阪神11R 阪急杯
◎9.コパノリチャード
○6.ローブティサージュ
▲15.レッドオーヴァル
△7.オリービン
×5.ミッキーアイル
注1.アミカブルナンバー
レッドオーヴァルは今週の追い切りが弾むような動きで更に上昇を感じさせ、稍重までなら◎のつもりでいたが朝から雨予報でこの大外となるとトーンダウンは否めない。ミッキーアイルは差す競馬を試すようだし、ダノンシャークやダイワマッジョーレは1400mなら京都外がベターだ。ローブティサージュは機動力とパワーを兼備していて阪神内1400mで狙いやすいが前走の精神的なダメージが心配。オリービンは阪神も道悪もプラスで揉まれなければ一発あるが、馬群の中に入ってしまうとよくない。けっきょく消去法で残るのはコパノリチャードだけで、パワーと粘りで走るので阪神内回りは合っているし、道悪は鬼、そしてミッキーが押さえるのならば単騎有望。昨年は57キロで圧勝だから58でも押し切り可能とみるべきだろう。
--------
中山記念は◎ヌーヴォレコルト○ロゴタイプ△タガノグランパ△トラストワンという予想で、能書きはボツ予想のコメントを読んでいただきたいですが、この馬場ならばHyperion的なヌーヴォがHalo的Bold Ruler的なロゴにゴール前で競り勝つ絵は描けたし、「柔らかく大きく速く」動ける一流馬だけど「強く」だけが足りないイスラが、タフな馬場では能力半減というシーンも想像できました(これは「サラブレ」のMahmoudさんとの対談でも指摘しています)
以下、NETKEIBA「重賞の見どころ」より再掲
イスラボニータ
母イスラコジーンはミセスリヴィアS(米G2・芝8.5F)2着。フジキセキ×Cozzene×Crafty Prospectorという血統どおりの伸びのないマイラー寄りの体型だが、「サンデー系×ミスプロ系」の組み合わせでボルキロ(Bold RulerとPrincequillo)のクロスだから体質は柔らかく、しかも運動神経が良いのでしなやかに大きくかつ俊敏に動けるのが素晴らしい。1800mは3戦3勝で血統的にもベストだろう。ただ走法的にタフな馬場や緩い馬場は疑問で、良馬場ならば皐月賞のように鮮やかに抜け出してくるはず。
ヌーヴォレコルト
母オメガスピリットは芝1200mで3勝をあげたスプリンターで、その半姉にファンタジーS2着のゴッドインチーフがいる。母父スピニングワールドはNureyevの代表産駒で欧米の芝マイルGIを勝ちまくった。母がNorthern Dancerのクロスで、配合全体のアウトラインはワンアンドオンリーとよく似ている。ハーツクライ×Nureyev系だからHyperion的な粘着力に富む脚質で、秋華賞では後手に回ってしまい前で受けて立つ形に持ち込めなかった。上がりが速すぎて鋭さ負けしてしまったものの、エリザベス女王杯のような競馬が理想だろう。問題は1800mのスピード競馬で、このメンバーでそんな競馬に持ち込めるかどうか。
レースはまるで昨年のリプレイを見ているかのようで、Hyperionが発現してきてトモが頑強になったハーツ産駒はゲートを踏ん張ってポンと出て、好位が取れればあとは直線でHyperionを振り絞るだけ、ハーツクライ×Nureyevとか、ハーツクライ×Wild Againはそれでいいんです
ひょっとして根岸を使ったのはフェブラリー狙いじゃなく、実は最初から中山記念メイチのローテやったんやないの?と突っ込みたくなるぐらい今日のロゴタイプは素晴らしい体つきで、Haloクロス+デムーロ兄弟+中山内回りの三位一体が揃えば当然のごとくフワリと捲って4角先頭
これ以上ないデキでこれ以上ないレース運びで、良ならヌーヴォに馬体を併されることなく突き放していたかもしれませんが、その場合はイスラもビュンと弾けたでしょう
阪急杯はレッドオーヴァルかローブティサージュかオリービンで打ちたいなあ~と週初めからずっと考えていて、しかしレッドは開幕週のフルゲートの8枠、ローブはゲート入り事件の精神的ダメージ、オリーは揉まれ弱いだけに馬群に入ってしまうと苦しく、どこにも着地できないまま「まあ…道悪ならコパノでいけるんとちゃう」と安易に打ってしまった感はありましたね(^ ^;)
好位で折り合っているようには見えたんですが、この馬は行儀のよい競馬をするよりも、Wild Riskでウワーッとエキサイトしながら走っているぐらいのほうが力を出せるのかもしれないです
ダノンシャークについてはNETKEIBAでも、このコピペを2年以上使いまわしてますのでまた使い回し(^ ^;)
〈母カーラパワーはCaerleon×Mill Reefだからナスキロ柔い斬れ味を強く伝える繁殖牝馬で、本馬の他にもレイカーラ、ワキノパワー、スティルゴールドなどを産んでいる。母系のゼダーン由来と思われる伸びのないマイラー体型をしているし、鋭く差してきた12年スワンS4着をみても1400mが忙しいということはないだろう。ただしナスキロ柔いストライドで差す馬だから、内回りよりは外回りのほうが差しやすいのもたしかだ〉
ダイワマッジョーレも母のナスキロ柔さで差すので阪神内回りは差しにくいんじゃないかとみてダノン同様無印やったんですが、こういうストライドで差すタイプを阪神内回りでもってくるのはデムーロブラザースならではというべきなのか、ちょっと私には理解できない世界だけに凄いとしか言いようがない(^ ^;)
ミッキーアイルはとりあえず差す競馬に合格点という2着、特に直線ラチを頼らなくても真っ直ぐ伸びていたのは収穫大
でも私は1400mの馬とは思ってないので、このいい流れのまま少しずつ延長の方向でお願いしたいし、来年は中山記念でガツンと◎を打てる馬になっててほしい
レッドオーヴァルは追い切りの動きが抜群でパドックの馬体も最高で、今日は枠と馬場に泣かされましたが、さすがはコートアウトの娘、さすがはBurghclere≒Aureole、これは5歳にして更に成長しているとみましたよ
ホンマにいろんなことが重なった激動の週末でしたが、ローブティサージュがふつうにゲートに入ってふつうに好走したのは嬉しかったし(一口ピック馬でもあるしね)、岩田が岩田らしく最内を際どく突いて抜け出したのもよかった
これからも毎週競馬の世界で、競馬と向き合って生きていかなければらない我々としては、よかったよかったと締めくくりたくなります
↧
日曜の重賞回顧~よかったよかった(・∀・)
↧