先ほど「望田潤の2歳勝ち馬評価」先週分を更新しました〜(2頭)
札幌Cコースは相変わらずイン伸び馬場で、芝で逃げた馬は[6.3.0.3]でした
土曜9Rでスピークソフトリーを◎にしたのは、予想コメントでも書いたように「アルカセット(父Kingmambo)×サンデーでNureyevのクロスで、配合パターンや頭の高い掻き込む走法がトゥザグローリーに似ている」というのが根拠のひとつでした
キンカメ産駒においてもNureyevをクロスしたりNureyev≒Sadler's Wells(Fairy King)やKingmambo≒ジェイドロバリーをニアリークロスしたりすると、
トゥザグローリー、キョウワマグナム、グラッツィア、ジャーエスペランサ、ブレーブビスティー、キョウジ、ドクターラオウ、ハリウッドスター、ツクバコガネオー、ソルレヴァンテ、ビキニブロンド
と、Special的前向きパワー小脚(エルコン的前向きパワー小脚と言ってもいい)がONになりやすいので、ダート、洋芝、道悪、短距離、小回りの適性が高くなる傾向がハッキリあり、ナスキロやNijinskyをクロスしてローズキングダムやショウリュウムーンやコスモセンサーやエーシンリターンズなんかが出るのとはかなり異なったタイプが出やすいということは覚えておくべきかと
(追記:コディーノもSpecial≒ポッセ5×3なのでシンコウラブリイ牝系特有の小脚機動力がONになっていて、小回りを抜群の反応で捲る)
札幌1500mのスローらしく逃げ馬をイン番手がゴール前で交わしてお終いというレースでしたが、それだけにちょっと外を回らされながら最後まで詰めていた3着コスモドロスは前走につづく好内容で、マイネルラヴ×アンバーシャダイで牝系がサワーオレンジ、洋芝小回りがピッタリのマイラーです
積丹はダノンキャスケードから入ったんですが、これはキンカメ×スペシャルウィークでラストタイクーン≒マルゼンスキー3×4とFlower Bowl≒Aureole6×6ですから、これだけみると外2400m向きの持続差し中距離馬のイメージですが、母母がスカーレットブーケでつまり母はダイワメジャーやダイワスカーレットの3/4きょうだいで、この牝系のパワーもがONになっているので小回り洋芝を捲る脚があり、実際1枠を活かして内々を器用に立ち回ってくれました
こういう何がONになるのか血統表だけではハッキリ明言しにくいような配合の場合は、キンカメでもミスプロでもNijinskyでもなくノーザンテーストっぽい伸びのない体型をしているし、わりと硬肉豊富でストライドは伸びないしパワーと粘りで走るし、これはダイワメジャー牝系の資質のほうがONになっているのではないか…と実馬を観察して判断するしかないわけで、なぜならこの馬の全弟妹はNijinsky的胴長体型のストレッチランナーに出ても不思議はないからです
アドマイヤバラードはボツ予想のコメントでも書いたように小回り向きの機動力には乏しく、岩田としては最高に乗ったと思いますが、追い出してモタモタしているようにみえたのは久々だからというより小回りの4角で追い出してもスピードに乗りきれてないからで、やっぱりこの馬はレッドブレイゾンと叩き合ったときのように、長い直線で上がりがかかったときに最も強い馬でしょう
他では外々を回りながら食い下がったダノンフェニックスで、これはネオユニに「HyperionとFair Trial」を重ねた捲り粘着血統で、小回りで時計や上りがかかれば捲れそうな感じですよ
キーンランドも緩いペースで行った行った行ったになり、唯一外を回って伸びてきたシュープリームギフトは上位3頭にヒケをとらない内容だったと思いますが、洋芝向きのパワー型なのもたしかで、1分7秒ソコソコの高速戦で一線級に通用するかはまだ未知数
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先週の雑感・札幌編〜キンカメ産駒をエルコン的小脚型にするNureyevのニアリークロス
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