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Channel: 血は水よりも濃し 望田潤の競馬blog
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「3歳勝ち馬評価」先週&先々週ぶんを更新&雑感

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先ほど「望田潤の3歳勝ち馬評価」先週&先々週ぶんを更新しました~

2000m以上のG1を勝ったディープインパクト牡駒3頭(キズナとディープブリランテとスピルバーグ)にはBurghclereのニアリークロスを持つという共通点があり、ディープの男馬で本格派の中距離馬を狙うのならば、Burghclereのスタミナ、HyperionやDonatelloやFair TrialやAloeなどの血を増幅するべし、という考えに変わりはありません

ただしBurghclereのニアリークロスを持つディープ牡駒はヴァンセンヌやファタモルガーナのように晩成型に出がちなのもまた事実で、POGとなるとそこをどう取捨するか、マイラー狙いやトライアル狙いならばNorthern Dancerクロスの頑強マイラー牝馬との配合を狙ったほうが話は早いんでしょうが、でもディープ産駒は中山の皐月賞にはあんまり向かないし、リーディングサイアーの牡駒を指名するのならばやっぱりダービーを狙いたい…というのはありますからね~

実をいうと私はゴールデンバローズもシンボリタピットも芝マイルの新馬戦で◎にしていて(^ ^;)、それは血統表や追い切りやパドックを見た感じでは、A.P.Indy系のナスキロ柔さがONになっているので東京や外回りならば芝でも狙っていけるのではないかとジャッジしたからなのですが、そもそもA.P.Indy~Seattle Slewの系統は長手の体型とナスキロ柔さを利したストライドで走るので、ダート巧者といってもいわゆるコテコテの力馬血統ではなく、東京ダートが鬼なのは広いコースというだけでなく馬場が軽いというのもあるだろうと

タイキブリザード(父Seattle Slew)やシンボリインディ(父A.P.Indy)やリーチザクラウン(母父Seattle Slew)などを持ち出すまでもなく、芝外マイルをストライドで走り抜いても強いのがSeattle SlewでありA.P.Indyで、中京ダートを凄い追い込みで勝ち上がったグラブザフラッグなんかも東京芝で伸び伸び走って新境地を開きつつあります

とはいえ北米血統らしいワンペースなところはあって、サンデー系のようにタメてビュンと斬れる脚は使えないので、シンボリタピットにしてもグラブザフラッグにしても芝では先行流れ込むようなレースのほうが勝ち味がある、と

ちなみに他にA.P.Indyを引く芝オープン級にはカレンミロティックS、ヒカルアマランサスS、ケイアイアレガント、コスモファントム、エクセラントカーヴS、アラタマインディ、サヤカなどがいますが、まあサンデーの血を引かない場合(Sがついてない馬)はだいたいダラッと先行流れ込む脚質で成功しているといえるでしょう

ゴールデンバローズもナスキロ柔いストライドで斬れるんですが、瞬間的な鋭さはそれほどでもなくてワンペースといえばワンペースで、しかしとてつもなくハイレベルなワンペースなので直線では他がみんな疲れてしまってこの馬だけ凄い脚で伸びているように見えるという、同じTapitでもテスタマッタなんかはBroad Brushらしいビュンという追い込みなんですが、こっちのほうがA.P.Indyらしい差し方やなあ~と思います


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