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Channel: 血は水よりも濃し 望田潤の競馬blog
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1/16,17の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報

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■『望田潤のPOG好配合馬リスト2014』で望田潤が推奨したレーヴミストラル(牡4歳)が日曜京都11R日経新春杯(G2・芝2400m)を勝ちました。

★レーヴミストラル(牡・母レーヴドスカー)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2012104929/
兄姉にレーヴディソール、アプレザンレーヴ、レーヴドリアン、レーヴダムール。泣く子も黙って指名するレーヴドスカーの仔で、母はSir Gaylord4×4などナスキロ血脈が豊富だから、キンカメとの配合でも柔らかストライドで斬れる中距離馬が出るだろう。

■『ディープインパクト好配合リスト(2015)』で望田潤が推奨したイマジンザット(牡3歳)が土曜中山5R未勝利戦(芝2000m)を勝ち上がりました。

★イマジンザット(牡・母シャンラン)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2013102880/
ショウナンアルバの半弟でショウナンタレントやショウナンパルフェの3/4弟、甥にエルカミーノレアルがいる。母シャンランはアウトサイダー血脈豊富で相手種牡馬を立てるタイプだが、ディープインパクトと配合だとNorthern DancerやQueen's HussarやHypericum≒Aureoleのクロスでウインドインハーヘアの重厚な欧血を増幅することとなり、晩成型かもしれないが配合はなかなか面白い。

■『ディープインパクト好配合リスト(2015)』で栗山求と望田潤が推奨したヴァンキッシュラン(牡3歳)が土曜京都5R未勝利戦(芝2000m)を勝ち上がりました。

○ヴァンキッシュラン(牡・母リリーオブザヴァレー)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2013105718/
セレクトセール当歳で落札価格1億9000万円。母リリーオブザヴァレーはオペラ賞(仏G1・芝2000m)など仏重賞を3勝。その半弟はUAEダービー(首G2・ダ1900m)を圧勝したMubtaahij。母方にGalileoを持つディープインパクト産駒はローハイドとウェルブレッドの兄弟が走っており、いずれも勝ち上がっているので悪くはないが、重賞を勝つには少々パンチが足りない。3代母Gale Warningは「ラストタイクーン×Up Spirits」というアメリカ血統。また、Hopespringseternal≒ラストタイクーン4×3でもある。この部分がスパイスとなり全体に鋭さ、素軽さを及ぼすことができればおもしろい。(栗山)

★ヴァンキッシュラン(牡・母リリーオブザヴァレー)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2013105718/
母リリーオブザヴァレーはオペラ賞(仏G1・芝2000m)勝ち馬で、Galileoとラストタイクーンを通じるNorthern Dancerとナスキロラトロのクロス。牝系はリトルオードリーやココナッツパンチなどと同じ。母系にラストタイクーンを引くディープ産駒は13頭中8頭が勝ち馬でマルセリーナ、デニムアンドルビー、ファイナルフォーム、テンダリーヴォイス、キロハナなどが含まれる。中距離で重厚に斬れそうで青葉賞向きか。(望田)

■『ディープインパクト好配合リスト(2015)』で栗山求が推奨したティルヴィング(牝3歳)が日曜京都2R未勝利戦(ダート1800m)を勝ち上がりました。

○ティルヴィング(牝・母ストゥデンテッサ)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2013105938/
セレクトセール当歳で落札価格7400万円。フェアリーSで6着となったアドマイヤピンク(父キングカメハメハ)の半妹。母ストゥデンテッサはアルゼンチン産で、ホルヘデアトゥーチャ大賞(亜G1・ダ1500m)、ルイスMカンポス将軍賞(亜G2・芝1600m)を制覇。母の父High Yieldは父と相性のいいStorm Cat産駒で、ラキシスの母マジックストームと配合構成がよく似ている。母方の奥には豊富なヨーロッパ血統を抱えており「ディープインパクト+Storm Cat」の軽さを支えている。1600mでも2400mでも力を出せる。

■『望田潤のPOG好配合馬リスト(2015)キングカメハメハ編』で推奨したアドマイヤロマン(牡3歳)が日曜京都5R未勝利戦(芝1600m)を勝ち上がりました。

○アドマイヤロマン(牡・母フローリッドコート)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2013106052/
ミッキードリームの全弟で、アルフレードやサクラバクシンオーらが出るクリアアンバー~サクラハゴロモの分枝。キンカメ×サンデー×トニービン×ノーザンテーストまでドゥラメンテと同じだから15/16同血になる。母母がHornbeam≒パロクサイド3×3のドゥラメンテより配合は落ちるが、「3/4Northern Dancer,1/4サンデー」「3/4欧,1/4米」でまとめた配合は美しい。同血の3歳アルパーシャンも走る脚は見せており、持続力ある末脚に期待。

■日曜中山11R京成杯2着 ケルフロイデ(POG&一口・望田)
■土曜中京10R庄内川特別 ダノンブライト(ディープ・栗山)
■日曜中京12R恋路ヶ浜特別 グランアルマダ(POG・望田)

ケルフロイデは父キングカメハメハがNorthern Dancer4×4・6、母父MonsunがKaiserkrone=Kaiseradler4×4、母母Qelle AmieがBold Ruler4×4とRaise a Native4×4、自身は特に面白いニアリークロスや強いクロスを持つわけではなく、Monsunのドイツ血統を1/4異系とする見事な緊張→緩和→緊張のリズムだけで選んだ馬です
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2013105867/

ただナスキロ的斬れでもなくKingmambo的パワーでもなく母方のBold Ruler的小脚で走るので、3歳春となると狙える重賞はスプリングSかなあ…とは会報でも書いてきて、だからスローの京成杯というのはかなりチャンスだっただけに惜しかった

TARGETで検索すると日本での母父Monsunの稼ぎ頭はノーブルジュエリーでこれもNETKEIBAのPOG10頭選びで指名した馬で、また昨年のUMAJINのPOG新種牡馬特集ではルノートルを取り上げましたが、Smarty JonesやキングカメハメハやダノンシャンティのようにNorthern DancerやHaloやBold Rulerがうるさい種牡馬に対して1/4異系的に使うというのが、母父Monsunの正しい使い方、最も成功しやすいパターンじゃないかと思いますね

そういう配合ですから、ノーブルジュエリーや半姉ケルシャンスのようにジワジワ成長していく馬やと思うし、ウムブルフだってまだまだ未完成な部分はあると私はみています

アドマイヤロマンはキングカメハメハ×サンデーサイレンス×トニービン×ノーザンテーストまでドゥラメンテと同じ15/16同血ですが、このパターンは

ドゥラメンテ(現4勝)=アドマイヤセプター(5勝)=ボージェスト(現2勝)
レネットグルーヴ(3勝)=グルーヴィクイーン(1勝)=グルトップ(未勝利)
ミッキードリーム(5勝)=アドマイヤロマン(現1勝)
アルパーシャン(1勝)=ジーベロニカ(現未勝利)
タガノエトワール(現3勝)

と、出走11頭中9頭が勝ち馬、うち5頭が3勝以上、うちオープン馬が3頭

ちなみにキングカメハメハ×サンデーサイレンス×トニービンでノーザンテーストなしのパターンは9頭出走し4頭が勝ち馬、アスターピース(中央2勝)以外は全て1勝馬

つまりトニービン×ノーザンテーストの母母がHyperionの強いクロスになるのもポイントで、母父サンデーを1/4米にした緊張→緩和→緊張のリズム、「3/4Northern Dancer,1/4サンデー」「3/4欧,1/4米」とも表記できます

この整然とした美しい配合形だけで上がれる手牌と言えるのですが、ドゥラメンテの場合は母母エアグルーヴがHornbeam≒パロクサイドのニアリークロス3×3で、それも継続して(自身Hornbeam≒パロクサイド6×5・5)満貫が狙えるというわけですね
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2012104511/

私にとっては王道といえるこの考え方でキンカメはだいたい正解やと思ってるんですが、リオンディーズやレッツゴードンキのように父も母もNorthern DancerクロスだけどNureyev≒Sadler's WellsやKingmambo≒ジェイドロバリーに累進して父母相似配合としているパターン、これは比較的開花が早くPOG向きの配合でもあるので、来年のPOGではこのパターンをどうやって上手く拾えるかを研究中


Fair Trial的な馬たち

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東海Sに登録があるモンドクラッセとカゼノコは、どちらも父がアグネスデジタルで母が全姉妹という同血の間柄
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011102026/

脚質は追い込みと逃げで真逆ですが、走るフォームなんかはよく似ていて、母母ユキノサクラがFair Trial5×5、その母母インズキーがLady Juror4×5、このFair Trial的な小脚でダートを走っていて、だからどちらも東京ダートではちょっと詰めが甘い

AJCCに登録があるライズトゥフェイムも母がPetition5×4にFair Trial6・8×5・8でFair Trial的なものを強く伝える繁殖で、ゼンノロブロイ産駒ながら短足で中山をピッチで追い込むのは明らかにFair Trial的といえます

曲飛節で膝下が短めで後ろに大きく蹴れるつくりではなく、加えて体質も硬めなので、「柔らかく大きく」ではなく「強く速く」に特長があるのがFair Trialという血

だから母父Danzig系でLyphardをクロスし、明らかにFair Trial的ピッチで走るジェンティルドンナが、東京のスローを回転の速さで抜け出すほうがむしろ驚きで、中山や京都の内回りが合わないわけがないと思ってました

ロワジャルダンの母母スキーパラダイスはLyphardとTudor Minstrelを通じるLady Jurorのクロスで、この牝系も東京をストライドで差すというよりは中山を小脚で捲るような脚質になりがちで、キャプテントゥーレが内回りを捲るような小脚でダ1800mを捲っているのがロワジャルダンで、だからやっぱり東京ではちょい甘い

フォームや体型を見ても、そういう共通点はありますよね

Fair TrialにBlenheimの伸びのある体型とThe Tetrarchの柔らかさを取り込んだのがNasrullahで、Fair TrialとNasrullahはかなりニアリーな血脈構成ですが伝えたものはかなり違った

そういえば笠シショーが「Fair Trialは5×6ぐらいでも強い影響力を持つ」と書いてました

本日18時更新のNETKEIBA「重賞の見どころ」ではAJCCと東海Sの上位人気馬の血統解説を書いていますので、今週もよろしくお願いします

「3歳勝ち馬評価」1/10~17ぶんを更新&雑感

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先ほど「望田潤の3歳勝ち馬評価」1/10~17ぶんを計5頭更新しました

◆デインヒルを増幅したナカヤマフェスタ産駒

先々週はイルフォーコン、ガンコとナカヤマフェスタ産駒が2頭勝ち上がり
これまで勝ち上がった産駒3頭は

イルフォーコン:デインヒル≒Green Desert4×3
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2013103707/
ガンコ:デインヒル≒Polish Precedent4×3、Halo4×4、母がMill Reef5×3
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2013104849/
ダイナミックアロー:Lyphard5×4、Never Bend6×4、Buckpasser7×5
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2013103370/

また以下のように、イルフォーコンの母母ベリドットとガンコの母母父Polish Precedentはニアリーでもあります(DanzigとBold ExampleとCourtly Dee≒BusandaとAttica≒Tom Foolが共通)

 ┌Danzig
┌○
││┌○
│└△└Attica
│ └Courtly Dee
ベリドット
└△
 └△
  └△
   └Bold Example
┌Danzig
Polish Precedent
│ ┌Tom Fool
│┌○
││└Busanda
└△
 └Bold Example

つまりイルフォーコンとガンコは母系にベリドット≒Polish PrecedentとSadler's Wellsが入る点が共通し、これはいずれもデインヒルが持つDanzig(Northern DancerとFair Trial)とBuckpasser(Tom FoolとWar AdmiralとLa Troienne)の組み合わせを増幅するもので、だから体型や走法もナカヤマフェスタ的というよりもデインヒル的で、ダートでパワーを発揮して勝ち上がりました

ダイナミックアローも3代母スキムがNijinsky×BuckpasserでLyphardはNative Dancer+Fair Trialですから、やはりデインヒル的な組み合わせをクロスした配合ということができます

イルフォーコンの母ギブミーアチャンスはややパワーに偏っていますが、エルコンドルパサー×Green Desertで牝系がBold Example、繁殖として魅力的な血統配合をしていますね

デインヒル≒Green Desert≒Polish Precedentのニアリークロスは、今後成功例が続々出てくると思います

◆Kingmambo≒タックスヘイブン

イーストオブザサンが京都で未勝利を勝って、これでキングカメハメハ×タックスヘイブン牝系はアルバタックス=イーストオブザサンとアットザシーサイドの3頭全てが勝ち上がり
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2013105526/

前にも書きましたがこのニックスの根拠はKingmambo≒タックスヘイブンのニアリークロス(Raise a Native、Thong=Lt.Stevens、Hyperion、Fair Trial)にあり、他にKingmambo系との配合はオフショア(父アルカセット)がいたのでまあ4の4みたいなもんですね

ちなみに2歳のタックスヘイブン系にはワークフォース×グレナディーンの牝がいたので、ひとまずチェック入れときました

◆キンシャサノキセキの砂黄金配合

カネヒキリ(フジキセキ×Deputy Minister)とミラクルレジェンド(フジキセキ×Awesome Again)につづき、サウンドトゥルー(フレンチデピュティ×フジキセキ)とホワイトフーガ(クロフネ×フジキセキ)が出て、母父に回っても「フジキセキ×Deputy Minister」の砂黄金配合は健在ですが、土曜にダ1800mの未勝利を圧勝したインザバブルはキンシャサノキセキ×クロフネ
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2013105264/

このように母系にDeputy Ministerを引くキンシャサノキセキ産駒は15頭出走し9頭が勝ち上がり、あとカウントはしてませんが地方から転入してきたフレンチイデアル(母父フレンチデピュティ)も頑張ってますね

この全勝ち鞍9勝の内訳は芝3勝ダ6勝、さすが砂黄金配合という勝ち上がり率とダート率で、キッチリDeputy Ministerの尻に敷かれてます(・∀・)

「一口好配合ピック」TCライオンから2頭ピック

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おかげさまで今年も好評をいただいております「一口馬主好配合馬ピックアップ」、本日サラブレッドクラブライオンから栗山と望田が1頭ずつピックしました
http://miesque.com/c00032.html

これで現在、ウイン(2)、キャロット(11)、グリーン(2)、シルク(12)、東サラ(6)、ノルマンディー(3)、ラフィアン(4)、ユニオン(3)、ライオン(2)、ロード(5)、ローレル(2)から計52頭ピックしています

時節柄この他にも配合診断の依頼があり、種牡馬辞典の原稿締切も間近、しかもMahmoudさんとのラッ血対談後半もあって、月火水と引きこもって仕事に没頭しております…

たぶん週末もここらに追われると思うので、今週はボツ予想はお休みするかもです(NETKEIBA系の予想はやります)

「Winning Post 8×netkeibaで夢の配合をつくろう!」3賞が決定

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昨年募集されました Winning Post 8×netkeibaの企画「夢の配合を作ろう!」、栗山求賞と望田潤賞とnetkeiba賞が、それぞれ3頭ずつ決定しました

選ばれた配合馬は、競馬シミュレーションゲーム『Winning Post 8 2016』でスーパーホース(架空馬)として登場することになります

選ばれた皆さま、おめでとうございました(・∀・)詳細は下記をご覧ください
http://www.netkeiba.com/special/wp8_2016/
http://www.netkeiba.com/special/wp8_2016/result.html

Kingmambo没

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Nureyevは甥で3/4同血のSadler's Wellsに優るとも劣らない名血の名種牡馬ですが、Sadler's Wellsのように父系が大繁栄することはなく、今最も太い幹はPolar Falcon~Pivotalのラインですかね

そんなNureyevの最高傑作が“マイルの女王”Miesqueで、そのMiesqueを通じてNureyevの血を受けているということが種牡馬Kingmamboの最大の魅力であり、ラオウ(Sadler's Wells)とケンシロウ(サンデーサイレンス)におけるトキのようなキーマンとして、サドラー&サンデー時代を生き抜いた名種牡馬
http://db.netkeiba.com/horse/ped/000a001d7e/

老衰のため26歳で安楽死とのことで、前にも書きましたがHyperion~Gainsboroughが強い配合の馬って長命が多い気がします

種牡馬キングカメハメハの優秀さとか、エルコンドルパサーが長生きしていたらとか、そんな話をはじめるとキリがないので(^ ^;)、とりあえずリオンディーズの血統表でも貼っつけてまた仕事に戻ります…合掌
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2013105915/

今週の新馬戦

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日曜中山3Rハヤブサレディゴー(「POG好配合リスト」重賞勝ち馬の弟妹編編、パーフェクト種牡馬辞典POG推奨)はラブミーチャンの全妹で、母ダッシングハニーはNorthern Dancer3×4とBuckpasser4×4とFlower Bowl≒Your Hostess4×5を持つ砂の名繁殖、サウスヴィグラスは5代アウトなのでこういうクロスのうるさい牝馬との配合が成功します

日曜京都6Rマッジョテンペスタ(「POG好配合リスト」重賞勝ち馬の弟妹編編)はワークフォースの男馬ですからズブさがありそうですが、Kingmambo≒サクラフブキ3×3(Mr.ProspectorとNureyev≒BoundとRibot)に注目、そして母父フジキセキが非Northern Danceなのもいい
同じく日曜京都6Rミッキーグッドネス(ディープ好配合リスト)はディープ×Storm Cat×In Realityの黄金配合

中京5Rショウリュウスター(「POG好配合リスト」キングカメハメハ編)はアパパネと3/4同血ですが、こちらは母父にRossiniが入ってMr.Prospector3×4とラストタイクーン≒Touch of Greatnessのニアリークロス3×3ですから、柔らかストライドで斬れてほしい(・∀・)

今週はかなり多忙で(今日も家から一歩も出てません…)、土曜は若駒と若竹となずな、日曜はAJCCと東海Sしか予想しないと思いますが悪しからずm(_ _)m

若竹賞ボツ予想~中山4角でうなるネオユニ×ハッピートレイルズ

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若竹賞は人気になりそうなのでボツ予想に回しましたが、◎はキャニオンロード

前走は「おおおハッピートレイルズがイン3でうなってる…さすがボウマンや!」というレースで、アンライバルドのようにうなりながら抜け出してきました

デビュー当初は少し他馬を怖がるところもあったようで、それが解消されたとなれば、もともと中山中距離ズンドバの血統、ネオユニ産駒は男馬のほうが走りますから、全兄アルターや全姉チャーチクワイア以上の活躍も期待できる

相手はワークフォース黄金配合の牝馬○クィーンズベスト、血統と一連のレースぶりから中山内1800mはたぶんベスト

△ジークカイザーと△マイネルハニーは外回りベターの走りなので、◎○から抜け目を狙う買い方でいこうかと…マツリダゴッホはサンデーにナスキロとAffirmedですから脚長で体質も柔らかくて、ただNever Bendの影響で肩が立っていたために中山向きの走りになっただけで、マイネルハニーのようにそれが伝わってない産駒は柔らかストライド走法になるんです

時間が取れないのでボツ予想はこれだけで…「No.1予想」では若駒Sを、「馬券総合倶楽部」では若駒Sとなずな賞を予想していますので、今週もよろしくお願いします


日曜のボツ予想~少頭数外枠、名繁殖の血が騒ぐ

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コーヒーを入れながらボツ予想書いてたら完全に中京1Rを見逃してしまい、ラタンドレスがダートで変わったのは喜ばしいですが浜中の落馬が心配です…

東海はひとまず昨夜の段階では◎ローマンレジェンド
・みやこ3着を見てもまだ顕著な衰えは見られず(2キロ軽いロワジャルダンと僅差)、G1でないレースで57キロはありがたい
・チャンピオンはHペースを早めに押し上げてバタバタになったが、胴長のスペシャルウィーク産駒で大箱向きで中京も良績
・渋った馬場は[5-0-1-2]と得意
ただ馬場が乾いてきたので、マチカネハツシマダの仔▲ナリタポセイドンで振り回す手も十分あるかと
馬群がダメで大外一気一手ですから少頭数外枠は嬉しい限りで、実際ダートで12頭立て以下のときは[1-0-3-2]で掲示板を外したのは一度だけ、当コースでサウンドトゥルーと叩き合ったジュライ2着が14頭立ての7枠でした

睦月は◎サラトガスピリット、前走はマクドノーに外に張り付かれて直線スペースがなく脚を余し気味、でも上がりの速い競馬で反応していたのは収穫で、あれはトモが少しずつパンとしてきた証、ハーツクライが古馬になって一皮むけてくるパターンでもあります
△サンライズセンスは1000万下なら素質上位ですが、アーネストリーに似た機動力型やと思ってるので外回りだと超スローが希望かなと
前走は変則的な展開で苦しかった○グランデゥフローラの巻き返しを相手本線に、穴は揉まれ弱いチチカス産駒▲リターントゥジェムの大外一気か

東雲は休み明けでもうなって走るハッピートレイルズでいきたいところですが、トレクァルティスタもフォワードカフェもパンとしたら1800mベストになりそうな気がしてるんですよね~

「No.1予想」ではAJCCを、「馬券総合倶楽部」ではAJCCと石清水Sを予想していますので、日曜もよろしくお願いします

日曜の重賞回顧~Dubai Millenniumの孫、勇躍ドバイへ

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中山11R AJCC
◎11.スーパームーン
○6.サトノラーゼン
▲3.ディサイファ
△7.ショウナンバッハ
×1.マイネルフロスト
注15.マイネルディーン
スーパームーンの前走はタイミングよく捲ったかに見えたが、上がりが速すぎてディープ産駒に斬れ負けという2着だった。ブライアンズタイム×サドラーズウェルズの組み合わせは皐月賞馬ヴィクトリーと同じで、母はサドラーズウェルズ×ヘイロー×バラードだからJCのシングスピールと3/4同血。スタミナ豊富だが斬れ味がない血統で、東京だと長い距離でも何かに差されてしまうから、オープン入りしてからは2着3着を重ねてきたが、この中山2200mあたりが落としどころではないか。サトノラーゼンはあまり上がりが速くなると辛いが、ディープ産駒ながら母父がロベルト系で斬れにも機動力にも特化しきれない脚質はやはり中山2200m向きといえる。

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柴田大知らしいというかマイネルメダリストが気合いを付けてスズカデヴィアスを突ついたので、AJCCは60.8-12.0-59.2と緩まず平均ペースで流れました(メダリストが行ってフロストが差す作戦やったのかな?)

けっきょくこの2頭もサトノラーゼンもクランモンタナも先行勢はみんな止まり、その直後のインを進んだディサイファが3~4角で外に持ち出して、「上がり12秒の持続戦なら格が上なんじゃあああっ!」とうなりながら抜け出して完勝

「それでエエんや。中山の4角で、うなりながら掻き込みながら捲るんや」

中山金杯につづいて掻き込み親父はご満悦でしたが、グラスワンダーの近親で母父がDubai Millenniumで、ディープ産駒にしては斬れ味は並ですが今日や札幌記念のように上がりのかかるパワー勝負になると実にしぶとい

地面を掴む強さが異常な掻き込み走法で有馬と宝塚を捲りつづけたグラスワンダーと、単調かつ圧倒的なパワーで先行圧勝をつづけたDubai Millennium、母系に満ち溢れるこのパワーが完全に発現したのは6歳になってからでした

次走はドバイ遠征も視野に入っているようで、Dubai Millenniumの孫がドバイに殴り込み、というのがいいではないですか(・∀・)

以下NETKEIBA「重賞の見どころ」より再掲

ディサイファ
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2009102678/
アドマイヤタイシの半弟で、母ミズナはグラスワンダーのイトコにあたる。母父Dubai Millenniumは10戦9勝の名馬で、父系がMr.Prospectorで母母がFall Aspenだからティンバーカントリー(Woodman×Fall Aspen)と似た配合。Seeking the Gold直仔でややパワーが勝った血で、ディサイファやアドマイヤタイシの高速馬場での勝ち味の遅さはDubai Millenniumのパワーが強いからとも言える。昨年のAJCCは好位から流れ込んで5着だったが、この一年で更に地力強化しており、少し上がりのかかる決着ならばパワーが活きるだろう。

中山外2200mというコースはヴェルデグリーンやクリールカイザーなんかが典型ですが、あからさまなピッチでもストライドでもない、中山内2000mでも東京2400mでも好走するけどそこがピンポイントでもないというような馬に向いていて、だからライズトゥフェイムみたいないかにも内回り向きのFair Trialっていう短足ピッチ走法はあんまりこない

スーパームーンの戦績がまさにそんな感じで、だからここでついに初重賞制覇もありうるかと思ったんですが、やってみたらディサイファがハッキリ格上、もうちょっと前走のようにスタミナを活かす乗り方でもよかった気はしますが、展開はハマってましたからね

チャンピオンズCや愛知杯を見てのとおり、新中京コースは芝もダートも瞬発力戦か持続戦か、前残りか前崩れか、極端に振れることが多くて面白いコースやと思いますが、東海Sは前半62.9-後半49.0、このペースだと差し馬の出番はなしで、馬券の大半をナリタポセイドン絡みで買ってた私は面白くもなんともなかった(^ ^;)

〈濃尾はSecretariat5×5とAlleged≒Key to the Mint4×5を持つアグネスデジタル牡駒で、ボルキロ柔い緩慢ストライドで走る◎アスカノロマンがいかにも中京1800m向きで、WIN5はこれだけ塗っとくかと〉(14/7/6ボツ予想)

アスカノロマンはChief's CrownとStorm Catを通じるNorthern DancerとSecretariatのクロスで柔らかストライドで走るので大箱向きだと書いてきましたが、中京1800mのスローの番手というのは濃尾の再現のようなもんで、この馬にとってはベストパフォーマンスが出せる条件が揃ったといえます
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011104994/

種牡馬アグネスデジタルは自身のような弾けるマイラーはほとんど出さず、牡駒は1800~2000m寄りでダート寄りに(カゼノコ、ヤマニンキングリー、ダイシンオレンジ)、牝駒は芝ダ兼用で1400m寄りに(グランプリエンゼル、メイショウスザンナ、サウンドバリアー)なり、これはChief's Crownを引く種牡馬に共通する傾向で、ディープスカイなんかも牡は1800~1900mに良績が集中しますが牝は1400mあたりの成績も良い

2着に逃げ残ったモンドクラッセはカゼノコと同血(父が同じで母が全姉妹)なので、アグネスデジタル牡駒のワンツーでもありましたが、Secretariatをクロスしてストライドで走るアスカノロマンのほうが勝ったのは順当というべきで、中山や阪神の1800mならFair Trial的なモンドクラッセが逃げ切っていたかもしれません

ミズナ家の正月
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/7fefd925c0085e90658aa374f4041627

1/23,24の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報

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■『ディープインパクト好配合リスト(2011)』で望田潤が推奨したディサイファ(牡7歳)が日曜中山11RアメリカJCC(G2・芝2200m)を勝ちました。

○ディサイファ(牡、母ミズナ)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2009102678/
グラスワンダーの近親で、Fall AspenにGraceful Touchとパワーと母系にはスタミナのハイインロー血脈が流れる。母父がSeeking the Goldのラインだけにダートも巧そう。

■土曜中山9R若竹賞 ジークカイザー(ディープ・栗山)
■土曜中山10R初霞賞 スペルオンミー(POG・望田)
■土曜中京10Rなずな賞 ペイシャフェリシタ(POG・望田)
■日曜中山10R初富士賞 ラングレー(ディープ・栗山)

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ペイシャフェリシタはクリスマスローズでも◎で狙ったんですが初の1200mでもうなって追走していて、上がりが速すぎたので前と同じ脚色でしたが直線もちゃんと反応していて、やっぱり短距離適性は高いのでもう少しタフな馬場ならば…とあたためてました
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2013104606/

・母がNorthern Dancer4×4
・母父がDanzig系のマイラー
・母系にNorthern Dancer+Special
・Busanda≒Courtly Deeのクロス
・Halo≒Sir Ivorのクロス

と、ハーツクライ産駒としてはワンアンドオンリーやヌーヴォレコルトと似た黄金配合パターンなのですが、3代母はNantallah≒Nashua4×2で母はNever Bend≒Bold Reason5×5で全体にパワーに寄った配合で、スペシャルウィークを付けてもペイシャフェリシタが出るほど

そもそもGreen Desertという血はなかなか自己主張が強く、名繁殖ビールジャントが何を付けてもGreen Desert的スプリンターを産むように、プレザントケイプも何を付けてもパワー体質でお尻の大きな短距離型を出します

「種がしなやかで胴伸びのある中距離馬なのに、それとは似ても似つかないパワーマイラー・スプリンターが出た」こんなケースは往々にして母方にノーザンテーストやStorm CatやデインヒルやGreen Desertのような自己主張の強いマイラーの血が入っているもので、彼らは自己主張が強いからこそリーディングサイアーに君臨し子孫を繁栄させているのです

『競馬血統年鑑2015』発売開始

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今年も平出さんの『競馬血統年鑑』が発売になりましたのでお知らせします(以下栗山ブログからガツンとコピペ)

2年前に初めて世に出た世界初の"競馬血統年鑑"。その最新刊が完成しました(3冊目です)。著者は競馬本のロングセラー『覚えておきたい日本の牝系100』(競馬道OnLine新書)でおなじみの平出貴昭さん(サラブレッド血統センター)。
http://miesque.com/c00033.html

中央、地方、海外の2015年の重賞結果を「血統」から徹底的に振り返ります。
たとえばJRA重賞なら、日付順、父系順、路線順、ファミリーナンバー順という各パートに再構成し、2015年の成績&血統をカラーで色分けした詳細表示で振り返れるようになっています。各項目すべて血統表を見ることができます。
地方競馬、海外競馬も同様です。たとえば、2015年のDubawi産駒のG1勝ち馬を調べたい場合、この本を見れば一発で分かるだけでなく、各馬の血統表も見ることができます。海外でいまどんな血統が流行っているのか、種牡馬ごとの成功する配合パターンがこの本によって簡単に把握できるというわけです。各国別リーディングサイアー表、父系図も完備しています。
著者による各項目の解説文も必見。個人的に仕事で活用することも多く、正直、これがないと困ってしまうほどです。血統に関心のある方、いや、すべての競馬ファンにお奨めしたいデジタル時代の究極の血統年鑑です。1200円。

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△▼△ 平出貴昭の『競馬血統年鑑2015』 △▼△
http://miesque.com/c00033.html
 中央、地方、海外、それぞれの重賞結果を血統面から完全フォロー。
 各国別リーディングサイアー表、父系図も完備したデジタル時代の究極の一冊。
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今週は札幌に出張でいるらしく週末に時間があったら飲もうかと言ってるんですが、それまでに種牡馬辞典と配合診断にメドを立てたい…

凍結防止剤とSpecial

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日曜は「中山ダ1800でSpecial持ちを狙え!本日セール最終日」ということで、グランドエンジェルやワイルドコットンに手を出して悶絶してましたが(^ ^;)、読者の方々といっしょにとってたデータがちょっと間違ってたので、1回中山開催も終わったことやし清書しておきます

・凍結防止剤をまいてからの(1/9~24)中山ダ1800mの勝ち馬一覧とSpecial血脈の有無
アンジェラスベルf(母父Montjeu)
イルフォーコン(母父エルコンドルパサー)
ヴィガーエッジ(父キングカメハメハ)
エメラルエナジー(父ファルブラヴ)
カナスヌーマf(母父Montjeu)
クラシックメタル(母母バレークイーン)
グレンツェント(母父Kingmambo)
コウセイオリーヴf(母父アルカセット)
コスモヒドラ(父コンデュイット)
シフォンカールf(母父キングカメハメハ)
セレンディップf(母父オペラハウス)
バスタータイプ(母母父Kingmambo)
マイネルバウンス(父ゴールドアリュール)
ミラクルウィング(父ジャングルポケット)
メイショウフェイク(父メイショウサムソン)
ルミナリースピン(父キングカメハメハ)
インザバブル(なし)
ヴィータアレグリア(なし)
ヴィスビーf(なし)
カシマブロッサムf(なし)
サンマルデューク(なし)
ピアシングステア(なし)
ファドーグ(なし)

23鞍の勝ち馬23頭のうちSpecial持ちは16頭、割合にして7割弱ということになりますが、たとえば現3~7歳でいうと、中央出走21907頭のうちSpecial持ちは7643頭ですから全体の1/3強にすぎないのです

ちなみにこの23鞍に出走したSpecial持ち頭は延べ140頭で、全出走数が356頭ですからやはり1/3強ぐらいの割合です

この140頭の単複を均等買いしたとすると、[16-4-9-101]で単回値162複回値88、Special持ちが凍結防止剤馬場に強いのはわかったので来年まで覚えておきたいですが、美味しい思いするにはそこからもうちょっと絞る必要がありますな(・∀・)

本日更新のNETKEIBA「重賞の見どころ」では根岸SとシルクロードSの上位人気馬の血統解説を書いていますので、今週もよろしくお願いします

多忙のため…

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こんなに仕事が重なるのは○年ぶりやろというぐらい多忙を極めており、「3歳勝ち馬評価」は来週に2週ぶんまとめてやりますので、申し訳ないですがよろしくお願いします…来週になればリプレイ見直す時間が取れると思うのでm(_ _)m

週末の予想の準備もたぶん何もできないので、今週もNETKEIBA系の予想はやりますがボツ予想はお休みということで…

でも意外と、全く予習なしで、前日に専門紙買って、へえ~こんなメンツなんやと血統表とレース観ながらその場で解いていくぐらいのほうが、ポンと閃いて当たったりするんですよ(意外とですよ)

そんなわけで5日連続ぐらい引きこもりで原稿書いたり血統表見たりしていたら体調がおかしくなったのか風邪をひいてしまい、昨夜はノートパソコンとプリントアウトした7代血統表とスポーツドリンクの2リットルボトルを枕元に、布団に潜り込みながら

「これはやっぱりPersonal Ensign活かしたいよなあ…」
「ここが1/4になってるのか、次はNorthern Dancer系のクロスほしいなあ…」

と、熱にうなされ鼻水に苦しみながら配合診断の仕事をすすめているうちにうとうと、さっき起きたらかなり回復してて、今日からまたピッチを上げていかないと

風邪から立ち直るには、暖かくして水分とりまくって寝汗かきまくって、トイレに行くたびに下着替えまくる、この原始的なやり方が一番早いですね私は

実は今夜は「地元民情報で評判の北24のこそばゆい店を巡ろう」決行予定日で店も予約してたんですが、この体調と仕事の進行具合ではやむなくキャンセルとなりました…今週はこれだけを楽しみに生きてきたというのに…

第一人者

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先ほど「No.1予想」に梅花賞、「馬券総合倶楽部」に梅花賞とクロッカスSの予想を入稿しました(反映されるにはもうしばらくかかると思います)、今週もよろしくお願いします

配合診断はだいたい片づきましたが、まだ種牡馬辞典の原稿がさっき数えたら17頭ぶん残っており、今日もこれからそれに取りかかるのでボツ予想は土日ともお休みということで…日曜は重賞二つとセントポーリアを予想します

あと今週の新馬は、土曜京都6Rヒラボクミライ(「POG好配合リスト」重賞勝ち馬の弟妹編)とロードキング(ディープ好配合)、日曜京都4Rショウサングランド(「パーフェクト種牡馬辞典」POG推奨)の3頭、ショウサンウルルは繁殖として注目しているので初仔から狙ってみました(・∀・)

昨秋に出た『Number』競馬特集号を買いそびれてしまい、これは取り寄せるしかないなあ~と思ってたら、年末に札幌のMARUZENで発見したので即購入、しかしそっから読むのを忘れたまま1ヶ月ぐらい放置してました(^ ^;)

飯食いながらユタカのロングインタビューを読んでいたら、またもやさすがの一語

──日本の馬がここまで強くなったのは、バブル期に世界中から良血が入ってきたこと、なかでもサンデーサイレンスの血の力によるものが大きいのでは。

「それも、日本に競馬ファンが多いからこそ、ですよね。馬券がたくさん売れて賞金が高くなったから、質の高い血が集まった。関係者は、そのことを忘れてはダメだと思います」

今は一番勝つジョッキーではないけれど、競馬界の第一人者として言うべきことを自覚して言えるのは武豊だけで、だから今も誰もが認める第一人者です


日曜のボツ予想~アジアエクスプレス的ストライドで

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今実況やってますが京都1Rは単勝10人気のトゥールエッフェルが逃げ切り、これで昨日から京都ダートで逃げた馬は[5-2-0-1]、連を外したのは私が単勝を買ったシゲルチャグチャグだけですね…

京都芝はこれから少し回復するでしょうが高速馬場は望み薄で、シルクロードは◎ビッグアーサーから○ダンスディレクターと△アースソニックで

バクシンオーのスプリンターとして最高の配合とは言えないかもしれないですが、バクシンオーの後継種牡馬として最高の配合なのは疑いないし、その道を切り開くにはもう足踏みはしてほしくない


根岸は◎モーニン、母系にCozzeneが入ってSecretariat≒Sir Gaylordの3/4同血クロスになるのはアジアエクスプレスと同じで、だからダート馬といってもコテコテのパワー型ではなく、Secretariat≒Sir Gaylord的柔さがあって東京向きのストライドで走るのも同じ

母父がフォーティナイナーのラインなので単調なところはあるんですが、軽い馬場は歓迎だし、単調なスピードで押し切りやすいぶん1400も歓迎でしょう

○タガノトネールは母がトゥザワールド+トニービンという配合でHyperionの塊、だからケイムホーム産駒ながら5歳時に本格化ししぶとさを増してきましたが、ここ2走狙いつづけてきた私としては、今のこの馬はむしろマイル戦のほうが重い印を打ちやすいですよとも言いたい

プロトコルは1800mぐらいの馬に見えるので、△はマルカフリート、タールタン、サクラエールと拾いたいです

「No.1予想」ではセントポーリア賞を、「馬券総合倶楽部」ではセントポーリア賞と阪神7Rを予想していますので、日曜もよろしくお願いします

日曜の重賞回顧~種馬にしたい馬たち

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根岸Sはシゲルカガの逃げですからまずまずのペースで流れ、モーニンは母父がフォーティナイナー系だけに単調なところはあって、今日も外3番手でうなりながらの追走でしたが、戸崎はこういう一本気な馬をなだめてソフトに乗るのは達者ですから、うなりすぎずに気分よく1400mを走破したという勝ち方でした

血統については下記「重賞の見どころ」再掲を読んでいただきたいですが、アジアエクスプレスと似た配合でStorm CatとCozzeneのナスキロ柔いストライドで走るので、コテコテのパワー型ではなく渋った東京ダートはベスト、今日は条件が全て揃ったとも言えます

タガノトネールは南部杯は◎ベストウォーリアの○、武蔵野は◎モーニンの▲としましたが、母母フィバリッシュはHyperion4・6・6×6・6・6・6・7・7で、この粘着力がますます発現してきた最近は「1400で速い馬」ではなく「マイルでしぶとい馬」にシフトしていて、ようするに今は1400のスピード競馬は微妙に忙しい感もありました

以下NETKEIBA「重賞の見どころ」より再掲

タガノトネール
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2010105768/
タガノエスプレッソの半兄でネオザウイナーの甥。3代母の産駒にヘッドライナーがいる。トゥザヴィクトリーでおなじみフェアリードールと同牝系で、母母フィバリッシュはHyperionの濃い継続クロス(4・6・6×6・6・6・6・7・7)。父ケイムホームはGone West産駒のスピード型でカチューシャ、ワンダーコロアール、アスコットシチー、サクラエールなどの父。ケイムホーム産駒らしい単調な短距離型だったが、年齢を重ねるにつれてこの母系のHyperionの血が発現してきて、粘り強さを増し距離適性も長くなってきた。今はもう1600mがベストかもしれないが、ここは先行勢が手薄になりそうでレース運びは楽だろう。

モーニン
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2012110091/
近親にパットオブライエンS(米G1・AW7F)のEl Brujoがいる牝系。父ヘニーヒューズはヴォスバーグS(米G1・ダ6F)やキングズビショップS(米G1・ダ7F)などの勝ち馬でアジアエクスプレス、ヘニーハウンド、ケイアイレオーネなどの父。母父Distorted Humorは北米で成功したフォーティナイナー系種牡馬で、エーシンクールディやドローアウターの父、ミリオンヴォルツの母父。ダート短距離向きの単調なスピードを父母から受けているが、母系にCozzeneが入ってSecretariat≒Sir Gaylordの3/4同血クロスになるのはアジアエクスプレスと同じで、東京向きのナスキロ柔いストライドで走る。1400mも単調なスピードで押し切りやすいぶん歓迎だろう。

タールタンは母も自身も名配合で、どれぐらい名配合かは下記エントリ「1400mで輝く月光」を読んでください
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2008110131/

ベストの東京1400mで展開もハマっていて、今日は重賞制覇のラストチャンスだったかもしれず勝たせてあげたかった…いい種馬になると思うんですが、チャンスは実力でつかみ取らないとね

京都芝は土曜が重で日曜が稍重、10Rの結果なんかを見ると内から乾いてきている感があって、ビッグアーサーは16頭立ての大外を引いてしまった時点で勝ち目はなかったかもしれないですが、あ~あミルコが乗っても同じことかいな…という5着

これも種馬になってほしい馬だしG1を勝ってほしい馬なんですが、勝ちたい勝ちたいと休まず使ってきて思ったように結果が伴わないというのは、まだその時ではないということかもしれません

ダンスディレクターとローレルベローチェについては下記「重賞の見どころ」再掲を読んでいただきたいですが、鞍上の浜中は京都金杯テイエムタイホー、シンザン記念ロジクライ、そして今日のダンスディレクターと、インベタ京都で巧みな立ち回りが光ります

ローレルベローチェはここもけっきょく楽な逃げ、「どうせあの馬は譲らんから」と同型は回避するか控えるかでフタを開ければいつも単騎で、アンバルブライベンと同じような好循環でまたも賞金加算に成功しました

ダンスディレクター
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2010103303/
母母スカラシップはダービー馬ウイニングチケットの全妹で、近親にロイヤルタッチやエアセレソンなどが出る。4代母スターロツチは有馬記念に勝った名牝。父アルデバランは北米チャンピオンスプリンター。Mr.Prospector系の短距離馬らしく体質はしなやかだが、オープン入り後も崩れたのは前がカベになった京王杯SCだけで、1200mでも1400mでも高速馬場でもタフな馬場でも鋭く追い込んでくる。京都芝内1200mは追い込みやすいコースではないが、先週の京都芝は外差し優勢な馬場だった。

ビッグアーサー
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011103328/
3代母ReloyはサンタバーバラH(米G1・芝10F)とサンタアナH(米G1・芝9F)に勝った活躍馬で、その母Rescousseは仏オークスに勝ち凱旋門賞2着。母シヤボナはエルコンドルパサーと同じくKingmambo産駒でNureyev≒Sadler's Wellsの3/4同血クロス3×2を持つ。サクラバクシンオー産駒としてもなかなか奥のある配合で、前走で初めて連対を外したものの、キャリアを積むごとに頑強さを増してスプリンターとして完成に近づいてきた。阪急杯は手応えよく追走していたが、直線意外に弾けなかったのは1400mは少し長いということだろう。ここは1200mに戻って鞍上にミルコを配し、目標の高松宮記念に向けて賞金加算したい。

ローレルベローチェ
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011104682/
キョウワロアリングやキョウワジャンヌの甥で、母ヘイローフジも京阪杯3着などオープン級のスプリンターとして活躍。母母アサカフジはBuckpasser3×3を持ち短距離向きのパワーを強く伝えた。本馬のようにサクラバクシンオーにHaloやMr.Prospectorを入れると柔らかくなりすぎてスプリンターとしては大成しにくいものだが、この母系からパワーを補強しているので短距離で力強く先行することができる。淀短距離Sも逃げ切って3連勝、ここも先手必勝だろうが、強力な同型の存在と淀短距離Sの頃より外差し優勢な馬場になっているのがどうかだろう。

さて平出さんが北海の幸を食いたいというので、これからふる里で一杯やってきます(・∀・)

すばるSボツ予想~1400mで輝く月光
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/c488a70ecea412c4a9fcd1b7ae3ff5b5

1/30,31の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報

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仕事で札幌入りしてる平出貴明さんが「北海の海の幸を食いたい」と言うので、昨夜は札幌駅前の「ふる里」へ





ここは駅から近くて料金もリーズナブルで魚が美味いというだけでなく、日曜も17時から営業してるのがいいんです(・∀・)



ごっこの唐揚げ ゼラチン系好きです



八角の三五八焼き これもあれば注文するメニュー

久々の大量飲酒で酔っぱらったので22時には解散、「これからJRタワーに登ろうかと思うんですけど来ます?」と誘われたんですが、「…いや別に平出と夜景観たくない」と帰ってきました

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■『望田潤のPOG好配合馬リスト(2015)ステイゴールド編』で望田潤が推奨したステイブラビッシモ(牡3歳)が土曜東京4Rの未勝利戦(芝2400m)を勝ち上がりました。

◎ステイブラビッシモ(牡、母スイートフラッグ)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2013104277/
母スイートフラッグはKingmambo産駒でPasadoble≒Alleged3×2(Ribot,Flower Bowl≒Determine,Princequillo,Count Fleetが共通)。パワー型すぎて配合によっては力馬に寄りすぎる心配すらあるが、相手がステイゴールドならば硬軟のバランスは良好。ちなみに母系にAllegedを持つステイゴールド産駒は10頭出走し5頭が勝ち上がり、牡に限れば出走2頭とも勝ち上がっている(フェデラルホールとダイワベルベ)。

■『望田潤のPOG好配合馬リスト(2015)重賞勝ち馬の弟妹編』で望田潤が推奨したヒラボクミライ(牡3歳)が土曜京都6Rの新馬戦(芝2000m)を勝ち上がりました。

○ヒラボクミライ(牡、マンハッタンカフェ×エンキャンタドゥ)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2013103571/
ヒラボクキングの半弟で、ブライアンズタイムが出るKelley's Dayの牝系。マンハッタンカフェ×Rahy(Halo≒Red God3×4・4)はこれまで9頭出走でメイショウクオリアとサンディエゴシチーなど5頭が2勝以上をあげている。他にもBoldnesianやDetermine≒Flower BowlやRibotやTudor Minstrelなどをクロスする父母相似配合で、クオリアのように芝ダ兼用の活躍が見込めそう。

ヒラボクミライはメイショウクオリアをイメージとしてあげたように、もともと芝ダ兼用のパワー型中距離馬とみていましたが、実馬をみると想像以上にパワーに寄った体質で、こりゃ京都のスローじゃ鋭さ負けしそうやからダート替わりで狙おうと馬券はスルーしてしまいガックリ…
まあ上がり36.5で逃げ切りですから、力馬が重馬場をパワーで寄り切ったという勝ち方ではありました
なかなかよくできた父母相似配合ですが、力馬っぽいのはブライアンズタイムの牝系でAllegedとGraustarkを通じてRibotとDetermine≒Flower Bowlをクロスするからで、芝道悪&ダート要員としてどれぐらいやってくれるか

ステイブラビッシモも母がPasadoble≒Alleged3×2で、ステゴ産駒としてもパワーに寄ってて斬れに乏しいなやなあ~と思ってましたが、雪の影響で芝が渋ったのでRibot的な力馬タイプが浮上した、ということでしょう
ちなみに現在のデータでいうと、母系にAllegedを持つステイゴールド産駒は出走16頭中8頭が勝ち馬で、牡に限れば7頭中5頭が勝ち馬、頑強さを増すという意味ではソコソコ効果的な配合と言えますかね

■土曜東京9R立春賞 ジャッカスバーク(一口・栗山)
■土曜京都10R稲荷特別 ハッピーモーメント(ディープ・栗山)
■日曜東京9Rセントポーリア賞 サトノキングダム(ディープ・栗山)

「3歳勝ち馬評価」直近2週ぶんを更新&ダノンシャンティと“ナスペリオン”

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例のWinning Post 8×netkeibaの企画「夢の配合を作ろう!」にて、私が考えさせてもらったスーパーホース「グルーヴ」の映像が届いたので紹介させてもらいます(・∀・)
http://www.netkeiba.com/special/wp8_2016/





フリオーソ×アイムユアーズでファーザ≒Kingmambo2×4、Nureyev≒Fairy King=Sadler's Wells4×3・5・6、Baya≒Sadler's Wells3×5とかファーザ≒エルコンドルパサー2×3とも表記できるかな

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先ほど「望田潤の3歳勝ち馬評価」直近2週ぶんを3頭更新しました~

ダノンシャンティは
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2007105709/

Halo3×3
Millicent≒Mill Reef4×5
Blue Swords=Bluehaze6×6・7
Variete=Vanille6×6
Hillary≒Swaps6×6

と、なかなか密な父母相似配合になっていて、「どこからでも差せる。何でもできる」とアンカツさんが言う機動力はHaloクロスらしいのですが、NHKマイルや毎日杯など長い直線でみせた斬れ味はMillicent≒Mill Reefの3/4同血兄妹クロス譲りでしょう

  ┌Nasrullah
 ┌○
┌○
Millicent
└Milan Mill

 ┌Nasrullah
┌○
Mill Reef
│┌Princequillo
└Milan Mill
 └△┌Hyperion
  └△

上記略図のようにMill Reefという血はナスキロ血脈であると同時にナスペリ(NasrullahとHyperion)血脈でもあり、ダノンシャンティの母父Mark of Esteem(英2000ギニーなどに勝った名マイラー)はナスキロとナスペリの両方を増幅した配合でマイルで斬れる馬でした

  ┌Mill Reef
 ┌○
┌○
Mark of Esteem
└△
 │   ┌Hyperion
 │  ┌○
 │ ┌○
 │┌○
 └△ ┌Princequillo
  │┌○
  └△┌Nasrullah
   └△

ここまで勝ち上がったダノンシャンティ産駒の配合を調べると、スマートオーディンは母がSir Gaylord4×5、フォールインラブは自身がMill Reef≒Riverman6×5などMill Reefのナスキロを活かした配合も多いのですが、より目立つのが母からナスペリ血脈を取り込んだ配合

スマートオーディン:Hornbeam
カネトシブレス:トニービン、Nureyev
サイタスリーレッド:母母母父Lucky Melがナスペリ
スズハヤトウー:牝祖Lucretia Boriがナスペリ
フォールインラブ:Nureyev
マイネルパッセ:なし
ルノートル:Nureyev
レッドカーペット:フォーティナイナー

こうしてみると東京&外回りで鋭い斬れ味を発揮しているダノンシャンティ産駒は、ナスキロとナスペリの両方をA級ラインで押さえた配合をしていることがわかります

あとはダノンシャンティが緊張状態な配合なので、ShernazarとかEfisioとかMonsunといったアウトサイダー血脈を引き、あまり強いクロスを持たない牝馬との配合が成功しやすい、というのが現時点で見えてきた傾向ですかね~

エルフィンSと東京6Rを予想しています

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土曜は「No.1予想」でエルフィンSを、「馬券総合倶楽部」でエルフィンSと東京6Rを予想していますので、今週もよろしくお願いします

今週の新馬は日曜東京5Rラヴィエベール(ディープ好配合リスト)、日曜京都6Rアルマンディン(「POG好配合リスト」ステイゴールド編)、ロゼリーナ(「POG好配合リスト」キングカメハメハ編)
あとは重賞特別平場のサトノダイヤモンド、レッドアヴァンセ、メンデンホール、ヴァンキッシュラン、レッドリュンヌなども期待です(・∀・)

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