPOG好配合馬リスト(2014)ダイワメジャー編』で望田潤が推奨したエスジープログレス(牡3歳)が日曜中京2R3歳未勝利戦(芝1400m)を勝ちました。
◎エスジープログレス
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2012102028/
兄姉ではハートシューター2勝がいる程度だが、母バズマイハートはKダービー馬Grindstoneと3/4同血で、その父Unbridledはカレンブラックヒルの母父父でもある。母母は Secretariat≒Sir Gaylord1×3。Droneも入るだけにダイワメジャーとは合うはず。
■『ディープインパクト別好配合馬リスト(2014)』で望田潤が推奨したサトノシャルマン(牝3歳)が日曜中京3R3歳未勝利戦(ダ1800m)を勝ちました。
○サトノシャルマン
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2012104222/
エバーブロッサムの全妹で、エイジアンウインズの3/4妹で、キュートエンブレムの半妹。サクラサクはNorthern DancerとRibotとハイインローをクロスする相似配合で自己主張が強く、出走産駒6頭は全て勝ち上がっている。エバーブロッサムの走る中距離馬だが、もう少しデインヒルのパワーがONになれば桜花賞でも楽しめそうな配合。
■『一口馬主好配合馬ピックアップ(2013)』で栗山求が取り上げたレッドサバス(牡3歳)が日曜函館4R3歳未勝利戦(芝2600m)を勝ち上がりました。
★東京サラブレッドクラブ
父キングカメハメハ
母アイシーサイレンス(サンデーサイレンス)牡 募集価格:3000万円
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2012104104/
アペリティフ(準OP)、ノーリプライ(準OP)、アイソトープ(準OP)の半弟。「キングカメハメハ×サンデーサイレンス+ロイヤルスキー」といえばゴールデンチケット(兵庫チャンピオンシップ、毎日杯-2着、ジャパンダートダービー-3着、ジャパンCダート-3着)を思い出します。本馬の2代母アイシーゴーグルとゴールデンチケットの3代母Ski Goggleは、いずれも「ロイヤルスキー+Delta Judge」という構成なので、血統表の奥までよく似ています。キングカメハメハはNorthern Dancer と Secretariatの組み合わせから成る血と相性がよく、たとえばロードカナロアは Storm Cat を、ローズキングダムはローザネイを、ベルシャザールはセクレトを持っています。本馬の2代母アイシーゴーグルは「ロイヤルスキー×ノーザンテースト」で、ロイヤルスキーはSecretariatと同じBold Ruler系、ノーザンテーストはNorthern Dancer系なので、成功パターンをうっすら踏襲しています。大物感を感じさせる配合構成で、芝でもダートでも行けるので確実に稼いでくれそうです。(栗山)
■土曜函館11R函館日刊スポーツ杯 オメガヴェンデッタ(POG・望田)
ワントゥワンは私も馬券は獲らせてもらいましたが、骨格は母譲り、体質は父譲りで、母はファルブラヴ牝駒らしい急坂小回り洋芝道悪向きパワー型でしたが、こちらは京都外や東京で斬れるタイプでしょうね~
エスジープログレスはカレンブラックヒルと似た血脈構成で母系にDroneとLe Fabuleuxが入る「ダイワメジャー黄金配合」ですが、チャールストンハーバー自身が名配合すぎますから、母同士の比較でやや見劣るのは仕方ないところ
「2歳勝ち馬評価」先週分を3頭更新&雑感
先ほど「望田潤の2歳勝ち馬評価」先週分を3頭更新しました~
シックスセンスはディープインパクトの勝った皐月賞で2着でしたが、シルバーステートはシックスセンスのイトコで父がディープ、これもわりとパワー加速で、ダービーよりは皐月向きのイメージですかね~
アオイプリンセスはNureyev≒Sadler's Wells4×4にRobertoが絡むのでレッツゴードンキのように機動力抜群の配合で、一方でMill Reef6×6にChieftainが絡むので体質はなかなかナスキロ柔い
だから機動力とパワーと斬れを兼備していて非常に弱点が少ない馬で、ラチ沿いをスルスル捲って、坂をピッチで駆け上がり、抜け出してからはゴールまでストライドを伸ばして加速しつづけたという勝ち方でした
しかし弱点が少ない≒G1レベルの突出した長所がない、という言い方もできるわけで、私がよく言う「二兎を追った配合のキンカメ」、この馬を凄い斬れ味や瞬発力で差し切ったり、凄い機動力で突き放したりできる馬はG1馬の資格アリ、というモノサシやハードルになるのではないかと…どこでも相手ナリに走れるタイプやと思うのでね
先週の中京は土日とも好天で、しかも芝を短く刈ったこともあって最終週の大外一気が決まらず(それにいち早く気づいたミルコはインに拘ったコース取りが目立った)、中京2歳は母がRoberto×Kingmamboのシュウジが坂を上りながら後続を突き放し楽勝、知多は内回りの機動力に定評があるアイドリームドアドリーム牝系のジルダがインからスルスル差し切り、渥美はハービンジャー×ハッピートレイルズ牝系という見るからに捲るんジャー血統のスティーグリッツがひと捲り、そして中京記念は父グラスワンダー×母スプリンターのスマートオリオンが唸りながら先行抜け出し
いずれも阪神内1400mや阪神内2000mのレースを見ているような錯覚に陥るほどで、中京は直線に入ってすぐに急坂を駆け上がらなければならないので、ストライドでジワジワ加速したい馬はそこでモタつくシーンがけっこう見られ、それでも雨の外差し馬場ならば残り200mで前が止まるのでフラガラッハのナタ斬れが間に合うのですが、先週のような馬場だと4角での機動力と急坂を駆け上がるパワーのほうが優先されるわけですな
スティーグリッツが4角でうなりながら捲って急坂をグイグイ駆け上がったとき(通過順位9-9-10-5)、川田は当然それに呼応して追い出したんですが、ナスキロ柔い緩慢ストライドのエイシンアロンジーは坂を上がりながら重心が高くなるような感じで置かれてしまい(通過順位5-5-6-5)、残り200mからようやくストライド全開でジワジワ差を詰めたところがゴールでした
なるほど中京芝は馬場が良ければ、そしてペースが緩めば、東京向きストライドではなく阪神内回り向きピッチに落とし込むような予想でいくべきなんやろうなあ…と、2頭の叩き合いを見ながら改めてそう思った次第
最終週の中京記念というとフラガラッハが重厚なストライドでズドーンズドーンと追い込む姿がまず浮かんでくるので、ついついあのイメージを引きずって予想してしまうのですが、馬場やペース次第でフラガラッハが追い込めるコースにもスマートオリオンが先行押し切れるコースにも変貌するというのは、なかなかオモロイ競馬場やと思います(・∀・)
ちなみに師走の中京開催初日に行われる(つまり馬場がいい)金鯱賞は、ラブリーデイ、サトノノブレス、エアソミュール、オーシャンブルーと、阪神なら内回り>外回りというタイプが毎年馬券に絡んでますな
エピファネイアが引退ですか
やっぱり現場で観た新馬戦が最初にして最大の衝撃で、直線でスピードに乗ったときのフォームはまさに飛んでいるかのようで、その直前に一口ピック馬のレッドセシリアが新馬戦を快勝して「なかなか走るなあ(・∀・)」と喜んでたんですが、それが吹っ飛んでしまうほどの怪物くんの出現でした
JC史上最強と言っても差し支えない圧勝もちろん忘れられないですが、個人的にはコロッと負けてしまった弥生賞、「そうかやっぱりHabitatやったんか、引っかかったから最後の急坂が応えたんやな…」と慰めてあげたくなったあの敗戦が印象深い
いつも言うようにどんな条件下でも同じぐらい強い馬なんていないわけで、美点と弱点は背中合わせで、だから最高パフォーマンスと最低パフォーマンスの両方を目の当たりにしたときに、その馬とほんとに分かりあえたような気になるもんです
人間同士でも誰にも言えないような弱点や悩みを共有することで親密になるわけですが、驚くほど柔らかくしなやかな体質で胴伸びがあってストライドが伸びてしかも俊敏で、この怪物くんに弱点なんかあるんやろか…と思っていたところ、「実は急坂がちょっと苦手やねん…」と弥生賞の後に打ち明けられて、「まあまあ…そらしゃ~ないわなあ、Kris S.≒Habitat2×4やもんなあ…」と背中ポンポンしながら、(よしわかった、俺はダービー本命やからな)と心の中でつぶやいてました
トモが非力なのにあんなに凄い加速を見せるのは前駆の駆動が素晴らしいからで、だから京都阪神外回りの4角の下り、あそこで持ったままで唸りながら下ってくるときのアクションは圧巻でしたね~
種牡馬としてはNorthern Dancerクロスを持たない(父シンボリクリスエスが非Northern Dancer)ので配合が決まりやすいというのが一つセールスポイントで、あの柔らかな体質は確実に伝えるだろうし、母父スペシャルウィークですからフィリーサイアーになる可能性も高いのではないかと
土曜のボツ予想~開幕週1500m、好位インからHaloましまし
札幌は深夜少し降ってましたが、朝から快晴で芝ダとも良発表ですか
今年も函館芝1200mはマイネルラヴとGreen Desertで小銭を稼ぎましたが(・∀・)、札幌でもこの血を血統表の3代目までに持つ馬は以下のように良績があり、まあ洋芝巧者の血というのは夏馬体質を伝えることも多いので、引きつづき狙っていけますということで
マイネルラヴを血統表3代目までに持つ馬(全芝連対率13.7%)
札幌芝[16.17.16.132](18.2%)
函館芝[17.27.19.154](20.3%)
Green Desertを血統表3代目までに持つ馬(全芝連対率15.0%)
札幌芝[16.9.8.79](22.3%)
函館芝[17.14.13.78](25.4%)
羊ヶ丘は◎ダイワプロパー
ダイワメジャー×タイキシャトルでHalo3×4、機動力と粘りの短めマイラーで1800m以上と外回りを除けば[1.1.1.0]、札幌1500mの最内を活かせる機動力十分で、本日の日替わりましましラーメンはこれ
○アドマイヤゴッドは母父Danzigが強い体型体質でパワーで先行するマイラー、斬れは皆無ですが内回り小回りの1500~1600mは[1.0.1.0]、札幌1500mでウインアキレアと接戦がありこれを相手本線としたい
TVhは◎ケイティープライド
阿武隈はサングラスが猛ラップで逃げて前総崩れ、一番強い内容の3着でした
外マイルより内1800m向きで牝系のパワーでゴリ押ししたほうが味がある馬で、あんまりゴリ押ししない人に乗り替わったのがどうかですが、開幕週のイン好位でふつうに考えればレッドルーファスより断然有利
阿寒湖はチチカスだらけの運動会、洋芝長丁場で▲ダンディーズムーンが逃げたらうるさそうですが、速い脚がないだけに藤田のタメ逃げだと4角で捕まってしまう可能性があり、その番手が有望な◎シャンパーニュがAureole魂発揮で連覇とみました
新馬勝ち含めて中10週以上は[2.1.0.0]、ヤル気を出す展開ならば鉄砲はききます
KBCは◎ケイティバローズ
マンハッタンカフェ×KingmamboはPasadoble≒Allegedのニアリークロスになるのでアントニオバローズ、ダイワバーバリアン、スリーカーニバル、ニシノテキーラ、ヒルノドンカルロ、ハドソンヤードとパワー型に寄りやすく、本馬も見るからに硬肉で可動域が小さいので小回り向きで、小回りダ1700mは[3.1.0.0]、内1800mの中山牝馬では軽ハンデと展開利があったとはいえしぶとく追い込んで4着、そういう体質ですから6~9月[3.3.1.0]の夏馬でもあります
新潟の特別はこれから予想しますが、「No.1予想」では不知火特別を、「馬券総合倶楽部」では新潟2Rと不知火特別を予想していますので、今週もよろしくお願いします
「一口馬主好配合馬ピックアップ」栗山求がグリーンから2頭ピック
おかげさまで今年も好評をいただいております「一口馬主好配合馬ピックアップ」、本日栗山求がグリーンファーム愛馬会から2頭ピックアップしました
http://miesque.com/c00032.html
私は今日競馬観ながらデータつくって、月曜にはピックしたいと思っております
これで現在、ウイン(1)とグリーン(2)ラフィアン(3)とユニオン(3)から計9頭ピックしています
日曜のボツ予想~小麦色のカーネギー肌
アストラエンブレムはダイワマッジョーレの若いころ(ナスキロ柔さが勝っているころ)に似たイメージで、思った以上にしなやかに斬れるので新潟2歳も有望でしょうが、今日も外に出して持ったままでナデ斬り、問題はAureole魂の有無でしょう
小倉1Rはキンシャサノキセキ産駒のワンツーで、勝ったサイモンゼーレは母がNorthern Dancer4×4・6、2着クールマギーは母がツルマルオトメでNijinsky≒Storm Bird4×3、父も母も自身もアウトのキンシャサノキセキは自己主張が強くなく相手牝馬のキャラを立てるし、クロスがうるさい自己主張の強い牝馬の尻に敷かれる配合が成功する
ダート短距離向きと言われたこともありましたが、あれはたまたまダート短距離向きの母から生まれた馬がダート短距離で立てつづけに好走しただけで、今は芝19勝ダ20勝、現役時代のイメージがあるので短距離型の牝馬と配合されやすいから短距離向きの産駒を多く出しているわけで、いろんなタイプを出す種牡馬やと思いますよ
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アイビスはここ2年◎フクノドリームと◎フォーエバーマークでまあまあうまいこといきましたが、狙いとしてはラトロパワー豊富な大型牝馬(ファルブラヴ娘ならなおよし)、単調な逃げ先行脚質(初直千で意外に好位からひと伸び)、あとハクサンムーンにカノヤザクラにエーシンダックマンとバクシンオー産駒もよく好走
というわけで今年は、○ファルブラヴにモガミとアスワン経由でNorthern DancerとLa Troienneが入るスプリンターで1200mでも力んで走っている○マコトナワラタナと、前走突然追い込んできたのがいいのか悪いのかよくわからんですが単調な逃げ馬◎レンイングランド、とりあえずこの単勝とワイドで
レンイングランドの母マリンフェスタはバクシンオーの快速娘としてならし06年のアイビス2着、全[3.5.2.21]で6~9月[1.4.2.4]の夏馬でもありました
その母ロングチアーズがヒンドスタン3×3、セフト5×4、Hyperion7・7×4の相似配合で、クリアアンバーがBull Lea3×3、ノーザンテーストがLady Angela3×2、サクラユタカオーがNasrullah3×4、クロフネがNorthern Dancer≒Icecapade4×3ですから、代々の緊張→緩和のリズムに優れたなかなか面白い配合でもあるのです
新発田は前が薄いので、1200mを使った後で行き脚つきそうな◎パワースラッガーで
父ウインラディウスは東京のスローが鬼のマイラーでしたが、本馬も全2勝がスローの逃げ切り、母系にマグニテュードが入るので揉まれず先行がベターでしょう
国東は▲サトノロブロイの機動力や☆イイデフューチャーの逃げにも食指が伸びますが、ここは◎シャッターチャンスと○ジャスファンクの捲り合いで
母父カーネギーはメイショウナルトと同じで、母父カーネギーを抽出してみるとこのナルトのデータを除いても全勝率6.1%連対率12.4%に対し6~9月は7.8%16.4%ですから明らかに夏馬が多く、それはカーネギーがBold Reason≒Never Bend3×3でパワー体質とラトロ肩をよく伝えるのだということで説明がつきます
この馬は母がSadler's Wells×RobertoでHail to ReasonとNantallah≒Nashuaのクロスとやはりパワーと機動力に富む配合で、そこにネオユニヴァースですから、(4走前の京都内2000mは直線狭くなって脚を余しましたが)本来は小回りで捲ってナンボの馬でしょう
小倉最終はそのメイショウナルトの全弟◎オーディンバローズ
これも母父カーネギーらしいラトロ肩を誇り、昨夏は函館ダ1700できれいに好位捲りで未勝利勝ち、ハーツクライの男馬ですから古馬になってからが旬、ダート向きのはずがないし一変激走があるならここではないかと
○レッドカイザーはトモが緩いので平坦ベターですが京都だと上がりが速すぎて届かないので、実績どおり小倉1800mをダラリンと捲り差す馬
「No.1予想」ではクイーンSを、「馬券総合倶楽部」ではクイーンSと道新スポーツ賞を予想してしますので、日曜もよろしくお願いします
日曜の重賞回顧~あたしも飛節がBull Leaなんじゃあああっ!今はもうピュアスプリンターなんじゃあああっ!
札幌11R クイーンS
◎2.レッドリヴェール
○6.イリュミナンス
レッドリヴェールは実績はマイルに集中しているが血統的には中距離向きで、古馬になって体型に幅だけでなく伸びも出てきて中距離馬らしくなってきた。どちらかというとピッチで走るのでむしろ小回り向きだし、別定55キロなら勝ちきらなければならない相手関係だろう。イリュミナンスはフラガラッハの3/4妹で、母スキッフルはトニービン×ヌレイエフだからジャングルポケットと同じ配合でハイペリオン4・6・6×5・6・6、この母方の濃厚なハイペリオンの血がようやく覚醒してきたようで、ここへきて馬体もレースぶりも逞しさを増してきた。マーメイドSは直線前がカベで追い出しが遅れたが、開いてからは同じ脚色で伸びていたから、牝馬重賞なら勝ち負けになるぐらいの力は付けてきているし、洋芝も合うタイプだ。
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スタート後にハナを奪うような勢いで出していって前をつつき、アッサリ引いてイン好位に潜り込み、レッドリヴェールを行かせて直後をとったこの一連の動きがまあ圧巻で、結果は3着でしたがレースを支配していたのは間違いなくノリでした
ペースはまずまず流れ、レッドリヴェールとイリュミナンスが好位からHyperion的しぶとさを活かせる展開と流れになり、4角ではもう左団扇で観戦してたんですが(^ ^;)、持ち味を出し切った先行好位勢をまとめて差し切ったのだから、展開に恵まれたわけではないのだから、ここはメイショウスザンナをほめなければならないでしょうね~
3歳春にフラワーCで2着してクラシックロードを歩んだものの、その後は中山1600mで1000万下を、福島1200mで準オープンを勝ち活躍の場を短距離にシフト、ところが春の福島牝馬では13人気で3着と激走し、あれを見たときにやっぱり斬れ味がないしスピード的にも小回り1800mが合っているよなあ~とは思ったんですが、ここでレッドリヴェールを食ってしまうとは…
これで小回り内回りの芝1800mは[1.1.1.1]、1着がクイーンSで2着がフラワーCで3着が福島牝馬S、着外は13年西海賞でこれはブービーから9馬身も離された大敗でノーカンとすると、小回り1800mでは重賞レベルで凡走なしなんですね
レッドリヴェールは古馬になって体型に伸びが出てきて、私がデビュー当時に“小さなナカヤマフェスタ”と名づけたイメージに近い体型になってきていて、欲を言えばもう少しフックラ見せてほしいかなあという仕上がりでしたが、しかしここは条件的にはベストに近い舞台、ルメールも全くソツなく運んだだけに、あれで勝ちきれなかったのは少し物足りないと言わざるをえない
イリュミナンスは今期は馬体充実でようやくHyperion的なしぶとさを発揮できる馬に完成してきた感があり、ここでノリが好位でHyperionを絞り出してくれたことは今後につながるのではないかと思うし、しかしHyperionの塊ですから当然といえば当然なのですが、スキッフルの仔はほんとに成長力抜群です(・∀・)
開幕週の新潟芝は見た目に馬場が良く見えるし、アイビスはサクラバクシンオー産駒がよく好走するレースでもありますから、ここは母父バクシンオーの◎レンイングランドでいってみたら、ベルカント(父バクシンオー)とシンボリディスコ(母父バクシンオー)で決着(^ ^;)
外枠のベルカントはラチ沿いを実にスムーズな加速で、残り400mでこれはもう勝ったというスピードの乗り
下記エントリで書いたように、母系にAlydarを持つバクシンオー産駒はBull Lea的飛節をよく受け継ぐのでパワーとピッチで走る典型的なスプリンターが多く、1400mで勝ったのはベルカントのファンタジーSとフィリーズレビューだけで、そのベルカントも今はもう完全にスプリンターになっていると書いてきました(バクシンオーの母母クリアアンバーはBull Lea3×3、Alydarの母Sweet ToothもBull Lea3×3)
母系にAlydarを持つバクシンオー産駒の距離別連対率
1000m…[5.4.5.28]21.4%(21.1%)
1200m…[20.22.15.152]20.1%(18.5%)
1400m…[2.0.1.27]6.7%(16.0%)
1600m…[0.0.0.14]0%(14.2%)
※()内はバクシンオー産駒全体
ミルコもルメールもオールラウンドな名手には違いないのですが、あえて色分けすると、トップスピードに乗せるのが上手いのがミルコ、スピードをコントロールするのが上手いのがルメール(戸崎ですら手を焼くネオリアリズムできれいに折り合って弾けたのは圧巻)、難しい打球を逆シングルで捕って派手なジャンピングスローで決めるのがミルコ、難しい打球を正面で捕って難しく見せないのがルメール、そういう意味では直千は達者な乗り役でしょう
シンボリディスコはアドマイヤマックス×サクラバクシンオーでノーザンテースト3×4、スプリンター体型はこの影響でしょうが、同時にスイートにさかのぼる牝系でStriking≒Blue Eyed Momoの3/4同血クロス4×6でもあり、望田が「夏はラトロ肩(La Troienne血脈の影響が強い立った肩)がほぐれて云々…」などと言ってますが、「ラトロ肩とはなんぞや?」という人はシンボリディスコの骨格や体質やフォームを参照してください。これがもうラトロ肩の典型です(・∀・)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2010109140/
┌War Admiral
Striking
└△
└La Troienne
┌War Admiral
Blue Eyed Momo
└△
└La Troienne
こういうラトロ肩は冬場は体質がより硬くなって可動域が小さくなりがちで、だから暖かい時期に調子を上げることが多く、けっきょくマイネルラヴやGreen Desertやマツリダゴッホが洋芝で勇躍するのも、マチカネササメユキ牝系が夏になると各地で激走するのも、エリモハリアーやメイショウナルトが夏重賞を勝ちまくったのも、「Never BendやBuckpasserをはじめとする、La Troienne血脈が伝えるパワー体質と立った肩」で説明できます
シンボリディスコもこれで全[3.4.2.7]で6~9月[1.4.2.1]、あの頭の高い可動域の狭いフォームが、夏場になると少ししなやかになるわけですな(・∀・)
だから「夏の洋芝1200mに使いにきたらブッ込むのになあ…」と書いたこともありましたが、新潟のアイビスで2着にくるとは想像できず、それは小倉に回ってハナ差負けてしまったネロ陣営も同様かも…
バクシンオー×AlydarのBull Lea4本パワー
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/a02264ff1e24a0667a2874191b6476c6
第51回函館記念回顧~サンライズペガサスなんじゃあああっ!飛節がBull Leaなんじゃあああっ!
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/28e5be89447fe86364b46d7296df3f53