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Channel: 血は水よりも濃し 望田潤の競馬blog
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直線269.1m

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ゴールドシップが珍しく先行したレースといえば、新しい順に14年宝塚記念(4-3-4-4)、14年阪神大賞典(2-2-2-2)、13年京都大賞典(3-5-3-3)、13年宝塚記念(4-4-3-4)、12年共同通信杯(4-3-4)、11年コスモス賞(4-5-4-3)の6R

このうち阪神大賞典(前半2Fが13.3-12.2)とコスモス賞(12.8-12.5)は少頭数のスローで、レースの入りがかなり遅かったのでポジョションが前になったというところが大きく、スタート後の200〜400mが11秒台だったレース、つまりふつうに流れたレースで先行できたのは14年13年宝塚と13年京都大賞典と12年共同通信杯ということになります

この4Rに共通するのは、いずれもスタートから2角までが直線で400m以上あるコース形態であること

今年の宝塚でも最初の200mはいつものごとくビリだったのに、そこからノリが優しくサインを送ると馬は機嫌よくストライドを伸ばして加速しはじめ、2角の入りまでに4番手まで押し上げたのです

ステイゴールド×メジロマックイーンの黄金配合で柔らかな体質を受け継いでいるところはオルフェーヴルと同じなのですが、オルフェがノーザンテースト4×3が強い体型をしているのに対し、こちらはPrincely Gift5×5の影響も見られ(特にあの直飛はPrincely Gift譲り)、オルフェほど素早く動けないけれどしなやかに大きく動けるのが特長
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2009102739/

いつも書くようにゴルシがスタート後に置かれてしまうのは別にゲートが下手なわけじゃなくて(まあたまに大きな出遅れもありますが…)、ゲートが開いてからの数完歩のアクションが明らかに他馬より遅いのでそこで置かれているわけです

だから先行しているときもいつもよりスタートが速かったわけではなくて、いつものように最初の200mはビリだけど、2角までの直線距離が長いコースで200〜400m間の直線でスピードに乗って番手を上げているわけです

ゴールドシップが宝塚記念でベストパフォーマンスを叩き出すのは、時期的に時計のかかる馬場になりやすく外を回ってもOKのバイアスになりやすいこと、少頭数でレース運びも楽なことに加えて、2角までの直線距離が長いコース形態もあげられるでしょう

札幌競馬場の芝Cコースの直線は269.1m、宝塚と同じように出していくと、スピードにようやく乗りかかったところで2角に入ることになりますが、さ〜てヘンタイ騎手は今回何をやってくるのでしょうか(・∀・)
http://www.jra.go.jp/facilities/race/sapporo/course.html


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