GCの番組で秘かに気に入っているのが「岡部フロンティア NIPPON馬紀行」
月火水とルーチンワークをこなし、金土は週末の予想的なお仕事に追われる…というのが毎週の平常の流れで、そんななかで木曜の出馬確定前の木曜11時という私にとっては一番ゆる〜い時間帯に(たいてい追い切り映像を観ながら血クリの最終校正をやってる)、岡部さんが子供のような笑顔で小さな在来馬に跨っている絵をみると、何だかホッとするのですよ(・∀・)
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ところで馬券で年間トータルプラスの人って、全体の何%いるんでしょうかね〜?
たとえばトータルプラスの人が増えるということは同じだけトータルマイナスの人も増えるわけですから、馬券上手が増えることが日本競馬界の未来につながるかというと、そこはちょっと微妙やと思うのですよ
「今年はトータル回収率80%、控除率ぶん負けちゃったけど、20%ぶん競馬の面白さを十分堪能したから、一年間競馬やっていろいろ楽しいこともあったから、来年も競馬をやるし小遣いの範囲内で馬券も買おう」
この「回収率80%である程度の満足を得て、長年競馬を趣味の一つとして楽しむ層」(以下カイハチマン)というのは、共有クラブの会員さんに置き換えても同じことが言えるんじゃないかと思いますが、ミスター合田ふうにいえば「極めてヘルシーな客層」というべきでしょう
だから評論家もトラックマンもライターも予想屋も、馬体派もラップ派も血統派も、リーディングジョッキーも名調教師も凄腕厩務員も、大牧場のオーナーもやり手のエージェントも、もちろんJRAの中の人たちも、みんながみんな、カイハチマンを一人でも増やすためにそれぞれの立場で何ができるのか…ということを考えていくしかないんじゃないかと
「儲からないから競馬なんか止める」こんな人はいつの日か去っていきます
見切りをつけて家を出ていく前に、荷物をまとめて玄関で靴ヒモ結んでるときに、「ちょっと待って、でも競馬ってこんなに面白いんやで」と引き留めて、20%のマイナスと引き換えになるぐらいの楽しさを提示することで、いつの間にかカイハチマン仲間にしてしまう、我々マスコミがやるべきことはまずそれでしょう
競馬ブームの絶頂期に、それを先頭に立ってやっておられたのが井崎脩五郎さんやったと思います
今の控除率でいく以上、そういう循環でないと先細りの一方やと思うのですよ
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カイハチマン
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